2012年7月31日火曜日

NEVER!

こんばんは


まずは、Chiaki、お疲れさま。
初の国際大会が五輪ということで、相当なプレッシャーを感じたのではないでしょうか。
ベストパフォーマンスというわけには行かなかったけど、”最高の舞台”のために、全力で駆け抜けたこの4ヶ月間は、Chiakiを必ず「次の領域」に誘うものであったと信じています!
「速いだけでいけない、『強い』選手にならなきゃ!」と、既に「前を向いている」といえるコメントももらっていますので、安心していますが。


さて、”本隊”の方も、気温水温ともに”灼熱”状態の中大で、五輪に負けじと頑張り続けています。
44週目を迎えた今週も、高気温・高水温状態が続いています。


Marauderたちが特に苦しんでいるのは、月午後に展開された"BLUE to PINK"系のエンデュランスタイプのWorkout。
高水温状況下、いくら給水しても間に合わないくらい、発汗量が高くなるトレーニングでは、(メインの)最初から脈が高いし、狙っているカテゴリーからの「ずれ」も出てきてしまいます。
結果、泳ぎとタイム、自分が技術的に「やろうとしていること」と実際、ペース配分と疲労の兼ね合いなどにも「ずれ」が生じ、「気持ちよく泳げない」という状態に陥りがちです。
こうなると、通常のトレーニングによりも「諦め」という誘惑が強く働くし、技術的に「最良」を保つことが難しい精神状況になります。

いわゆる”メイン”トレーニングにおいて最も厄介なのは、DISTが頻繁に行うような、ショートインターバルのHARDセットです。
実際、火曜の午後のRPに対し、MarauderのDIST二人は、相当な苦労を強いられていました。
DIE HARDに挑んだMD1たちも然りで、通常のトレーニング以上に”困難な”セットになっていたようでした。


トレーニング中に、「頑張っているのにタイムが悪い」状態が続くと、諦めてしまうような場合もありますし、特に「熱い」と「集中が切れる」ような状態にもなりやすいとえいます。結果、「勿体ない」というトレーニングになることがあるのも、この時期の特徴。


こうした環境の中でも、意識を切らさず、「拘って」やっていく中で「コツ」をつかんだり、この環境のなかで「技術的な妥協をしない」ように努めることで、環境が良くなった時に爆発するための「タメ」を得ることが大切です。
この「タメ」こそが、インカレでのMarauderの”爆発力”に繋がるのだと、僕は思っています。


というわけで、キツイ環境においても諦めず、特に「技術的な拘り」を保ち続けるようにして欲しいと思います。


ちなみに、レーススーツを纏い、レースのように「一発集中して行う」トレーニングでは、そこそこのパフォーマンスを発揮できたりします。火曜の午前に、SPたちは、”BROKEN MAX”に挑みましたが、ほとんどの選手が好記録でカバーしていました。彼らも、インターバル系ではかなり苦しんでいたにもかかわらず...。


というわけで、くどいようですが、主に水温に「ヤラれ」て、良い泳ぎが出来なかったとしても、「挑み続ける」姿勢で、良い泳ぎを追求すれば、必ずパフォーマンスは上がってくる!..ことを強調したいと思います。

皆で乗り越えていきましょう。


それでは!!!





2012年7月29日日曜日

THE HEAT GOES ON

こんばんは

熱い日差しが戻ってきたWK43の後半戦も、Marauderたちの熱い挑戦が続きました。

後半戦の”メイン”は、いつものように、金曜日の午後に設定されました。
SPたちは、DEC TO MAXを3rounds、DISTたちには100m単位でのRACE PACE&DIE HARDに挑んでもらいました。人数の多いMD1については少々複雑で、あるメンバーは火曜に引き続いての100のDIE HARDを、他方についてはレーススーツを纏って挑むBROKEN MAXを、BR陣には50mのDIE HARDを処方しました。

SPたちについては、RyosukeやYuji、Masakiらが素晴らしいタイムで泳いでくれました。
MD1については、Marisaが中大練習を開始して以来、いちばんといえる泳ぎで気を吐いてくれた他、Takumiも「可能性」を感じさせる泳ぎを示してくれました。
DISTについては、最近「メインを外さない」Koheiが、今日もなかなかの頑張りを見せてくれました。
おしなべてみれば、「まぁまぁ」です。

