遂に、2013シーズン最大の”泳ぎ込み”が完了しました。
11月までは、過去4年間で”最も泳いでいない日々”が続いていましたが、12月のウィンターカップを境に、泳トレーニングのヴォリュームが劇的に上がり、瞬間的なトレーニング量は過去最大となりました。
特に今週は、DISTで120000、MD1で115000、BRで100000を越える量をこなしてもらいました(スプリンターが多いBRで10万!)。
ま、距離だけを増やすのは簡単なのですが、トレーニングとして”機能”させなければ意味がないし、量的に”激化”したとき、泳ぎへの意識が低ければ「下手になるためにたくさんの練習をする」ことにつながりかねないため、この量の中でもドリルワークは多めに行い、かつ、質も落とさないよう気をつけました。
結果、Marauderたちには、相当な負荷がかかったわけです。
さて、泳ぎ込みの最後のクールは、これまで同様、午前中はGREEN系ドリルワーク、午後には”メイン”にチャレンジ、というスケジュールで行ってもらいました。
金曜日は、今シーズン2回目となる”1行メイン”を実施しました。徐々にインターバルが短くなるこのセット、今週のそれは、先週の内容を上回る”質”の高さが要求されるもので、
DIST; 7 Rounds x 12 x 100m on 1:50~1:00(2 Each)
MD1 F;6 Rounds x 12 x 100m on 1:50~1:00(2 Each)
MD1 I;8 Rounds x 9 x 100m on 1:50~1:10,1:10,1:20,1:00(2R. EA)
BR; 6 Rounds x 10 x 100m on 2:00~1:20(2 Each)
という内容です。
満身創痍に近づいてきていた中でのHARD WORKだったため、前回よりも余裕がなく、しんどかったと思います。
この日は、BRたちやIMたちがなかなかに良い結果で泳げていた他、晋太郎、陽介といったFRの中堅どころも頑張れていました。反面、陽平や千彰といった、トップレベルの選手が苦しんでいました(前者は、遠征の影響、後者は病み上がりの影響など、理由ははっきりとしていましたが)。
ちなみに、このセットは、トレーニングを管理するマネージャーにとっても”大仕事”になるため、この時にはご覧のように1人1コース受け持ってもらい、サークルに間違いが無いよう管理してもらいつつ、正確にタイムやテンポをとってもらいました(ありがとう!)。
翌日も「量攻撃」は緩むことなく、BLUE to PINK系のトレーニングとして、(”Shift Change")と"Super EK"を含むヴォリュームワークに挑んでもらいました。
最終日となった本日の午後は、これまでよりは質の高いトレーニングを目指し、久方ぶりの”DIE HARD”に挑んでもらいました。
DIST; 10X150 BEST AVE. 2:00 / 8X150 BEST AVE. 1:45 /
4X150 DIE HARD 2:15
MD1; 16X100 DIE HARD 1:40,1:50 /
12X100 DIE HARD 2:00,2:10
BR; 12X100 DIE HARD 1:50,2:00 /
10X100 DIE HARD 2:10,2:20
エネルギーがほぼ残っていない中でのチャレンジ。
びっくりするほど速い!という者はおりませんでしたが、「この状況でここまで良く頑張れるな~」と感心出来る頑張りを散見することができました。
今日は、全員で頑張り、全員で結果を残した...そんな印象を受けました。全てが終わり、お互いを称え合うMarauderたちの表情は様々でした。満身創痍の状態ながら、少しばかりの笑みを浮かべる者もいれば、大きな達成感に包まれ、相当な喜びを表す者...。ただ、共通していたのは、程度の差はあれど、「スマイル」があったことといえるでしょう。これと、「称え合う気持ち」があれば、どんな試練にも打ち克つことができると信じています。
冷静にこの2週間の予定やWorkoutを見直すと、「こんなの無理無理」と思うだろうし、やるかやらないかの選択肢があれば、おそらくほとんどの者は後者を選ぶと思います。
そして、実際にやってみると、この2週間が、1ヶ月くらいに感じるくらい、内容の濃い日々を送ってきたと感じるかもしれません。
実際、それくらいのことをやり通したわけなので、当たり前と言えば当たり前でしょう。
みんなをみていても、ずっと調子が良いという者もいなければ,逆にずっと悪いという者も居ませんでした。
かなり好調を示した次の日、突然沈没する選手が出る一方で、ダメだと思った次の日には復活していたり、1回の練習のなかで、「ダメだ」という泳ぎをしていたのに突如として速い泳ぎに変化させることが出来る場合もあったり...
