”聖地”浜松での”熱い”合宿が始まり、その半分のプログラムを完遂しました。
浜松といえば、我がMarauderのスペシャルアドバイザーであり、MarauderスタッフOBの岡部和之先生。
岡部先生なくして、この合宿は成立しないと言っても過言ではありません。
今回も、合宿実現に向けて、大きな力を頂きました。
当然のように、毎日毎回、全てのトレーニング現場に駆けつけていただいています!
今回の合宿では、その岡部先生の先輩、浜松商業高校の中村先生にご協力をいただき、同校のプールをお借りしての合宿となりました。
50年は経つ、といういにしえのプールでの合宿ですが、中大のHARDなプールで鍛えられているためか、泳ぎづらいという意見はほぼ聞くことはなく、むしろ『水が軽く感じる』といった肯定的な意見が多かったのが印象的でした。
既に20日を切っている現状では、レースを想定したペース練が増えてきているのですが
、問題なく、充実したトレーニングが出来ております。
火曜日の午前には、(ほぼ)全員そろってのレースリハーサル(いわゆるブロークン)を行い、レース感覚の強化に挑んでもらいました。
灼熱の浜松のもとで行われるレースタイプのトレーニングは、「いつものように」熱く熱く展開されました。
既にMarauderたちからは、見ていてワクワクするようなGoal Timeを提出してもらっています。
その内容を知っているだけに、『魂のこもった』ペースワークを展開した者には、胸が熱くなる思いでみていました。
この合宿では、普段の環境とも異なるし、レース会場とは当然異なる状況でのトレーニングとなるため、”イメージを伴わせた”トレーニングがきわめて重要となります。
それは、技術的なことばかりではなく、”勝ち”、”克ち”のイメージや、至福の達成感を伴う、『魂を揺さぶる様な』場面を思い浮かべてから泳ぐなど、ちょっとした工夫のことです。
どうせやるなら、機械的に泳ぐのではなく(時にはそれも大切)、自分を奮い立たせるようなイメージを伴う方が良い。
そこには根拠など要らない。
達成感や勝利のイメージばかりでなく、苦境に立たされて戦っている姿を想像しても、それを楽しんでいる自分が居るようになれば、こんなに実践的なトレーニングはないといえるくらい、質の高い充実した取り組みになるはずです。
映像的なイメージは、既に何度もミーティングの場でみているはずです。それを活用しない手はないといえるでしょう。
この点、昨日で完了した一連の”インカレチームミーティング&レクチャー”では、4年生にも協力してもらい、かなり有益な情報提供がなされたものと思います。
チームについての理解や、チームとしての”強み”を高めるための考え方についても、わかってくれたのではないかと思っています。
そんな中、3年生のスピーチも引き続き熱く展開されてきました。
合宿初日は”語り家”新山政樹。
「これまで水泳を続けてきて、結果や努力ともに、『自分中心』でした。中大に入学して、このチームで努力をし、成功していくにつれて、自分だけではなく、同じトレーニングをしている仲間、特にブレストチームのメンバーの成功が、凄く嬉しく思えるようになってきました。
その始まりは、1年の時のインカレの決勝前のこと。優勝候補だった松島さんに、『この場にお前がいてくれて本当に良かった』と言ってくれたこと。この一言は、僕にいろいろなことを教えてくれました。
その後、先輩たちから『水泳を楽しむこと』を学びとり、さらに成長することが出来ましたし、ブレストチームに後輩が加わった頃には、自然にブレストチームのために少しでも力になりたい、と思うようになっていました。以前の僕であれば、同じチーム内のライバルがベストを出しても喜べなかったのですが、今は心から喜べる自分が居ます。
そんな大切なブレストチームの強さを、このインカレでは証明したい。そして、水泳の楽しさ、チームで戦う楽しさを教えてくれた4年生の方々に恩返しをしたいと思っています。」
23分かけて、力強く語ってくれました。
仲間、とりわけ”ライバル”ともいえるメンバーの成功を心から祝福できる姿勢は、僕は素晴らしいと思います。並の選手ではマネ出来ない、”真の強さ”がそこにはあると信じていますので。
