2012年11月29日木曜日

CHILD'S ANTHEM

こんばんは


 火曜日は、午前中にストレング・ストレーニングを実施しました。

第1phaseの”締め”の週、肉体改造の”締め”の週ということで、皆もより高負荷で頑張っていました。

また、馬場先生が作成したワークアウト”以上”のことや、”以外”のことに取り組む選手も少なくありません。

つっつがやっているこの”全身レッグレイズ”もなかなかハードですし、正悟がトライしている15kgのウエイトをぶら下げてのチンニングも”そこそこ”厳ついです。




その午後は、ドリル&GREENということで、今回はFRのプルとキックのタイミングのコントロールとターン技術についてレクチャーしました。前者は、ほぼそこに意識をあてることないし、”それ”を変えるのは至極困難なことなのですが、ハイ・パフォーマンスを達成するためには避けて通れない改善要素だと思っています。Rome was not built in a day”..の意識で諦めずに努力してもらいたいと思います。

ターンについては、直ぐにでも改善出来ることだと思うのですが、『無意識レベル』に落とし込むまできっちりと努力する必要があるでしょう。「悪い癖」を認識し、そこを『本気で』改善することが大切でしょう!

水曜日の午前中には、メインとなるワークアウトにチャレンジしてもらいました。
 DIST ; 64X50 "BEST AVE"
 MD1 ; 48X50 "BEST AVE"
 BR ; 36X50 "BEST AVE"
という比較的シンプルなものです。
今回もショートインターバル中心(45~1:00)で、応用的な持久力の改善を目的に頑張ってもらいました。

BR1年生たちが、なかなかの奮闘ぶりを示してくれました。


 cd      diamond       cd       diamond       cd


インカレビデオ、"GIVE TO LIVE"の挿入歌を解説していきます。
イントロでは、TOTOのデビューアルバム(「宇宙の騎士」)の冒頭を飾るカッチョイイインスト、"Child's Anthem"です。
今年の夏頃、スズキ・ワゴンRのCMで、この曲のカバーが使われていました(ヴァイオリニスト、デイヴィッド・ギャレットがカバーしているようです)が、この時から、原曲であるTOTOヴァージョンを使おう!と考えていました。

アメリカン・メロディアスハードロック(産業ロック系)の範疇で語られるバンドのなかでは、『最もクールな』感じがします。どことなく、フュージョン寄りというか、熱さを感じないというか。そう、熱くしてくれるようなHRの要素があまりないんです。でも、それがTOTOの魅力でもあるのかもしれません。

TOTOの1stといえば、この曲とHold The Line、”Girl Goodbyeなどの「いかにもHR」的な曲が大好きなのですが、このバンドを特別なものとした曲は都会的かつダンサンブル、そして適度な哀愁を纏った”Georgy Porgyなのかな...と思います。


この名イントロの後に続けたのは、僕の大好きなASIAの1stアルバムから”Only Time Will Tell。超がつく名曲ですね。
この曲を含む”ASIA”は、モンスター級に売れた名盤ですが、ロジャー・ディーンが描いたこのジャケットが大好きで、”ジャケ買い”した1枚でもあります。JOURNEYの”ESCAPE”と並んで好きなジャケットですね(内容も大好き)。
この曲は、大ヒットしたHeat Of The Momentよりも気に入っており、かの名曲The Smile Has Left Your Eyesや”Don't Cry”(共に2ndに収録)と並んで語られるべきEVERGREENだと思っています。

というわけで、"GIVE TO LIVE"のイントロダクションの部分は、米国チャートを席巻した”産業ロック”的なアーティストの曲を3曲(残りは前回紹介したサミー・ヘイガーです)を使用しました。
”TRIUMPH OVER"ビデオ同様、「趣味丸出し」の選曲です。

それでは!

