2012年9月26日水曜日

YAMATO / FUMIYA

こんばんは

”オフ期”もあと僅かですね。
中大のプールは,本日ようやく"Ready"の状態になったようです。
自主練をしたいMarauderは、ようやくそれを実現できるようになりました。

さて、今日はRyosukeに引き続き、SP・MD2の二人を紹介します。
僕からみて、YamatoとFumiyaに共通しているのは、SP・MD2の選手でありながら、部分的にMD1(やDIST)のプログラムに自主的に参加してきたことがある、ということでしょう。


Yamatoは、”泳ぎ込み”期の常連さんで、この時期には大概、”きっついこと”を、自己志願して挑戦してくれました。
BKの選手の特徴は、比較的器用に様々な泳ぎをこなし、また、「潰れる」時期になるまでは練習もえらく強い、ということがあるかと思います。
かく言うYamato選手も、比較的元気な頃にやってくるので、こちらがびっくりするくらいタフな練習を示してくれることが多く、実際練習も強かったです。そして、MD2に帰ってから「暫くする」と、練習がまともにできなくなるくらい疲れ出す。そこで休みをうまく取り入れながら,かなり長めのテーパーを行い、最終的にはSPチームでテーパーを行うことで、”大爆発”に繋げるというパターンが、上級生になって定着してきました。

入学してからしばらくは、中大のトレーニングになかなか馴染めず、また、テーパーしても”爆発”に繋げられず、苦しんでいました。そのため、50mでは良いパフォーマンスを示すも、得意の100mや200mではなかなかベストタイムを更新できずにいました(特に200mは....)。
しかし、3年次になってからは、テンポコントロールをはじめとする、技術面に”巧みさ”が加わり、体力配分的にも”上手く”なってきて、ジャパンオープン2011あたりから、その能力を遺憾なく発揮するようになってきました。4年次には、就活のために春期の長期合宿に参加しなかったにもかかわらず、自分をコントロールする術が誰よりも巧みになった結果、五輪選考会では大ベストを樹立するに至ったわけです。


技術的・精神的に、やはり”成長”したからこそ、成し遂げられた”快挙”とっても良いかと思います。インカレについては、『狙っていた結果』に漕ぎ着けることは叶いませんでしたが、彼の個人種目を上回る頑張りがあったからこそ、メドレーリレーでは久々の優勝を果たすことが出来たのだと思っています。




他方、Fumiyaくんは、どちらかというと積極的に自分から動く、というタイプではありません。それはわかっていたので、こちらからも、『新たな行動を起こす』ための”きっかけ”を与えるよう、配慮してきたつもりです。そのきっかけを上手く活用し、何回かMD1でのトレーニングを行ってきたようでした。

体力的に突出している点があったわけではなく、むしろ身体は小さく、柔軟性に乏しく、筋力も低かった。そして、技術的に突出した点があるわけでもなかった。故に、パフォーマンスも低く、それを自分で理解しているから、自信ある言動がとれなかった。
それでも、「コツコツと努力を重ねる」ことは忘れなかったのがなんと言っても素晴らしいこと。
その成果が顕著に表れたのは、「肉体改造」の面。
最近の選手のなかで、この点において最も成功した一人であり、1年から2年にかけて2kg増量、2年から3年にかけては4kgも増量することに成功しましたし、しかもこの増量、脂肪量の増大を伴っていないところが素晴らしい。結果、3年次の春以降は、もともとの身体に比べれば、自信を持って「ごつくなった!」と評することが出来るほど、「進化」していました。

しかし、この"急激”ともいえる筋肉量の増大が、3年次の記録の停滞の一因になったことは否めず、肉体改造と技術改善のアンバランスが、彼が掴みだした「進む泳ぎ」にかげりをもたらしたし、『疲労しやすい』状態に至らしめたともいえます。その上、肩の傷害の問題も発生してしまい、その影響で、3年次のインカレでは思うような成績を残せなかったわけです。

それでも諦めず努力を重ねた結果、最終学年では見事に100FRのインカレレギュラーを掴んだし、おそらく相当緊張したであろうその舞台でも、『大ベスト樹立』を果たすことに成功しました。

彼の場合、技術的にも、肉体的にも本当はたくさんのアドバイスを求めているのだけど、性格的に『遠慮して訊けない』ことが少なく無かったように思います。
MD1でのトレーニングも、ことある毎に「楽しいから好きです」と言ってくれる割には、行動に移すのは希でした。本当は、きちんとやれば体力も伸びる「素地」を持っているのに、『疲れやすくなった』と「勘違い」していたこともあってか、なかなか『踏み出す』所までこなかったように思います。
ただ、今年のジャパンオープン後には、「最後のチャレンジ」をしに勇気をもってMD1に来ました。そして、最初は苦しんだものの、MD2に戻る頃には、かなりのタフネスさを取り戻し、かつ、技術的な問題点(肩がまわらず、キャッチポイントが”近い”)をほぼ改善していたことに、驚かされたことを覚えています。

そして、何れにしても『自分で決めて、チャレンジをした』ことを自信に、最後の夏を乗り切ったこと、とっても嬉しく思いました。

今日紹介した二人は、「定型のことで満足せず、自ら志願してチャレンジする」ことの大切さを示してくれたと思っています。
MD2からMD1に「完全移籍」(!?)する選手も居ますが、彼らのようなやり方も、個人的には「アリ」だと思っています。

これからの「世界」でも、『自ら考え、志願し、未来を切り開く』ことを大切にして欲しいと思います!
お疲れ様!!!


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"Stay Gold"挿入歌紹介、続編です。
本編は、『美しいパワーバラード』ばかりを使っています。


GOTTHARD
 "OPEN" (1999)
このジャンルで間違いなく高品質な楽曲を提供してくれるのが、GOTTHARD。彼らのバラードの中でも、1,2を争う素晴らしさを感じさせてくれるのが、3曲目に使用した”Let It Rain”。
曲構成も、歌メロも、ギターソロも、歌詞も素晴らしい、パワーバラードのお手本のような曲です。それにしても、故スティーブ・リーは魅力的なヴォーカルを聴かせてくれます。惜しいミュージシャンを失ってしまいましたね。

続いて、世界的有名バンド、BON JOVIのギタリストであるリッチー・サンボラの超~名曲、"The Answer”。
RICHIE SAMBORA
 "STRANGER IN THIS TOWN"
(1991)
この曲が収められている"STRANGER IN THIS TOWN"を聴くまでは、正直リッチーのことは舐めておりました。そして、このアルバムの素晴らしさを認識することで、BON JOVIの凄さがわかるようになりました。
優しさで溢れている"The Answer"は、むか~しむかし、スバル・レガシーのCMソングとして、日本のお茶の間にも頻繁に流れていた曲なのですが、BON JOVI として発表されたどのバラードよりも好きです。
メロディを聴くだけで、なんとなく涙が溢れてくる曲って、凄く少ないと思うのですが、"The Answer"は、そんな稀代な曲の1つです。だから、僕などは、この曲がバックに流れているだけで、Marauderたちの”エール”が感動的に見えてしまう次第です。
やっぱ、音楽の偉大さって、否定できないですね。

それでは!






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