それでも、何かスッキリしない、イマイチ...と思ってしまったのが、今週をとおしてみた僕の感想です。
凄い!と思わせてくれるタイムでトレーニングを完遂する者が少ない状況については、冷静に考えれば、「仕方ないかな...」と思う部分はあります。
この点については、前回の記事で触れたとおり、今がMarauderたちにとって大変きつい状況であることもわかっています。
これまでと、そして、皆の「可能性」から考えれば、去年よりも高い競技力を発揮できると、僕は思っています。

ただ、「優勝を目指す」ということを、全員で”本気”で考え、そのために必要なこと、有効なことを積極的に実践するという部分が充分でないことに、残念に感じてしまいました。

自分自身を情けなく感じる、あるいは悔しく感じるくらい、頑張れないあるいは「遅い」ようなトレーニングしかできない状況だから、声も出なくなる、出たとしても、「他の」選手がそれを聞いたら不快に思うことしか口から出ない(要するに「ネガティブ」発言が増える)。

キツイ状況だから楽しくしなければいけないと考え、「楽しい会話」をするのだが、必死になってい頑張っているチームメートの気持ちが二の次になり、楽しい場面にしか目がいかなくなる...(まわりが不快を感じていることに気づかない)。

先週から今週のように、トレーニングプログラム以外で、選手たちに大きなストレスがかかる状況である場合には、「悪い部分」が目立つことはありますし、これまでにも認められました。
それでも、例年に比べて、ネガティブな発言をする者が増えているのは、「本気」で優勝したい、そう心から思っている選手が少ないからか、あるいは「メンバー・ケア・マインド」を理解していない自分本位の選手が増えてきたか、どちらかなのかな...と思うと、凄く寂しくなってしまいます。

自分が頑張らなければ、優勝に貢献出来ない!
ひとりひとりが、そう思うことは間違ってはいません。むしろ、チームメイト全員が、そういった考えをベースに、高いレベルでトレーニングに取り組む必要性は高いといえるでしょう。

しかし、自分だけが頑張っても,総合優勝を勝ち取れるわけではないことも真理であることに、もっと目を向けても良いのではないでしょうか。

日々の厳しい環境やトレーニングの中で、毎日絶好調で頑張れるわけないし、当然落ち込むようなトレーニングしかできない日もあるでしょう。結果、上述したようなネガティブな、「良くない自分」が表出してしまう時期もあるわけです。

そんなときに、「悪い自分」に歯止めをかける手助けをしてくれたり、あるいはその時に眠っている「もっと良い自分」を取り戻すことに大きく貢献してくれるのは、”メンバーケアマインド”を理解しているチームメートに他なりません(最終的に、”変わる”決断をするのは自分だとしても...)。
トレーニング時に信頼関係をより強固にすることができる、「声かけ」が活発になれば、「闘い」のときの「応援の力」もより強まります。「本番」の舞台が設定されているその会場で、「声かけ」や「応援」がよりその力を強めるのために必要なのは、チーム内での信頼関係に他なりません。トレーニング時の信頼関係が強ければ強いほど、「本番」時の「言葉の力」は多大なる威力を発揮することでしょう。

極めて高い目標である、「総合優勝」を本気で成し遂げるためには、もっともっと、チーム力を高める必要があります。
皆の「悪い面」が出やすい今だからこそ、この点について、ひとりひとりが見つめ直す必要があるように思います。


この点、2012のリーダーである4年生たちは、本当に良く頑張っていると、少なくとも僕は評価しています。
もともとの「力」は大きくなかったかもしれないけれど、この1年間で、リーダーとしての資質を自分の中に見つけ出し、それを伸ばそうと努力してきたことはみてとれたし、明らかに改善が起きたと思います。そんな彼らの成長を、僕は凄く嬉しく思っています。

もともと持っている能力が高くなくても、努力の結果、改善に結びつけることができたのであれば、それは立派な「実績」ですし、もっと評価されて良いことだと思います。
むしろ、そもそも能力が高いのに、どんな理由があるにせよ、それを「発揮しない」(発揮出来ないわけではない)というのがいちばん罪深いことだと思います。