2012年11月26日月曜日

GIVE TO LIVE

こんばんは


9週目に突入しました。
今週は、血液検査&体組成検査から始まりました。
後者についてみると、9割程度の選手に増量がみられ、7割程度の者に、体脂肪量の低下を伴う骨格筋量の増大がみられました。
”肉体改造”を謳っている時期なので、全員に増量が見られて欲しかったところではありますが、意図する結果にならなかった人も、その原因を明らかにし、次に向かって行くことが大切になることでしょう。この点は、自分ばかりで解決しようとせず、相談して下さい。

その後の朝のWorkoutは、DRY中心となりました。
まだまだ、陸上で強化できることは多くあります。単なる重量の増加にとどまらず、「機能」の改善を果たすため、「姿勢」や「動き」には拘りをもって取り組んで欲しいと思います。

MD1たちのランニングTTは、今日は400m。運動時間は短いながら、身体負担度はとんでもなく高いため、終わった後の疲労感は『一番』という完走を持つ者も少なくなかったようでした。
佑馬くん、三冠達成です。そして、全ての距離で『中大記録保持者』となりました。
雨の中ということもあり、今回のベスト更新は、半数くらいにとどまりました。ただ、こういった『乳酸耐性系』のトレーニングはやっていませんので、1500や4000並の改善が起きなくても致し方ないかな~とも思っています。

午後は、何れのグループも、じわ~っ!!!と泳ぐセットが展開されました。これも、増えた筋を「使える状態」に誘うための刺激ですね。DIST・MD1は、久々に3時間のスイムトレーニングとなりました(久々に8500mを越えたし)。


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さて、昨日は、2012インカレの祝勝会(於;中央大学駿河台記念館)を開催していただきました。
多数の来賓に囲まれ、そして愛すべき家族に囲まれたなかで執り行われたこの会は、昨年のチームを称賛するとともに、「これから」の意識をより高い位置に至らしめるため、極めて重要な会でした。
選手・スタッフ共々、襟を正して、2013シーズンに挑んで行こうと誓うことが出来た日になったと思います!

今回の司会は、「徳島からはるばるありがとう!!!」の小松純夏(旧姓・源)でした。
「完璧主義」のすみからしく、ことある毎に細かい点を訊いてきました。そして、結果的に、「完璧な司会」を見事に演じてくれました!
さすがです。

しかし、純夏をみて思いましたが、今の中大女子チームは、....
やっぱ「小さい」ということ。
まさに、女の子であることを捨てて、男子並のパワーを出力しながら精進していたかつての「4人娘」は、体格的にも凄かったということを再認識しました。身長は変えられないけど、筋量はもっともっと増やせるし、出力も高められるはず。そこを実現させないと、「並」で終わってしまう。この点も、今回改めて認識出来た点ですね。試みてはきましてが、まだまだだということかな。
ということで、女子チームの”肉体改造”は、男子のそれよりも長くなると思います!

さて、この会で、その製作に最も時間をとられるインカレダイジェストビデオの完成版を流しました。またしても1時間を超える大作となったため、祝勝会内ですべてを流すことが叶いませんでした。

しかし、ご多分にもれず、僕のVideoのサイトにアップロードすると共に、このBLOGの右サイドバーにも示しましたので、お時間あるときに、「良い音」でご覧下さい。
祝勝会で配布していたDVDよりも、こちらのサイトのもののほうが遙かに高解像ですので、チェックしてみて下さい。

インカレビデオは、例年、その時のリーダーたち、すなわち旧4年生に捧げる作品として創っています。
今回は、インタビュー集的な色合いが濃い作品になりましたが、本編を創るために集めたインタビューの総計が2時間半近くに及んだため、編集には骨を折りました。


 cd      diamond       cd       diamond       cd




"I NEVER SAID GOODBYE"
SAMMY HAGAR (1987)
このVideoの主題は、"GIVE TO LIVE"です。
このタイトルの所以ですが、例によって、HRの名曲からタイトルを頂戴した次第です。
今回は、元VAN HALENのサミー・ヘイガーがVH在籍時に発表したソロアルバムに収録されたヒット曲、"Give to Live"をメインに据えました。
パワーバラードの範疇に入る曲といえますが、アンセム的な、応援ソングともいえる歌詞が魅力の名曲です。


I believe in fate and destination
But so much of that lies in our own hands
If you know what you want, just go on out and get it
Just don't give up,don't give up

If you want love, you've got to give a little
If you want faith you just believe a little
If you want peace turn your cheek a little
You've got to give, you've got to give, you've got to GIVE TO LIVE.

