2012年9月10日月曜日

EMOTIONS IN MOTION

こんにちは

2012シーズン、Marauderとしての最後のレースであるインカレが終了しました。

今年もまた、非常に熾烈な、そして熱い熱い戦いとなりました。
「個人種目優勝がない」にもかかわらず(史上初です)、400点台に達しましたし、14回目の総合優勝を果たすことが出来ました。

今年は、前述のように『個人優勝者ゼロ』が代表するように、いくつかの『大砲』的存在の選手が稼ぐ大量得点に支えられたのではなく、各種目で地道に勝ち取った点数の総計で勝ち取った優勝でした。もちろん、数多くの取りこぼしもありましたが、選手・コーチ・スタッフひとりひとりが『自分に出来る最高のこと。』を、レースそのものだけではなく、その発言・行動においても実現した結果、獲得することが出来た勝利だと思っています。
少人数ながら、『総合力』で勝ち取ったものだと感じています。
2日目のメドレーリレーの8年ぶりの優勝は、競技力としての総合力を如実に示したものであると思います。
そして、この総合力は、『チーム力』に支えられたものであったこと、忘れることは出来ないでしょう。

Chuを中心とした2012のMarauderは、『過去最高の成長率』を示したチームでした。
そのスタートから、「嵐を呼び寄せる」ようなチームでしたし、荒れ狂う嵐のなか、道を見失いかけたこともあったと思います。なかには、そのうねりにより、はぐれかけてしまう者もいました。
次々に襲ってくる嵐のなか、それでも前進することを選んだリーダーたちは、それらを「乗り越える」工夫をしたし、努力も重ねました。

結果、1年前に想像することは難しかった、素晴らしいチームがインカレの直前に出来上がったと思っています。
そして、インカレの期間を通しても、チームはさらに成長をし続けたと感じています。
まさに、「チーム力」の凄さ、素晴らしさを再確認できた大会でした。

”Triumph Over"が目指したことを、まさに具現化するようなチームビルディングであったと思います。4年生達、見事です。
僕は、優勝したことそのものよりも、”あいつら”が、こんな立派なチームを創り上げたことの方が、実は嬉しかったです。

2009年に、高校時代に戦歴を残せなかった選手を2名含む、6名という少ない人数で入学した彼らは、自信もないし、まわりをみる余裕を持てない選手の集まりだとも感じたし、その時点で、「3年度は大丈夫かな(汗)...』と思わせるのに充分な「奴ら」でした(失礼!)。

それが、こんなにも素晴らしいチームを創り上げたことに、心から感謝しています。4年生たち、本当にありがとう。そして、お疲れさまでした(今後、”余裕”があれば、4年生たちの特集記事、つくりますね)。

これだけのことを成し遂げることが出来たのは、4年生の「成長」のみならず、3年生以下の「成長」も無視できないし、特に2年生以上のメンバーは、それぞれが「チームとは何か。」をよく理解できているし、それぞれが「リーダーになる資質」を持っていると感じました。
2013シーズンのチームも、どんな「驚き」をくれるのか、楽しみです。

インカレ中は、Head Marauderは常に「勝負」を意識し、様々な戦略をレース毎に練っていたようでしたし、そうした『勝負師』としての采配が、”今年も”冴えていました。
僕は、いつものようにアッププールと招集所を往復する3日間でした。特に今年は、僕が直接担当する選手がかなり増えたこと(2/3ですから)、その中に女子も含まれることなどを考慮して、アッププールでのコーチングに徹するようにしました。このことが実現出来たのも、”チームとしての役割分担”が明確であったからですし、自由に動き回れる状況にあったこと、心から感謝しています。

馬場先生、岡部先生、佐藤先生、八木先生、吉井先生、阿部コーチ、Masafumi&Takuya...。コアスタッフの皆さんの働きはプロフェッショナルで、それぞれのサポート活動に徹していただきました。
また、選手達の背中を強く押し、そして温かく迎えてくれたことが、チーム力のさらなる向上に寄与したに違いありません。
ありがとうございました!

学生スタッフの頑張りも素晴らしく、特に、きちんと「チーム」の本質を理解しているスタッフたちは、その役割に徹してくれた上、常に笑顔でサポート活動にあたってくれていました。そのおかげで、選手は、”何不自由無く”集中することができただろうし、僕もいつも以上にコーチングに徹することが出来ました。
本当に、ありがとう。そしてお疲れさま!!!

僕は、アッププール側に常駐していたため、足を運んでくれたOB・OGたちにあまり逢えませんでしたが、今年もたくさんのOBたちが駆けつけてくれたと聞いています。
そうした、皆さんの温かい気持ちは、チーム力に肯定的な影響を及ぼしたことでしょう! ありがとう!!!

選手のご家族の”団結した”応援も、Marauderならではのものです。今年も「素晴らしかった!」と聞いています(すみません、直接みることができなくて...)。心から感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。



中央大学水泳部に日頃からご支援いただいている皆様、本当にありがとうございました。
2013シーズンも、よろしくお願い申し上げます。

中央大学水泳部コーチ
森谷 暢


p.s.
今年も大いに盛り上がったインカレ前日。その冒頭に流した”Motivational Video”のアップロードに手こずっております。
たぶん、分割しないとアップできないかな~...
でも、近日中に試みてみたいと思います。

それでは!!!



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