いよいよ残り1週間となりました。
WK48に相当する今週は、”本格的な”テーパリングプログラムに則ってトレーニングをすすめています。
トレーニングはシンプルになれど、それぞれが行う”取り組み”は、いよいよもって個別的かつ個性的になっていくことでしょう。
ごく当たり前のことではありますが...
火曜日には”最後のBROKEN”を終え、皆で一斉にやるプログラムはいったん完了、という感じでしょうか。
水曜以降は、かなり個別的なテーパリングへの取り組みが展開されている感じです。
とは言っても、WORKOUTそのものはとってもシンプルで、それだけをみても「どこが個別的?」と思われる内容です。
しかし、Marauderたち個々の取り組みは、WORKOUTを『道しるべ』的に活用するだけで、ほぼ”FT”を言えるような感じになってきています。
1年生も、かなり、『自分で考え、取り組む』ことに積極的になってきたように感じています。
まさに、水泳トレーニングにおいて、”一番の醍醐味”を感じれる期間ですので、工夫しつつ、感じつつ、楽しんでもらえればと思います。
思うようにいかない日、思うようにいかない泳ぎだと感じることもあるでしょうが、そこは”チームの力”を思う存分頼れば良いと思います。
そして、”感謝の気持ち”があれば、「ちっぽけなこと」に悩む時間が勿体ない、と感じるようになるかもしれません。
何れにしても、4年生たちが1年かけて創り上げたこのチームで挑戦出来る日々も、あとわずかです。
このかけがえのない日々に感謝の意を表しながら、残りの期間を過ごせば、心穏やかなのに、どこか燃えている、という「不思議な」心情を堪能できることでしょう。
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選手スピーチについて、今日のうちに、出来るだけ紹介します。
中大に戻って最初のスピーチは、
田上と手塚のYUKIコンビでした。
勇気は、
「2年生になってから、入学当初は”負けて当然”だとしか思えなかった、尊敬する神野さんに本気で勝ちたい、と思えるようになってきました。これは1つの成長なのではないかと思っています。
高校時代までは、『自分さえ速ければ良い』としか思えなかった僕が、周りを気遣うように変化してきたのは、中大というチームのおかげです。」
とまとめ、裕樹は、
「入学直後の日本選手権で、レースに出場する一人一人に声をかけるチームの姿をみて、チーム力というものを初めて実感しました。
去年のインカレで負けたのは、自分のせいだと感じていたので、昨年の4年生に合わせる顔が無いと感じてしまいました。
今年はその『借り』を返し、4年生に笑顔で引退してほしいと思っています。中央大は、インカレで二度と負けちゃいけないと強く思っています。」
と、今年の意気込みを語ってくれました。
火曜日は、2年生の締めとして、平野誠と瀧口真帆が成長の証をスピーチで披露してくれました。
誠は、
「中大に入るまでは、水泳は自分のためだけにやっていました。
(中大の一員として)全然力が足りないと思っている僕に期待してくれたり、大きな声援を送ってくれるこのチームに馴染んでいくうちに、”チームのために結果を出したい”と思うようになり、生まれて初めて『誰かのため』に頑張ろうと思うことが出来ました。
冬場、ディスタンスのみんなが合宿に行ってしまった時、一人で練習することになりましたが、その期間、心が折れそうになった時でも、”チームのため”と思うだけで、乗り越えることが出来ました。
僕の今の実力では、インカレで”失う
ものなど何も無い”ことは分かっていますし、だからこそ、チームのために全力を尽くしたいと思っています。」
と語ってくれました。
一方真帆は、
「中大に入ってからの1年は、”水泳人生で一番辛い”年になってしまいました。
優しかったチームのみなさんに声をかけてもらえるのは嬉しかったのですが、自分がどれだけ足を引っ張っているを考えると、正直辛かったです。
今振り返ると、私は”信頼する努力”をしていなかったと思っています。今は、少し成長下のではないかと思っています。
今年の4年生のみなさんは、綾子さんも含めて、私の心の支えでした。
そんな4年生のみなさんに、”成長したな!”と言ってもらえるような泳ぎをインカレでは披露して、恩返しをしたいと思います。」
と続け、二人とも、昨シーズンの雪辱を果たす宣言をしてくれました。
水曜日からは1年生。
赤井晨と新谷一総というBRコンビがトップバッター。
晨は、
「僕は、授業の関係で、みなさんとメイン練習をすることが出来ない日が多くありました。
そんな中、主将の仁さんは一人で挑むこととなった水曜日の朝練を、毎週練習を見に来てくださいました。
そんな仁さんを始めとする四年生の皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。」
とフレッシュなスピーチをしてくれました。
続く一総は、
「親から授かった命とからだの次に大切なのは、『名前』であると、僕は考えています。
”総合で一番になって欲しい”という思いからつけられた一総という名前を、僕は凄く気に入っています。
小さい頃から、『総合で一番』が夢であった僕は、自分が泳ぐ前に応援を受けることが、何よりも嬉しかったです。中学の時に、そういった経験をすることが出来、水泳をやっていく喜びを知りました。
高校になってからも、”仲間を心から応援する”ことで、自分の結果も上がるようになり、自分が良ければ良いというわけではないことを実感できました。
自分一人だと負けてしまうような状況でも、チームのためなら全力でやれるし、諦めずに取り組める。