ブリッジの後のヴァース(上半分)から、サビ(下半分)の部分までの歌詞の抜粋です。
「何かを求めるのであれば、先ずは自分から行動しなきゃ!」
ということを説くかのようなサビの歌詞は最高です。この曲のテーマは(おそらく)”愛”なのですが、
『運命は自分の手中にある。どんな試練であっても、諦めるな!』というメッセージ性が伝わってきます。
基本、アメリカンなHRを得意とするサミーですが、たま~に『泣かせる曲』を提供してくれるんですよね。彼の出世作、"Standing Hampton"(1981) 以来のファンであった僕としては、サミーがかのVAN HALENに加入したというニュースを知ったとき、嘆く周りの友人を尻目に(デイヴのファンは多いですから...)、めっちゃ喜んだ記憶があります。実際、サミーの加入により、「最高の化学反応」が起こり、VAN HALENはさらに魅力的なバンドになったと思っています。

それでは!




2012年11月24日土曜日

ROUND AND ROUND

こんにちは

8週目のプログラムがすべて終了しました。
木曜日は、火曜同様、午前中に”魂”のストレングストレーニング、午後のスイムでは、技術解説+ドリル・テックトレーニングに勤しんでもらいました。後者について、解説のメインテーマは「背泳ぎ」でした。


金曜日には、朝にバイクヒルクライム(Route2)に挑んでもらいました。それにしても、皆の移動所要時間はかなり縮まったと思います。ちなみにこれ⇒は、Route2で最も勾配のきついところです(三沢激坂)。
その後に行ったGREEN系スイムは、ようやく”日常的”な練習に戻った感じです(量・質ともに)

その午後には、”メイン”に挑んでもらいました。
 DIST; 50X100 5R;DEC BLUE TO HARD ON 1:40~1:05
 MD1; 40X100 "BEST AVE" on 1:20,15,10,05,20,30,40,50(5EA.)
 BR; 20X100 "BEST AVE" FR ON 1:25,20,15,10(5EA.) / 12X100 BR PULL BEST AVE. 1:30,40,50(4EA.)

こちらも、どちらかというと日常的なワークアウトに戻りつつあります。それにしても、「今の身体」には堪えたようで、相当な負荷が皆に刺激として伝わったものと思います。

今朝は、今週3回目のストレングストレーニングとなりました。
来週は、いよいよ第1Phaseの”締め”の週となります。
週末でしっかりとからだを休め、そして、事故等には十分気をつけて下さい!

明日の「インカレ祝勝会」で流すことになるであろう、”インカレダイジェストVideo”、ようやく完成しました。何れ、Vimeoでみれるよう手配しておきますね。
明日いらっしゃる方は、開宴の15分前にお越し下さい。そこで、Videoのイントロの部分をご覧いただけます。そして、会の最中は、映像だけが流れることになりそうです。



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前回の「口楽」も素晴らしいですが、近隣で忘れることができないのが、堀之内の「虎空」。ここの「煮干しそば」も、かなり完成度が高くなっています。僕の舌がこの味に慣れたからか、それともラーメン自体が進化したのか? えぐみはほぼ感じられない、至高の一杯となっていたことに、心から満足しました。ビジュアルも、相変わらず美しいし。

それでは!





2012年11月21日水曜日

ONLY TIME WILL TELL

こんばんは

WK8の月午後には、今シーズン初となる"THE ENDURANCE TEST"、T-30にチャレンジしてもらいました。

昨シーズンよりも、泳距離が少ない中での実施となりましたが、それでも昨シーズンより3週間ほど遅いタイミングでの実施となりましたので、その分を差し引いて、去年と同等のレベルに持ってこれれば大金星!というところです。

しかし、というかやはりというか、DIST/MD1たちにとっては「泳ぎの持久力」に関する”現実”は厳しく、多くの選手が「イマイチ」レベルとなっており、それぞれ「やらなきゃいかんな...」と感じる結果になったかと思います。
ま、2週後から始まる「泳ぎこみ」まで、その思いをとっておいて、この2週は、肉体改造の”詰め”に勤しんでもらえればと思います。

きっちり泳いでいるSPたちの中には、好調の者もおり、その中で、ライフタイムベストを樹立したのが2年生(部内では3年生)スプリントコンビ、安野&神野です。






さて、肉体改造に勤しむDIST・MD1たちは、T-30はほぼ想定どおり、全滅的な結果でしたが、陸上での能力改善は天井なし状態で進んでいます!

