2009年7月29日水曜日

5週前のチャレンジ

こんばんは

43週目に突入しました。

インカレまで、あと5週となったわけですが、今週から、スイムトレーニングの実施パターンが若干変化しました。

すなわち、SP・MD2が2/1/1/2/1/1、DIST・/MD1が2/2/1/2/1/1というかたちになったわけです。

トレーニング頻度は低下してきましたが、まだまだ、「挑戦し続ける日々」が続くことになります。

昨日の午後は、”ブルピン”系のトレーニングと、”HURRICANE”(4X50 FROM DIVE MAX, LAST 25m NO BREATHING)というメインが行われた後に、パワー系・プライオメトリクス系のDRYトレーニングが行われました。

そして、本日のメインは、

 SP・MD2が"DEC TO MAX"

 MD1が"BROKEN RP MAX"

 DISTが”RACE PACE"という名称のついたWORKOUTでした。

それぞれのWORKOUT間には、かなりの隔たりがありますが(笑)、それぞれ、レースを強く意識した(して欲しい)WORKOUTになっています。

"DEC TO MAX"は、4X200、4X100などの形式のセットのラストを「最大努力泳」で行うタイプのトレーニングで、より高いスピードが要求されるWORKOUTです。

大抵、3ラウンド行われ、それぞれのラストに、「チャレンジ」することとなります。

また、このトレーニングでは、レース用のスイムスーツを着用してのチャレンジがなされることが多く、いわゆる「レース感覚」を研ぎ澄ますために行われます。

"DEC TO MAX"では、時折ベストタイムと変わらない位のタイムが出る場合もあります。さすがに今日はなかったですが、皆、まずまずのタイムで泳いでいました。

この手のトレーニングを繰り返し、「本番に強い」状態を創っていくことになります。

"BROKEN RP MAX"という変な名称がついているこのWORKOUTは、100m×4回(ないしは50m×8回)の最大努力泳を4ラウンド繰り返すもので、4本間のインターバルは多少短いのですが、ラウンド間のインターバルは5分程度とって行うというものです。

「きちんと頑張れた」選手の血中乳酸が12~15mM程度まで上昇する、なかなかにHARDなトレーニングです。

ラスト以外は、ターンで泳ぎを終了するという、レースペース的な試みを、あくまでも「最大努力泳」で行うというもので、1,2週間後に行われるペースワークに繋げるためのトレーニングとえいます。

身体負担度的には、このトレーニングが最も高いといえるかもしれませんが、体調的に、まだまだ「仕上げている」という段階ではないため、タイム的に「う~ん...」という感じの選手が多かったですね(予測はしていましたが...)。

それでも、過去に比べて良い結果で泳いでいた選手が多かったので、よしとするかな(無理矢理...)。

DISTでは、他のグループとは異なり、早い時期からペースワークを展開します。DISTの場合、最大努力泳というよりは、最大下にて効率の良い技術を求められたり、長距離に適した「リズム」で泳ぐことを徹底して「すりこむ」必要があるため、早め早めに繰り返してペースワークを行う必要があります。

特に1500については、もの凄い集中しないと「いけない」泳速度ではないため、頻繁に行うことができます。それでも、「飽き」がこないよう、様々な距離とインターバルと回数の組み合わせを提供するようにしています。

因みに今日は、36X50(for 1500)、12X50(for 400)、8X50(forラストスパート!)という3セット構成のWORKOUTにチャレンジしてもらいました。よく頑張りました!!!

1日に複数のメインワークアウトが展開されるMarauderのスタッフって、大変ですね。選手同様お疲れ様です。



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80年代の前半に世界を揺るがした「産業ロック」には、素晴らしい音楽が多かったように思います。練り込まれ、作り込まれている作品が多いため、「整いすぎている」ロックという印象が拭えないにもかかわらず、いまだに多くのヒトに愛されているバンドが多いと推察します。

TOTOも、80年代に、売れに売れたモンスターアルバムを発表してきた偉大なる産業ロック系バンドの1つといえます。JOURNEYやBOSTONなど、他の大物バンドに比して、フュージョン的な色合い、AOR的な色合い、さらにはファンキーな色合いが濃い傾向にあったため、HARD ROCKファンに熱心に愛されてはいないかもしれません。

