2015年2月28日土曜日

LaLoma ALTITUDE CAMP 2015; 2nd Stage

こんにちは


メキシコLaloma高所トレーニング合宿の2ndステージが終了しました。

この4日間は、いわゆるAT程度の強度のトレーニングを、ゆったりとしたプログラムの中で行うというものです。

そのため、1日1回練習を基本としました。

その2日目には、全員でLactate Check Setsを実施。

「2.5mMくらいの強度、そして4.0mMくらいの強度で泳ぐ」

ことを目的としたセルフ・コントロールスイムを100mのセットで行い(選手によって本数は異なります)、その直後に血中乳酸濃度を実測し、【主観と客観の一致の程度】をみる,テスト的なセットです。

このセットから、OBLAも導出されますので、ちょっとした高所トレーニング時の強度コントロールの際の”目安”がわかるということも利点の1つです。


全体的には、昨年度に比べ、より良い馴化が起きていることがうかがえる良好な結果が得られました。

1stステージ同様、DRY、ウエイトはきっちりと、質を高く行っています。吉井純トレーナーもこれらのトレーニングに全てついて頂いておりますが、そこでは単に手伝う、だけではなく、”動き”や”身体の扱い方”に関し、選手にアドバイスをしてくれています!。


また、このステージから、Head Marauderも登場し、"メキシコ合宿チーム”として、よりタイトになっていきました。

昨年よりも、”全体で行う”機会を増やしていこうということで、3rd Stage以降のプログラムを検討しているところです。

地元のクラブをはじめ、色々な国の選手との交流が出来るのみ海外合宿ならでは(下の写真は、Jetsという、カンクンのチームとのスナップ)。

”ここ”でしか得られない”何か”を得られるよう、そして新しい自分を確認できるよう、常に新鮮な気持ちで頑張っていきましょう!




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国内チームからも、"強化期の頑張り”について、連日のように「報告」を受けています。
特に一部の4年生が「自分のこと」だけではなく、”チームのこと”を詳細に報告してくれることを凄く嬉しく感じます。

そこから感じとれたのは、1人1人が「変わりつつある」ということ。

”今この状況で”やれる最大の努力をしようとしているのではなかな、と勝手に想像しています。

前回も同じようなことを記しましたが、そうした「自分からの変化」を起こせる者は、一段階上のレベルに誘われる者と考えています。

”中大練習チーム”で精進出来る日々を大切にして下さい。
そして、そこから、メキシコチーム同様、”そこ”でしか得られない”何か”を獲得出来るよう頑張っていきましょう!!!

それでは!!!

2015年2月24日火曜日

LaLoma ALTITUDE CAMP 2015; 1st Stage

こんにちは

メキシコLaloma高所トレーニング合宿の第1ステージが完了しました。


この5日間は、”低圧低酸素環境に対する馴化”と"高所トレーニングに対する心構えの醸成”が主目的です。

前者については、水泳時の脈拍コントロールに気を配り、如何に「ゆったりと」慣れさせるかを重視したプログラムとしました。

普段は頑張ることが中心となるMarauderたちも、「頑張るとダメ」な時期を楽しんでいるように感じました。

後者については、主に夜のミーティング時に重要なことをレクチャー形式で話し、高所トレーニングを効果的に実施していくために理解して欲しいことを3日に分けて学んでもらった次第です。

前回紹介した、ヘモグロビン濃度の測定や、動脈血酸素飽和度の測定を何故定期的に行っているのか、このあたりのことも少し理解できたものと思います。


一方、陸トレ系については、スイムほど運動強度のコントロールをせず、実施時間やインターバルに気を配る程度で、力やパワーを発揮する時は思い切りやってもらうようにしています。

ウエイトについては、”いつもよりキツい”ことを肌で感じつつも、スイムのような劇的な苦しさを感じることはないし、何しろLalomaのトレセンはとっても優れた環境であるため、皆楽しそうに、そして集中してトレーニングを行えていました。


各種DRY LAND TRAININGも充分に行える環境を得られるのがLalomaの良いところ。
やろうと思えば思い切り出来ます!


今回、こちらに来てから驚かされたことの一つに、”レストランのリニューアル”がありました。


かなりモダンな感じの内装となっており、実際、快適です。

肝心の”味”についても、リニューアルに伴い、クオリティがグッと上がったと評判です。

去年までの食事についても、僕は結構気に入っていたのですが、今回のリニューアルで、より楽しい食事になったかな!と思っています。

その出だしで、若干躓いた者もおりましたが、皆、元気にやっています!