月朝はBIKE・Route1、火朝はストレングストレーニング、そして今朝はRUNトレーニングを展開しました。

今朝は、W-UPとしてホッケーを実施し、その後4000mのタイムトライアルランを敢行。
再び試練に「挑んで」もらいました。

測定時には、これまでの結果に基づき、2組に分けて実施。
1組目は、どちらかというと、走り、あるいは長距離走が苦手なメンバーたち(上の写真ですね)。

そしてシードクラス、第2組の面々が右の写真。走りには光るものがあるメンバーたちですね。

結果、この1ヶ月の成果を思い切り発揮し、佑馬が中大記録を大幅に更新する記録で優勝。もうすぐ13分台かという、中大水泳部としては驚異的な記録でゴールしてくれました。
2位の仁も、元ちゃんがつくった中大記録を塗り替えてくれました。すばらしい。

今回も、実施した者はほぼ全て(1人を除いて)前回よりも顕著にタイムを上げて来てくれました。中には、20%近い改善率を示した強者もおり(1回目が全力か、怪しいという声もありましたが)、半端無い疲れの中でのトライアルになりましたが、強烈に体力が上がっていることを確認できました。

スイムの方は、相変わらず、基礎持久力+ドリルワーク中心で進めています(除;陽平)。昨日は、バタフライに焦点を当てて、レクチャー&ワークアウトを展開しました。できる限り、生きた知識と技術を把握してもらおうとの試みも、「出来る時期」は限られています。僕としては、今を大切にしているつもりです。
結果、これまでみたことのないようなバタフライを見せる者もおり、少しびっくりしましたが。どんなにきつくても、「それ」を持続してほしいと思います。


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僕の最近のお気に入り、下柚木の「口楽」(野猿街道沿い)に行ってきました。
店主が気を利かせてくれて、「メニューにない」ラーメンを提供してくれました。

口楽流の「まぜそば」だそうです。
そのうち、レギュラーメニュー化するそうです。

3種類の海苔を使ったという、ちょっと変わったまぜそばは、思い切り「海の香り」のする逸品に仕上がっていました。まぜそばながら、きっちりタマネギも入っており、写真では見えませんが、絶品チャーシューもたっぷり入っていました。
すごく美味い!。

ここの「極鯖ラーメン」が気に入ったなら、間違いなくはまる味です。
「食べ始めは薄く感じるけど、徐々にちょうどよくなります。最後の方は味が濃く感じるようになりますので、そうなったら『スープ割り』を入れて、なおかつご飯を入れてみて下さい」という店主のおすすめどおりに食していきましたが、魚介風味の醤油に海苔という組み合わせ、ご飯に合わないわけもなく、非常においしくいただきました。

学生向けの「ガッツリ系」の商品を開発しようとの狙いで考えたとのことです。

立地条件の悪い店ですが、何とかがんばってほしいと強く感じました。豊田の「毘沙門天」とこの店は、「期待を裏切らない」店だと思うな~。

それでは!!!

2012年11月19日月曜日

LOVE OF A LIFETIME

こんにちは

一週間が経ってしまい、WK8に突入となりました。

先週は、インカレの”アレ”(videoですね)作成にかなりの時間をとられていました。もちろん、トレーニングには支障は出ていませんが、blog記事投稿のための時間を作れなかったことと、眠る時間の削減という状況に陥っておりました。失礼いたしました。

WK7のDIST・MD1は、火曜スタートとなったため、”肉体改造期”の定番、週3ストレングスが2となりました。ストレングストレーニングでは、フォースド・レップスが導入されるなど、いわゆる"ネガティブ・ワーク”の色合いが濃く出ているWorkoutに対し、皆しっかりと挑んでいました。

ヒルクライムは、トライアル後なので、”プチアダプテーション”の様相を呈する感じで、金曜日にちょこっとやったにとどめました。激坂で名高い、八王子暁町・小宮公園に上る坂を含む、20km弱のルートとしましたが、風張林道後では、この坂も「普通のきつい坂」程度になっていました。

