2017年5月1日月曜日

MY DESTINATION

こんにちは

日本選手権終了後、トレーニングは直ちに再開されました。

個人的には、その一方で仕事(授業)も始まり、さらには吉村豊先生(中央大学水泳部元監督)の中央大のご定年を祝う会の準備も同時並行で進めていたため、なかなかに時間がタイトになっていました...。

その吉村先生の歓送会ですが、いやいや、本当に素晴らしい体験をさせて頂きました。



歓送会では、僕なりに吉村先生にこれまでに受けたご恩を返したいという一心で、この会の(ほぼ)発起人となり、OBたちに電話をしてその趣旨を伝えて出席を促し(主将クラスのみでしたが...)、あとは当日の司会を買って出て、会の冒頭で流すべき(イヤ、流したい)MOVIEを心をこめて作る、といったことを、喜んでやらせて頂きました(これでも、全く足りないわけですが...)。

会の運営では、武地紫(綾部さん)にかなり助けて頂き、何とかカタチにすることが出来ました。この場をお借りして、心から御礼申し上げます!

この記事の右側には、その時の様子を伝えることのできる写真を一部あげさせていただきましたが、とにかく、(吉村先生が監督になってからの)ほぼ全ての世代に足を運んでいたくことができ、感激しました!

とにかく! 吉村先生の名のもとに、多くの教え子たちが集結したこと自体が素晴らしい(残念ながら、普通のOB会でこんなに人が集まったことはありません...から)。

彼らが在学中には、本当に「いろいろなこと」があっただろうし、栄光だけではなく、たくさんの苦悩、葛藤、挫折を経験しての4年間だったと思いますが、やはり自分が中大の、そして中大水泳部のOBであるということを誇りに思っていてくれたことが、素直に嬉しかったです。

何れの世代も、「ただ何となく」集められたトップスイマーたちの集団、であるハズがなく、”ここ”に集まるべくして集まる運命を宿していた選手たちだったと思います。

チーム”中大最強”の立ち上げに大きく貢献された吉村先生は、そんなスーパースイマーたちを八王子市東中野に集結させた中心的な人物であったと評することができるでしょう。


もちろん、直接トレーニングプログラムを作っていたわけではないですし、コーチングを常にしていただいたわけではありませんが、教育的観点からチームを包括的にみて、暖かく見守り、科学的な視点でアドバイスをしてくださったりと、当時のMarauderにはなくてはならない存在でした。

また、かなり初期の段階から、優れたトレーナーやメンタルトレーニングの講師を招聘したり、オリジナルのアイデアに溢れた科学的測定機器を導入したり、その製作者をプールに連れてきたりと、積極的に外部の協力者を呼び寄せる力がありました。

その”力”は、あくまでも、「自然な流れ」のように見える運びで、外部の有力な指導者や栄養士、業者までもを味方につけ、唯一無二のチームを創り上げたという点で、本当に凄いと思います。

こういったことは、なかなか選手の側からは見えないことだとは思いますが、”強い組織”、”強いチーム”を創るということは、本当に大変なことです。

僕らコーチが創造性豊に動ける環境を整えて頂けたこと、科学的な測定をベースにしたトレーニングプログラムの在り方を重視し、トレーニングの場において”普通に”科学的な測定・計測が取り入れられるようになったこと、そして選手の水泳活動が充実化するよう、さらには彼らの人生にプラスになるような”きっかけ”を与えることを念頭においた”チームづくり”の取り組みが積極的であったことは、吉村先生ならではの手法だったと思います。

歓送会用のMOVIEを編集しながら、また、当日の会終了後に吉村先生と久しぶりに飲みながらいろいろなお話をさせていただき、再認識したことがありました。

チーム力を高めることも大切。また、感謝の気持ちをベースに活動することも、気配りや優しさを前面に出した言動を心がけることも重要だとは思います。

だけど、それらだけで、勝てるわけがありません。

ベタですが、兎にも角にも、”個の力”を高めることが最も重要だと思います。

ガッツ、負けず嫌い、必死さ...
こういったことをもっともっと前面に出して、練習を頑張りきるようにすることが、今のMarauderには最も重要になるのではないか...。最近は、強くそのように思っています。


さてさて。

吉村先生の歓送会にご出席頂きましたOBのみなさん、本当にありがとうございました!!!

この日の開演に流したMOVIEを編集し(当日の映像をエンドロールにまとめました)、このBLOGの右側に貼り付けておきました!(僕のビデオサイトにもアップロードされています。)

Marauderの壮絶な歴史を”感じとる”、良い資料になるかと思いますので、現役のMarauderたちも、是非どうぞ。

吉村先生、長きにわたり、お疲れさまでした。

そして、本当にありがとうございました!

今後とも宜しくお願い申し上げます!!!



◎    ◎    ◎

さて、最新のVIDEO、"Since The Last Goodbye"の挿入歌を紹介します。

VIDEOのタイトルは、ズバリ、THE ALAN PARSONS PROJECTの名盤、"Ammonia Avenue"に収録された、”隠れた名曲”のタイトルからとっています。

昨年インカレ前に作ったMOVIEでは、このアルバムからのヒット曲である"Don't Answer Me"を使いましたが、これと双璧をなす優れたメロディを持っているのが"Since The Last Goodbye"だと思っています。

曲の構成も素晴らしいですね!

個人的には、この曲の歌詞が、吉村先生と水泳部との関係を表しているみたいで、完成したVIDEOをみて、何だか泣けてきました。

次は、BOSTONの捨て曲無しの名盤、"Third Stage"から、ヒットシングル、"Amanda"のアンサーソングともいえる"My Destination"を繋げました。

小曲ですが、この中に秘められたドラマ性は凄まじいものがありますね。心に沁みます。

実は、同アルバム収録の、"To Be A Man"の使用も考えたのですが、「尺の問題」により、"My Destination"にした次第です。

エンドロールでは、ABBAの世界的
出世作、"Arrival"のオープニング曲、"When The Kiss The Teacher"を使用。

ま、ちょっとした「遊び心」ですね。


そして最後は、ダン・フォーゲルバーグ(故人)の大ヒット曲、「懐かしき恋人の歌」(Same Old Lang Syne)を使いました。

この歌詞が、短編小説みたいな感じでして、これまたグッときます。

とっても久しぶりにお逢いすることになる吉村先生との再会、ということをこの歌詞をリンクさせて使用するに至りました。

この曲のエンディングは、日本人なら誰もが知っているあの曲!
”締め”としては最高だと感じた次第です。

曲選びにも、今回は大分時間を割きましたが、良いものになったと思っています。

ハードロックは使用せず、ポップフィールドの名曲から、いろいろな曲を探し続けた1ヶ月でしたが、いややっぱ、音楽って、素晴らしいですね。

そんな単純なことを再確認させていただきました。

繰り返しになりますが、吉村先生、本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました!!!

それでは!







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