2012年6月28日木曜日

OPEN ARMS

こんばんは


39週目の半分以上が経過しました。
火曜日には、午前中にSPたちが、午後にはMD1たちが、それぞれ50m単位のハードセットに挑みました。相当長いセットに挑んで来た彼らからすれば、火曜日のセットは集中しやすく、上げやすいセットであったと思います。
DISTたちも、Total Endurance系のせっとながらも、量的ハード期に比べれば半分程度のメインになってきたため、”質の向上”にきっちりと勤しんでおりました。


量が減っているからこそ、クオリティを上げていきたいところなのですが、思い通りに行かず苦戦しているメンバーも居たようです。それでも、メンバー通しで励まし合いながら試練に立ち向かうことを知っているMarauderでは、心折れること無く最後まで挑み続けることを可能とする、不思議なパワーに支えられ、若干の不調を訴える者も最後まで頑張っていました。


さて、本日の午後は、DISTとMD1のみが2回練で、その午後に”Blue to Pink"のセットに取り組みました。
通常、敏腕女子スタッフに、タイム計測と記録を行ってもらうのですが、本日は女子スタッフが全員欠席という事態に相成り、ちょっぴり困った状況になりました。


そこで、OB・Takuyaに急遽アシスタントのお願いをし、何とか午後練をやりきろうと決心を固めたところ、なんと心優しき4年生たちが(K-sukeとRyosuke)、スタッフ志願してくれ、結果的に選手側からすれば、ほぼ問題無くトレーニングに集中出来るようなサポートをしてくれました!。


日頃の女子スタッフの活動を理解し、チームで闘うことを真に理解したリーダーたちの判断でしたが、...素晴らしい行動だったと思います。


僕がお願いしたわけではないのに、こうした行動にできる4年生を、僕は誇りに思います。


さて、週末は”伝統の一戦”です。
テーパーなどせずに挑むのはお互い様。
その中での”真剣勝負”になるわけです。
キツい状況のなかで、最後まで闘いぬくための”最高の試練の場”になる日中戦です。今できる”最高”を目指して頑張っていきましょう!


◆     ◆     ◆     ◆ 


中大は、いわゆる”学食”の豊富さには定評があります(TVでも紹介されたくらいです)。学食として考えれば、かなり高レベルにあると、僕は思っています。
中大多摩キャンパスの中央に位置する”ヒルトップ”には、10店舗を越える食堂があります。
僕が週に1回はお世話になっている「和おん」は、おすすめの食堂ですし、学生からの人気も上々です。


各食堂”週替わり”や”日替わり”の工夫がなされているのですが、この「和おん」も例外ではありません。


たとえば今日食したのが、週替わりうどんである「激辛肉盛冷し麺」(上段)、先週は「なんとか担々麺」(商品名忘れました...中段)、その前が「冷やしネバネバ酸辣湯」(下段~)。どれも工夫を凝らしてくれていて、結構楽しませてくれます。
ちなみに今日の『激辛』は、僕の感覚からすると『ちょい辛』でした。また、今回示した3つの中では、酸辣湯がいちばん楽しめましたね。


この「和おん」以外にも、工夫を凝らし、なかなかの(大学食堂としては)逸品を提供してくれる店があり、学生のみならず、僕のような食にちょっとだけうるさい教職員をも楽しませてくれる食堂が、中大にはあります。


この「和おん」のうどんは、首都圏で確実に成長してきた讃岐うどんのチェーン店レベルには達しているように思います(麺は自家製とうたっていますしね)。


それでは!!!

2012年6月25日月曜日

STILL THEY RIDE

こんばんは


39週目に突入しました。
今週末には、”伝統の一戦”が控えていますが、DIST/MD1たちはこれまでの流れをほぼ変えず、そしてSPたちは”1回練”のなかでしっかりと”挑む”こととしています。そのSPたちは、午前中にベース系のトレーニングを行い、その後abeちゃんDRY。ハイパワー系のWorkoutを質高く行えたそうです!