ラントレでは、1ヶ月ぶりに、1500m走を敢行。
ほとんどのメンバーが、記録更新に成功していました。
佑馬は念願の”中大記録”更新を達成(4:37)しました、他のメンバーも大幅に記録更新を達成していました。
皆、とにかくチャレンジを感じさせる走りでしたし、最後まで粘っていたのが印象的でした!
こうした、DRY関連のトライアルでは、この1ヶ月にかなりの伸びを示しています。確実に”変化”しているようですね。

スイムの方は、火曜と木曜の午後にBLUE系のトレーニングを実施し(そのうち1回は、"Shift Change")、金曜の午後に、今シーズン初の"BEST AVE."にチャレンジしてもらいました。
 DIST 70X50 on 45~1:00~45(10 EA.)
 MD1; 60X50 on 45~1:05 (10 EA.)
という内容のセットです。ちょっぴり長めのセットで、Total Endurance的な色合いの濃いセットとしました。

「予想以上に動かない」という選手が少なくなかったし、「まだまだ泳げません...」というメンバーも数名おりましたが、久々のメインセット、その後半には徐々に”チャレンジする”ことを思い出しながらがんばっている感じを受けました。
まだまだ、高水準のタイムを求めるものではありません。
今、取り組んでいる泳ぎの改善について、こうしたセットでも取り組む姿勢を重視しています。この点での妥協は禁物ですね。

SP・MD2たちの”メイン”は、なかなかに高強度のものでしたが、少人数の良さを活かし、VIDEOでの泳法チェックを交えながら、ハイレベルなトレーニングを行っていました。
終わった後の表情ですが、達成感が伝わってくる、良い笑顔ですね!

季節が一気に冬に向かおうとしています。体調を崩したメンバーも増えてきました。様々な面の”ケア”を怠らないようにしましょう!


☆     ☆     ☆     ☆     ☆

昨日、2008インカレ優勝チームの副将を務めた、與市園賢の結婚式に行って参りました。
彼の勤め先である大塚製薬関係の方々をはじめとし、中大水泳部とJSS宝塚の関係者に囲まれての式となりました。

現役時代から、その素質はありましたが、かなりふくよかになり、なんだか演歌歌手のようなビジュアルになっていました。

祝辞を読むのは、ヨイチが尊敬する先輩、原康太郎(現在は伊丹君)。こちらは、演歌の花道の司会者のような感じになっていますね。


懐かしく、楽しいひとときを過ごせました。ただ、この代の結婚式は3回目ですが、いずれも「余興」がないのが気になる...かな。

末永くお幸せに! (今回のブログ記事のタイトルは、ヨイチに捧げます。この曲、動画サイトなどで、ぜひ聴いてください!)

それでは!

2012年11月11日日曜日

MOUNTAIN TOP

こんばんは

WK6を完遂させました。本日日曜日に、DIST・MD1たちは、”激動の週末”を終えたばかりです。このことに関するレポートを詳細にしていきたいと思いますので、久方ぶりに、「めっちゃ長い」ブログ記事になりますが、最後までおつきあい下さい!

まずは一昨日金曜日、午前中にはバイクトレーニング(Route3)+GREEN系スイムを、午後には"Total Endurance”にチャレンジしてもらいました。

明らかに”陸トレ”の負荷が高いこの時期、”良い泳ぎ”で”良いタイム”を求めること、相当大変なのですが、少なくとも前者だけは守ってもらうよう、コーチングし、声を出し続けました。後者の方にこだわりすぎると、おそらく”目指す泳ぎ”の実現が困難になるでしょうから。昨日は特に、木曜日のストレングストレーニングの刺激が強く残り、苦労しているメンバーが数名おりました。

明けた土曜日は、三度ストレングストレーニングに精を出してもらう日として、頑張ってもらった次第です。


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そして....本日日曜日は、オフを返上し、Phase1の"陸トレ”のチャレンジ的・イベント的トレーニング”に挑んでもらいました。

そうです、東京の道路で最も標高が高いとされている、風張峠までのバイク・ツーリングを行う中で、東京屈指の激坂として名高い、”風張林道”を全力で登り切るという、「奥多摩ヒルクライム・トライアル」にチャレンジしてもらった次第です。2005年、2008年に続いて、今回で3回目の実施となります。