作品毎に異なる音のイメージを届けてくれるTOTOの名作はいくつもあります。"TURN BACK"や”ISOLATION”などは、比較的HARD ROCK寄りの音を届けてくれたので、僕のお気に入りですし、大ヒットした”Ⅳ”も大好きです。

でも、「劇的」な曲を好む僕にとって、欧州ハードロックの香りのするこの2曲が収録されている1stアルバムは、特別な光を放っているように見えます(聞こえます)。
















"CHILD'S ANTHEM"

"HOLD THE LINE"

"ANGELA"



from "TOTO"



TOTO


(1978)



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アルバムの冒頭を飾るインスト、"Child's Anthem"は、ディセンディング的に好きになっていった曲。闘志を沸き立たせてくれる名曲だと思っています。カッコイイ。

そして、今でもTOTOの曲のなかでは最強といえるHARD ROCKチューン、"Hold the Line"。イントロからして痺れますね。

TOTOのAOR的要素も実は大好きで、"I Won't Hold You Back"や"I'll Be Over You"などの都会的センスが溢れるバラードを数多く発表していますが、この1stにも”Angela”という名作を収録しています。

当時から、フュージョン的な色合いの濃い、「大人のバラード」を創っていたのですね。

それでは!



2009年7月28日火曜日

GOTTA A CHANCE!

こんばんは

世水、始まりましたね。

いやぁぁぁ、悔しいなぁぁぁ!

ベストタイ記録で17番!!!

SHOGO本人からは、2,3日に1回程度、連絡をもらっていましたが、そこから読み取れる調子は、「かなり良い」というものでした。

ラップタイムをみると、2番目の50がまずまずで、あとはイマイチ(僕が予測していたよりも、ということですが)というもの。

自分のレースをなかなかさせてくれない状況であろうから、ベストタイでも立派といえば立派ですが、いや~、何もしてやれない自分に腹が立ちますね。

TV映像でみると、国内では比較的大きく、綺麗に見えるSHOGOの泳ぎが小さい小さい...

なんか、まだまだやること、やれること、やってもらうことがあるなぁ...ということと、「そんなに甘くないな...」という想いがこみ上げてきています。

人生賭けて泳いでいる選手が、今シーズン最大の目標としているレースに出場するのに「それに対して何も出来ない」という状態がこんなにも歯痒いものとは...。

ただ、僕が本気で狙わせたいのは、8継でしたし、今回の4人なら、かなり上位を狙えると真剣に思っていたので、その点からすれば、「本番」に向けて良い経験になったのかも...。


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何と!!!

今まさに、KATOコーチから電話をいただきまして、「SHOGOが準決勝に、繰り上がりで残った」との情報を受け取りました!!!

確かに。START LISTをみると、1組目の8コースに入っているね。

こんなこともあるんですね...

では、リアルタイムで応援するとします!

このような「劇的」な運命に直面したSHOGOは、果たしてどんな「決心」をし、どんな「泳ぎ」を見せてくれるのか!



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寝ようと思っていましたが、寝れなくなりましたので、ここは1つ、予定外のアルバム紹介を...。

アルバム1枚が、「劇的」この上ない、イングヴェイの名盤を紹介します。
















"DON'T LET IT END"

"I AM A VIKING"

"I'LL SEE THE LIGHT TONGIHT"

"OVERTURE 1383"

"DISCIPLES OF HELL"



from "MARCHING OUT"



YNGWIE J. MALMSTEEN'S RISING FORCE


(1985)



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発表するアルバム毎に、名曲を提供してくれるイングヴェイですが、このアルバムの"Don't Let It End"は半端無かった。

数ある名曲の中でも、「ヴォーカリストを選ぶ曲」といっても過言ではない歌メロの難しい曲を、ジェフ・スコット・ソートはほぼ完璧な歌唱でこなしています。

おそらく、この曲をライブで再現することとなったヴォーカリストたちは、さぞかし大変だったと思います。

そして、ネオクラシカルならではなお様式美を堪能できる"I am a Viking"、”Overture 1383"、そのイントロだけでも鳥肌前回の”Disciples of Hell”など名曲が目白押し。

僕が現役時代には、"I'll See the Light Tonight"~"Don't Let It End"を聴いて燃えたものです。

今も、聴いて、気持ちを高めています。

それでは!



