おはようございます
AUSでは、クイーンズランド州にカテゴリー5クラスの巨大サイクロン(台風ですね)が近づき、シドニーでは豪州選手権が行われるなど、何となくドラマティックな様相を呈しています。
そんな中、MarauderたちのTHREDBO合宿も最終局面に入りました。
水曜から始まった第3ステージについても、グループ毎に異なるマクロとなっています。
MD2・SPは、2/1/1+weight/2/1/1/1というパターン、DIST・MD1は、2/1/2/weight/2/1/1というパターンで行うことで、4コースしかないプールを活用して充分なトレーニングを行うことが可能になるわけです。
第3ステージの初日、水曜日は、何れのグループも2回のトレーニングが行われました。
SP/MD2は、"ブルピン”のセットですが、この時期のブルピンは、距離は僅かですが、ほぼメインと言っても差し支えないくらい、高いスピードを要求され、結果、運動強度が高くなるセットが中心となります。
DIST/MD1は、Main Workoutが行われました。
DIST; 4R;100/200 BLUE/4X50 RP 1500
4R; 50/150 BLUE/2X100 RP 1500
4R; 1X100 BLUE/1X100 RP 1500
MD1; 4R; 4X100 CONTROLLED DEC. GREEN TO MAX
4R; 4X50 2-SM,2-MAX
というセットでした。この2日前に行ったHARDなセットの影響が色濃く出ている状況だったため、相当キツイ状態になっていましたが、最後まで歯を食いしばって頑張っていました。
木曜日の午前中は、MD2/SPがメインとなり
2R; 3X100 DEC / 1X200 or 100 MAX
という定番のセットを実施。こちらも、やはりC&Bを始めとした連日続くHARDWORKの影響を受け、思うようなタイムで泳げなかった者が目立ちましたが、諦めずに『攻めて』いました。
午後にはDIST、MD1が”ブルピン”セットを実施。キツイ状態にありながらも良い取り組みを実現していました。
そして昨日は、MD2/SPがウエイトトレーニングで最後の追い込みをかけ、2回練習となったDIST/MD1は、午後に大切なペースワーク、"BROKEN"を行いました。
この環境、そしてこの状況で行うBROKENなので、「泳ぎの感覚を大切にしながら泳ぐ」というよりは、最大努力レベルでの取り組みが必要になるため、その点を実施前に確認して、チャレンジしてもらいました。
以前にもお話したように、Marauderでは、このPACE WORKに移行する前に、GOAL TIMEを提出してもらっています。
その内容は、文字通り目標タイムの他に、スプリット/ラップ、ラップ毎のテンポ(25mにつき1回)、さらにはストローク数といった、自分の目標に対する細かいプランをまとめてもらうと共に、レースプランを文章化したものです。
頭の中に「何となく」あったイメージを具体的にまとめ、今後に活かすために行っています。
このようなイメージとPACE WORK SET(ブロークンはその一部)を繰り返す中で、総合力を上げていくわけです。
BROKEN実施後には、そのときのタイム情報(スプリット/ラップ)およびストローク変数(テンポ・DPS・ストローク数)が示されたデータシートを作成し、選手に渡すようにしています。トライアル毎に撮影したVIDEOとともに、「今後」に活かすための材料にしてもらっています。
ペースワークは、「ただやるだけ」ではその素晴らしい効果を引き出すことが難しく、上述のような試みを繰り返すなかで、主観的な泳ぎ・頑張り具合の調整と客観的なタイムやテンポとの『ずれ』を極力少なくしていくことが可能になっていくと考えています。
今回は、通常とは異なる環境下で、かつ、かなり「押している」中での(つまりかなり疲れている中での)BROKENとなるため、理想の感覚からはかなりかけ離れたものになると思います。
「ここ」を開始点に、これから起こっていくであろう感覚の変化をしかと受け止めながら、泳ぎや頑張り具合の微調整を行うよう努めていくことで、常圧環境に戻ってからの感覚が鋭くなり、良い感じのテーパーに繋げて行くことが可能になるものと考えます。
というわけで、現状は「重い状態」にあって当然だし、むしろ「軽い」方がこちらの意図通りにトレーニングが出来ていないことになるので、皆良い状態にあると判断しています。もう少しの辛抱。
ただ泳ぐだけとなったり、疲れを抜くことに主とせず、今やるべきことに集中して、そして何よりも水からいろいろな情報を得られるように感覚を鋭く保ち続けることが大切です。
かけがえのないTHREDBO合宿において挑める日々はあと僅かです。
第3ステージの後半戦、笑顔で乗り切りましょう!!!。
THREDBOで良く聴いているCDその2。
僕としては珍しく、新しめの音源を聴いています。
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このLILLIAN AXEは、先日のSTRYPE並に好きなBANDで、80年代のメタルブームによって産み落とされた至宝の1つといえます。
スティーブ・ブレイズが創り出すどこか変わった感じのリフと、叙情性を帯びた歌メロが魅力のこのバンド、過去に多くの名曲を残してきました。
聴き込めば聴き込むほどに味が出るタイプのメロディックHRという感じで、どのアルバムにも必ず心に残る素晴らしいメロディが散りばめられています。
今回も、タイトル曲や、"Within Your Reach"、"Nocturnal Symphony"、"Hiberanate"などのLILLIAN節が楽しめる佳曲が多く収録されています。
"The Promised Land","Ghost of Winter"級とまではいわないまでも、"Sad Days on Planet Earth"は叙情性溢れる名曲として、これからもファンの間で愛されていくことでしょう。切ない感じだけど、なんとなく『優しい気持ち』にしてくれる独特のメロディが秀逸です。
このアルバム、もう少し聴き込むことで、よりたくさんの魅力に出会えそうな気がします。
それでは!
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