まず、前日夕刻に、「説明会」を兼ねたレクチャーを敢行。ルートの確認と、バイクのチェック、安全教育等々を行いました。土曜の夜にレクチャーしたのも、もしかしたら初めてかもですね。
このときの資料をPDFファイル化し、各自のスマホに入れてもらい、万が一はぐれても、地力で目的地にたどり着ける(あるいは帰寮する)準備をした次第です。


出発は、夜明けまえの5:30。少しでも早い段階で帰寮し、雨に降られないようにするための配慮で、これまでよりも出発時間を早めました。

八王子市街地から秋川街道をたどり、武蔵五日市を起点とする檜原街道まで、全員で移動。途中で、寄り道をしつつ、1時間25分かけて、五日市側から奥多摩へのルートの中で寄れる「最後のコンビニ」に集合。

この後は、ルート的にも迷うポイントが無いため、全体移動を解除し、個々思うままのペースで、再集合場所(檜原村藤倉)まで移動してもらいました。この区間は、仁と拓未が快調に飛ばしていきました。

再集合場所、「藤倉の四叉路」までは、40km程度、漕いできたことになります。標高差は430m。いよいよ始まるトライアルに向けて、各自様々な準備を施します。
なんと言っても、6km強の距離で、標高差660mを登り切るという、東京屈指の”激坂”が相手ですから...。


”トライアル”のスタートポイントへ皆で移動したあと、気合いの”ウォー”を敢行。このとき時刻は8:22。

スタートは一斉としましたが、このルートに大変な激坂が含まれて居ることを予測しているMarauderたちは、焦って前にはいきません。


激坂開始地点までは(約1.5km)、平均で9%程度、最大で15%程度のマイルドな坂です(が、普通のヒトがいけば、十分きつい坂ですね)。

そして、自転車激坂愛好家の間では有名なこの場所から、20%を越える急勾配の坂が始まります。


平均で15%程度の激坂を1kmほどあがる過程で、右側に絶景を望むことができますが、そこから大きく左に曲がると、最初の難関26~28%程度の超急勾配の坂が現れます。

前回大会で、和田くんがバイクを押して歩いた、伝説の場所ですね。


多くのMarauderたちは、HRはMax近くになりながらも、なかなかに早いペースでクリアしていきました。
「無念の足つき」となった有加里と正悟も、歩くことなく、何とか登っていきました。正悟は、再び漕ぎ出すのに、相当苦労していました(止まったらきつい、この坂は...)

激坂開始から1.5kmほど進むと、いよいよ風張林道が始まります。その入口直前、一瞬勾配が緩むのでが、その後再び"激坂"の連続がMarauderたちに牙をむき始めます。

残り3km程度のうち、半分くらいが怒濤のつづら折り攻撃。インから攻めれば、25%は優に超える!。


このあたりの勾配もなかなかですが、これまで1ヶ月にわたり、中大周辺で経験した激坂のほうが、瞬間的な斜度が高かったし、何よりMarauderたちがバイクトレーニングとストレングストレーニングにより、強靱な足腰を手に入れた結果が、この攻略困難な”激坂の連続”を制覇出来た要因といえます。


つづら折りを越えると、左側に思い切り視界が開けてきます。素晴らしい景観ですが、ガードレールがない。そして落ち葉が多い。毬沙は怖い怖い言いながら、頑張っていました。ちなみにこれは、諸般の事情によりバイクにまたぐことが出来ず、ランでこの峠を攻める佑馬との一騎打ちの図。


終始トップを守り続けたのは仁。そして、その直ぐ後を激走したのがリュウ。リュウは、庄司有太が2005年に購入したGTのMTBで頑張っていました。参加者のバイクのなかで、最も重いバイクであるにもかかわらず、値千金の力走を示してくれました(中大自転車部の友達から借りたという彼のユニフォームとヘルメットも素晴らしい!)。この二人は、中大記録(39分40秒)を大幅に塗り替えてくれました(35分27秒、36分43秒)。ちなみに仁は、激坂開始ポイントからは29分台で登っています(一般的にも速いとされている)。

その後も、三阪、斉藤、岡、三船と6位までが40~41分台の好タイムでゴール。48分で登り切り、11位でゴールした毬沙もたいしたものです。第12位となったタカまでが50分を切ってきました。