2009年7月26日日曜日

HOLD OUT!

こんばんは

42週目が終わりました。

今週後半は、芳しくない天候が続いたため、屋内プールでの練習に切替えました。

金曜の午後は、Main Workoutで、

 SP;3 Rounds;6X50 HARD / 8X25 HARD

 MD2;3 Rounds;3X200 HARD / 4X50 HARD

 MD1;2 Rounds;12X100 DIE HARD

 DIST;4X100 / 3X200 / 2X300 / 1X400 RP(1500)

6X100 /1X200 RP(400)

という、何れも長水路で行う予定であったWORKOUTを、『短水ならでは」の内容に変更してのトレーニングとなりました。

SPたちは、集中しやすいセットであったため、皆良い泳ぎ・良い頑張りを見せてくれました。

RYOSUKE、良い泳ぎができるようになったね!。あ、あとAOKIも!!!

MD2にとってはかなりの試練となるこのセット、皆頑張っていましたが、特にBKチームがよい記録でまとめていました!。TAKASHIは好調をキープしているね!

MD1は、SHOTA、YASUが良いタイムで頑張っていました。

DISTは、RYOTAROが、かなり強かったです。ラストの200の1:53は圧巻でした!!!。

4年生たちの「意地」みたいなものを感じることのできた1日でした!

良いタイムで泳ぎ、自信をつけてもらうようなセットではなく、からだにある種の「衝撃」を与え、より上のレベルに「適応」してもらうためのセットになっています。

もちろん、「全力で挑む」、「頑張る」必要があることは言うまでもなく、オーバーチーリングの一歩手前まで頑張ってもらわないと、からだに有効な『適応』は訪れないと思います。

とはいうものの、目標地点まであと40日というところで、泳ぎを崩すわけにもいかない...

からだにも、こころにも「くる」トレーニングといえますが、頑張っていましたね!。


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僕が尊敬する現役コーチの1人が、僕が選手時代に教えてくれたことが今でも心に残っています。

「お前は頑張っていると思うよ。でもな、『頑張り』にも種類があるんだよ」

考えさせられる言葉でした。

 その頑張りは、自分を強くしてくれるものなのか?

 その頑張りは、本当に、自分に誇りを持てるものなのか?

 その頑張りは、未来を切り開けるものなのか?

何となく頑張ることと、信念をもって、あるいは拘りを持って、極限まで頑張ることには、かなりの差があるのでしょう。

過酷なメインが終わったプールサイドで、自分が理想とするレベルに達しない「頑張り」しか出来ず、涙を流している選手がいました。

いろんな理由はあるけれど、自覚できているからこそ流れる涙...

誤魔化しようのない世界で頑張るアスリート...

そんなMarauderは、きっと、もっともっと強くなると思います。



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80年代を席巻した、いわゆるメタルブームのなかで、極めて多くの良質のバンドが登場しました。

『LAメタル』とカテゴライズされるバンドのなかに、僕が愛して止まない音楽が一杯あります。

このBLOGのタイトルとなっている曲を含め、多くの名曲を輩出したバンド、STRYPERも、僕の中では特別なバンドです。

1st~4thまでは、ほぼ捨て曲無しのアルバムで、どれをおすすめしても良いのですが、「これぞ哀愁系」不屈の名バラードが入っている、このアルバムを一番に推薦したいと思います。
















"TOGETHER AS ONE"

"SOLDIERS UNDER COMMAND"

"FIRST TIME"

"MAKES ME WANNA SING"

"BATTLE HYMN OF THEREPUBLIC "



from "SOLDIERS UNDER COMMAND"



STRYPER


(1984)



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なんと言っても、"Together As One"。

前回のZ'NUFFのバラードもよいですが、この曲の完成度と来たら、悶絶ものです。

そして、"First Love"。まるで、アメリカ産のバンドとは思えない、様式美に溢れた感涙もののバラードです。

美旋律とは何か!?

