4週間に及ぶTHREDBO合宿も、残すところ4日となりました。
今日は、SP系がウエイト、MD1は水中でのパワートレーニングの日であり、午後は「回復」に努める日となりました。
個人的に、何となく、予測はしていましたが...
それでも、代替レースのないJOと異なり、選手権を目指していた選手は幸せだと思います。
挑める機会を残していただけたのだから。
様々な「不安定さ」のなかで、”取り組む”ことが許されているMarauderは、国内組も含めて,本当に幸せな状況といえるでしょう。
これからの3週間、水泳の調子も、泳ぐ環境も、そして、”気持ち”や、延いては生活さえも、「不安定」な状態が続くかもしれません。
心に余裕もなく、調子の状態を把握できないということが起きるかもしれません。
でも、そもそもがヒトのからだが「一定」であることはなく(表面上、一定にしようとして、内部では激動している...)、そして、延いては人類の歴史そのものも「安定」している時は、あったとしてもすごく短いものです。
そんな、不安定な中を生きており、一般のヒトよりも激動の状況を身体や脳に強いている競泳選手、しかもそのトップレベルにあるみんなは、「不安定」であることに対応出来る能力を充分に持っていると考えます。
「不安定」な状況においても、「力まず」「乱さず」、”自然体”で臨むことができれば...。不安定ななかで、心を安定させる、”真の強さ”が求められます。
アスリートであれば、そして、努力できる場所や機会があるのであれば、そんなどこか余裕のある、だけれども「発揮すべき時には発揮」できる、そんな”自然体”ともいえる状態を目指し、チャレンジしていって欲しいと思います。
また、こんな状況で、スポーツ活動に勤しんでよいものか...と悩むこともあるでしょう。
泳げない状況にあるスイマーが多く存在することについては、Marauderたちは充分理解していると思います。
その上で、泳げることの「ありがたさ」を噛みしめながら、極めて人口の多い競泳というスポーツの、その頂点をかけて”闘う場”に向けて精進しているはずです。
ラッキー...と思っている選手なんて、主将を始め、Marauderには居ないわけですから。
ならば、迷うことなく、「頑張れる機会」を活かすべく、一心不乱に最後の最後まで努力を重ね、頑張ることが許されなかったスイマーたちの分も、「選考会」にて存分に力を発揮し、競泳というスポーツが、何が起ころうと、最後まで諦めることのない、誠にストイックな競技であること、そしてその競技を続けることが如何に素晴らしいことか、”結果で示す”ことができるよう、頑張ってほしいと願います。
そう、僕たちに啓示された”道”は、最後の最後まで、”挑み続けること”。
こんな状況だからこそ、その道を最後まで、見失うことなく、進み続けましょう。
こちら、THREDBO組も、アスリートの基本中の基本である、"その時”に集中する、ということで、残りの貴重な日々を過ごして行きたいと思います。
お互い、頑張りましょう!
それでは
0 件のコメント:
コメントを投稿