他方、中長距離勢については、その午後にDISTでENDURANCE系のトレーニングを、MD1では”BLUE+Max”に挑んでもらいました。
MD1たちは(YamatoもまだMD1に居ます)、”Max”の部分できちんと挑んでおり、意識を高く保てているように感じました。





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お気に入りの店に、先週末行ってきました。
土曜日には、行列が絶え間なく出来ている店であるのに、僕が通りかかった時には珍しくすぐに入れました(僕のあとは再び行列が出来ていました)。


嬉しい誤算だったのは、12:00を過ぎていたにもかかわらず、1日10食限定の”汁無し担々麺”をいただく機会に恵まれたこと。
大盛りが出来なかったのが残念ですが、期待以上の味を思わず堪能することができました。


いやしかしここのラーメンは、本当に質が高い。
限定メニューであるこのラーメンも素晴らしかった。


一見、冷やし中華のようなヴィジュアルですが、これはいわゆる油そばの要素を含む担々麺です。結構スパイシーなので、写真にあるような野菜たちがその辛味をマイルドにしてくれます。
とにかく美味い逸品なのですが、その味の要となっているのが肉味噌。
花椒が効いたかなり本格的なもので、そもそも辛いモノ(特に”麻”の方)が好きな僕としてはこの味付けには大満足(なかなかにスパイシーですので、辛いモノが苦手なヒトは避けることが賢明)。当然の如く、途中からラー油を追加し、激辛担々麺へと変貌させました。


通常の煮干しラーメンの要素はほぼ感じられない、コクのあるまぜそばでした。これで今週も頑張れるな。




それでは!

2012年6月23日土曜日

OUT IN THE FIELDS


こんばんは


”壮絶的ハード期”ともいえるWK38、その終盤となりました。


火曜日には、DISTが60x100mというヴォリュームワークを、MD1が3Rx8x50m/5Rx4x50mというRP的ハードセットを、そしてSPたちは4Rx8x50mというDHセットに挑みました。


水曜のストレングストレーニング、そして木曜の"ハイパワー系”DRYはきっちりやってもらいつつ、木曜の午後には、ENDURANCEタイプのハードセットにとりくんでもらいました。この点、MD1で実施されたものは、一定距離の中で、ベース(EN2)の泳ぎからいきなりRPに切り替えてスピードを上げるという、"SHIFT CHANGE HARD”のセットと、高濃度まで血中乳酸を高めるキックのMaxセットであり、"メイン”と言っても差し支えのない内容だったと思います。


そして本日。DISTには18x150mのRP(後半はDIE HARD)、MD1には4x100mを5ラウンド繰り返す,Maxで取り組むRP的練習(?)、SPたちには4x50mのハードの後、100を全力で泳ぎ切るというセット(これを4ラウンド)に取り組んでもらいました。


こうしたハードワークのなか、どのグループにおいても、『今週はとにかくやりきる!!!』という意志が伝わって来るような頑張りがみられました。
頑張っている中、パフォーマンス的に上がって来ているのは、主にSPたち。なかなか高レベルのタイムで上げてくることが出来ていました。
他方、中長距離勢は、これまでの度重なるハードワークにより、相当の苦労を強いられているように見受けられました。


それでも、まだまだ「押して行く」トレーニングは続いていきます。気持ち負けせず、そして、様々な「努力と工夫」を”より一層”重ねられるよう頑張って欲しいと願います。


この日々の大切な取り組みをきちんと出来ている好例が、”束の間の”中大練を楽しんでいるChiaki。
先週までの過酷な合宿により、身体が蝕まれている様子は一切無く、むしろ、ハリのある肉体が維持されているように思いました。
表情も,いつも以上に”気”に満ちていたことから、毎日登場したハードワークに対応すべく、しっかりとした「努力と工夫」を重ねてきたことが容易に想像できます。(そういえば、今日はChiakiを含む、中大現役学生オリンピアンの壮行会が行われました⇒)。


今”追い込まれている”Marauderたちは、まだまだ『受け身』の状態でトレーニングをしている段階から"完全には”抜けられていないのかもしれません。
気をつけているつもりでも体重が落ちる。肩まわりが悪くなる。腰の張りがひどく沈む原因となる...何れにしても、調子を維持できない。
こうした症状が出ているのは、『気をつけているつもり』の努力が成果として表れていないことを意味します。「やっているつもり」でいても、それが成果として表れなければ、やり方がまだまだ甘いか、やるべき工夫が適正でないかのどちらかといえます。


ここで、「なら、やっても無駄か」と諦めるか、「もっと良いやり方があるはずだ!」と追求心を出すかで、随分と変わってきます。


本気で、心底本気でトレーニングに向かっていくのであれば、もっともっと、やれることはあるかもしれません。


ダメな時、弱っている時、あるいは弱気になっている時、実は自分の可能性を閉ざすような言動に陥ることがあります。
自分の殻に閉じこもり、他者を閉ざす。
明らかに、『可能性の扉を閉ざしている』状態にあること、早い段階で気づく方が、自分のためにもチームのためにも良いでしょう。


どうせやるなら、勝つ方が良い。だから、どうせやるなら、最高の努力を!