その答えは、この2曲にあるといっても過言ではないくらいの出来映えです。

その他、とにかく、『カッコイイ』タイトル曲、素晴らしいコーラスワークが光る"Makes Me Wanna Sing"や”Reach Out"...。

アルバムラストを飾る「リパブリック賛歌」(米国人であれば、誰でも知っていると思われる愛国歌ですね)。これまた、独特の分厚いコーラスワークにより、かなり良い出来映えに仕上げてくれています。

ジャケットがダサくても、サウンドプロダクションが酷くても、演奏力がイマイチでも、ステージコスチュームが変でも、クリスチャンメタルを標榜したちょっと特異なバンドであっても、やっぱ、『曲』が一番ですから。

僕は大好きです。

ちなみに、"Together As One"は、かなりSWEETなラブソングです

僕は、この曲を愛しすぎて、結婚式の入場ソングに使いました(その他全ての曲の選択は、自分で行いました。当然、すべてHARD ROCKのバラードでした!!!)

それでは!!!



2009年7月22日水曜日

あとちょっと。

こんばんは

WK42に入りました。

MD2・SPは、2/1/1/2/2/1の9回、DIST・MD1は2/2/1/2/2/1の10回、スイムトレーニングが組まれている、HARD WEEKです。

既報のとおり、既に屋外プールに移動しての強化練習が続くことになるのですが、梅雨明け宣言がなされていながら、「ん~?」という天候続きのため、「寒さに弱い」選手にとっては、ちょっぴり辛い状況となっています。

そんななか、MD2・SPは、まだ雨が降り出していない午前中に、12X100のDIE HARDを実施しました。

日曜日にベストを樹立したTAKASHIがその好調をキープしていたことや、MATSUOの「イケイケ!」タイプの頑張りなど、やはり上級生の頑張りが目立ちました。一方で、久々にみることになった1年生の泳ぎも、「進化したな」と思わせてくれる部分があり、嬉しく感じました。

さらに水温が下がり、空が泣き出した午後の時間帯に、DISTで15X100・10X150・16X100、MD1で16X100・12X100・12X50という、ちょっぴり長めのMAIN WORKOUTが実施されました。

全部を全力で頑張るわけではなく、ディセンド形式でMAXまで上げていくタイプのトレーニングを繰り返すものです。

3時間強を要したスイムトレーニングが終わる頃には、こんな状況になっておりました。

今日は、1年の中で一番、「こんな状況で頑張るの?」という条件が揃っていたかもしれません。

「長い」(長水路での長時間トレーニング)・「寒い」(水温気温)・「暗い」(18:45以降、視認性が著しく低下)という、ヤルキをもぎ取る3悪条件が揃ったなかで、チャレンジすることになったわけです。

「寒い」に対して、途中から取り組みを変えて頑張ることが出来た者、最後まで翻弄されてしまった者、「長い」に対して適応出来ている者、出来ていない者....主に体質に起因するのでしょうが、なんとなく、「明暗」が分かれました。

常識的に考えれば、「ダメで当たり前」というときに、どういった取り組みができるのか...前回のBLOG記事でも話題に取り上げましたが、どんな状況にも対応して頑張るというチャンスが必要だなと思っていた矢先、お誂え向きに、悪条件が揃ってくれたな~...と思いました。

みんな、強くなりたくて、優勝したくて頑張っていることは知っています。その想いは、悪条件が重なったときでも、揺るがないものですか?

 あとちょっとで、日本のトップに挑める中堅層をたくさんコーチングしている僕としては、その「あとちょっと」のために提供できるプログラムを作っているつもりではいますが、今日のような条件下でも頑張る「気持ち」こそが、その「あとちょっと」に最も必要な要素かもしれません。

 このような意味からすれば、自分が強くなるためのチャンスを、逆らうことの出来ない「自然」に創り出してもらうのが一番...であったと思います!。

「暗い」はともかく、「長い」「寒い」を楽しんでトレーニング出来るヒトは皆無かもしれません。

そんなこともわかっています。

でも、そんななか、僅かな可能性をみつけ、前向きに取り組めたヒト、そして、今日という非を「チャンス」と思えたMarauderは、1ランク上に行けるかもしれませんね。



