2016年11月27日日曜日

LIVE AND LEARN

こんばんは


10週目が完了しました。


アジア選手権で活躍してきた敬太も復帰、久々に全員揃って挑戦した週になりました。

週を追う毎にハードさが増していくトレーニングですが、それでもまだまだ序の口。

午前中はテクニカルワーク中心で、技術の改善に努めてもらっています。

そして、ここには特に力を入れており、技術的な”気づき”が起こるように心がけているつもりです。


午後には、"力みようが無い”長いなが~いトレーニングに勤しんで貰い、そのなかから"使える技術”に気づいてもらおうとしています。

正直になところ、技術改善に”興味を持つ”姿勢がないと、今シーズンのこの方向性に乗っかれないし、むしろ午後の”長い”トレーニング時に、良くない技術を繰り返していくことになり、結果、パフォーマンスが全く変わらないか、あるいはその低下に繋がってしまうかもしれません。

トレーニングやドリルワークの意図を分かってもらう努力を、僕はしているつもりですが、それでものみ込めないことがあるのなら、遠慮無く訊いて欲しいと思います!


現段階では、皆高いモチベーションに支えられて、新しい”何か”を吸収しようという姿勢で頑張っている様子がうかがえて嬉しいです。

その姿勢がみられるからこそ、僕はもっともっと努力しようと思います。

因みに...

おなじみのHIITは、芯から頑張れる者と、本当のところは出し切れていない者に分かれてきている!....と感じています。

これをやるのも僅かな期間。

後もう少し、ぶっ倒れるまで頑張って欲しいと思います!




◎     ◎     ◎     ◎


今週の口樂さん。

月曜の限定は、「さんま煮干しの中華そば」を頂きました。

鶏を巧く使い、その上で甘みが出るというさんまの煮干しをふんだんに使った逸品は、飽きのこない、ほんのりと感じる甘さが特徴の中華そばでした。

ある意味、口樂さんとしては温和しい感じのラーメンでしたが、無理矢理煮干し感を出したり、無理矢理甘さを出しているラーメンに食べ慣れてしまうと、この良さはわからないかもしれません。

すーっと入ってくる、美味しい中華そば、という感じでした。

ちなみに、マスター色川さん曰く「日本一ごはんにあうワンタン」もトッピングしました。
たしかに、美味しかったです!


煮干しと言えば、立川の名店、楽観(赤)が、「煮干しの楽観」として再デビューを果たしていました。

ビジュアルてきにも強烈ですよね。濃そう。

適度なエグさを感じる煮干しは、ザラついた感じの濃厚なスープ。
塩分もかなり濃く感じましたが、残暑厳しい時期に訪れたこともあり、美味しくいただけました。

僕の大好きな山椒をたっぷりとかけることが出来るのもポイント。

何れ再訪したいと思っています。

それでは!

2016年11月20日日曜日

I'D GIVE ANYTHING

こんばんは


WK9が終了しました。
と同時に、PHASE1が完了したことになります。

9週間かけて、主に陸トレで体力向上に励んできました。
そして、泳力のベースも丁寧に創り上げる9週間としてきましたが、いまのところ、ほぼ順調にプログラムが進んでいるといえます。

今週は、先週でランニングトレーニングが完了したため、スイムのボリュームを上げ、局所的には強烈な持久的トレーニングが展開されることになりましたが、それでもわかりやすいくらいにはっきりとメリハリをつけているため、乗り越えやすい状態が続いていると思っています。

走る・漕ぐのトレーニングは、今はコレに集約されている感じです。

実施時間は短いですが、効き目抜群のHIITは、週末の”定番”になりつつあります。

もちろん、ストレングストレーニングも意識高く取り組んでもらっていますし、先週から始まった(いつもより遅いですけど)マット運動にも真剣に取り組んでもらっています!

スイムについても、大分泳げるようになってきており、ベースは着々とついてきています。



さてさて

Marauderたちは、科学的トレーニングを標榜し、いろいろな測定を行い(行わされ)、ふと気づけば、数々のデータに囲まれている状況にあります。

これら一つ一つが教えてくれることは尊く、そして意味深だったりします。

測定をし、データをまとめる作業に担う立場からすれば、皆に興味をもってもらうために、これらをランキング形式で示したり、水泳部の平均と偏差を示したりもしています。

しかしですね、これらのデータは、あくまでも縦断的にみる(個人の中での変化をみる)べきものが多く、横断的にみる(チームの平均や、場合によっては日本人の標準値と比べる)ことはあまり意味をなさない場合がほとんどです。

たとえば、カーブテストの結果などは、トレーニングによる成長や進化を示してくれるものだから、他人との比較がナンセンスであることは理解できますよね。

「このレベルのタイムを出したいなら、V4のタイムを”そこ”(そのレベルに達している他の選手の水準)まで伸ばしたい」と考えることもあるでしょうけど、そこまで細かく考えるのはコーチの仕事

まずは、なんで伸びたのか?あるいは落ちたのか??について、個々にその原因を追及することが大切になります。

最も身近な、体重や筋量、体脂肪率の値も、個人内の変動をみていくことが大切になる代表例です。

太った、痩せたの理由を、様々な角度から考えますよね?