何れにしても、今年のインカレでも、やはり4年生は高い力を発揮してくれることでしょう。

4年生のいちばんの理解者であり、主軸となってチーム力を高めるための強力な「補佐」となるべき3年生たち。みんな、実力者たちだし、トレーニングについては良く頑張っています。しかし、チームのなかの「参謀」的な役割を果たしているかというと、これまた不充分という感想を抱かざるをえません(おしなべてみれば...ですが)。
強いチームには、リーダーたちの頑張りをより輝かせる、「参謀」の働きが不可欠となります。今年のチームをより強力に輝かせるためには、極めて高い競技力を誇る3年生たちが、リーダーたちの良き「参謀」になる必要があります。
リーダーたちとは別の路線で、独自のリーダーシップを発揮したところで、チームとしての大きな力は生まれないし、その結果、総合力はむしろ下がってしまうかもしれません。「良き参謀になれない者は、良きリーダーになれない」と、僕は思います。

3年生同様、実力者の集まりといえる2年生は、「上からの指示」で行動を起こしたり、「怒られないようにする」ことを念頭に置いた活動をするのではなく、真にこのチームを「優勝させたい」との思いで行動をとって欲しいと思いますし、「何が本当に正しいことなのか」を追求し、正義を貫いて欲しいと思います。

正直なところ、実力的にも精神的にも”まだまだ”といえる1年生たちには、自分たちが、どのようなエネルギーをチームに与えられるのか、この点を真摯に考えてもらいたいと思います。ただ、テクニック面や戦術面で、未確立のことが多いため、「必死になって」結果を出すための努力とチャレンジを重ねて欲しいということの方が強い...のが本音ですが。

いよいよ40日を切ってきました。
「その力」は、これからの期間で、もっともっと強力にすることが可能です。これまでにも、最後の最後で、強力なチーム力に仕上がったことはありました。
いずれにしても、それは、Marauderたち次第で...


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中大そばの行列店、「ラーメン二郎野猿街道店2」に、本当に暑い中、行ってきました。
お目当ては、「限定つけ麺」。今日は、「シークァーサーつけ麺」になっていました。
パンチ力があるとの評判のラーメンにつけ麺でも充分集客力のある店ですが、こうした「限定もの」をちょっとしたウリにしているところも人気の秘密なのでしょう。


見た目は、いつものつけ麺なのですが、いざ食してみると、「あの強烈な味」に、シークァーサーの酸味を追加したもので、なかなかの酸味を感じるものでした。
凄く美味い!わけではないのですが、絶妙な酸味バランスを誇るこの味は,他では味わえない逸品といえるかもしれません。


それでは!



2012年7月24日火曜日

THE ANSWER LIES WITHIN


こんばんは


WK43に突入しています。
今週は、前期の授業の最終週にあたるため、前期の考査にあたるテストを多数受けるという状況に、Marauderたちは陥っています。そのため、いつも以上に時間のコーディネートに苦労しており、通常のトレーニング時間帯以外に一人で「挑む」という選手もちらほら出ている感じです(それに対応し、学生スタッフたちも、もいつも以上に時間を割いてくれています)。


そんな「大変な」状況のなかでも、Marauderたちはトレーニングを休まず頑張り続けています。インカレまで44日というところ、“メイン”となるトレーニングでは「結果を残す」ことを大切にしているMarauderたちですが、これが一筋縄ではいかず、相当な苦労を強いられている状況です。


その原因は様々で、スピード持久系あるいはスピード系トレーニングの繰り返しによる疲労の影響が少なくないことや、「鍛えてくれる厳しいプール」でトレーニングを重ねていることの他に、先週末から東京地方を襲っている「真夏の低温」の影響でプール水温が下がったこと(2日間の最高気温の差が14℃も異なるという日がありました)、上述したテスト対策で寝不足であることなども、Marauderたちのトレーニング上のパフォーマンスに、少なからず影響を及ぼしています。実際、今日の“メイン”では、多くのMarauderが(タイムが出なくて)苦しんでいました。