☆     ☆     ☆     ☆

国内組は、今週から再び強化期間に突入しました。
こちらに来たくても来れなかった者、敢えて国内に残ることを選んだ者と、その理由は様々ですが、目指すところは同じです。

今取り組むべきことが何であるかを考え、常に前を向いて頑張り続けましょう。
僕らが居ないからこそもたらされるものがあるはずです。
僕の目が届かないからこそ、気づくこともあるはずです。
もしも、そんな宝を見つけることが出来たら、間違い無く1つ上のレベルに上がれると考えています。

そんな”今”を大切に、しっかりと前進していきましょう!

それでは!!!

2015年2月20日金曜日

LaLoma ALTITUDE CAMP 2015 (1)

こんにちは

21週目に突入しました。
いよいよ、メキシコLaLoma高所トレーニング期に入りました。

2/18の午後に出発し、今回はメキシコシティ経由でサン・ルイス・ポトシ入りを果たしました(2/18の夜に、無事到着しております)。

メキシコシティまでは14時間、その後5時間のバスの旅ということで、何となくTHREDBOへの行程に似ている感じがしました。

その翌日,つまり本日から、トレーニングをスタートさせました。

”馴化期”の初日にあたる本日は、動脈血酸素飽和度や血中ヘモグロビン濃度の測定から、個別に低酸素に対する反応をみて、その上で、過度な刺激を身体に与えることがないように、低強度スイムのコントロールを中心としたWorkoutとしました。

夕食後のミーティング時には、高所トレーニングに関する理解を深める、ちょっとしたレクチャーを行いました。

折角の高所トレーニングですから、その実施の意義や自分の高所に対する身体の反応について、きちんと理解してもらうことは、本当に大切なことだと思っています。

選手たちの表情も明るく、「敢えてゆっくり泳ぐ」ことを心の底から楽しんでいるようでした。

このような低強度トレーニングは、やり方を少しずつ変えながら、1週間程度続きます。

その間は、選手はもちろん、元気で居続けることでしょう!



◎     ◎     ◎     ◎     ◎

JISSでのインター合宿に行く途中で寄ったのが、府中の名店である”麺創研・奏”でした。


昼に寄った時が、たまたま月曜日だったので、月曜限定の塩ラーメンを頂くことが出来ました。しかもワンタン麺で....

頂いた「えび塩ワンタン麺」は、鶏の旨味をほんのり味わえる淡麗系のスープで、びっくりするような美味しさはないものの、たまーに食べたくなる品の良いラーメン、という感じで好感度抜群でした。
ぷりぷりのえびワンタンも絶品でした。


次に寄ったのは夜だったのですが、そのときにいただいた限定ラーメン、これにはびっくりしました。

兎にも角にも、”美味い”の一言。
こんなに醤油の旨味を感じられるスープはあるのだろうか、という完成度の高さ。


通常の醤油ラーメンとは全く異なり、関ヶ原のたまり醤油を使い(チャーシューにつけた醤油を使っていると言っておられました)、さらに醤油との相性が抜群の生姜を美味く使って、極上の醤油ラーメンを提供してくれました。

ここのデフォルトの醤油ラーメンを頂いたことがないので比較できませんが、余計な主張をしないバランスの良い出汁と、かなり個性的な醤油とのコラボレートが抜群に良い味を出しており、スープだけ、もっと欲しくなるような状態になりました。


一緒に頼んだねぎチャー丼も、なかなか丁寧な作りで好感が持てました。

本当は、隣にある「紅」に行こうと思ったのですが、行列が出来ていたためにこちらへ回りましたが、結果的には幸せになれました。

また寄らせていただきます。

それでは!!!


2015年2月9日月曜日

IMMORTAL

こんばんは

WK20に入りました。

インターナショナル合宿の現場で、この2人のコーチングを中心としながら、ポイントポイントで中大のトレーニングを見に行くという生活を続けております。

先週末に訪れた中大では、かなり良い雰囲気のなか、”攻めの姿勢”を示してくれた選手が多く、心強く感じました。

もちろん、内容を事細かにみていけば、様々な課題はあるでしょうけど、やはりその”姿勢”が大切ですよね!