限界をつくらず、”無茶”を承知で挑み続けているなかで、何らかのヒントを掴み、「戦える泳ぎ」に持って行けた者が多かったことは、素直に嬉しいことでした。
”無茶だ”とわかっていても、挑み、「何かを得る」。そんなことを可能にできたこと、誇りに思って下さい。
「全然ダメでした..」という思いの者も居るでしょう。
この点、トレーニングで完璧な泳ぎを要求する必要はないと思います。そもそもが、「無茶」なトレーニング計画なわけですから、すべてを最高の泳ぎにすることは極めて困難なわけです。
それでも、諦めずに挑み続けていたのであれば、どこかに必ず光る泳ぎがあって、どこかで必ず納得出来る頑張りがあったはずです。
「気持ちで乗り切る」とは良く言ったもので、この感覚がないと、泳ぎ込みは失敗します。後手に回ったところで、体力的にももたないし、技術的な崩れの危険性も高まってしまいます。
このような時期だからこそ、いかに「挑む」感覚を希薄にしないかが重要となってくるわけです。
そういう意味では、みんなが「挑み続けてくれた2週間」だったと思います。怪我や事故でトレーニング戦線から一時的に離脱してしまっている者もおりますが、やはり「挑み続ける」という感覚を捨てなければ、必ず輝ける未来がやってくると、僕は信じています。
さて、明日からは、チーム合宿に参加する者、中大での強化練に励む者、さらには帰省がてら、元所属でチャレンジしていく者、より過酷な環境で頑張る者に分かれて、「挑む」ことになります。
単に、「量的な泳ぎ込み」が完了したに過ぎないことと、”これから”が大切になってくるという、いわば「当たり前のこと」を再確認して、一時的な「解散」と相成りました
25日の早朝、チーム合宿参加者たちは、マレーシアに向かいます。現地での通信環境が整えば...報告してきたいと思います!
僕自身も、時間に追われまくった12月でした(11月からですが...)。
ANGRA "Wishing Well" "TEMPLE OF SHADOWS" (2005) |
そのため、なかなかこのBLOG記事も更新できずにおりました。
結果、インカレビデオのトラック紹介も遅れてしまいました。
最後を飾る曲は、ANGRAの必殺の名曲、”Wishing Well”です。
ANGRAといえば、"Carry On"という印象を払拭してくれた、エドゥ時代の名曲です。劇的な展開、希望を抱かせてくれるメロディ...彼らだからこそ成し得た奇跡的な曲だと思っています。
この曲にアウトロとして繋げたのが、ACCEPTの名盤”METAL HEART”のエンディングを飾る”Bound to Fail”のギターソロ以降です。この曲、曲としても大好きなのですが、さすがにあの金切り声を出すわけにはいかんと思い、エンディングで感動的に盛り上がっていく、いわば一番美味しい部分(ちょうど盛り上がるところです)だけを使用させてもらいました。
ACCEPT "Bound to Fail" "METAL HEART" (1985) |
これらの曲に盛り上げてもらいながら迎えたエンディングの後、つまり”エンドロール”部分には、NIGHT RANGERの名バラード、”Goodbye”を使いました。この”Goodbye”は、彼らが創ってきたパワーバラードのなかでもっともアメリカンな感じがします。感動的なメロディは、このビデオのエンドロールには相応しかったと思っています。それにしても、懐かしい。
NIGHT RANGER "Goodbye" "7 WISHES" (1985) |
ちなみに、彼らのアルバムで、聴いていて楽しめるのは、この3rdアルバムまでかな~...と感じます。この曲と双璧をなす、”Sentimental Street”もおすすめですね。
ただ、なんだかんだで、最もHR/HM色の濃かった1stが、個人的には一番好きですが。それにしても、NIGHT RANGERは良いバンドでした!
あのビデオで興味を持った曲があれば、是非アルバムで聴いてみて下さい。
それでは!!!
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