テストのことでいえば、火曜午後に“メイン”に挑んだDIST/MD1たちを例にとると、本日複数のテストを受けた者は総じて不調の傾向にあり、午後のトレーニングに備えて朝自主練を行う余裕があった者は好調、という具合に、明暗が分かれていました。この点、水温が低くて動きが損なわれる「危険性」に鑑みれば、午前中は“FT or OFF”であったMD1たちに、午後により良い動きができるような工夫が出来ていれば、もう少し違った結果が出たかもれない…と思う部分も多くあったのは事実です。


水泳に没頭し、集中して“メイン”に挑むことが、いかにありがたいことか、実感出来る期間であるともいえますが、大学生アスリートとしては、水泳だけをやっていれば良いという状況に「なるわけはない」し、きちんと「やるべきことはやる」姿勢を崩してはならないでしょう。
こうした、「総合的な試練」を乗り越え、偉大なる先人たちも結果を残してきたし、水泳だけではなく、素晴らしい就職先に出逢うことが出来たのだと思います。


さて、こうした「忙しすぎる」日々には、“ケア”の部分がどうしてもおろそかになりがちです。少なくとも、「栄養摂取」については細心の注意を払い、「闘える状態」を維持できるよう努めて欲しいと思います。


僕の方も、「最後の追い込み期間」であり、その後の「仕上げ期間」に繋がるこのPhase7では、“トレーニングプログラムの個別性“を重視する必要性が高いということに鑑み、これまで以上に「個別的微調整」を行っています。昨日などは、とある事情から、18名に対して11種類のWorkoutを用意しましたし、本日のメインも、6種類ほど設定しました。
もともと練りに練っておいたトレーニングプログラムも、環境条件に応じてバンバン変更させますし(ただ、大枠は変わらない)、いろいろな条件/状況に対して出来る限り柔軟に対応していくため、それぞれのWorkoutを「作り置き」することなく、出来る限り「その直前」に完成させるようにしています(その結果、….選手に負けないくらい、時間が足りなくなる!!!という状況です)。


皆を支えてくれている学生スタッフも、「いつも以上」に頑張ってくれています。この時期、テストの関係で、いつもの時間とは異なる時間帯でしか「泳げない」選手が登場します(プールは日照時間範囲であれば、いつでも使える)。そんな「イレギュラー」にもきちんと対応してくれるし、僕が創り出す個別性重視の複雑なプログラムにも対応してくれています。彼女たちも、それぞれテストがあるにもかかわらず、本当によく頑張ってくれていると思います。


いろいろなことが重なり、「調子悪い」と感じている選手は少なく無いと思いますが、苦しんでいたり悩んでいるのは自分だけではないし、他方面でいろいろなMarauder関係者が「栄光に向かって」最大限の努力を重ねているし、その分時間も割いているのだということは、忘れないで欲しいと思います。


感謝の気持ちを「真に」持てれば、「あ、もっと頑張ろう…」という感覚を強めることはたやすいと思います。時間的な余裕が無い時に忘れてしまいがちな“初心”は、いろいろなところにあるわけです。
こうした「気づき」を多くしていくことが、インカレ総合優勝に向かって行く「価値」を高めているのだと、僕は思います。


  ◆   ◆   ◆   ◆   ◆


もうすぐロンドンオリンピック。
写真は、Marauderたちが暮らしている体育連盟学生が過ごす南平寮と中央大学間を運行している「シャトルバス」ですが、ご覧のようなペイントを施してくれて、大学全体で応援しよう!!!という雰囲気を創り出そうとしてくれています。上述のような、一般的な大学生アスリートの悩みとはかけ離れた、言ってみれば「別世界」でチャレンジをしようとしているのが、我らの代表、Chiakiということになります。
Chiakiの“人生最大のチャレンジ”の日も、既にあと1週間となり、最終調整段階に入っています。代表チームに入ってから、僕が彼に対して展開出来たコーチングは、極めて限られたものでしたが、リレー代表選手担当コーチお二人に導いていただき、良い方向に向かっているようです。
特に7月以降は、メールによる遠隔的なやりとりのみとなりましたが(毎日連絡はとっています)、常に「たとえ僕が居なくても、自分で泳ぎを創り上げる能力を高める」ことを念頭においてコーチングを行ってきましたし、彼にしか適用出来ない、仕上げかたの「こつ」は幾度となく伝えてきましたので、必ずや素晴らしい結果を出してくれるものと信じています。


それでは!!!