僕は、これからも、自分の名前に込められた意味を忘れることなく、頑張っていきたいと思います。
これからの期間、調子の良し悪しで悩むこともあるかと思います。でも、”チームの素晴らしさ”を考えれば、凄いちっぽけなことだと感じれるようになると思います。」
と、皆を唸らせる、見事なスピーチを披露してくれました。
そして本日は、池永旬輝と宇都宮一総。
旬輝は、
「高校時代までは、水泳に真剣に取り組むことがほとんどない、”甘い考え”でした。
高3の時に、進路を意識するようになり、幼少の頃からの憧れであった中大への進学を決心した瞬間から、トレーニングに集中できるようになっていきました。
取り組みの初期では、ベストタイムが出ていない期間が長かったこともあり、悪いイメージばかりが浮かびましたが、高校時代のコーチから、
『自分の脳に騙されるな。本来は調子が良いのに、騙されると駄目になる。』とアドバイスを受け、そこからは、
『脳を騙し返す』ようにイメージして、強い気持ちでレースに臨むようにしました。
その結果、夏の大会では良い結果を出すことが出来ました。
インハイも国体も、『中大に入る』意気込みで頑張れたレースだったと思います。
念願の中大は、4年生の皆さん全員が、”お父さん”だと感じるくらい優しい先輩たちが待っており、こんな僕に気を遣ってくれたことを凄く嬉しく思っています。
最後のインカレを、”今の1年生”7人と戦いたいと言ってくれたことは一生忘れません。」
と、これまた良いエピソードを交え
ながらの”語り”を披露してくれました。
壱基は、
「高校時代に、連覇を続けてきた東京の代表として国体に選ばれました。そのときのチームの雰囲気はあまり良くなく、多くの選手に油断や隙がみられました。結果、東京都の連覇は途絶えてしまいました。
いかに、油断や隙が禁物であるか、学ぶことが出来ました。
僕はそこからより一層、必死に練習に励むようになりました。特に、高3の時に、当時のコーチと毎日のように意見交換が出来るようになり、コーチと同じ方向を向いてトレーニングを行うことが出来るようになってからは、水泳を楽しいと思えるようになりましたし、インハイや国体で結果を残すことも出来ました。
冬のインター合宿に参加させていただいた時、日本のトップの先輩方に
『練習中、波や人との接触で自分の泳ぎを邪魔されても、そこに感情を向けるのは時間の無駄。
自分で泳ぎを作る、自分で泳ぐということのみが問題なわけだし、ほかに集中すべきことはあるはず。』
といった趣旨のお話をいただき、感銘を受けました。
中大に進学希望したのは、高3の選手権で隣を泳いだ堤さんが衝撃を受けるくらい速く、泳ぎながら『中大に行きたい!』と直感的に感じたからです。
堤さんや仁さんのように、一人一人が実力者であるのが中大です。
だからこそ、インカレでは、相手のミスを待ったり誘ったりすることなく、自分たちが出来る”最高”を尽くすことが一番大切になると思います。
そして最後に。
どんな窮地に立たされても、笑顔を忘れ無いようにしましょう。」
と、これまた先輩たちを唸らせる素晴らしい内容のスピーチを披露してくれました。
自分の考えを人前で話す。
そこに込められた思いを伝える。
その結果、チームにエネルギーを与える....
簡単なことではありません。
最初から見事なスピーチ、計算されたスピーチが出来るわけありません。思いをきちんと伝えれば、自ずと長い話になってしまいます。
この点について、一番大切なのは、やはり『何かを伝えようとする気持ち』だと思います。
先輩後輩関係なく、『これをみんなの前で伝えれば、きっと何かを感じてくれるだろう』という気持ちだと思います。
昨日と今日の1年生のスピーチは、確かに長かったけど、その”気持ち”がガンガン伝わってくる、素晴らしいスピーチだったと僕は素直に感じています。
実際、内容が良かったので、ちっとも長いとは思いませんでしたが。
1年生のスピーチを聞いて、少しずつではあるけれど、確実に彼らが”進化”し始めていることを感じ取ることが出来た2日間でした。
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合宿中にラーメンを食べなかった反動か、2日連続、豚骨系のラーメンを食したくなりました。
月曜日に行ったのは、久々の「しば盛」(永山)
ここの「軟骨ラーメン」は本当に完成度の高い、飽きのこない豚骨醤油だと思います。
当然のごとく、臭みなど一切無いし、スープを全て飲み干してもまったく問題ない、優しい味わいなのですが、醤油との相性の良い味は、そこそこのパンチ力を持っています。
いやぁ、美味かった。
火曜日は天気が悪かったこともあり近場で済ませました。
中大最寄りのラーメン屋ともいえる、「釜利家」です。
『濃厚豚骨塩ラーメン』を頂きました。
クリーミーな豚骨は、やはりどちらかというとおとなしめの味です。
今回は塩にしましたが、やはり醤油の方が良いかな~...
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さてさて、今は、インカレのMotivational Video作成で大忙しの状況です。そのため、たぶんblogのアップも滞ってしまうと思いますがご了承下さい!
そんなこととは関係なく、Marauderたちは「最初で最後の2014インカレ」に向けて最高の準備を重ねて行くはずです。
横浜の地で逢いましょう!!!
そうそう、一昨日は、2006の名主将がプールに現れ、ありがたい話をしていってくれました。
ありがとう、康太郎。
それでは!