2011年10月24日月曜日

FOURTH DIMENSION

こんばんは!


4週目に突入しました。
感覚的には、既に6週目になっているくらい、「進んでいる」状態にあると感じています。


今週も、可能な限り「全体練」を多く設定したり、ドリルワークを中心のプログラムとしていますが、DRY LAND TRAININGにおいて”SPRINTプログラム(ABEちゃんプログラム)”が登場するなど、「個別」な取り組みも少しずつ実現されています。


Marauderたちの、「先手必勝」的な準備とケアで、これから加速度を高めて展開されるであろうトレーニングプログラムを「支配」出来るよう頑張って欲しいと思います。「後手に回る」と、あっという間に「置いて行かれる」かもしれませんよ!


☆     ☆     ☆     ☆     ☆

この2週くらいの間に、大学院時代に共に”挑戦”してきた仲間と再会する機会を多く得ました。
それぞれにおいて、「ゆとり世代」といわれる、最近の大学生の”ちょっとした変化”が話題にのぼりました。


ある大学の先生は、「最近では、『自分で考え、努力し、頑張って行こう』という姿勢で臨む学生が少なく、『何をすれば一番良いのか、指示して欲しい』というスタンスの者が増えてきている」と言っていましたし、ある先生は、(最近の学生は)いちばん良い方法、いってみれば「答えだけ」を求める傾向が強く、「自分で考えて、良いもの(ここでは研究ですね)を創る」ことを強く要求すると、逃げてしまう、と嘆いていました。


受講態度は良く、言われたことは素直にやるが、叱られると凹むし、場合によっては叱った相手を拒絶する。いわゆる学力の顕著な低下はみられないのだが、自分で考え、創り出す、ということが苦手....
こういった傾向がみられるようでした。


Marauderは、達成感に溢れ、個々の潜在力を引き出す効果の高い「チームづくり」を大切にしてきました。
こうしたことの基礎は、「推察力、判断力、実行力の高い”個”」の確立にあると考えているため、『自分(たち)で考え、自分の意志で努力する」ということを尊重しています。


Marauderでは、スイムをはじめとする全てのトレーニングにWorkoutが存在し、その実現のためにかなりの時間が割かれているため、とらえ方によっては、かなり「規制されている」という感覚を受ける者が居るかもしれません。
過去にも、そうした感覚を持つ選手から、「自由にやらせて欲しい」と言われたこともありました。
しかし、何も規制がないなかで自由にやるのは誰にでも出来ることで、ルールや規制がある中で"感覚的な自由”を勝ち取ることこそに意義があるわけで、そこに気づくことの出来た者は、自らすすんで努力をし、そうすることを楽しむようになっていきます。


このような「成熟した」アスリートは、パフォーマンス的にも、人間的にも、加速度的な成長を遂げていくことになります。


Marauderでは、この『自分でやる』ことを1年生のうちから要求していますが、一般的な学生の傾向が先述したような感じになっているためか、入学当初では、何となく『やらされている』感が否めないし、自ら努力するといっても、何から始めれば良いかわからない...そんな状態になっている者がほとんど...であったようにも感じます。
しかし、そういった1年生たちも、大きな変化を遂げようとしているように感じます。インカレまでまでの取り組みとは、明らかに変わってきている選手が目立ってきたように思います。


Marauderでは、トレーニングの場に必ず僕たちコーチが居ます。
わからないことがあったり、確認して欲しいことがあるのであれば、『声をかけられる』ことを待つのではなく、積極的に訊きにくる、といったことも重要になってきます(この点については、昨シーズンのリーダーたちは、とても「うまかった」ように思います)。


『先ずは自分の中から変化を起こす』といったこと、4年間という短い水泳中心の人生のなかで、しっかりと実現できるようになっていって欲しいと願っています。そして、そういった『決心』を効果的なものにすべく、まわりの協力を得られるような姿勢・言動を心がけて欲しいと思います。


そう、「自ら考え、実行に移せる力」に、あらゆる人に応援してもらえるような「魅力」が備わることで、いろいろなことを犠牲にして、水泳という競技に没頭する価値が高まるのだと思います。
「感謝の気持ち」を持つこと、Marauderでは凄く大切にしていますが、それだけでは、十分とは言えないわけですね。


何れにしても、2012のMarauderの取り組みやその変化、楽しみにしていきたいと思います。


それでは!!!

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