こんにちは
激動の第4ステージが完了しました。
一昨日は、第2回目のLactate Curve Test(Altitude Version)を実施しました。
ほとんどのメンバーにおいて、「劇的」な進化がみられており、ほぼ平地同様のトレーニングが実施可能であることが示唆されました。すんごい適応力を持っています、アスリートは。
もちろん、”強烈”ともいえる例外も出てきますが、そこについても、きちんと”分析”し、以降のコーチングに役立てています。
血中乳酸を活用してのトレーニングについては、いつだって興味深いことですし、常に知的な好奇心をかきたてられてきました。また、得られた値をトレーニング・コーチングに活かすことについては、最も得意とするところです。
「そんなことしないでも、わかるよ。」というコーチングがあってももちろん異論はありませんし、無いなら無いなりに、プログラミング・コーチングは出来ます。
けれど、こと「高所トレーニング」について、安全かつ効率的にトレーニングを進めていくための努力については、怠ってはいけないという使命を、僕は持っていると思っています(わかる人には、わかる)。
そして、過去12年間の高所トレーニングに関するノウハウ等については、いつか必ず公表しなければいけないな、と感じています。
昨日は、僕のグループのほとんどのメンバーにとって”最後”となったDRYを実施後、ある者は”スイム・パワートレーニング”を、そしてある者には”ENDURANCE系トレーニング”を処方しました。
選手たちの特性に鑑み、より細分化されたプログラムになってきています。
そして迎えた本日、久々に合宿メンバー揃っての”トライアル”を行いました。SPたちは、"THE RACE"を、中長距離チームはいわゆる「ブロークン」を、最大努力にて実施してもらいました。
そもそも、”限界”に限りなく近いところで泳ぐことが出来るトップスイマーにとって、高所でのMaxトライアルは、”限界を超える”刺激を得るための、最適な手段であると思われます。
実際、”え”~~~!?”という状況になった選手がほとんどで、「半端無い洗礼」をそれぞれ受けていました。
しかしこの環境において49.5をたたき出した慎理の怪物ぶりにはびっくり。「凄い」泳ぎでした。流石エース。
他のメンバーも、思い切りチャレンジしたレース/ブロークンを展開し、見事な”攻め”を披露してくれたと感じました。
残りわずかに1週間。
努力出来る時間は多いですが、ポイントとなる、「レース的」なトレーニングについては、本当に限られています。
何故、ここでやっているのか?
何故、ここに来ることが出来たのか?
何故、可能性を追求することを許されているのか?
間違い無く、ここに来ているみんなは、相当大きな”チャンス”を得ています。
この"チャンス”を活かしきるよう、残り1週間、感性を研ぎ澄まし、集中して頑張っていきましょう!
国内組も、”最大努力”で頑張れ! そっちにも、「大きなチャンス」が潜んでいると、僕は信じています。
それでは!
メキシコ合宿が順調に進み、Marauderたちが充実した日々を送っていることを、遠く日本の地から頼もしく拝見しています。
返信削除残された時間もいいトレーニングが出来ることと、Marauderたちの健康を祈っています。
Shark75
岡部先生こんにちは
返信削除あたたかいコメント、ありがとうございます。
合宿もあと1週間となりました。
気を引き締めて、頑張っていきたいと思います!