2012年7月18日水曜日

THE FIRE STILL BURNS

こんばんは


2012シーズンの最終章である、第7phaseに突入しました。
先週から開始された、アウトドアでのトレーニングは、Marauderたちに複数の過酷な試練を与えてくれます。


極めて「クラッシック」なつくりをしている、我がアウトドアプールは、水の流れをほぼつくらない、「重い」プールとなっています。そのため、他のプールからここに移ってきて、「泳ぎやすい」と宣う者はほとんどおらず、きちんと「かける」選手ほど、酷い腕のハリに悩まされることになります。


しかし、こういった、重く,遅いプールに鍛えられ、そこそこのタイムで泳げるようになれればしめたもの。そう、このプールで泳タイムが上がるということは、「確かな泳力の改善」と断言出来るような、理想的な状況を意味するものと考えます。
現状では、アウトドアに移ったばかりなので、”中大プールの洗礼”を受けている選手がほとんどで、良いタイムで泳ぐどころか、規定した距離をきちんとした泳ぎで泳ぎ切れない選手ばかりだ多亜ように感じました。


また、東京多摩地方では、昨日から「酷暑」が続いており、脱水を促進してしまうような状況にあります。そんななかでのハードワークが始まったため、まだまだ対応出来ていないMarauderがほとんどと言っても過言ではないようでした。
実際、トレーニングの後半に「ぼーっ」としてしまう者もいれば、頭痛を訴える者もおりました。


こうしたプール特性からくる、これまでにはなかった「刺激」が、最初の内は大きなストレスとしてMarauderたちに襲いかかることになります。そのため、満足の行くタイムで泳ぐことが、特に最初のうちは難しくなることがあります。
それでも、この環境の中で創意工夫、そして努力を重ねることで、これらのストレスは、Marauderを良い高いレベルに誘う、ユーストレス(有益なストレスという意味です)に変わっていくことでしょう。


夏場のハードワークを乗り切るための「知識」は少しずつ与えて行きたいと思っています。
今週初めには、大学で開講された「特別講演」を聴講させ、栄養学的な基礎知識を授ける機会も設けました(その後、補足を兼ねたテストも行いました)。


過酷な環境ゆえに、「頭を使って」トレーニングをすすめていくことが、極めて重要となってくるわけですが、こうした取り組みも、「大学ならでは」のものだといえるでしょう。


高い目標に向かって邁進していくとき、その行く手には様々な困難が待ち構えています。今年のMarauderたちも例外ではなく、イロイロとありました。それら全てに対し、諦めることなく対処し、乗り越えていくその過程が、光り輝く”価値”があるのだと、僕は信じています。こうした”黄金の日々”が、より輝いていくよう、毎日を、そしてその時々を大切にして欲しいと願っています。


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今週も訪れてしまいました、立川。
本当に暑い日だったので、「かぐら」でまぜそば(≒進化系油そば)をいただくことにしました。


きょうのまぜそばの「油」は、「たい・にぼし」。
ちなみに、ここの香油をすべて制覇すると、まぜそばが1杯無料で頂けるという制度(?)がも受けてあり、何となく「チャレンジ精神」が刺激されてしまいます。


もっちりした麺(下の写真で確認できますね)、濃厚な味わいのチャーシュー、極太メンマ、白髪葱、キャベツ、カイワレ、さらには生卵を「まぜにまぜて」いただくまぜそばは、なかなかに美味しい。


本日いただいた、たい・にぼしの油は、比較的すっきりとしており、強烈な魚介風の香りが漂ってくるわけではありませんでした。この点については、前回いただいた鶏の香油も同様でしたが。


共通しているのは、「上品な味」というところでしょうか。女性にも好まれる丁寧な味わいだと思いますが、体育会系アスリート諸君には、少しパンチが足りないと感じるかもしれません。ちなみに、本日いただいた「たい・にぼし」についても、一般的な油そばでは「思い切りかけたい」ラー油は、あまり合わないように思いました。


それでも、豊富な香油、豊富なトッピング、油そばのシメをスープ割りで頂けるシステムなどは斬新で、なぜか「再訪」したくなる店だといえます。


それでは!...の前に。上述した「栄養学講演」において、「食についても、選手は指導者の背中を見て育つ」旨の発言があり、その直後に僕に視線があつまるという異例の瞬間がありました。このBLOGをチェックして下さっているMarauderの父母の方に「妙な心配」をかけていたこともありましたので、一言。
「せいぜい、週に1回です(いや、2回かな...)」


それでは!!!