体力的に明らかに不利だし、完走できるかな、と言う不安のあった有加里もめでたくゴール(1:09)。
そこから数分遅れること、“蛇行作戦”でこの峠を何とか乗り切った真のスプリンター、竹下正悟が、皆に迎えられる中、中大最長記録を大幅に塗り替えてゴールし(1:20)、その後はご覧の状況。

風張林道のゲートを抜けると、”走り屋の聖地”奥多摩周遊道路の最高標高地点に出ることになります。そこには、このような標識を見つけることができました(写真だけ拡大してみるとわかります)。

程なくして、ダウンヒル走行前の安全確認をした後、奥多摩周遊道路に出て、檜原街道を十里木までノンストップで下っていきました。走行距離約28km(標高差922m)を50分~65分程度かけて走破した後は、「お待ちかね」のBBQ。


この企画については、ほぼ4年生が仕切る形で実現しました。
夏の浜松合宿などで、BBQには慣れているMarauderたち。テキパキと準備し、一気に平らげていました。

河原で遊んでから帰りたいところですが、「雨に降られない時間に帰る」ことを重視し、13:25に出発。


その後も、「遊び感覚」で飛ばしまくる者もおりましたが、基本的には全員一緒のペースで帰寮。ちなみに、この帰路においては、ヒルクライムで完全にグロッキーだった正悟くんも、元気に先頭集団の中におりました。

結果、何と、部車(優しきOB、平くんが運転手として手伝ってくれました! 本当に、ありがとう!!!)とほぼ同じタイミングで、14:40頃、帰寮を果たした次第です。ギリギリではありましたが、雨にも降られず、全員無事帰還です!(ただし、本日発熱のため、千彰くんは欠席となりましたが)。

ナンペイ寮前のこの写真は、走行距離、約110kmを走破、しかも激坂トライアルに本気で挑んだメンバーたちが、”達成感”に包まれた瞬間ですね。良く頑張りました。



トレーニング開始後、”肉体改造”をメインテーマに、過酷なバイクトレーニングと週3回のこれまたハードなストレングストレーニングを中心にプログラムをすすめてきました。もちろん、スイムとして必要なことはきっちりやってのことですので、相当きつかったと思いますが、新鮮な気持ちで頑張っている者がほとんどであったように感じました。

その成果を示す場として、今回のツアー的DRYを設定した次第です。目の前に呈示された”試練”に対し、逃げることなく挑んだその魂は、必ず今後に活きてくることでしょう。チャレンジ精神を、トレーニングの随所に見せ続けていけば、きっと「大切な勝負の場」においてその力が発揮されることになると信じています。
もちろん、下半身を中心に強靱となった彼らの身体そのものも、今後の宝になってくると思っています。

今回のイベントの実施を完遂させるため、トレーニングとしても相当な準備をしてきました。BBQなどの企画を4年生に任せ、2013シーズンのチーム力養成も兼ねました(そういう意味では、個人的には”全員で”やりたかった!)。

今週の中盤の地点では、週間天気予報からすると終日雨に降られることが予想されたので、「今週は中止で来週に延期だな...」と半ば諦めて居ましたが、前日の予報では「15:00までは雨は降らない可能性が高い」ことが示されたため、最高の天気ではなかったですが、「奥多摩・風張林道ヒルクライムトライアル#3」を決行することにしました(正悟作成のてるてる坊主が効いた?)。

そして、「ゴールと共に雨が降り出す」という”運命”に、少々驚かされました。今年のチームは、”何か持っている”...理屈ではなく、そう素直に感じることが出来た、収穫のある1日でした。

ちなみに、今回の舞台となった「風張林道」このトライアルを始めた2005年時には、誰もが認める、東京1の激坂だったのですが、ヒルクライムマニア達が次々に「激坂」を発掘し、もっともっときつい・激しい坂の存在が明らかにされてきました。結果、”激坂マニア必見”のとあるブログによれば、この風張林道は、何と第6位、難易度3に落ち着いてしまったそうです。
1番を目指す立場としては、少しビミョーな気持ち。数年後は、ルートをちょっと変えようかな...

何れにしても、ハードに頑張り続けてもらった1週間でした。
ゆっくり休んで、来週に備えて下さい!!!

それでは!!!