それでは!!!















2012年6月19日火曜日

TWICE SHY

こんばんは


もう次の週に入っちゃっていましたね。
泳ぎ込み期・追い込み期では、僕も「スイッチが入った状態」
にあるので、そのような時にはこのBLOG記事作成にも力が入るものなのですが(アダプテーションのときなどは、時間的には余裕があっても、記事更新の意欲が低くなる...)、すみません、先週末は書きたくても書けない状態に陥ってしまいました。


Marauderたちは、その間...相変わらず”挑み続けて”います。


先週後半くらいからは、『泳げるようになってきた』ものの、それを上回るカラダの張りだとか、”体の芯からくる疲れ”などにより、『頑張りきれない!』という者が出てきました。いや、しかし頑張ってはいますし、挑んでくれているメンバーがほとんどです。
現状、"ENDURANCE SPEED"の週にほとんどのグループが突入しているため、"DIE HARD"などの「全力で頑張る」セットが増え、結果、下半身を中心にカラダの芯に残るような疲れを誘うトレーニングが積み重なり始めているわけです。


そして週明けの本日も、”押しまくる”ハードなトレーニングの嵐は続いているため、カラダの重さが相当なレベルに達しているメンバーもいるようで、選考会後の”第2時追い込み”と言える現在は、”壮絶期”とさえいえるような様相を呈しています。




特にMD1は、先週の月曜同様Controlled DEC to Max(今日は頑張る部分が200m)をメインセットに据えた、トータルエンデュランス的な色合いを残したHARDなセットに挑んでもらいましたが、その実施前には"最強の身体”を創るためのハードなDRYがあったため、それに対してきちんと取り組めば、その後のスイムには大きな影響が出る。それでも、「手を抜いてしまっては」、可能性の扉を閉ざしてしまうだろう...。そんな葛藤と闘いながら、本日の試練に対し,取り組んだものと察します。


今は、凄く自信のつくようなタイムで泳げる状況ではないし、僕としても、それを強く望んでいるわけでもありません。
だからといって、『これだけ疲れているのだから、タイムが出なくても当然』という甘い考えに陥ってほしくはありません。
「めっちゃきつい!」状況に対し、どれだけのチャレンジができるか、そのチャレンジの成果を"結果として”示すために、どのような工夫と努力を重ねられるのか、さらには、「過酷な試練」に対し、いかにして『精神的に』乗り切るのか...


今日のMD1のようなトレーニングでは、「全力で頑張るところ」に意識が行きがちですし、そこのタイムが想定以上に悪いと、『すべてが終わった』ような感覚に陥ったりします。その感覚は良く理解できるところです。


それでも、キツい時には、それなりの対処法や『挑み方』があります。
いつもと同じようには、もしかしたら頑張れないかもしれないけれど、トレーニングの質を維持することは可能なハズです。

たとえば、仮に「全力」でいくところは巧く泳げなくても、最大下のコントロール泳であれば、その質を高めることは出来るはずですし、今日のようなトレーニングであれば、そこが達成されるだけで、"メイン”の8割くらいの泳ぎは、その質を下げずに出来たことになります。こうした、「整える」意識を強化した結果、それが『飛ばす時の泳ぎ』に反映されるケースもあるわけですから、やはり『諦めない』ことが肝心といえるでしょう。


そう、見方や捉え方を少し変えてあげれば、「酷い状況」においても、トレーニングの質を上げる(維持する)ことは出来ると考えます。

どんなにキツい状態にあっても、目標とする大会は逃げることなく近づいてきますし、乗り越えるべき”試練”も次々に迫ってきます。この点、『気合いを入れて!』頑張り抜く週は、あと3週であること、予めMarauderたちには知らせています。


