"アダプテーション”であり、”テストウィーク”ともいえる2週が完了しました。
金曜日の午後には、T-30を行い、今週一番の”チャレンジ”に挑んでもらいました。
目立ったのは、100m以上のベストを出した正悟と、平泳ぎ歴代1位(1950m)の大記録を出した佑馬の平泳ぎ1年コンビ(もう一人は...)。
4年生の涼太もここにきてベストを出し、大いに気を吐いてくれました。つっつーも、王者陽平に迫る頑張りを示し、ライフタイムベスト樹立を達成しました。
他のメンバーは、ベストに迫る泳ぎを示す者もいれば、「ん?あれだけ泳いだのに???」というような結果の者も居ました。
ちなみに、T-30の最中、”帰ってきた”まっちゃんとふみやくんがプールに足を運んでくれ、彼らの頑張りを少し応援してくれていました。
体力が足りなければ、足りない分だけ思いどおりの泳ぎからは遠くなります。ただし、トレーニングの成果による持久力の向上よりも、疲労等による泳ぎの崩れが大きいと、カーブテストにしても、T-30にしても、レースにしても、良い結果に導くことは難しくなります。
持久力の有無よりも、体調の良し悪しが泳ぎの完成度に大きな影響を及ぼす者(シーズン初期にベスト出すなど、疲れていない時の方が良い結果が出る傾向にある)は、スプリンター的といえるし、その逆であれば(調子は良いと感じているのに、”だめ”だった場合など)ディスタンス的といえるでしょう。
何れにしても、泳ぎこみの後だからこそ難しい、こういった「外せない」メイン的テストに向けて、きちんと「仕上げる」感覚で対応していくことは、どのような体質であれ、極めて重要になってきます。
どのような体力特性を持っていても、常に自分のからだ、そして自分の感覚としっかりと対峙している選手であれば、処方されるプログラムやワークアウトに対して対応、順応し、「自分を引き出す」ことが出来るようになってくると考えています。
常に最高の泳ぎ、タイムでトレーニングを出来ることもないでしょう。良い時もあれば、悪い時もある。たぶん、誰にでもあることだと考えます。
自分のなかで、良いときの感覚と悪いときの感覚をきちんと峻別できており、どのように持っていけば良い方に近づくかということが把握できていれば、悪い時に悩むことも、迷うこともないと思います。
極端な話、「フルテーパーかければ、俺は必ず上がる」という感覚が強い選手は、その過程で躓くことが多くとも、自信を失うことはないでしょう。
だからこそ、普段の、特に”メイン”とされているトレーニングに対し、レース時のように”チャレンジ”をし、成功をおさめる経験を重ねることは非常に重要になります。また、自分の体に敏感になり、どのようなことを重ねると泳ぎに影響が出て、その悪影響を払拭するためにはどのような工夫をすると良いか、普段のトレーニング時から「考えて」いれば、「本番」が近づいてきても、焦ることはないでしょう。
トレーニング時から、「今、その瞬間」の感覚を大切にし、「良くする方向性」を考えておくことが大切になるわけです。
また、「その時の結果」が悪いという感覚に「囚われ」ると、そのちょっと前に同じ自分が成し遂げてきた「素晴らしいトレーニング」の数々を忘れてしまいがちです。
優れたアスリートは、「悪いこと」はすぐ忘れ、良いことだけを覚えていくので、自信を失うこともないのだと思います。
先週・今週は、体調的には”激変”が起きている期間だったと思います。トレーニングが楽になれば、体調は良くなるかというと、良くなる者も居れば、思い切り体調を崩す者もでるなど、その反応もまちまちです。もしかしたら、意外に「難しい」時期に各種”テスト”があったのかもしれませんよ。
次の週末は、9割以上のMarauderが、レースの場で「実力試し」をするチャンスを迎えます。中長期的な視野をもちつつ、そこに向けてしっかりと”整え”ていくことが大切になってくるでしょう。
次週から、「そろそろ」始めていきます。
先週、中大近く、野猿街道沿いの「名所」になっているといっても過言ではないそばの名店、「車屋」さんに久々に行ってきました。
1年に1~2回程度しか訪れる機会を持たない今日この頃ですが、ここの絶品鴨南そばと鴨南せいろは、ぜひとも紹介したい逸品です。
今回は、コース料理のなかの締めとして頂きましたが、やはり最高。普段そばには見向きもしないラーメンマニアにも食してもらいたい絶品の味ですね。
そば自体も美味しいですし、鴨ロースも素晴らしいのですが、”鴨南蛮そば”としての一体感が”最高”なんです。
やはり、"単体”で勝負するのではなく、”トータルバランス”が最終的に大切になるのは、水泳と同じですね!
ちなみに、僕のなかで、このそばの完成度は、厳選された山椒をかけることにより高まります。たまりません。
皆にとっての、「山椒」は何なのでしょう?
それでは!
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