メキシコシティ高所合宿の大詰め、3rd Stageは、「如何にこの低圧低酸素環境で頑張れるか!」がテーマでした。
選手権まで3ヶ月という時期に行った高所合宿の最終ステージでは、その前に中大で敢行していた”THE泳ぎ込み”の如く、HARDに頑張る日を詰め込みました。
とはいうものの、平地ほど毎日、毎回にはしていませんが、何れにしても、短期間だからこそ!の頑張りを示して欲しい日々にした次第です。
結果、HARDなインターバルトレーニングにおいて頑張る、出し切るということについては及第点を与えられる選手が多く、意識を”その時”に集中して頑張れていましたし、平地と遜色の無いタイムでこれていたメンバーも多かったように思います。
それらハードトレーニングの積み重ねにより、日に日に動きが悪くなっていくメンバーは少なくありませんでした。
まさに,ギリギリの状態で頑張り続ける!ことが出来ていたように思います。
その締めとなる本日(1/6)は、DISTを除いては"THE RACE"
に挑んでもらいました。
標高2250mという低圧低酸素環境でトライアルを行うのは、今回のメンバーは初めてのことです。
僕自身としても、この高い環境で、かつ、このタイミング(高所曝露後17日目)で200mのmaxを行わせるのは、かなり久しぶりです。
おそらく、実際のレース並、あるいはそれ以上の「怖さ」があったかもしれません。
こういった、いつもとは異なる”プレッシャー”の中で、いつも通りに頑張れた者、途中から襲ってくる壮絶な苦しさ・きつさに気持ちが負けてしまった者、思い通りに動かせなかった者に分かれました。
低圧低酸素環境という条件がMarauderたちの足をひっぱったというよりは、今日に限っては、比較的肌寒い環境(気温15℃、水温27度)が、Marauderたちが最高のパフォーマンスを実現させるために必要となる体温領域に留めることを困難としたのでは無いかと考えています。
もちろん、そんな中で、平地とあまり変わらないタイムで泳ぐことの出来た康平を始め、しっかりとした成果を形にすることが出来た選手も居ました。
しかし、多くの選手は、いくつかの課題を残し、「宿題」を呈示されたかのような結果となりました。
キツい環境だからこそ、アラが出やすいですし、"心の弱さ”もでやすかったのだと思います。
だからこそ、価値ある「宿題」がたくさん出されるわけです。
そこに気づくことが、先ずは大切になってくるでしょう!
キツい環境だからこそ、アラが出やすいですし、"心の弱さ”もでやすかったのだと思います。
だからこそ、価値ある「宿題」がたくさん出されるわけです。
そこに気づくことが、先ずは大切になってくるでしょう!
まさに、Marauderらしい、"メンバー・ケア・マインド”に繋がる"優しさ”が、CLUB CASABLANCAのプールサイドに溢れていました。
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今回は、"予想しがたい”条件の中で挑戦することが多かったように思います。
最高の条件で頑張ることの出来るインターナショナル合宿などとは対極の位置にある合宿だったのかもしれません。
合宿の初期は、自分の身体のことがわからなくなってしまうような自律神経のちょっとした失調状態になったり、胃腸の状態が悪化したり、寒さ対策で手こずったり...
合宿の後期には、予想を上回る疲労回復の遅さに苦労した選手が増えていきました。
体重の一定化も難しく、海外高所合宿の体調維持の難しさを肌で感じた選手も少なくなかったことでしょう。
これら全ての経験が、次回、2~3月に行われる"強化的高所合宿”に繋がるよう、いや、繋げることが出来るよう、しっかりと「宿題」を持って帰るようにして欲しいと思います。
全ての結果には理由があり、次のステップを明るくしてくれるための「宿題」を提供してくれます。
それを活かした者こそが、”ここに来た意味”を知ることになるのだと思います。
明日、午前にトレーニングを行い、夜の便で帰国の途につきます。
今回の合宿からの帰還を機に、より高いレベルへ、自らを誘って欲しいと願っています。
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明日、午前にトレーニングを行い、夜の便で帰国の途につきます。
今回の合宿では、LaLoma合宿時代からお世話になっているマリアモニカさんに大変お世話になりました。
プールの使用については、通常の営業よりも僕らを優先してくれましたし、より良い環境を選ばせてくれました。
そして、何か問題があるとすぐに解決のための努力をしてくれるというその姿勢が素晴らしく、また、選手個々の問題にも対応してくれました。
選手の洗濯物を定期的にクリーニングショップに持っていってくれたり、選手が体調を崩した時に心から心配して下さるとともに、ドクターを呼んでくれたり、薬を買ってきてくれたりと、Marauderのために八面六臂の活躍をして下さいました。
大晦日にはホームパーティに招待してくれた上、元旦には、メキシコシティ歴史地区へのバスツアーに家族揃って帯同し、ツアーガード的な役割も果たしてくれました(右上の写真の、慎理の隣に座っているサングラス姿の女性がマリアです)。
結果、世界遺産をこの目で見ることが出来る、貴重な機会も得ました。
最後の夜となった本日、1/6は、東方の三博士(新約聖書に登場し、イエスの誕生時にやってきてこれを拝んだとされる人物)の日であり、この日には”ロスカ・デ・レジェス”と呼ばれる、王冠をイメージしたカラフルなパンを食べる、メキシコ人にとっては重要な日でした。
僕たちのために"ロスカ・デ・レジェス”を用意して下さり、その食し方と楽しみ方を直接教えてくれました。
ホスピタリティに溢れているマリアモニカ一家には、何から何までお世話になったと言っても過言ではありません。
本当にありがとうございました。
CLUB CASABLANCAの皆さんにも、他方面でお世話になりました。心から感謝しています。
2月にまた、パワーアップして帰ってきたいと思います!
それでは!!!
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