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1ヶ月くらいのあいだ、この「どーでも良い」コーナーが途絶えていました。

ここは読み飛ばしている、というヒトが多いようですので、問題は無いと思うのですが、それだけ、余裕がなかったのかもしれません。

ユニバー中は、ENUFF Z'NUFFというバンドを聴き込んでいました。

このバンド、以前紹介したCHEAP TRICKやそれこそTHE BEATLESの影響を大きく受け、独自の解釈で甘く切ないハードポップを生み出してきた、隠れた名バンドといえます。

どちらかというと、アルバムにすべて名曲が収録されている、というバンドではなく、少しその完成度にムラがあるところが特徴です。そんなところも、CHEAP TRICKに似ています。

でも、この2ndは、アルバムとして聴いても素晴らしい名盤ではないかと思っています。
















"HEAVEN OR HELL"

"GOODBYE"

"MOTHER'S EYE"

"BABY LOVE YOU"

"TIME TO LET YOU GO"



from "STRENGTH"



ENUFF Z'NUFF


(1991)



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1曲目の”Heaven or Hell"は、1stの"New Thing"に匹敵する、ハード・ポップチューンの超名曲です。最高。

また、シングルカットされた"Mother's Eys"、"Baby Loves You"も出色の出来で、暖かい気持ちにしてくれる名ハードポップです。

他にも良い曲がありますが、僕が特に気に入っているのは、切なすぎるバラード”Goodbye"と、"Time to Let You Go"の2曲です。

何でしょう、この独特の哀愁のメロディ...この胸を締め付けるような旋律...

ドニーのヴォーカルも、万人向けではなく、癖のある(ヒトによっては「下手」に聞こえるかも)声質であるにも拘わらず、妙な哀愁を感じます。

そして、何れも想い入れのある曲ですね...

Z'NUFFは、その後も、名曲を数多く残しますが、アルバム単位で「凄い」と思わせた作品としては、この2ndが最強でしょう。

おすすめです。

それでは!



2009年7月19日日曜日

再考

こんばんは

「怒濤」の如く、1週間が過ぎました。

既に、ユニバーが大分前に感じられるくらい、なかなかに濃い数日間を過ごしていたため、時差ボケになるヒマもありませんでした...

さて、久しぶりのMarauder。

やはり、活気が溢れていました。

「真剣」さが漲っているチームは、やはり居心地がよいですね!

Marauderの話題から、3週間ほど遠ざかっていました。

その間、彼らはどんなチャレンジをしていたのか???

 6月後半から7月上旬は、短水路を用いた量的ハード期(DIST・MD1)、質的ハード期(MD2、SP)にあたり、過酷な試練に立ち向かう日々が続いておりました。

 僕が直接指導している選手からはほぼ毎日メールが届いていた他、トレーニングデータが敏腕なマネージャーたちから送られてきており、トレーニングに関する雑感も聞いていました。

 少なくとも、トレーニングデータからみる「改善」は確認できたし、トレーニングから出てきた「課題」を、自分たちなりに見つけることもできていたようでした。

期間が長かっただけに、「折れて」しまったときもあったようですが、それが続くという状況に陥った者はいなかったようで、「逞しくなったな~」という印象を抱きました。

 残り50日も切り、インカレまでにやるべきことがかなり明確になってきたと思います。僕も、来週から「再本格化」させていただきたいと思っています!!!

残りのかけがえのない日数のなかで、チームとして、そして魅力ある個として、より磨きをかけていきましょう!!!