インター合宿中にも、”そうだよなぁ!”と再確認する機会に恵まれ、僕としても良い刺激を受けました。

中大では、技術改善や”様々な”効率の良さなどに鑑みながら、そのとき最高と思えるプログラムを作り、皆に頑張って貰っています。

そんなみんなは、「1人になった時」にどんな頑張りが出来るのか?
「仲間が居ない」ような状況になったとき、どんな頑張りが出来るのか?
そんなことを自問したくなるような光景をいくつかみました。

競争相手が居たり、所属のコーチが見に来てくれた時に、凄い泳ぎをする選手が居ました。
しかし彼は、それらとは逆の状況になった時に別人のように頑張れなくなるという面をもみせてくれました。

一方で、”常に1人”(もちろんコーチはいらっしゃいます)で頑張っている選手は、大きな変動なく頑張れている印象です。

それも、驚くべきようなタイムで。

前者の彼が悪いというわけでは全く無くて、そういった気質を持った選手では、チーム内にライバルといえる選手がいればより高い位置に自分を持って行けるでしょうし、実際のレースでは競り合いになった時に”必死になって”勝ちにきてくれることでしょう。

1人で、常に頑張っている選手には、揺るがない”目標”があって、それがかなり”明確”なのではないかなー、という感じを受けます。

また、その目標のために何をすべきかについて、本当に理解しているのだと考えます。







合宿中にちょっとした”良い話”も聞く機会も得ました。

そこで強調されていたのが、いみじくも「何よりも大切なのは、明確な目標を持つ」ということでした。

当たり前のことではあるけれど、本当に目標としているところまで、実際どれくらいの期間があり、その間にどのようなことが出来るのかというところまでイメージ出来る選手はそんなに多くはないと考えます。

中大でいえば、選手権までの日数はWorkoutに示されていますが、その先のこと、たとえばインカレ、もっと上の考えでいえば世水やユニバーまで、さらに突き詰めればリオの選考会まで、究極的にはリオオリンピック本番まで、どれくらいの期間があるのかというところまで考えている人は凄く少ないのでは無いかと思います。

長期の目標、中期の目標、短期の目標がそれぞれあり、そこに対する課題をそれぞれ持てている選手である方が望ましいことは確かだと思います。

そして...
「やる気」を如何にたくさん湧き起こし、”我慢強く”頑張り、「絶対に負けない」という気持ちを持てるかが極めて重要であるということも強調していました。

最終的には、これがなければ”本物”にはなれないのかもしれません。
やる気ばかりがあってもダメだし、忍耐力ばかり高くてもダメだし、負けん気だけでもやっていけません。

これら、言ってみれば「精神力」といえるようなものをベースに選手活動を続けることが極めて大切になるのですが、"客観性”を持つということも忘れてはいけないこと、これも再確認させてくれました。

すなわち、大きな目標を達成するための課題を明確にし、その課題をクリアしていくために、的確な”評価”が必要となることが、トップを目指すためには必須にだということ。

正確な”評価”があれば、その改善のために必要な、極めてシンプルなことがわかるものだ、ということも強調されていました。

特に、「抵抗を減らす」という局面の改善は、至ってシンプルだし、誰にでも実現可能であるにもかかわらず、そこが見過ごされていることが多いのかもしれません。

「やったつもり」「出来ているつもり」は進化をもたらさないし、パフォーマンスの改善に繋がらないことも確かです。

裏を返せば、この「つもり」たちを如何に無くしていくかが、目標達成には欠かせないということになるわけです。

あと、補足的に言っていたことは、”元気”であることの重要性。
日本人は、睡眠時間が短い(夜が遅い)傾向にあり、そのことが、充分な回復の妨げになっている可能性を指摘していました。

本当に成功したいなら、早い時間帯に就寝することも必須でしょう。その妨げになる行動があるとしたら、それを無くしていくか、あるいはそれを行う時間帯を変えるべきだということも、アスリートそてしては当然のように考えるべきことでしょう。



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本蓮沼の駅前にある名店「麺処さとう」にようやく訪れるチャンスを得ました。

「魚介系醤油でまーまーですよー」という話は聞いておりましたが、僕が注文したの”豊魚鶏だし醤油らーめん”は、どちらかといえば鶏の旨味を感じさせてくれる極上の醤油ラーメンという感じがしました。

特筆すべきはスープの完成度の高さ。
すぐに感じるのは焦がしネギの香ばしさ。実際口にすると、何だかより複雑な旨味みたいなものを感じました。後で店のHPをみたところ、玉ねぎ・生姜・ニンニク・リンゴを油
であげ香り付けした香味油を使っているようで、それが素晴らしい香りを演出していたことに気づきました。

芳醇な醤油の旨さは、ホタテは煮干しなどで出汁をとった"かえし”を使用することで出ているようで、一口一口に旨味を感じる素晴らしいものでした。

ニボニボしたスープも大好物ではありますが、鶏のうまみのその奥に、ほんのりと魚介系の旨味が隠れているようなこの店のスープも、最後の一滴まで飲みたい!と思わせるのに充分な力を持っていると感じました。

それでは!