その3週で、”進化を遂げる”ことを可能にするのは、他ならぬ、「自分」です。その3週の『乗り切り方』は、”自分で”考えることが出来るし、その3週における”チャレンジ”は、本質的には自分で創り出すものです。


自分の,そして自分たちの目標を叶えるために必須となる、”ブレのない心の軸”を強化するためにも、この”壮絶期”は最適の時期といえるかもしれません。
本当に挫けそうになったとき、"メンバー・ケア・マインド”たるチーム力は大きな力を与えてくれるかもしれません。
しかし、先ずは最初から「チーム力」に甘えることなく、ひとりひとりが自らの力でチームに勇気を与えるような、”ブレのない自分”を目指し、頑張り抜いて欲しいと願っています。


それでは!!!



2012年6月12日火曜日

ONCE BITTEN

こんばんは


37週目に突入しています。
"泳ぎ込み”が本格化し始めました。


週初めの昨日は、その午後にSPたちがT-30(T-25)にチャレンジしました。
中にはすっごく久しぶりの者もおり、苦労している感が伝わってきましたが、そんな中でもしっかりとベストを出してきたのが5月中にMD1に"修行”に来ていた4年Fumiya。あくまでも、T-25というテストの中での話ですが、泳パフォーマンスは確実に上がっていルということが出来ます。


他方、DISTたちはVolume Work、MD1たちは5月頃には”メイン”扱いだった"Controlled DEC to HARD"のセットに挑んでいました。"サブメイン”的な扱いになっても、”HARD”(昨日は400ですね)のところに対してはしっかりとチャレンジ出来ていたように思います。
最も、スイムの前に実施した、hardなDry Landトレーニングの影響で、「腕が言うことを聞かない!」という状況だった者も少なくなく、中にはタイムとしては「イマイチ」という者も数名おりましたが。




さて、本日は、何れのグループも”メイン”に取り組む日。
SP、MD2たちは、まるでMD1のようなENDURANCE系のメインでしたが、先週からの引き続きの取り組みであったため、大分頑張れるようになってきています。確実に、能力は高まっているように感じました。最終的には、かなりスピードも出ていましたし。


一方、MD1たちは比較的ショートインターバルで行う"DIE HARD"(20X50/16X50/8X50)に挑み、なかなかの結果を残してくれました。
先週の段階では、まだまだ動きが悪い者が多かったのですが、今週になって(先週よりもダメージは大きくなっているはずなのに)、より良い動き、より良い泳ぎ、より良い取り組みになっていたように思いました(おしなべてみれば...ですが)。
5月頃には4000mくらいあったメインのトータルもその半分程度となり、より集中できるようにしていますが、Marauderたちは「質を高める」と言うことに対して、きっちりと応えてくれたように思います。
ちなみに、5月のFumiya、Maoに代わり、6月はYamatoが"武者修行”に来てくれて、新鮮な風をMD1に送ってくれています。今日も頑張っていました。


DIST3人は、引き続き"Total Endurance"的なメイン(そのトータル6400m)に取り組み、比較的「良い仕事」をしてくれました。ずっと頑張り、ずっと飛ばすだけではなく、技術的なコントロールをしながらのCONT.DEC.HARDは、DISTたちの可能性をまた少し広げてくれたように思います。


まだまだ半分が過ぎたところです。
取り組んでいるトレーニングをより良いものとするための”工夫と努力”については、限界無く追求できることです。
ストレッチングにしても、今日の午後練後に少し話をした”アイシング”にしても、しっかりと「理解」して取り組むことが重要になってくるでしょう!
より良い方向へ!」という”可能性を追求”することは、本来は「楽しいこと」であるはずです。
きついなかで、そういった方向性を見いだす...
こんな「凄いこと」に取り組める、”今”に感謝しつつ、後半戦も充実した日々を送っていきましょう!


それでは!!!