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今回の遠征のような、選手村をベースとした生活を送っていると、「最高によい環境」でトレーニングを続けることの是非について考えてしまいます。

普段、最高・最強の環境でトレーニングを続けたり、合理的・効率的にトレーニングをすすめ、「競技力向上」のみに気持ちを注ぎ込むことができたとしても、世界へのチャレンジの場が、(その選手にとって)想像を絶する環境であった時、その環境に身を置くだけで、大きなストレスに苛まれるかもしれません。

常に自分の思い通りの生活が出来ていたり、あるいは、連絡・報告が行き届き、短期的・中期的見通しが良好な毎日を送っていた選手が、「世界の場」に行ったときに、「想定外」の出来事にばかり遭遇したら、その選手が被るストレスは決して少なくないでしょう。

こういった選手は、想定外のことが比較的多くなる国際大会の場で、自らのpotentialを引き出すことが難しくなってしまうかもしれません。

意外に、不充分な環境でトレーニングを積んでいる者や、状況が目まぐるしく変わるため、トレーニング計画がしょっちゅう変更されてしまうような中でトレーニングを「工夫して」続けている者、あるいは、「理不尽なこと」に遭遇する機会の多い選手のほうが、国際大会において、本来の自分の力を出せるのかもしれない...。

そういった強さを、もっともっと育成しなければならないかもしれない...

日頃、出来る限り見通しを良くしてあげたり、合理的・効率的に計画を進めていくやり方が主となる僕にとって、再考のチャンスになったかな...と思っています。

最終的には、「バランスが大切!」ということになるのでしょうけど。

Marauderの暮らしている寮や、プール環境については、幸いにことに(!?)、どちらかというと不満が出るような状況にあるので、悪い環境に遭遇しても、そんなに心のダメージは受けないかもしれないですね。

あとは、「理不尽なこと」...か。追求してみようかな!?

それでは!!!



2009年7月13日月曜日

UNIVERSIADE BELGRADE 2009<雑感>

こんばんは

日本に帰ってきました。

僕自身、7年ぶりの代表コーチでしたが、久々に参加したナショナルチーム、なかなかに刺激的でした。

まず、コーチ陣が素晴らしかった。

奥野ヘッドコーチを始め、スタッフは、選手のためには時間を惜しまず「動いて」いました。実際のコーチングだけではなく、「裏方」での仕事も多くありましたが、それぞれが選手のために、多くの時間を割いていたように思います。

そのため、コーチ・トレーナー陣は、この期間中のプライベートなオフをほとんどとれずにいました。

また、コーチングについても、これまでとは違うアプローチが出来、大変勉強になりました。

僕が以前参加させていただいた代表チームでは、Marauderからの選出メンバーが多かったこともあり、ほぼ自分のチームの選手をみていれば良いという状況が多かったため、良くも悪くも、「いつもの」延長線上で行えました。

今回は、Marauder2人の他に3名の選手をお預かりしましたので、「いつものよう」では不充分であるため、僕が通常1年間かけて行うことを3週間に凝縮して考え、取り組むようにしました。

また、ユニバーに向けて、選手たちが目標としている地点に導くよう、短期的観点でコーチングするだけではなく、中・長期的観点からもコーチングを行うよう努めました。

僕たちコーチにとっても、代表コーチとしてコーチングすることで、大変刺激になるのと同様(か、もちろんそれ以上)、いつもとは異なるコーチングを受けることにより、選手の潜在性を引き出すきっかけが出来たり、あらたな発見に遭遇するチャンスになると思うからです。

 短期的に、速効性の高いコーチングを行えることもあれば、その人と逢い、意見をもらうことをきっかけに、日常でのトレーニングに対する取り組みに変化が起こり、結果、良い方向へ向かうということもあるはずです。

代表チームに入ったことで、日頃お世話になっているコーチとは別の観点・別の視点からみた「特性」を伝え、そこからさらに高いレベルに行くための「材料」としてもらえる良い機会だと考えられると考えているわけです。

もちろん、「鵜呑みにするな!」ということを前提に、様々なことを様々な方法で伝えてきました。

さて、僕が担当した選手に関する雑感を少々.....

 Marauderの2人は、後に世界水泳を控えているので、国内合宿時にはHARDにトレーニングを行ってもらい、現地についてから、多少のテーパーを施した、という感じで導いてきたため、大会の後半に、「良い感じ」で上がってくるかな~...と考えていました。

結果的に、SHOGOもRANMARUも、引継でのベストタイムをマークし、世界水泳での飛躍に繋げられるようにできたと考えています。

 にっきーとえりのNITTAIコンビは、ベストタイムを出してくれました!

