2012年9月29日土曜日

KOHEI

こんばんは

2012シーズンのリーダー紹介シリーズ、今度は水泳と海と料理を愛する男、Yamaちゃんにスポットをあてます。

彼はずばり、「中大に入りたくて入りたくてしょうがなかった男」です。その理由については、昨シーズンのインター合宿中に、彼の小学生時代のコーチと話をしたときにわかりました。要するに、そのコーチ(現在は、アカデミー新城でがんばっていらっしゃいますね!)が、小学生時代から彼に「中大に行きなさい!」と言い続けてくれたそうで、その影響を彼も否定しませんでした。

念願叶って入学した中大では、おそらく彼が想像していなかったような苦難が待ち受けていました。
1年の冬場に起こったこと。原因不明の、しかも重度の偏頭痛に悩まされ、まさに「練習どころではなくなる」という事態に陥ったのでした。

専門医をまわり、幾多もの検査を重ね、なんとか改善に導くよう努力しましたが、一向に良くならない。最終的には、彼に『如何にして水泳に没頭させ、楽しませるか』がカギになることに気づいたのは、2年生のインカレが終わった後のことでした。

以来、『問題が起こる』のは、大好きな水泳に集中出来なくなった時か、思うように泳げなくなり、大好きなはずの水泳にちょっとした苛立ちを感じた時、あるいは極度の緊張時という、極限られた時に発生するに至り、3年次以降は、ほぼ「問題無く」Marauderライフに復帰することが出来ました。

Yamaちゃんは...
とにかく優しい。気遣いができる。料理の腕前は寮でも評判で、自分で作って自分で食するばかりではなく、周りの人(僕も何回かごちそうになりました!)にも分けてあげることが大好きなようでした。
ウチの女子スタッフのもとに、幾度となくケーキやらクッキーやらの差し入れがあったこと、Marauderでは有名な話です。

ただし、トレーニング面では自分に厳しく、神経質で完璧主義。技術確認なども、実は凄く細かい。

最後の2年間で、ベスト記録を大幅に短縮することは出来たのですが、その舞台が選手権やインカレの舞台ではなく、どちらかというとトレーニングの影響でヘロヘロになっているようなときであったことがほとんどでした。おそらく、1年時に彼を悩ませた”問題”のちょっとした後遺症もあったのだと思います。

その中で、彼が最も輝き、最高の笑顔を示してくれたのは、忘れもしない2011横浜インカレの8継決勝です。2日目までの成績は全く奮わない。それでも、8継の予選でチャンスを掴み、決勝の大舞台に進むことができたYamaちゃん。

このときばかりは、誰もが緊張するような状況の中、泳ぐその前から「楽しそう」だったし、泳ぎ終わった後も「最高の笑顔」を見せ続けてくれたことが印象的です。
苦しいことばかりが続いていたYamaちゃんに、そんな輝ける瞬間がもたらされ、その最高の”泳ぎ”によって、みんなが心から望んでいた『総合優勝』を成し遂げることが出来たことに、僕は涙を止めることが出来ませんでした。
あんなに感動したことはありません。
そんな感動をもたらしてくれたこと、心から感謝しています。

あの時のレースのように、Yamaちゃんには、まだまだ「覚醒していない」凄い能力が眠っているように思います。それは、もしかしたら、『水泳』ということではないのかもしれません。
その能力が、これからの人生で、きっと発揮出来る時が来ると思います。
そんな日が来ること、心から願っています。

 cd      diamond       cd       diamond       cd

"Stay Gold"本編のラストを飾ったのは、SLADEの"All Join Hands"。これまた、優しいメロディとパワーに溢れ、かつ、ドラマティックに盛り上がっていく構成を持つ、まさに”SLADE節”が炸裂する名曲に仕上がっています。
復活SLADEを一躍スターダムにのし上げた"My Oh My"と双璧をなす、80年代SLADEの名曲と言えるでしょう。1984年に発表された"ROGUES GALLERY"に収録されています。アルバムには、SLADE節を示す佳曲がたくさん収められていますが、プロダクション的に、少し「洗練されすぎ」のようで、大ヒットした前作よりも、HRとしてのエッジが後退したようにも感じました。

何れにしても、曲そのものは名曲です。
SLADEは、ヒット曲も多いのですが、発表している曲の数は,歴史が長いが故、膨大です。ですので、ベスト盤を聴くことをお勧めします。
彼らの曲のほとんどは、『楽しく』、『優しく』、『温かい』というもので、ノリの良いHR的佳曲も多いのが特徴です。CHEAP TRICKに、何となくにている部分があるかも。

この曲のタイトルをインカレMVのタイトルにするか、少し悩んだのですが、最終的には”Stay Gold"に落ち着いたのですが、それはこのタイトルがあまりにもクサい!と思ったからです。

それでは!

0 件のコメント:

コメントを投稿