2014年9月4日木曜日

THE PROMISED LAND

こんにちは


いよいよ前日となりました。

テーパリングを進めて行く中でも、個々に様々なドラマがありましたが、仕上がった"チーム力”が、様々な問題を包み込み、昇華してくれる”助け”になっているようにも感じました。

良いチームになっていると思います!

あとは”挑戦”あるのみ、ですね!



さて、選手スピーチの紹介も今日が最後ですね。

「その後」は小形純平⇒砂間敬太⇒深澤康平の順で、初々しいスピーチを聞くことが出来ました。

純平は、

「この大学に入るまで、たくさんの人に迷惑をかけたかもしれませんが、みなさんのおかげで、今こうして中大で頑張れていることを、とてもありがたく思っています。


 かつてはライバルだった皆と、一緒のチームで戦えることが、今の僕の誇りです。インカレでは、そんな仲間と一緒に戦い、4年生のみなさんに恩返しをしたいです。」

と簡潔にまとめると、敬太は、

「この大学と出会うまでは、水泳に真正面から向き合うこともなく、適当に頑張っていました。

それが、まず、受験前の見学時に体験させていただいた練習で、強い練習相手がたくさん居る環境で泳ぎたいと思ったことで、少しずつ自分の中で何かが変わっていく事を感じました。

そして、去年の年末、一緒に参加させていただいたマレーシア合宿で、中大の選手の意識の高さを目の当たりにし、水泳に対する考え方がガラリと変わっていったのを覚えています。誰に言われたわけでも無いのに、入水前に入念なコンディショニングを行う意識の高さなどが、自分の中の水泳に対する態度を恥ずかしく思わせてくれたわけです。

日本選手権直前のメキシコ高所合宿直前に体調不良となってしまった時は、さすがに心が折れましたが、雄介さんが背中を押してくれ、1週間遅れで参加し、頑張る心を取り戻すことが出来ました。入学前に、改めてこのチームの”凄さ”を感じることが出来たわけです。

色々なことがあった1年でしたが、 お世話になった全ての方のためにも天皇杯を奪還したいです。

と、やはり簡潔に自分の意識が変わってきたことに対する感謝の気持ちを述べてくれました。

康平は、

以前の僕は、一緒に練習している仲間の応援はもちろんしてきましたが、良いタイムを出した選手に対して、『何でアイツがこんなタイム出るんだ。』と、どこか僻むようなことを考えていました。

 中央大学に入ってからは、仲間を心の底から応援し、仲間が良いタイムを出してきたら、僕自身も心の底から喜ぶ事が出来るようになりました。これが、一番大きな僕の中の変化だと思います。

”目立ちたがり”の僕としては、200FLYのラストで”まくる”というスタイルでここまでこれました。それが持ち味だと思っています。みなさんも、素晴らしい持ち味を持っていると思いますので、それを上手く使って、『楽しむ』ということを忘れずに総合優勝に向かって頑張っていきましょう!!!」

という内容のスピーチで1年生の”締め”としての大役を果たしました。



そして中大で行う最後の練習の日は、副将である矢野貴寛が、本当の意味での”締め”にあたるスピーチを披露してくれました。

昨年、慎理さんが『僕は中央大
学を選んで後悔した事ない。』と言っていましたが、僕自身は、”後悔ばかりしていた”のでは無いかと思います。

不甲斐ない結果で終わった1年次では、”それ相応の練習”をしなくてはいけないことに気づかせてくれました。

必死に頑張った2年の時は、不安な気持ちもある中、期待とワクワク感がそれを1%上回るという、自分の中では一番良い精神状態で臨むことが出来、結果、リレーだけでしたが自分らしい泳ぎで、チームの総合優勝に貢献することが出来ました。

その結果を受けて、飛躍しようと臨んだ3年の時に、大けがをしてしまいました。
絶望を感じたこの時期には、僕自身が諦めようとしているのに、その僕以上に僕のために頑張ってくれる人が居たことに、心から感謝することが出来ました。
そして、怪我からの復帰の中で、諦めずに毎日こつこつと努力を重ねていくと、「面白いくらい」自分のからだが成長すると言うことも実感しました。


昔からサッカーや野球等のチームスポーツが好きだったので、”総合優勝”を目指せるチームに入りたかった。高校もそうだし、大学進学においても、いちばん総合優勝をしたいと”思っている”チームを選びました。

水泳の総合優勝は、『全員が走らないと達成出来ない』わけですし、全員の頑張りが力となり、それが総合優勝に繋がるというところが、球技系のスポーツには無い魅力だと思っています。

何度も挫折を味わい、後悔もしてきましたが、みんなで一つの事を目指し、誰一人として欠ける事のできないこのチームを選んだことは、本当に良かったと思っています。

 最後に、”みんな”へ向け、メッセージを贈りたいと思います。

1年生。強いメンバーが揃っていて頼もしい。入部して、気遣いをしなければならなくなり、大変だったと思います。それでも、一緒に総合優勝目指してくれて、ありがとう。

2年生。この1年間で、もの凄く成長してくれたと思います。本当の弟のように感じています。ありがとう。

3年生。もう4年生が居なくても
チームを引っ張っていけるようになったと思います。一番近い学年で、ぶつかったこともあったけど、だからこそ、一番応援しています。

4年生。何となく”まとまり”がなかったけど、1人1人が「やるときはやる!」といったメンバーが揃っていたと思います。この同期だから、一緒に頑張ってこれた。本気になれば強い学年だということ、心から、そして最後まで信じています。

 『富士山は、準備しないと登れない。』 もしも登ることが出来れば、素晴らしい景色が待っている。それが分かっているからこそ、必死になって準備をしてきました。
逃げ出したくなることもあるかもしれない。
でも、どんなに泥臭くて良いから、”最後は中大が総合優勝する”という事を最後の最後まで信じて、その素晴らしい景色をみんなで見よう!」

と、最長の25分間に及ぶスピーチで見事に締めてくれました。



最後の”誓い”、恒例のインカレセレモニーも無事終了し、全ての準備が整いました。
今日から”現地入り”です。

選手はもちろんのこと、スタッフも全力でインカレに向かって行きます。
そして、今シーズン最後の泳ぎを中大で終えたMarauderたちも、全力でインカレに”戦い”に行きます。

このメンバーが揃わないと大きな力が出ないことは、Marauderたちはよく分かっていると思いますます。

主将/副将の出身の地である神奈川でのインカレ。

2014の集大成となる最初で最後のインカレ。







「泥臭い」なんて思わない。諦めないのが信条のMarauderだから。
このチームにしか出来ない最高の戦いを期待しています!


それでは!!!



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