Laloma高所合宿の4th Stageが完了しました。
このステージでは、さらにレースを強く意識したトレーニングを積極的に取り入れています。
結果的に、強度として、あるいはトータルの運動量としてかなりハードといえる内容を処方してきています。
この合宿では、3日のトレーニング期の後、1日の「完全オフ」を入れるというパターンですすめてきています。
”やるときはやる、休む時は休む”というスタイルですね。
今回は、馴化期を長めにとったことと、上記のようなプログラミングとの相性がよく、みんな、かなり頑張れていると思います。
体力学的に頑張るだけでは、少数精鋭で「ここ」に来た意味が薄くなるので、技術的な検討や微調整・見直しなども、通常よりも多く設定しています。
技術的なことに拘りすぎると、高所特有の「きつさ」(チャンスですね!)に負けて、止めてしまうようなこともあるかもしれません。
でも、それでは「ここ」に来た意味が薄れてしまう。
トップスピードだけを上げようとしてレースとは異なる泳ぎで頑張るというのもダメだと思うし、体力だけ上げようとしてがむしゃらになるはもってのほか。
「この環境だから可能となるトレーニング」に到達するためには、出来る限りレーススピードに近いところで、技術の改善を果たすことが不可欠になります。
この4th Stageと明日から始まる5th Stageでは、まさに「そこ」が問われます。
トレーニングプログラムとしては、レース相当の泳速で泳ぐチャンスが多くなっていますので、あとはそこで実現させる泳ぎの質が問われるわけです。
僕のプログラムでは、自分の泳ぎをコントロールするために必要となる能力改善のドリルワークを日頃から、しつこいくらいにやってもらっています。
それを「活かす」ときが、まさにこの時期だといえるでしょう。
もう既に、様々な「きっかけ」を提示してきています。
あとはそれを昇華させ、進化を果たすのみです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ここメキシコで、新たなるスターが誕生しました。
僕らが午後練(夜練)を行う前に、地元のスイミングクラブの子どもたちが一生懸命練習しているのですが、その子たちやそのコーチたちに、僕らの練習はかなり注目を浴びています(実際、いくつかのドリルワークは見よう見まねで取り入れられているようです...)。
子どもたちの目に留まったのは、1コース1人で悠々と泳いでいるやけに肩幅の広い平泳ぎの選手。
そのダイナミックな泳ぎをみて、何人かの女の子が僕に色々質問をしてきました。
「あの選手の名前は?」
「あの選手のベストタイムは?」などなど。
ベストタイムを教えた直後から、彼女たちの顔がかわり、その後は政樹くんが、彼女たちのアイドルと化しました。
結果、次の日には撮影会とサイン会が行われるほどに...。
人生初の「サイン会」を経験して、「悪い気はしないです。」と終始ニコニコだった政樹君。
メキシコに残ろうかぐらい、考えているかもしれません。
そのテンションで、強化期後半を乗り越えて欲しいと思います!
最後に。今日、最大のチャンスを迎えているMarauderたちへ
”頑張れ!!!”
それでは!
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