2012年7月11日水曜日

SOMETHING WILD

こんばんは


41週目の半分が過ぎました。
昨日、今日と、東京多摩地方は梅雨の中休みとなり、非常に暑くなったわけですが、そんな日は、アウトドアでのトレーニングが快適となります。
実際、Marauderたちは、非常に気持ちよさそうに泳いでいました。


アウトドアプールにおける「快適性」は、天候に大きく左右され、泳ぎづくりを効率良くできなくなるくらい寒い(冷たい)日もあれば、頑張り続けると意識が遠のきそうになるくらい暑い(なまぬるい)日もあります。そのため、最近のMarauderでは、気温や水温に応じてインドアかアウトドアかを選び、トレーニングを行うこともあります。ただ、中大の外プールは、選手を本当に鍛えてくれる、ハードながら良いプールだと思っていますので、「基本はアウトで」と考えています。


むかーしむかしのMarauderでは、6月になると、「自動的」にアウトドアのプールに移行し、どんなに水温が低くなっても予定どおりのトレーニングを行う、という方向でトレーニングが行われていることもありました。また、酷暑時にも、予定されたトレーニング計画が貫きとおされたため、暑さに弱い選手は、ハードなトレーニング時に頑張りきれない、なんてことも少なくありませんでした。


競泳においては、水温・気温の変化により、技術が崩れてしまったり、その見直しや構築が難しくなることが少なくないし、頑張るトレーニングへの影響も大となります。そのため、「環境に応じたトレーニングプログラムを」という点は、高所トレーニングなど、低酸素環境時と同様、変化させていくことが重要だと考えていますし、それらの因子に対する反応に個人差があることも踏まえてトレーニングを進めて行くよう、留意していきたいと思っています。
また、短水と長水で展開されるトレーニングの量や細かい内容も、微妙に変化させています。そのため、これからの時期は、トレーニング内容を実施前にもう一度見直し、適正であるかどうか、吟味するようにしていくことが大切だと考えています。


今週については、Adaptationということもあるので、比較的「おおざっぱ」な内容にしていますが、来週からは、トレーニングプログラムの調整において、妙な「やり甲斐」を感じてしまうくらい、複雑なものになってきそう...。


僕も最善をつくし、良いものを提供していきたいと思っています。



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水曜日には、立川に出かけることが多くなってきましたが、今週も午前中の授業が終了すると同時に向かいました。
当初、先週訪れた、「かぐら」に行こうと思っていたのですが、開店前に既に並んでいる状況だったので、立川駅近くの名店、『チキント』に急遽変更することにしました。


今日は、前から気になっていた油そば、しかも自家製ラー油を中心に、辛口に仕上げた「紅油そば」をいただくことにしました。


どうですか、このビジュアル。みるからに美味そう(でも、これまたラーメンには見えませんね...)。
混ぜに混ぜて食するのが油そば文化といえますが、混ぜ終わった後のビジュアルは、決して良いモノではないので、割愛します。


店主拘りの取り寄せ醤油と鶏油を美味くブレンドしたその味は、非常に美味しかったです。ラー油のかかった白髪ネギ、揚げ葱、揚げニンニク、京都九条葱、バーナーで炙った鶏もも肉、半熟味玉、三つ葉といった具材は、混ぜ合わせることで活きることとなり、この店独特の油そばに仕立ててくれています。その製作シーンを観察していてわかったことですが、鶏肉だけでなく、麺の表面
もバーナーで焦がしていました。細かいところにも拘りを感じさせる油そばでした...。


辛くて食べれないということはないのですが、1口目はむせてしまいました。全体的に,辛味は適度という気はしました。辛味が苦手なヒトには、ノーマルバージョンの「油そば」が用意されています。


とっても美味しくいただきましたが、ここのウリである鶏白湯のラーメンをいただいた時ほどの衝撃はなく、店を後にしてしばらく経つと、「次に来る時は、やはり鶏白湯のラーメンかつけ麺にしよう!」と思ってしまいました(それくらい、ここのラーメンは気に入っているということです)。


来週はどこに行こうかな...。


それでは!!!