ただ、彼らの目標タイムには届いてはいないし、僕が短期間ながら想定できたタイムよりは遅かったので、充分にコーチング・サポートが出来たかは...う~んという感じです。

 

 はるかは、「調子があまり良くない」という状態から入り、そこからどれだけ、春(選手権)のタイムに近づけるか、ということに焦点を絞ってしまいました。本人は、それよりも遥かに高い目標を言ってきたのですが。

彼女が最も、テーパー期間が短かったので、最後の最後まで、上がってくる感じが鈍く、正直「大丈夫かな?」と思いましたが、レースでは、それまでの練習のイメージを払拭する、素晴らしい泳ぎを披露してくれ、メダル獲得に漕ぎ着けました。

凄い能力の持ち主だな~と思いました。

こちらが、今回のメンバーです

たった3週間でしたが、ずいぶんと長い間指導しているような錯覚に陥っています。

さて、それぞれが違う道をまた歩み始めています。

それぞれが抱く、新たな目標に向かって頑張って下さい!

それでは!!!



2009年7月12日日曜日

UNIVERSIADE BELGRADE 2009<DAY 7速報>

おはようございます

7日間の熱い熱い闘いが幕を閉じました。

いや~...10日程度しか居なかったのに、1ヶ月くらい居たような錯覚をしてしまいます。

平均睡眠時間3.5時間でよく頑張り続けたな~。

いやいや、頑張ったのは選手たちです。本当によく頑張りました。


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さて、最終日。この日もたくさんのドラマがありました。

本日は、まず、女子200mFLY決勝が行われました。直接担当をしていた南園選手が決勝の舞台でチャレンジしたわけです。

いやいやびっくり。練習からは想像もつかないような飛び出しで、ドイツ・アメリカの選手についていきます。

優勝を目指し、勝負に出た分、最後の50mは思うようにスピードが出ず、3位となりました。

感性を研ぎ澄ませながら3週間、集中してやってきたことが、だいたいできていたので、今後に繋がる良いレースが出来たと思っています。また、彼女は泳ぎがとても巧いので、「ばてて」しまっても、そう見えないという特性を持っていることが印象的でした。

次は男子400mIM。世界水泳代表堀畑選手が意地をみせ、銅メダルを獲得しました。

また、やはり僕が直接担当している仁木選手が決勝の舞台でベスト記録を更新し、4位に入賞しました。う~ん、こちらもすばらししい!!!

そしてハイライトは、またしてもリレーの場面に訪れました。

男子400mメドレーリレーは、まさに「圧倒的」な力で優勝しました。

ラップは以下のとおりです

 

 入江(陵)選手 52.75

 崎本選手    59.63

 入江(晋)選手 52.05

 RANMARU   48.37

陵ちゃんのレースも圧巻だったし、絶好調さっきーの頼りになる泳ぎや、「ど」緊張しながらもしっかりと仕事を完遂したおにいちゃんも最高でした。

ですが、僕が一番印象に残ったのは、RANMARUです。Marauderということで贔屓目にみるわけではないのですが、予選が終わった段階で、決勝を泳ぐことに対して迷いを抱いていたRANMARUが、全ての迷いを断ち切るかの如く、快泳を示してくれたこと、素直に感動しました。

なんと言っても、このユニバー、リレーに至るまでは、RANMARUにとって「おもしろくない」結果が続いていましたからね~。

しかし、最後の最後に、苦悩しながらも頑張り続けるRANMARUに、輝きが戻ってきたわけですから、感動しないわけないです。

23.5で入って、24.8で帰るという超スーパーな活躍をし、優勝に大きく貢献してくれました!。

これで、世界水泳に向けて、超前向きな気持ちで向かって行けそうだね!!!


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この度、競泳史上始まって以来のメダル獲得数を成し遂げることができました。

いやぁ、すんごいよく頑張ったと思います。

奥野ヘッドコーチは凄い伝説をつくっちゃいましたね!

次回も是非、ヘッドコーチをお願いします!!!

とりあえず、眠さの限界がやってきております(20分前程から)...

また、明日にでも更新しますね!

それでは!