2012年7月24日火曜日

THE ANSWER LIES WITHIN


こんばんは


WK43に突入しています。
今週は、前期の授業の最終週にあたるため、前期の考査にあたるテストを多数受けるという状況に、Marauderたちは陥っています。そのため、いつも以上に時間のコーディネートに苦労しており、通常のトレーニング時間帯以外に一人で「挑む」という選手もちらほら出ている感じです(それに対応し、学生スタッフたちも、もいつも以上に時間を割いてくれています)。


そんな「大変な」状況のなかでも、Marauderたちはトレーニングを休まず頑張り続けています。インカレまで44日というところ、“メイン”となるトレーニングでは「結果を残す」ことを大切にしているMarauderたちですが、これが一筋縄ではいかず、相当な苦労を強いられている状況です。


その原因は様々で、スピード持久系あるいはスピード系トレーニングの繰り返しによる疲労の影響が少なくないことや、「鍛えてくれる厳しいプール」でトレーニングを重ねていることの他に、先週末から東京地方を襲っている「真夏の低温」の影響でプール水温が下がったこと(2日間の最高気温の差が14℃も異なるという日がありました)、上述したテスト対策で寝不足であることなども、Marauderたちのトレーニング上のパフォーマンスに、少なからず影響を及ぼしています。実際、今日の“メイン”では、多くのMarauderが(タイムが出なくて)苦しんでいました。


テストのことでいえば、火曜午後に“メイン”に挑んだDIST/MD1たちを例にとると、本日複数のテストを受けた者は総じて不調の傾向にあり、午後のトレーニングに備えて朝自主練を行う余裕があった者は好調、という具合に、明暗が分かれていました。この点、水温が低くて動きが損なわれる「危険性」に鑑みれば、午前中は“FT or OFF”であったMD1たちに、午後により良い動きができるような工夫が出来ていれば、もう少し違った結果が出たかもれない…と思う部分も多くあったのは事実です。


水泳に没頭し、集中して“メイン”に挑むことが、いかにありがたいことか、実感出来る期間であるともいえますが、大学生アスリートとしては、水泳だけをやっていれば良いという状況に「なるわけはない」し、きちんと「やるべきことはやる」姿勢を崩してはならないでしょう。
こうした、「総合的な試練」を乗り越え、偉大なる先人たちも結果を残してきたし、水泳だけではなく、素晴らしい就職先に出逢うことが出来たのだと思います。


さて、こうした「忙しすぎる」日々には、“ケア”の部分がどうしてもおろそかになりがちです。少なくとも、「栄養摂取」については細心の注意を払い、「闘える状態」を維持できるよう努めて欲しいと思います。


僕の方も、「最後の追い込み期間」であり、その後の「仕上げ期間」に繋がるこのPhase7では、“トレーニングプログラムの個別性“を重視する必要性が高いということに鑑み、これまで以上に「個別的微調整」を行っています。昨日などは、とある事情から、18名に対して11種類のWorkoutを用意しましたし、本日のメインも、6種類ほど設定しました。
もともと練りに練っておいたトレーニングプログラムも、環境条件に応じてバンバン変更させますし(ただ、大枠は変わらない)、いろいろな条件/状況に対して出来る限り柔軟に対応していくため、それぞれのWorkoutを「作り置き」することなく、出来る限り「その直前」に完成させるようにしています(その結果、….選手に負けないくらい、時間が足りなくなる!!!という状況です)。


皆を支えてくれている学生スタッフも、「いつも以上」に頑張ってくれています。この時期、テストの関係で、いつもの時間とは異なる時間帯でしか「泳げない」選手が登場します(プールは日照時間範囲であれば、いつでも使える)。そんな「イレギュラー」にもきちんと対応してくれるし、僕が創り出す個別性重視の複雑なプログラムにも対応してくれています。彼女たちも、それぞれテストがあるにもかかわらず、本当によく頑張ってくれていると思います。


いろいろなことが重なり、「調子悪い」と感じている選手は少なく無いと思いますが、苦しんでいたり悩んでいるのは自分だけではないし、他方面でいろいろなMarauder関係者が「栄光に向かって」最大限の努力を重ねているし、その分時間も割いているのだということは、忘れないで欲しいと思います。


感謝の気持ちを「真に」持てれば、「あ、もっと頑張ろう…」という感覚を強めることはたやすいと思います。時間的な余裕が無い時に忘れてしまいがちな“初心”は、いろいろなところにあるわけです。
こうした「気づき」を多くしていくことが、インカレ総合優勝に向かって行く「価値」を高めているのだと、僕は思います。


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もうすぐロンドンオリンピック。
写真は、Marauderたちが暮らしている体育連盟学生が過ごす南平寮と中央大学間を運行している「シャトルバス」ですが、ご覧のようなペイントを施してくれて、大学全体で応援しよう!!!という雰囲気を創り出そうとしてくれています。上述のような、一般的な大学生アスリートの悩みとはかけ離れた、言ってみれば「別世界」でチャレンジをしようとしているのが、我らの代表、Chiakiということになります。
Chiakiの“人生最大のチャレンジ”の日も、既にあと1週間となり、最終調整段階に入っています。代表チームに入ってから、僕が彼に対して展開出来たコーチングは、極めて限られたものでしたが、リレー代表選手担当コーチお二人に導いていただき、良い方向に向かっているようです。
特に7月以降は、メールによる遠隔的なやりとりのみとなりましたが(毎日連絡はとっています)、常に「たとえ僕が居なくても、自分で泳ぎを創り上げる能力を高める」ことを念頭においてコーチングを行ってきましたし、彼にしか適用出来ない、仕上げかたの「こつ」は幾度となく伝えてきましたので、必ずや素晴らしい結果を出してくれるものと信じています。


それでは!!!

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