2012年9月22日土曜日

CHU

こんばんは

ただいま"off"まっただ中ではありますが、大学の授業については今日から再開となりました。
それにあわせて、自主練をしにきたMarauderも居たようですが、プールには一滴も水が入っていない状態でした。来週の頭には泳げる状態にはなるはずですので、週末まではゆっくりして下さい!

さて、新しいメゾサイクルに向け、BLOGも一新する予定ではありますが、この4年間を締めくくる話題として、2012シーズンのリーダーたちの「回顧録」を記していきたいとおもいます。


まずは優しきリーダー、Chu。

4年前に、岩田康佑(彼のSCの先輩にあたります)から、「伊藤忠治という僕の後輩が、中大に凄く入りたがったいます」ということを聞いて、最初は「へぇぇぇ」としか思いませんでした。
インハイ、JOの何れも予選落ち、国体は出場していないという選手が、まさか入学に漕ぎ着け、最終的に主将を務めることになるとは、そのときは全く予想出来ないことでした。

入試の時に、練習体験をしてもらいましたが、このときに初めてChuの泳ぎをみました。
率直に思ったのは、「時間がかかるな...」ということ。ただ、スカーリング系ドリルの飲み込みの早さだけは際だっており、「伸ばすのには少し苦労するけれど、可能性がないわけではないな!」と感じたのを、今でも覚えています。


入学して半年は、当時のMarauderの中で最も得点力の高かったIMチームについていくのが精一杯で、それでもついて行けないことが少なく無く、その頃よく、「イトー5ヶ年計画。お前を伸ばすのには時間がかかる。5年目に成功するように頑張るよ!」と半分冗談、半分本気で言っていたことも良く覚えています。
また、最初のインカレが終わった後の個人ミーティング時に、「人の目を気にして生きるな。自分をしっかりともって行動しろ。何が大切かを考えろ!」と率直に伝えた後、涙を流したことも忘れられない想い出です。

その後の彼の冬場の取り組みには、目を見張るものがあり、様々な面で変化がみられました。そして掴んだ初の日本選手権出場権。高速水着の着用が禁止され、ほとんどのMarauderたちが記録を出せずに終わったことを尻目に、きちんとベストを出したことも良く覚えています。
その結果が評価されて挑めることとなったその年のインカレでは、得点をすることは叶わなかったものの、大ベストを出して気を吐いたことは、僕にとっては凄く嬉しいニュースでした。


しかし、次の1年は、再び「試練の年」となり、得意の400mでベストを出すことが出来ず、再びインカレレギュラーから外れ、辛酸をなめることになります。この年には、かつて彼が経験したことがないほど泳ぎ込ませたのですが、正直、またしてもついて来れなくなる時が多く、僕としても考えさせられる機会が多かったことも事実です。この年の”失敗”があったからこそ、最後の年は、彼に「ある程度」適応したプログラムを設定することが出来たと思っています。

彼自身にも、進化とも言うべき、大きな成長がみられました。
特に、叱られ続けた1年時に比べ、劇的に進化しましたし、この1年間だけをみてもかなりの成長を示したと思います。
自ら考えて、高い意識をもってトレーニングに取り組むようなになったし、わからないことがあれば僕に訊きに来る。これらは、彼が下級生の頃にはみられなかったものです。

昨年、彼の高校時代までを知る関係者に、 「次の主将は忠治なんですよ。」と告げると、「ええっ!!!」という反応が比較的多かったことからもわかるとおり、もしも彼が中大に来て成長していなかったら、主将は務まらなかったかもしれません。中大に来たからこそ、主将を務める年に至るまで、劇的とも言うべき様々なことを経験出来たのだろうし、それがあったからこそ、この難しい1年間をまとめ上げるという大役を務めることが出来たのだと考えています。

そう、彼の4年間の、ほんとうに「劇的」ともいえる成長こそが、今年のチームを象徴していると、僕は思っています。
進化したとも言えるくらい(浜松の岡部先生は、そう評して下さいましたね!)の成長を、最後の1年間のなかでも示したからこそ、優勝に導けるキャプテンになれたのだと思います。

決して目立った選手ではありませんでした。
決して何かが突出していたわけではありませんでした。
自分の弱さを知っているからこそ、まわりに優しくすることが普通に出来たし、自分が何者かを(全てではないにしても)知ることが出来たからこそ、本当の強さを追求していこうという姿勢が生まれたのだと思います。

Chuが”あそこまで”育ってくれたことは、(前にも言いましたが)インカレで優勝したこと以上に嬉しかったです。

大学水泳で日本一となったチームの主将を務めたくらいだから、これから先も、「フリや外見」ではなく、「中身で勝負」することを忘れずに頑張れば、きっと仕事でも偉大なるお父さんの後を継げると期待しています。

これからも頑張れ、Chu。(PS;今回、Chuの写真が古かったのは、手元に最新の写真を収めたHDDがなかったため。ごめん。その代わり、最新Videoのサムネイルには、Chuがドアップの写真を使ったのでご勘弁を!)

★     ★     ★     ★     ★

VIMEOへのVideo投稿、どんどん進めています。2009年シーズンのものまでアップロード完了しています。当時のMarauderたちも、是非ダウンロードして楽しんで下さい。
現在、HDVideoで作成する以前のものを、アップコンバートする試みに入っています。
MVを作り始めた2006年までさかのぼり、準備ができ次第、アップロードしていく予定です。
お楽しみに。



 cd      diamond       cd       diamond       cd


さて、2012インカレの最新ビデオ、"Stay Gold"のテーマソングを紹介していきます。

インカレのMVでは、例年HR・HMバンドが演奏するバラード、いわゆる”パワーバラード”を使うことが多いです。それも、欧州的な様式美を漂わせるものではなく、北米でヒットした、あるいはヒットしそうな、どちらかというと大らかかつ甘い感じのメロディを備えた美しい曲を使うようにしています。
チームメイトを感動させ、やる気を起こさせることが目的となるため、「音楽の力は大きい」と信じている僕としては、やはり使用する曲のメロディには拘っています。


FIREHOUSE "3" (1995)
そのオープニングには、甘く温かいパワーバラードを歌わせたら天下一品の、FIREHOUSEの”I Live My Love For You"を使っています。
前奏がなく、いきなり歌い出すという展開の曲を1曲目に使用することだけ決めていましたが、この曲は、サウンドプロダクションも抜群だし、曲の美しさでも際だっていたので、オープニングに使うことにしました。

この曲も素晴らしいのですが、FIREHOUSEといえば、なんと言っても"Love Of A Lifetime"という珠玉の名曲(1st収録)や、"When I Look Into Eyes"といった、クサイほどに甘いバラードが有名です。何れもウェディング・ソングとして利用可能な聴きやすさと美しさを持っています(僕は前者を利用しました)。メロディの美しさでは、たとえばBON JOVIよりも遙かに上を行っていると、僕は思っています(少し系統は異なりますが)。1st ~3rdは何れもお勧めですが、やはり一番は1stでしょう。お勧めです。

それでは!!!

0 件のコメント:

コメントを投稿