2015年2月4日水曜日

HOLD YOUR HEAD UP

こんにちは


早いもので、"強化期”の中核にあたる19週目に突入しています。

WK18は、その”序章”的なプログラムでしたが、連日高強度のトレーニングが展開されたため、トレーニング量はさほど多くないけれど、「きつい!」という状態に追い込まれた選手が多かったと思います。

今週に入ってからは、レースを意識したトレー
ニングが相当数導入されています。

こうしたトレーニングの中、動きの悪さを何とか改善し、"良いイメージ”を伴って頑張り切ることが出来るか。
このあたりが、"進化”への鍵を握っていると考えています。

僕はインター合宿に来ているので、中大で頑張り続けるほとんどの選手を直にみることが叶いませんが、これまでのトレーニングの中で、自分の泳ぎを再考してもらい、試行錯誤のなか実践してきてもらった「優れた技術」を、”巧く”使う”コツ”は各自に伝授出来たと思っていますので、志を高く保ち、頑張って欲しいと思います。

インター合宿のように、”公の場”に居るとわかることですが、みんな、凄い頑張っています。
トップスイマーたちは、「優れた技術」を駆使して「速い泳ぎ」で頑張っている(だから、練習タイムも速い速い)から、”ここ”に追いつき、追い越すことは簡単なことではないなー...と感じています。

そう、ただただ「頑張る」だけでは、”上”には行けないレベルの高さがあるのが、日本の競泳界なわけですから、泳ぎを「創り上げる」ことについて、妥協をしないで欲しいと思います。

日本全国、世界各地で、今年の目標に向けてみーんな頑張っている時期であることを、忘れずに、”拘り”を持って頑張って行きましょう!

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先週末に、中央大水泳部部長・酒井正三郎先生の「中央大学学長・総長就任記念祝賀会」が行われました。

長い水泳部の歴史のなかで、水泳部長を務める先生が学長になる!ということは初めてのことであり、まさに”偉業”です。

インカレ総合優勝を果たしたその年に中大学長選挙が行われ、大多数の票を集めて圧倒的勝利での学長就任を果たされ、総長にも選出されたこと、誇りに思います。

2015年を機に、中大水泳部は大きく変わっていくことになるかもしれません。

同会は、白門水泳会主催で行われたこともあり、旧4年生たちの歓送会も兼ねていました。
2014のリーダーたち、本当にお疲れさまでした!

この会に参加させていただき、少し残念に思ったこと。
それは参加OB、特に若手が少なかったこと。

酒井先生が水泳部部長に就任された2005年以降のOBたちには、もっともっと参加して欲しかったな...と、強く思った次第です。



◎     ◎     ◎     ◎

上述の「会」は、五反田で行われたのですが、その帰りに、水泳部トレーナーでいらっしゃる八木先生(も、ラーメン通です...)と一緒に、煮干し系の名店(ですが、、「すごい煮干ラーメン 凪」に寄らせて頂きました。

煮干し系ラーメンの名店であるこの店の看板メニューを頂くことに。

なるほど、えぐみを感じる一歩手前でとどめ、醤油の旨味とうまく融合させた煮干しスープは確かに完成度が高い。
もちもちの中太ちぢれ麺との相性も良いし、ワンタンの皮のような「もめん」もなかなかのもの。個人的にはコマネギの風味も気に入りました。

ニボニボ系ラーメンは、多摩にも虎空、口樂、青樹、とと、圓とたくさんありますし、凪よりも強い煮干し感を出すところもあります。
僕は比較的、えぐみの強い,個性的な味が好きなので、凪の[万人受けする味」は少しおとなしく感じました。ニボニボ感を期待しすぎたのですかね、「すごい煮干ラーメン」という商品名から受ける印象で....


もちろん凄く、「美味しかった」ですし、お気に入りのラーメンの1つとなりました!

それでは!!!