2012年7月9日月曜日

THE NAME OF THE GAME

こんばんは


41週目に入りました。それと同時に、2012シーズンの最終章である、7th Phaseの幕開けとなりました。


今週は、”Adaptation”にあたり(Marauderたちは待ちかねていました)、先週までの”追い込み”に対する「適応促進」を狙いとした週になります。今朝のミーティングでも話題に出しましたが、この「適応」をスムースに促進させるため、積極的なケアや栄養摂取が必要になってきます。ただの「抜きの週」と勘違いし、そういった「積極的な取り組み」まで抜いてしまうと、からだの回復力を充分に引き出せず、次週に「繋がらない」結果に至るかもしれません。


さて、MD1・DISTは、午後にパワー系DRYと、パワー系スイムを実施しました。いつもは、週末の朝など、比較的力が入りづらい日に設定されていましたので、今日は敢えて週明けの午後(比較的調子が良い者が多い)に設定し、クオリティを上げてもらうこととしました。


ストレングストレーニングで、水泳時の主働筋をアイソレートして強化をはかり、個別に鍛えた筋を、全身運動の中で統合的に発揮する能力を高めるためにSelf Weight系のDRYを設定し、さらには水中で負荷をかけることで、陸上で鍛えた機能を「泳ぎ」の中に活かし、「総合力」を上げる...
こうした、一連の「つながり」をもって、トレーニングプログラムは設定されています。
SWIMのみならず、MP、バランス系DRY、Self Weight系DRY、ハイパワー系DRYなど、ほとんどの陸トレは、僕自身が作成していますし、BABA先生に作成していただいているストレングストレーニングの組み立てや細かい種目の見直しなどについては、ちょくちょく意見を聞き入れてもらっています。


何れにしても、こうしてMarauderたちに提供されている様々ななプログラムは、パフォーマンスを改善するために必要な「つながり」を持っています。Marauderたちには、それぞれのトレーニングに「拘り」を持つと共に、常に「自分の泳力向上に活かす!」ことを念頭に置き、残り僅かとなった(インカレまで8回程度です)これらのトレーニングに取り組んで行って欲しいと思います。


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ラーメン激戦区立川では、もう「老舗」の領域に入っているといえる、「鏡花」に久しぶりに行ってきました。
定番の極醤油やつけ麺ではなく、鶏白湯を食しにいってきました。


見た目はそれほどでもないのですが、濃厚かつクリーミー(ベタな説明ですみません)なスープの味わいは、博多とんこつラーメンに近いものがあります。麺も細麺ですので、わずかながら魚介の香りがし、かつ、中太麺のチキントとは個性が異なります。


鏡花らしい、丁寧なつくりには好感がもてたのですが、僕は「チキント」のほうが好きかも...です。


今度は鶏白湯のつけ麺にチャレンジしてみようかな...。


それでは!!!

2012年7月7日土曜日

I DO,I DO,I DO,I DO,I DO


こんにちは


WK40が完了しました。
いやぁ、何とか、乗り越えてくれたMarauderたち。
木曜の”ブルピン+α”のハードワークを経て、その締めくくり的なトレーニングとして挑んでもらったのは、かの”Crash & Burn”でした。


「個を活かしたチームワーク」を標榜し、グループ毎のトレーニングプログラムを推し進めているMarauderですが、このトレーニングだけは、全員で挑んでいます。
その貴重な機会は、今回もやはり大変な盛り上がりとなりました。


昨日は、4回の"Max Challenge"となりましたが、4年生を中心に(本当に良く頑張っています)、「これだけは外せない!!!」という意気込みが伝わって来る、”魂こもった頑張り”を目の当たりにすることが出来ました。