2012年6月9日土曜日

ASHES ARE BURNING

こんにちは


36週目が完了しました。


金曜日は、D&MD1が2回練でメイン、MD2、BR&SPが午後のみでメインに”挑む”という「外せない日」になりました。


ロング陣は10x300mの比較的シンプルなDIE HARD。昨日は3人共に良い泳ぎが出来なくて苦労していましたが、[泳ぎを創る]努力だけは忘れていなかったようで、そのあたりは評価出来る点でしょう。


MD1、BRたちは4X100m単位のDIE HARDを5R繰り返すという、レースを意識したセットに挑んでもらいました。時期的なこともあり、ラウンドが進むにつれて、インターバルが短くなる。だけども最終的にはMaxに至らしめるという、スピード時期には主とはならないようなセットでしたが、トレーニングの意図を理解し、クオリティの高いトレーニングにしようと各自が取り組んでいるように思いました。
月・火のメインに比べ、思い通りに動く割合が高まってきたようで、今後に繋がる頑張りになったと思います。


スプリント陣は、[今週の拘り]、”ブルピン”的要素の高いメインに挑んでいました。JAPAN OPENに至るまで、いわゆる泳ぎ込みをしたわけではないので、ここでその部分の補強をしっかりと行っている感じですね。”ベース”の落ちを、引き続き感じながら取り組んだ者もいたようですが、しっかりと頑張れているようでした。


選考会から、この夏のインカレまでの「道程」は、グループによってまさに異なってきています。複雑な経路をたどりつつ、「皆」が共有して大切にし、そして最大の目標としているインカレに向かっていく様は、Marauderらしさに溢れているし、おもしろいところです。
その日1日だけを「切り出して」みると、まったくバラバラのことをやっているように思えるのですが、向かう先やヴィジョンはチームで共有している「確固たるもの」であるから実現できることです。
”個を活かすチームワーク”は、Marauderだからこそ実現できるものだと、僕は勝手に思っています。


僕らコーチは、Marauderたちの「個」を出来る限り尊重し、熟考する結果、可能な場面では個別のプログラムにしたり、Workoutを特殊なものにしたりもします。そのため、何十時間もかけてプログラムを最適化しているし、時には数時間かけてその日のWorkoutを検討しています。


でも、それが可能となるのは、Marauderが「チーム」として高いレベルにあるからに他なりません。
もしも、その「チーム力」なるものが低下していったら、「個を活かす」プログラムの具現化が難しくなっていくわけで、「チームだからみんなで一緒に!」的なトレーニングが増えることになるでしょう。結果、人によっては不充分、人によってはオーバーワーク、人によってはやる気すら起こらず...といった事態が起きかねないわけです。


同じ生活環境で暮らし、誇りに思えるような最高の目標に向かい、それぞれが”努力と工夫”を追求する。
それを、「気持ちよく」実現していくためには、やはり”メンバー・ケア・マインド」が欠かせません。


チームメイトを認めるからこそ、「個を活かす努力」が輝いてみえる。
その人の個性を理解し、その上で敬意を持つからこそ、一見自分勝手とみえるような行動も「許せる」ようになる。結果、「優しさ」を強さに変えるきっかけを得る。
優しさや、「人のため」という”思い”が自分にもプラスに作用する。「自分のため」という努力や行動も、正義を貫きとおすやり方を選べば、他人にもプラスに作用する。


そんな「摩訶不思議なパワー」に溢れたチームに育つ日が、僕は待ち遠しいです。そんなチームと共に、この夏を乗り越え、挑んでいければ最高です。




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中大からほど近くにある、「ラーメン二郎野猿街道店2」は、このあたりでは「にんにくや」と並ぶ行列店です(最近では、土日の”虎空”の行列もなかなか...)。


Marauderたちの中にもファンが多いようです。
僕自身は、心身ともに元気なときに、「たま~に」食したくなります。


この木曜日に久々に行ってきましたが、11:00を過ぎたばかりなのに、待ち時間アリ、という相変わらずの人気ぶり。この日は「つけ麺」を食べました。


重量感のある麺、そして大量の野菜のため、箸を持つ手の前腕がやけにつかれ、アゴも疲れるという、まさに「体育会系」のラーメンなのですが、このときは行く直前まで行っていたMB系DRYのため(パートナーが居なくて、僕が選手に投げていた)、殊更に麺が重く感じました(フツーのラーメンにしたら、麺を持ち上げられなかったかも!?)。


ま、しかし、望んでいた味が食べれれば、当然の如く「美味い」を思うわけで、至福の時となりました。


個人的には、にんにくを投入しませんし、何も「マシマシ」にしません。また、フツーのラーメンでも、つけ麺ばりに味が濃いので、「くどさ」を少しだけ避ける意味でもつけ麺の方が良いかな...と思っています(本当に若干の酸味と辛味があるからかもしれませんが)


しかしですね、ここのラーメン食べた日は、必ずと言って良いほど胃腸の調子が悪くなります。本来はカラダが欲していないものなのかな~
美味しいとは思うものの、頻繁に行くことは、健康面から考えても控えたいと思う、「魔のラーメン」であるように思います...