翌日は”静かなる闘志”西井 良。
「昨年は、水泳以外の面で、たくさんの『気付き』がありました。
昨年”レギュラー落ち”し、何も考えられなかったときに、先輩に暖かい言葉を頂戴したり、コーチには特別指導をしていただくなど、未来に向かって導いてくれるような、大変ありがたい対応をしていただきました。
暖かい言葉と笑顔が、どれだけ力になるか。チームで戦うこと、インカレという大舞台で戦うことの意味を、このとき初めて完全に理解することが出来ました。
今年は、言葉だけではなく、結果を出して暖かい4年生に恩返しをしたいと思っています。」
と、良らしい、暖かみにあふれたスピーチを披露してくれました。
「去年のインカレ、抜きつ抜かれつの大激戦の終盤で、本当に追い込まれた状況でのみんなの顔は忘れられません。
人生最後のレースを必死になって盛り上げていたのは、レースに出場しない”選手スタッフ”だったことも印象的でした。
そんな重圧のかかる試合では、『(何が何でも勝つ!)覚悟があるか、無いか』が勝敗を分けるのではないかと、強く思っています。
優勝を狙える大学は、中大以外にもあります。
去年については、4年生の力が強かったが故に、『覚悟』しきれていない人が居たり、ちょっとした油断や隙が生まれたのかもしれません。
勝利のための一番の秘訣は、『覚悟』であることを強調したいと思います。
去年の”負け”は、”財産”だと思っています。これを無駄にすることなく、全員が真から『覚悟』をして、インカレに臨んでいくことが大切になるでしょう。
私は、このチームで一緒に戦わせてもらえる、日本一幸せな女子スイマーだと思っていますし、心から感謝しています。
その恩を、点数以外の面で盛り上げるつもりですし、4年生を最高の笑顔で送り出したいと思っています。」
”締め”に相応しい、素晴らしいスピーチを披露してくれました。
夜のチームミーティング時には、岡部先生から暖かいお言葉を頂いたり、遠路遙々浜松まで激励に来てくれたOBからも、素晴らしい言葉の贈り物を頂きました。
中大内での熾烈な戦いがあった時代を強く生き抜いたOB・奥野智裕は、インカレでの”戦い方”に関する指南を、”その時代”の厳しさを象徴するようなエピソードを交えて展開してくれましたし、石川三知さんは、(相変わらずの!)”愛ある”熱い熱い激励を贈ってくださり、Marauderたちの心を動かしてくれました。
Marauderたちの心にも届くであろう、素晴らしい刺激に満ちあふれている様に感じた”前半戦”でした。
あと2週間、どれだけ”戦士としての強い心”を高められるか、どれだけ”愛ある強さ”を強固とした、驚異的な粘りを見せる『チーム力」を獲得できるのか・・・。
みんなの水泳の調子以上に、その点を楽しみにしています。
まずは”浜松合宿”の、かけがえのない残りの期間を過ごせることを、そこでこのチームで頑張り抜けることを、何よりも大切にしながら精進してほしいと思います。
◎ ◎ ◎ ◎
少し前のことですが、僕の実家のある世田谷(正確には、調布ですね、ここは)の名店、「らーめん処 絢」に行ってきました。
前回紹介した「魚魚」も、鶏と魚介のバランスの優れたラーメンですが、この絢のラーメンも珠玉の逸品といえるバランスの良さで、訪れる度に唸らされます。
基本の「醤油ラーメン」に半熟たまごを追加した中盛りラーメンは、とろとろなのに肉の旨味を感じさせる完成度の高いチャーシュー、食感も味わいも最高レベルにある長い長いメンマといったトッピングも含め、全てが美味しい。見た目も美しい、完成度の高い拉麺です。
丸鶏の美味しさを活かす
べく、魚介出汁を活用しているといった趣のラーメンで、さっぱりとしながら、深い味わいのラーメンはコスパも高く、通常の醤油ラーメンであれば¥650。
安くて美味く、そして美しいラーメンの筆頭として、この店は高い満足度を与えてくれます。
また実家の近くに行ったら寄りたいと思います。
それでは!
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