ほとんどのメンバーが、ボロボロに近い状態になりながらも、このトレーニングに対しては並々ならぬ”思い”を込めて挑んでいたし、実際、凄いタイムで泳いできた選手が少なくありませんでした。もちろん、「うまくいかなかった!」と反省し、次に進むための課題を得ることになったMarauderも、1年生を中心に(?)みられました。ここは、”クラバン”に対するMarauderたちの”思い”の強さの違いなのかな、と感じました(無論、それだけで語れるわけもなく、いろいろな要因があること、理解していますが)。

火曜日にMD1たちが実施した”Max Climax”や”Crash & Burn”においては、レーススーツを纏うし、Videoもとり、ストロークパラメーターの測定も行い、さらには血中乳酸濃度を「正確」に定量化しています。
今回の”Lactate King”は、このお方(⇒)でした。記録、23.55mM。


極めて高い濃度まで血中乳酸濃度を引き上げ、”耐性”の限界を押し上げるこのトレーニングでは、それに見合った性能を持つ乳酸測定器が必要となります。それが、これ、バイオセンです(「いつものやつ」では、高濃度までの測定が難しいのです...)。今週は、120検体程度の測定に使うなど、大活躍でした。


競泳選手としての「可能性の枠」を拡げることを目的とするこのトレーニングは、たいがいはキツイ時期に設定されます。
だからこそ、トレーニング時の雰囲気や、選手間の「声のかけあい」は極めて重要になります。
Marauderだからこそ、このキツイ時期において、”ハイレベル”なチャレンジで乗り越えられる雰囲気は、やはり「宝」です。


残り60日を切りました。4年生を中心に、より強力なチームを創り上げて行きましょう! そのために、どのようなことに対しても、自分にとって、そしてチームにとって”プラス”となるような方向に持って行けるよう、ひとりひとりがより強く意識して欲しいと思います。 迷ってしまったり、疑念を抱いたり、結果的に不満を感じるだけ、勿体ない時を過ごしてしまいます。
 どのようなことでも、考え方次第で、”プラスの要素”に転じさせることは可能です。
Marauderたちなら、”それ”が出来ると思います。



                            cd      diamond       cd       diamond       cd




若い頃には、CD(LP)を買うことが適わなかった、結構気に入っているアーティストはかなりの数、存在します。最近流行の、廉価版BOXセットは、本当に便利です。先週、HARD ROCKではありませんが、ABBAのBOXセットを入手しました。


オリジナルアルバムすべてと、EPでしか発表されなかった名曲たちを詰め込んだボーナスディスクのセットで4500円という破格の値段。素晴らしい。

久々に聴きましたが、とにかく懐かしかった。
なんとなく、少年時代に聴いていたアニメソングを聴くような感覚というか。小学生時代に聴いていた(聴かされていた?)メロディーは、一生モノですね。


HARD ROCKを聴きだして、ABBAが好きだということ、恥ずかしくて言えなかった時代がありました。しかし、冷静に聴くと完成度の高い曲ばかり。凄いモンです。


そんな僕のABBAのフェイバリットチューンは、


 RING RING
 WATERLOO
 HASTA MANANA
 SOS 
 I DO,I DO,I DO,I DO,I DO
 FERNANDO
 THAT'S ME
 WHEN I KISSED THE TEACHER
 MY LOVE,MY LIFE
 TIGER
 ANGELEYES
 CHIQUITITA
 THE WINNER TAKES IT ALL
 SUPER TROUPER
 ANDANTE,ANDANTE
 HAPPY NEW YEAR
 LAY ALL YOUR LOVE ON ME
 ONE OF US
 HEAD OVER HEALS


ベタなものばかりですし、バラードばかりですが、やはり哀愁のメロディってやつが、たまらなく好きです。
No1は、"THE WINNER..."ですね。


アルバムでは断然、”SUPER TROUPER”が好きです(捨て曲無し)。次は、やはり捨て曲無しの高品質アルバムにして、世界的超名盤"ARRIVAL"(DANCING QUEENが入っているやつですね)が好きです。


懐かしさに癒された1週間でした。


それでは!!!