それでは!!!

2012年6月7日木曜日

WALK THIS WAY

こんばんは

CURVE TESTから始まった36週目は、再びしっかりとした基盤を創り上げることをメインテーマとしています。

SPたちは、火曜の午後も、そして本日の午後も、”BLUE TO PINK”のENDURANCEセットに挑んでいましたが、セットの後半になるにつれ、思い通りの泳ぎが出来なくなるメンバーも居るようで、CURVE TESTの結果同様、「何か」を示してくれるような練習になっているのではないかと感じました。ヒントはそこら中にある!という感じでしょうか。

他方、中長距離陣は、2,3週前に戻ったかのようなVolume Workを火曜日以降展開していますが、今ひとつ対応出来ていないメンバーが居ました。
レースや、その後のちょっとしたアダプテーションにより、生理的機能に乱れが生じ、結果、頑張れなくない状況に陥った者も居るのかもしれません。あるいは、それまでの凄まじい頑張りにより、正の貯金のみならず、負の貯金もしてしまったことが原因なのかもしれません。
 それでも、トレーニングは続いていきますし、「何とかして」頑張って欲しい。上記のような「乱れ」は直に落ち着いてくるだろうし、再び「頑張り抜ける」カラダになっていくはずです。負債を背負ってしまった者は、その解消に向けて「他方面」から努力を重ね、乗り越えて言って欲しいと思います。


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今朝、Head Marauderが、久しぶりに長めのスピーチをしましたね。その一部に、
「愚痴や悪口を言う者に、成功者は居ない」という主旨の発言がありました。


学年などの、上下関係という敷居があり、さらにはいくつかの規則・罰則がある組織においては、愚痴・悪口が蔓延してしまう可能性が生まれます。
「良いチームを作りたい!」という目標を、チームメイトの大多数が心から望んだときには、これが限りなくゼロに近づいていくものです。
ところが、愚痴・悪口が普段からの「癖」になっており、そこに気づかない場合があります。厄介な癖ということができますよね。
先述のような発言からすれば、その悪しき習慣により、いつまでたっても成功するためのベースが確立されないということになりますし、当然のことながら、周りのメンバーにも悪影響を及ぼします。場合によっては、本当は大切なハズのチームメイトを、深く傷つけたりもします...。



強かったMarauderには、「メンバー・ケア・マインド」がありました。
単純に思い遣りがあったし、優しかった。
チームメイトを「たてる」ことが出来る状態だった。
上下関係は大切にしてたけど、そこにはお互いの「信頼」が存在していたから、少なくとも愚痴や悪口が蔓延し、チーム力が低下することもなかった。



大きな目標に向かって邁進しているときだけ、調子良いことを考えたって遅いわけで、普段から「メンバー・ケア・マインド」を心がけないと、本当の”力”がつくことは無いと思います。
そもそも「メンバー・ケア・マインド」は、そんなに簡単に達成できるものではなし、目標が近づいてから考え始めたところで、大きな力にはなり得ないと思うわけです。


まだ少し遠く感じる今だからこそ、もっともっと、それぞれのチームメイトの気持ちにたって、言動を起こすことを始めないと、「勝つためのエネルギーに溢れたチーム」に育ちきれないと考えます。




この夏に、最高・最強の目標を達成するためには、メンバー人数分を遙かに超える大きな力が必要になります。
その基礎は、ただ単純に「トレーニングを頑張る」ことだけではなく(もちろん、「強い個」の確立は欠かせないが...)、日々の生活から培われる[メンバー・ケア・マインド」にあるのだと考えます。

自分の言動が、もっと言えば、その存在自体が、チームメイトの力になる、そんな"アスリート”に、ひとりひとりがなれるよう、「努めて」欲しいと思います。


少なくとも、「最高のチームづくり」は自然に出来上がるものではないし、学年に関係なく、ひとりひとりが「努力」しないと達成出来ない「壮大な目標」だということに、早い段階で気づいてほしいと願っています。


明日で、ちょうど「3ヶ月前」になります。
良い節目だと思うし、ここから先、みんな自身が「チームを進化させる」ことについて、考えてみて欲しいと思います。


それでは!




