既に、WK47に突入し、聖地浜松でのトレーニングが展開されています。
そのちょっと前のことから綴って行きたいと思います。
先週末には、Marauder全員で挑む、"THE RACE"を敢行。
コース紹介や入場時のハイタッチなど、通常とは異なる、ちょっとイベント色の強いこのトレーニングは、Marauderたちにとっては特別なものです。
独特の緊張感の中、インカレに向けたチャレンジをしてもらいました。
ここで強まった連帯感のもと、週末には”聖地”、浜松に移動し、WK47へと繋がった次第です。
例年、インカレ前に浜松で行われる”インカレ強化合宿”は、体力学的な”強化”をすることが主目的とはなりません。
トレーニングについては”強化”というよりも”洗練化”させるようなプログラムが中心になってきており、気持ちにも余裕が出てくるような状況での合宿になるため、
「”気持ち”のコントロール・持って行き方を巧みにすること」、
「豊かな”イメージ力”を育み、自分が思い描いた通りの泳ぎ・動きを創り上げること」、
そして、
「チーム力をより強固にすること」
が重要だと、僕は考えています。
もちろん、泳ぎに関するアドバイスやコーチングも重要なのですが、とりわけインカレに対する導き方としては、『自ら取り組む姿勢の強化』の方が絶対的に重要だと思っているわけです。
そのため、どちらかというと、前述した3つの目標が達成できるようにするためのきっかけをつくったり、課題を提供したりすることに重きをおいています。
浜松に来て3日が経過しておりますが、その中で変化しようとしている選手も見受けられます。
トレーニングとしても、ペースワークや、所謂ブロークンが多くなってきた中で、その1回1回で”気づき”を感じている選手も居るようです。
夜のミーティングで展開される、4年生主導による、”戦略ミーティング”についても同様です。
何かを感じ取ってほしいし、より高みを目指す”きっかけ”になってくれれば... そう思っています。
そう、体力的な変化が顕著にみられなくても、能力を伸ばすチャンスは。実はそこら中に点在しているわけです。
成長し、進化を遂げる。
そのための”挑戦”であって欲しいと願っているコーチとしては、この合宿は毎年楽しみにしています。
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3年生スピーチが続いています。
先週末の"THE RACE”の前には、これまでの2年間に、インカレチームMarauderの”裏方”として、大きな力を与えてくれた塩浦旺臣の番となりました。
インカレのレギュラーメンバーに選ばれなかった2年間には、チームメイトのことを考えた声かけであったり、Marauderのための勧誘活動に本気で取り組んできたという旺臣は、
「インカレの優勝争いでは、大概僅差の勝負となります。300点近く取る中での僅差...。
”1点稼ぐ”ことがどれだけ重要かがわかると思います。
今年は、『到底勝てることが出来ない戦い』に挑むことになります。だからこそ、
『自分がいまこの発言をすることで、チームメイトにどのようなものを与えるのか』?を常に考えていれば、チーム全体のことを考えられるようになると思います。
それが重ねられていくことで、インカレ時に『チームでどういう状態でいなければいけないのか?』という考えに繋がると思います。」
と、裏方を多く経験してきたからこそ重みのある、メッセージ性の高いスピーチを披露してくれました。
トップスプリンター、佐藤俊也は、
「インカレでは、『選手以外の人がどれだけチームに力を与えていくか』が想像以上に大切で、そこが充実すれば、勝つ可能性が高まって行くのだと思います。
そして、『勝ちたい!』という思いをいかに忘れないようにするかが勝負の鍵になります!」
と力強く語ってくれました。
そして、
「自分がこんなにも4年生に勝って欲しい!と思うようになるとは考えてもいませんでした。」
と語り、他の3年生同様、チームのことを常に考えてくれている4年生に対する感謝の気持ちを伝えてくれました。
合宿の初日には、もう一人の佐藤くんである、祐斗の番になりました。
「声を掛け合え、励ましあえるのが今年のMarauderの強いところだと考える祐斗は、
「小さい頃は、結果も出ていないのに、五輪選手になるのが夢でした。
逆に、成長するにつれて、タイムも速くなるのと、なんとなく”現実をみる”ようになってきました。
でも、達成したいことがあるなら、”絶対強くなっている”と、自分を信じることが大切なんだと思うようになりました。
今年のインカレは厳しい戦いになると言われていますが、強くなっている自分たちを信じることが重要だと思っています。」
と、皆に大切なことを伝えてくれました。
バタフライの中堅選手となった田上勇気は、
「1年生の時には、”メンバー・ケア・マインド”というチームワークの根底を理解していませんでした。
2年の時には、その意味を理解し、チームのために!と思っての行動を増やしたつもりです。
そんな考え方の変化とは裏腹に、自分の結果を残すことは出来なかったので、3年生になって、自分から『何かを変えなきゃ!』と決心し、MD2に移動してトレーニングを積むことにしました。
それだけでも、今は自分に自信が持てるようになりました。」
そう語る勇気は、中大は、『王者になること』を常に考えているチームだからこそ、他のチームにはない、本当の強さを持っているのだということを、表現豊かに語ってくれました。
熱い夏は、まだまだ続いていきそうです。
◎ ◎ ◎ ◎
立川「楽観」にまたまた行ってきました。
グランドメニューではなかったはずの、『パールつけ麺』が登場していたので、迷わず食券を購入。
程なくして出てきたつけ麺は、
塩ラーメン『パール』の魚介風味をより深く、強く出した味わいで、麺についてくる生姜がとてもよく合う味に仕上がっていました。
パール同様、味わい深く、完成度の高い逸品に、またしても大きな満足感に包まれた次第です。
スープ割りをすると、限りなくパールのスープに近づくため、『2度美味しい』感覚が楽しめました。
ごちそうさまでした。
そろそろ、午後練に行ってきます。
それでは!
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