日本人の平均水準に合わせよう!なんて馬鹿な発想を持つわけがありませんし、憧れの選手の体重に近づけよう等という無謀なことを考える輩もほぼ居ないことでしょう。

ここで、一般的な立場を想定すると、平均体重や理想とする体重があるので、そこに近づけようとする一般人も多い(というか、ほとんどがそう考える)かと思います。

評価表も存在しますし、何となく体型の良い人が素晴らしいと思いがちですし、そこが理想なのだと思いがちです。

しかし、僕はそんな単純には考えません。

僕の研究面での母校である東京学芸大には、偉大なる小野三嗣先生(僕は面識はありませんが...)がいらっしゃいましたが、小野先生が提唱された”至適体重”の考え方(理想とする体重には個人差があるため、健康増進を考えるのであれば、必ずしも標準体重に近づける必要はない)は、僕の考え方のベースになっていたりします。

体重ですら、個々に”至適”とする範囲が異なるわけですから、血中乳酸濃度や心拍応答、さらには血液検査項目(体内の伝達物質、栄養素、酵素活性、ビタミン、ミネラル量などなど)にも至適となる範囲があり、それには個人差が必ずあると考えるのが自然です。

そのため、いくつもある測定は、単発的に完結させるのではなく、”縦断的”に値を追い続け、検討できるようにしています。

ですから、カーブテストにしても、T-30にしても、体組成分析にしても、血液検査にしても、測定の機会があれば正しい姿勢で臨み、欠損値やエラーが無いように努める必要があるわけです。

明日、血液検査や体組成分析があります。

正しい値が得られるように、そして選手ひとりひとりの中に存在する、「評価するためのものさし」を適正化するために、その前日の過ごし方も”拘りをもって”欲しいと願います。

また、全てのMarauderに、データに対する正しい「見方」を身につけて欲しいと思っています。

わからなければ、聞いて下さい。そのために、僕は”ここ”に居ます。僕が居るうちに、聞けることは聞いて下さいね。



◎     ◎     ◎     ◎


今週の限定。

まずは口樂さん。
週始めに運良く頂けた「上海つけ麺」(台湾まぜそばに対抗したのだとか?)。

辛さもありますが、それよりもスターアニスの香りが強い、中華料理っぽさ満載のつけ汁に仕上がっており、思わず「にやり」。

このセンスが凄い。

つけ汁には、キクラゲと鶏肉を中心に、葱、ニンニク、ニラがたっぷりと入っていて、これをすくい上げてライスの上に乗せても美味い。

個人的には大変美味しく頂けましたが、中華スパイスが強烈なので、これ、食べれない人は食べれないようなー...とも思いました。


お次は「ゆなみ屋」さん。

話題の限定ラーメン、”泡ぽってり”シリーズのもう一つ、”イカ”バージョンを頂きました。

見た目は海老の泡ぽってりと同じですが、これがですね、個人的には海老以上にドストライクな旨味!

ここの甘く芳醇なスープに焼きイカ独特の香ばしさが異様なまでに合う! そんな味でした。

新しい発見でしたし、驚きでした。そしてそれは幸せへと昇華されました。お見事です。

これからもこの2軒が繰り出す限定ラーメン、楽しみにしております。

それでは!

2016年11月13日日曜日

LET IT ROAR

こんばんは


8週目が終了しました。

今週前半のハイライトは”泣く子も黙る”、T-30。

「え?、まだそんなことやってんの???」と言われそうですが、はい、やっています。

これだけは絶対に外せない、最高のトレーニングだと思っていますから。

技術、泳力、精神力のすべてが反映されるテストなので、モチベーションが高いMarauderだからこそ活きるテストであり、トレーニングであると思っています。

今回は、中長距離+BR軍団は、まだまだ泳ぎ込みが始まっていない(けれどトレーニングは思い切りしている)段階で、どの程度”踏ん張れる”のかを、そしてSPたちは10月に泳ぎ込んだ成果をみる機会として活用しました。


結果は様々。

この時期にライフタイムベストを樹立した強者達数名に加え、この時期でありながら、ベストと遜色のない記録で泳ぎ切った者が確かに居た一方で、完全にメンタル系の問題で上手く泳ぎ切れなかった者も散見されました。