2012年6月5日火曜日

REASON TO BE

こんにちは。


36週目、day1が終了しました。


adaptationを経て、再び始まった”泳ぎ込み”の1日目、その午後には今シーズン5回目であり、最後となるLactate Curve Testを実施しました。


”泳ぎ込み軍団”は、その期間のトレーニングによりどのような泳力変化が起きたか、そして”テーパー軍団”は、ピーキングを行った後の泳力がどのようなものであるか、それぞれチェックするために行いました。


ざっくりと結果を眺めると、泳ぎ込み軍団の方は、以下のような4つのタイプに分類できました。
 ①【良好】 「泳ぎ込み」の成果が、血中乳酸ー泳速度曲線の下方シフトに表れた者たちであり、ラスト(最大努力泳)の結果もベスト(テスト時の)かそれと同等のタイムで泳ぐという、「理想的変化」を示したタイプ。
 ②【まぁまぁ】 BLUE以下の強度(4mM以下)の泳力・泳効率は良好であったが、ラストの泳ぎ、つまり「頑張る時」の泳ぎが崩れてしまった者。泳ぎ込みの疲れや、先週にadaptationを入れたことにより、むしろ調子が崩れた者などがここに入るのかと思います。
 ③【イマイチ】 ②に似ているけれど、ラストだけ、飛び抜けて悪かった者。「何らかの原因」により、頑張りきれなかった(血中乳酸も低く、タイムも遅い)タイプですね。「踏ん張る」ところで耐える体力・精神力がない、頑張れるような体調にない、気持ちが充実していない、など、簡単に説明できない事情がありそうなのですが、選手からは「頑張れなかった」、とか「力が入らなかった」といったコメントをテスト後に聞くことができます。
 ④【問題アリ?】 血中乳酸ー泳速度曲線が全体的に上側にシフトしており、泳ぎの効率が著しく低下していることが露わになった者。楽に泳ぐところで楽に泳げず、頑張っても遅い、という状態。疲れ・筋の張り等により、良い泳ぎが出来ない⇒それが、「より疲れる泳ぎ」に繋がってしまう、という悪循環のような状態でカーブテストをこなした者、と解釈しています。


1本だけではなく、3本のコントロール泳と1本の最大努力泳で構成される”カーブテスト”から導き出されるグラフの変化をみることで、様々な可能性を追求できるカーブテストですが、その選手の血中乳酸濃度のピーク値、さらには種目特性や体力特性に応じた血中乳酸濃度の変化を把握していないと、的確な判断が難しいところではあります。僕なりの解釈では、”泳ぎ込み軍団”においては、①と②が2/3程度(12名),③と④が1/3程度(4名)みられました。後者については、原因を見極め、それなりの「対策」を施して行く必要がありそうですね。


他方、テーパー軍団についてみると、それぞれ半数程度の割合で分布しているようでした。
 ①【良好】および②【まぁまぁ】、すなわちテーパリングにより、体調・泳ぎの効率が改善された状態でカーブテストに臨めた者たち(6名)は、これらにより「泳力が上がった」という結果を示すことが出来ているようでしたが、半数程度の者(7名)は、③【イマイチ】あるいは④【問題アリ?】の部類に入ってしまう結果となりました。これが、体調の問題なのか、技術的な崩れに因るモノなのか、はたまた根本的な「泳力不足」に因るものかは、精査する必要がありそうですね。わざと効率の悪い泳ぎをしようとする者なんて、居ないわけですから。


様々な事情・状況・体調が交錯し、もたらされるカーブテストの結果の中で、V4(血中乳酸濃度4mMに相当する泳速度)もラストのタイムも「大幅に」ベストを更新したのがこの2人。テーパー組のTakumiと泳ぎ込み組のK-suke。




泳ぎ込みも始まった(再開された)ばかりです。
5月までに展開された「基礎的な泳ぎ込み」から、今度は「発展的・応用的な泳ぎ込み」に移行していきます。
良かった者も、課題が残った者も、今後に活かす「工夫と努力」をしていきましょう... 大学生らしく!


それでは!!!