メキシコシティ高所合宿の3週目が終了しました。
Marauderたちは、CLUB BERIMBAU(ベリンバウと読みます)でのトレーニングにもすっかり慣れてきて、より充実したトレーニングが出来るようになっています。
午前のトレーニングの前には、吉井トレーナーによるコンディショニングが行われたり、一斉にコアトレーニングを行う機会を設けています。
こうしたMP(Morning Program)は、基本、プールサイドにあるちょっとしたスペースで行っているのですが、スリング系も設定してあり、中大で通常行っているDRY系トレーニングのほとんどが実現可能です。
また、レジスタンストレーニングの施設も充実しています。
最新のマシンや豊富なフリーウエイトゾーンが設けてあるわけではないものの、過不足無い状態にあります。
欲を言えばキリが無いのですが、これだけあれば、こちら側の工夫でいかようにでも出来る、そんなトレーニング環境に支えられています。
さてさて。
先週に引き続き、”強化期”として設定されたこの重要な週においても、みんな凄い頑張りを示してくれました。
高所トレーニングでは、通常のプログラムと若干異なり、週に集中出来る日が限られます。
すなわち、通常の強化トレーニングでは、”毎日メイン”を実現させるようなワークアウトで構成することが可能ですが、高所トレーニングでは回復のための時間を多めに設定することが重要だな、と考えているわけです。
そのため、限られた”メイン”を外してしまうと、「あ"ー、もったいない!」と言う感覚に苛まれることになります。
その、ちょっとした負の感覚が、疲労回復にも影響を及ぼす可能性が高く、そうすると、マイナスのサイクルに陥る場合があります。
この点、先週のMarauderたちは、達成感を伴いながらのトレーニングをやり遂げることが出来たので、今週にも,そしてその後にも繋がってくることでしょう!
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こちら、メキシコ高所合宿組のみならず、中大で強化に励んでいるMarauderたちにとっても、選手権までの”強化の場”は数えるほどになってきました。
この時期では、レースに直結するようなタイプのトレーニングが多くなってきていますが、こうした”実践的トレーニング”時には、準備の在り方と、”心の持ち方”が重要になってきます。
前者については、こうしたトレーニング時には、ウォームアップがFTになることが多く、自分の身体と泳ぎをコントロールしきれるよう、セルフプロデュースしながら高めて行くチャンスを得ることになります。
これらのトレーニング時の1回1回が、実は大変重要な機会になってくるわけですね。
後者についても見逃すことは出来ず、レース同様、ちょっとした緊張感の中で最高のパフォーマンスを発揮することが強いられるため、当然のことながら、「気持ちのコントロール」、いわゆる”集中”することが要求されます。
現段階では、日々のトレーニングによって積み重なる”疲労”という負荷に対し、どのように「心が闘っていくのか」を鍛錬できる場になるわけです。
普通に考えれば、「仕上がっている状態」ではないのだから、全力で泳いでも上手くいかない可能性がある。でも、良いタイムで泳ぎたい。
そのちょっとした”怖さ”というか”葛藤”のなか、最大パフォーマンスを発揮する必要があるわけですが、これが”プレッシャー”になってくるわけです。
そう、ウォームアップを工夫するだけでは上手く行かないのが、こうした本番ライクなトレーニング。
本番時や直前に、「考えろ」と言っているわけではなく、寧ろ「無心になる」ことが大切です。工夫や検討は、その前の段階で終わらし、レースのイメージづくりも、その前に終わらせておく必要があるわけです。
「集中する」を言葉で表現するのは難しいのですが、少なくとも意識が「その時に在る」ことが重要になるのは間違いないと思います。
最高のパフォーマンスを発揮するための集中力とは、あれこれ考えず、まさに”その時”行っていることだけに意識が向かっている状態だと考えるからです。
”心”が過去にも未来にもなく、”その時”に集中出来ている状態...
そんな状態が、最も強い力を発揮出来る時だと思います。
脳科学的には、”頑張って泳いでいる”その時に、過去はもちろんのこと、意識が未来に行くと(たとえば、ゴールした自分をイメージしたり、ゴールすることそのものを意識する)、最大の力は発揮されないそうです。
そう、これからの27日間で限定的に行われるレースタイプのトレーニングにおいて、いかに「無で頑張る」自分を作れるかということについても、意識したうえで、取り組んでいくと良いでしょう。
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中大にほど近い場所にある「煉虎」では、堀之内の行列店「虎空」とほぼ同じ”濃厚つけ麺”を頂くことが出来ます。
この店も、最初は空いていて良かったのですが、じわじわと集客力を集め、僕が訪れたこの日では、遂に並ぶ目に遭いました。
それでも、「虎空」ほどではないし、時間限定もないので、「あの味」が食したくなったら、こちらの店にうかがうようにしています。
モチモチの麺を、甘みと粘性の強いつけ汁につけて頂く絶品のつけ麺は、やはり高い満足度を与えてくれます。
大盛りの麺を食べ終わるころには、スープ割りには至らないくらいしかつけ汁が残らないところも、本店のそれと同様でした。
...さすがに3週間以上日本のラーメンを食べていないと、堪らなくなりますね。
でもあと数日の話。
頑張ります!!!
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