納得出来る泳ぎが出来る時は、体力水準が低くても最後まで頑張り切ることが出来たりします。

逆に、体力水準は高まっていても、泳ぎづくりが上手く行かなかったり、メンタル面で最後まで頑張り通す”真の持続力”がなければ当然のことながら、それ(体力が上がっていること)を活かしきることは出来ないでしょう。

T-30は、水泳選手としての弱い部分をさらけ出してくれます。だからこそ、おもしろい(興味深い)わけですし、やり甲斐があるのだと、僕は思っています。

そのペース配分がどうであったか、そして、終了後の血中乳酸がどの程度であったか。

僕からすれば、これらの結果をみれば、皆が選手として「どれくらい成熟」しているのか、あるいは、どれだけのモチベーションで挑んだのか、さらにいえば、この選手は成功するのか?などが見えてくるわけです。

結果に対し、後付けのように、「いろいろな理由」をつけることは出来ます。

だけど、その結果を出さなければならないチャンスは1回だけ。

そう、実際のレースと同じ感覚で挑まないといけないわけなんですね。

それに対し、モチベーションが上がらないのであれば、おそらく実際のレースに対しても、大成功を収めるに至らないでしょう。

あれほど、「イヤだな」と思うテストは無いと思いますし、だからこそ、そこに爽やかな気持ちでチャレンジしていく気持ちを創り上げることこそが重要だと思うわけです。

チャレンジ出来る機会があるのであれば、それに対し、そして自分自身に対して真摯に向き合って、最終的には”無心”で頑張り通せるような選手になって欲しいものです。



さてさて。

週の中盤には、1500m走のトライアルを行いました。

優勝は前回同様、運動会のヒーロー新谷一総。

しかし、歴代ランキングからみると「まだまだ」の結果でしたし、何よりも5分を僅かに切れなかったことを本人自身が異様に悔しがっていました。

今回は、アジア選手権合宿で留守となっている敬太を除き、全員がベスト記録を更新してくれました。

また、火曜と土曜のストレングストレーニング後に実施した
イク(ペダリング)トレーニングも、9割方の選手が記録を伸ばしてきています!

そうなんです。

単純に体力水準は上がっています。

”これ”を以下に水泳に繋げていくか...
僕もアイデアを出していきますし、皆もその方向に意識を向けていって欲しいと思います!







◎     ◎     ◎     ◎

今回は「海老対決」です。

最近、海老出汁に凝っていらっしゃるのが野猿街道の名店になった「ゆなみ屋」のマスター。

「海老だし泡ぽってり」なる限定を作って頂きました。

その数週間前にも、海老出汁の限定ラーメンを頂きましたが(クルベットな出汁ぽってり)、このときには魚介ベースのラーメンだっだのですが、泡ぽってりはどちらかというと豚鶏の出汁ベースになっていて、より濃厚感が出ています。

マスターの人柄と、どのラーメンでも感じられる暖かい”甘さ”がたくさんの人を惹きつけ、昼時にいけば”待ち”が生じる人気店になっています。

体育会系の舌も満足させる味だと思うし、かといってくどすぎないので、女性にも好まれるだろう...そんなラーメンです。

今後の展開が楽しみですね。

さて、そのゆなみ屋さんで修行をつみ、ドンキホーテ堀之内店内に店を構えた社井田さん。

ここでも海老をうまく使ったラーメンが食べられます。

そもそも、豚/鶏をベースに、貝類(あまり感じませんが...)を混ぜた濃厚なラーメンを得意としていますが、そこにピリッと鷹の爪が効いた海老の油をかけているものです。


通常のラーメンも頂いたことがありますが、僕としては、この海老辛ラーメンこそがここの良さだと解釈しました。

美味しかったです。

ちなみに、座ってから程なくして出てくるのがキャベツのニンニク醤油かけ。
これも美味しくいただけます。



このほかに、立川ラーメンスクエアの「えび金」にも行きましたが、海老の香りを強く感じる、上品なラーメンだと思いました

残ったスープを海老雑炊にしてくれるところも粋だし、2種類の味を楽しめて良い感じです(ただ、雑炊の方は海老感がかなり薄まってしまいますが)

より海老を感じたいのであれば、この店もおすすめですね。


でも、個人的には、海老をもっと上手く使って欲しいなー...と言う気がしてしまいます。贅沢かな???

それでは!!!

