WK20に入りました。
インターナショナル合宿の現場で、この2人のコーチングを中心としながら、ポイントポイントで中大のトレーニングを見に行くという生活を続けております。
先週末に訪れた中大では、かなり良い雰囲気のなか、”攻めの姿勢”を示してくれた選手が多く、心強く感じました。
もちろん、内容を事細かにみていけば、様々な課題はあるでしょうけど、やはりその”姿勢”が大切ですよね!
インター合宿中にも、”そうだよなぁ!”と再確認する機会に恵まれ、僕としても良い刺激を受けました。
中大では、技術改善や”様々な”効率の良さなどに鑑みながら、そのとき最高と思えるプログラムを作り、皆に頑張って貰っています。
そんなみんなは、「1人になった時」にどんな頑張りが出来るのか?
「仲間が居ない」ような状況になったとき、どんな頑張りが出来るのか?
そんなことを自問したくなるような光景をいくつかみました。
競争相手が居たり、所属のコーチが見に来てくれた時に、凄い泳ぎをする選手が居ました。
しかし彼は、それらとは逆の状況になった時に別人のように頑張れなくなるという面をもみせてくれました。
一方で、”常に1人”(もちろんコーチはいらっしゃいます)で頑張っている選手は、大きな変動なく頑張れている印象です。
それも、驚くべきようなタイムで。
前者の彼が悪いというわけでは全く無くて、そういった気質を持った選手では、チーム内にライバルといえる選手がいればより高い位置に自分を持って行けるでしょうし、実際のレースでは競り合いになった時に”必死になって”勝ちにきてくれることでしょう。
1人で、常に頑張っている選手には、揺るがない”目標”があって、それがかなり”明確”なのではないかなー、という感じを受けます。
また、その目標のために何をすべきかについて、本当に理解しているのだと考えます。
合宿中にちょっとした”良い話”も聞く機会も得ました。
そこで強調されていたのが、いみじくも「何よりも大切なのは、明確な目標を持つ」ということでした。
当たり前のことではあるけれど、本当に目標としているところまで、実際どれくらいの期間があり、その間にどのようなことが出来るのかというところまでイメージ出来る選手はそんなに多くはないと考えます。
中大でいえば、選手権までの日数はWorkoutに示されていますが、その先のこと、たとえばインカレ、もっと上の考えでいえば世水やユニバーまで、さらに突き詰めればリオの選考会まで、究極的にはリオオリンピック本番まで、どれくらいの期間があるのかというところまで考えている人は凄く少ないのでは無いかと思います。
長期の目標、中期の目標、短期の目標がそれぞれあり、そこに対する課題をそれぞれ持てている選手である方が望ましいことは確かだと思います。
そして...
「やる気」を如何にたくさん湧き起こし、”我慢強く”頑張り、「絶対に負けない」という気持ちを持てるかが極めて重要であるということも強調していました。
最終的には、これがなければ”本物”にはなれないのかもしれません。
やる気ばかりがあってもダメだし、忍耐力ばかり高くてもダメだし、負けん気だけでもやっていけません。
これら、言ってみれば「精神力」といえるようなものをベースに選手活動を続けることが極めて大切になるのですが、"客観性”を持つということも忘れてはいけないこと、これも再確認させてくれました。
すなわち、大きな目標を達成するための課題を明確にし、その課題をクリアしていくために、的確な”評価”が必要となることが、トップを目指すためには必須にだということ。
正確な”評価”があれば、その改善のために必要な、極めてシンプルなことがわかるものだ、ということも強調されていました。
特に、「抵抗を減らす」という局面の改善は、至ってシンプルだし、誰にでも実現可能であるにもかかわらず、そこが見過ごされていることが多いのかもしれません。
「やったつもり」「出来ているつもり」は進化をもたらさないし、パフォーマンスの改善に繋がらないことも確かです。
裏を返せば、この「つもり」たちを如何に無くしていくかが、目標達成には欠かせないということになるわけです。
あと、補足的に言っていたことは、”元気”であることの重要性。
日本人は、睡眠時間が短い(夜が遅い)傾向にあり、そのことが、充分な回復の妨げになっている可能性を指摘していました。
本当に成功したいなら、早い時間帯に就寝することも必須でしょう。その妨げになる行動があるとしたら、それを無くしていくか、あるいはそれを行う時間帯を変えるべきだということも、アスリートそてしては当然のように考えるべきことでしょう。
◎ ◎ ◎ ◎
本蓮沼の駅前にある名店「麺処さとう」にようやく訪れるチャンスを得ました。
「魚介系醤油でまーまーですよー」という話は聞いておりましたが、僕が注文したの”豊魚鶏だし醤油らーめん”は、どちらかといえば鶏の旨味を感じさせてくれる極上の醤油ラーメンという感じがしました。
特筆すべきはスープの完成度の高さ。
すぐに感じるのは焦がしネギの香ばしさ。実際口にすると、何だかより複雑な旨味みたいなものを感じました。後で店のHPをみたところ、玉ねぎ・生姜・ニンニク・リンゴを油
であげ香り付けした香味油を使っているようで、それが素晴らしい香りを演出していたことに気づきました。
芳醇な醤油の旨さは、ホタテは煮干しなどで出汁をとった"かえし”を使用することで出ているようで、一口一口に旨味を感じる素晴らしいものでした。
ニボニボしたスープも大好物ではありますが、鶏のうまみのその奥に、ほんのりと魚介系の旨味が隠れているようなこの店のスープも、最後の一滴まで飲みたい!と思わせるのに充分な力を持っていると感じました。
それでは!
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