2016年11月6日日曜日

OVER THE TOP

こんばんは

WK7が完了しました。

シーズン初期の”一大イベント”を終え(僕の中ではとても大きかったです)、新たなる章に突入した感がありますが、まだまだPHASE 1です。

今週から、泳技術の改善をテーマに
泳ぎ込んでいくことになりますが、その準備もほぼ完了させています。

まずは、所謂”メイン”については、とにかく長いセットに挑む中で、それぞれがしっかりと泳ぎの改善に意識をもって、粘り強く取り組んでもらうということを重視したセットを組んでいます。


さて、激坂を走りまくる外回り的なトレーニングは終了したものの、まだまだ多くの陸トレで頑張ってもらっています。

まず今週は、久々の4000mタイムトライアルランを敢行。

この1ヶ月の下半身強化がどのようになっているか、興味津々。

結果的に、1年岡本が前回より劇的にタイムを上げて優勝。

他のメンバーも、前回より”出し切れた”という感じのようでしたし、終わったとはしっかりと称え合っていました。

なお、優勝した卓也は、歴代ランキング的には10位に入る健闘を見せました。

これをみると、4年前、6年前のメンバーたちは基礎体力が高かったというか、走りが上手かったというか、凄かったことがうかがえますね。

こうしたシンプルな結果を受け、考え方をシンプルにすれば、「体力を伸ばすのは簡単だな」と思う一方で、水泳は難しいし、だからこそやり甲斐があるのだな、心底思ってしまいます。

ベースとなる体力づくりは着々と進行していますので、これから、最も重要となる、”泳力の改善”にきっちりと繋げて欲しいな、と願っています。

BIKEについては、所謂”外回り”(激坂巡り)を終え、次のステージに入りました。

今年からナンペイ寮に導入された、WattBikeを利用した、いわゆるHIITですね。

Power Maxを使っていた時よりも漕ぎやすいと言うことはあると思いますが、それよりも何よりも、1ヶ月に及ぶヒルクライムチャレンジがしっかりとした土台を作ってくれており、その上で行うHIITは、2年前のそれとはかなり違っているということは、4年生たちは感じていることともいます。

あと5週、このようなフィジカルトレーニングは続いていきます。

シーズンを通して支えてくれる、強靱な”ベース”を獲得するために....


◎     ◎     ◎     ◎

今回は、”麻辣対決”ということで、最近食べた”麻辣系”ラーメンの逸品を紹介します。


まずは、ワールドカップ東京大会中に訪れた東陽町の名店、「らぁ麺やまぐち辣式」。

前々から行きたい!と思っていた話題の店です。

来訪したのが予選後の時間であったため、並ぶこと無く入ることが出来ました。

お目当ての”麻婆まぜそば”は、辛さや痺れに対する拘りが感じられる逸品に仕上がっていました。

僕は、辣の突き刺さるような辛さよりも、麻の”痺れるような辛さ”が好きでして、青山椒や花山椒が合う料理については、これらの香辛料をとことんふりかけて食べたいと思っています。

ここのまぜそばは、デフォルトでも相当な辛さでしたが、それよりも何よりも、僕のような”麻好き”にはたまらない”痺れ”が感じられ、豆板醤の美味しさもあり、かなり好みの味に仕上がっていました。

食べ終わる頃には顔中汗だらけになっていましたが(不思議と、身体はそんなに汗をかいていない...)、大きな満足感に包まれて店を後にすることが出来ました。

ちなみに、2日目にも訪れたのですが、その時にはさっぱりとした塩ラーメンを頂きました。これはこれで、美味しかったですが、上記まぜそばとの違いが大きすぎました。


それから1週間もたたないある月曜日に、大好きな「口樂」さんで限定の”味噌麻婆麺”を頂くことができました。

いやはや、やはり店主の色川さんは”天才”。

適度な辛さと痺れ、それに加えて深みのあるコクを感じられる”絶品”に仕上がっていました。

まるで僕の好みを知っているかのようなどストライクぶりにびっくり。

まぜそばでは無く、ラーメンとして麻婆麺を作った所が凄くて、バランスのよさには脱帽しました。

これを店の看板にしても良いのでは?と思える完成度の高さで、限定にしておくには勿体ないと感じた次第です。

ラーメンの上にある具材たちは、ライスの上に乗せるとこれまた珠玉の麻婆丼に変身してしまいます。

さらに、のこった具材をタッパに入れて持ち帰ると、麻婆豆腐が自宅で作れてしまうという拘りぶり(お金のない学生のために考えたと言っておりました)。

そのため、[食べ方指南書]が、口樂のツイッターに記されていたくらいです。

どちらも美味しくいただけましたが、工夫の仕方が凄まじいということで、口樂さんの方が印象に残りました。

いや、本当に美味しかった。
次の限定が楽しみです。

それでは!