こんばんは
今朝は、いわゆる”マット運動”から開始しました。
コーディネーショントレーニングの一部として、毎年立ち上げの時期に実施していますが、やっぱ、大切なトレーニングだな、再確認しました。
シンプルなコアエクササイズや、より基本的なインナーコアトレーニングも極めて重要です。だけど、そういった体幹部の主要な筋群を「意図通り」に扱えるようにする「試み」を忘れてはいけません。
器械体操系のエクササイズは、全身運動の究極のかたちだと思います。鍛え上げた筋群を、すべて自分の企図する運動として成就させなければ、「きれいなかたち」にはなり得ない。その「きれいなかたち」を達成することに「拘り」をもってやれば、これまでに動員されていなかった筋群に刺激を与え、スイマーとしての新たな可能性を発掘させることが出来ると考えます。コーチや他の選手に指摘された「問題点や課題点」を素直に受け止め、その改善策を自分で考え、実際に自らのからだで表現出来るようになって欲しいな、と思います(これが難しいんだけど)。
これは、パートナー同士腕を組んでの前転です。シンプルですが、意外に出来ないヒトもいました。
外側の手をつかず、無理矢理回転している双子の片割れ...(汗)。前転だってば、もう(笑)。なんの練習やねん。
それにしても...
毎年のことではありますが、1年生は、「できない」あるいは「やったことがない」エクササイズが多い傾向にあります。1年生がやるたびに、体育館中が大いに盛り上がっていました。
ただ、飲み込みもはやいと感じたので、すぐに巧くなっていくことでしょう。
今日できなかった種目は、寮のトレセンで練習しておいて欲しいなー。この写真にも、三点倒立できているヒトとそうでないヒト(支えてもらっている選手)がいますね。
先ずは刺激。そして、徐々に、「如何にして泳ぎに役立てるか」という『拘り』を持つことが大切になります
SWIMは、強度よりもドリルワーク中心で4000半ばの構成でした。その後は、3回目のウエイトトレーニングでした。
さて、Marauderの新リーダーたちも、徐々に競技引退後の人生について、真剣に考え出しているようです。
翻って考えれば、昨シーズンまでは、完全な売り手市場だったのが、一転して買い手市場、というか、就職すること自体が大変な時代になってきているため、ちょっと苦労するかもしれません。
OBたちの噂を聞くと、めでたく就職できたところでチャレンジし続けるヒトもいれば、新たな可能性を探究し、次なるステップを踏み出す選手もいるようです。
「古風」な僕は思います。みんな、普通に泳げていることが、どれだけ幸せなことか、わかって選手生活を続けている(いた)のかな
就職活動をして、世間一般的にも良いとされる企業に就職出来たことの幸せを考えたことがあるのかな
生きていること、もっと言えば、チャレンジし続けることができる「生命」を頂けていることに、感謝したことがあるのかな
Marauderのほとんどの選手は、「イヤだ」と思うようなことに対しても、自分の気持ちを前向きに方向修正し、自らの可能性を広げることに成功してきています。水泳ほど、ストイックな競技って無いと思うし、実際つら~い練習を際限ないくらい、重ねてきたわけです。そして、大方皆、前向きな気持ちになれていました。
単純に、その考え方を、引退後の新たな使命下において展開すれば、職種も業種も給料も関係なく、充実感や幸せを感じることが出来るのではないでしょうか。
自分にとって究極に向いている仕事なんて、そう簡単に探せるはずがありません。僕だって、今の仕事が自分にとって凄く向いているとは思いません。むしろ、学生時代では想像もつかないようなことをやっています。でも、やり甲斐や幸せを噛み締めながら前に進むことができています。
今の学生(水泳部以外です)をみていると、「理想」ばかりを探求し続けて、「今やるべき努力」を忘れ、いつの間にか自分の現在地や辿り着きたい目的地までも見失ってしまい、老衰してしまう子が少なくないようです。そういった学生の辿り着く場所は、「妥協」という名の荒れ果てた理想郷のようです。
与えられた環境のなかで、どれだけのことができるのかという、その1点に意識を集中させることができれば、幸せは向こうから歩み寄ってきてくれると思います。そして、自分の行っていることが、いつの間にか、自分にとっての天職に感じるようになるかもしれません。そして、いつか必ず、大きなチャンスが巡ってきます。
もちろん、就職先は「何でも良い」わけではないし、「生きていく」ことについては真摯に考えてほしいのだけど、競技に集中しつつ、その合間にみつけた貴重な時間を活かして辿り着いた就職先は、きっと、その選手にとって一番良いところのはずです。そう思って、がんばって努力していけば、拾える宝はいっぱい見つかるだろうし、素晴らしい出会いが待っていることでしょう。
現役のMarauderでいる間は、自分のパフォーマンスを上げることだけに専念するのではなく、自分たちを応援してくれるヒトを増やすような活動・行動・言動を心がけて欲しいと思います。それを実現できる選手は、社会に出て行く上で必要となる、多くの要素を勝ち取ることが出来ると思います。
「人間、外見じゃなくて中身でしょ」、「水泳さえ頑張っていればイイでしょ???」などと、決して思わないで下さい。そんな偏った価値観をもったまま社会人になったら、「最終的」には辛い目にあうかもしれませんよ。
あ、もちろん、「自分たちを応援してくれるヒトを増やす」考えに基づき、活動・行動を続けていれば、競技成績にもプラスの影響を与えると確信します。
なぜかって? 自分で考えましょう、それくらい。
世の中に、「楽に」幸せになれる方法なんてあるのでしょうか?
水泳と同じ、努力しているからこそ、「幸せ」と感じる瞬間を楽しめるのだと思います。そして、その努力は、「まわり」との関係でより強く光り輝くことになります。
ひとりよがりの努力では、自分も、まわりも、最終的にはHappyにはなれないのでしょうね。
自分もまわりも、Happyに出来る、輝けるアスリートを目指し、頑張っていきましょう
...と、かた~い話のみで終わってしまいそうです。
ラーメンとロックはまた別の日で(土曜日は、電池切れが速いので...)。
それでは
仰るとおりです。
返信削除自分で着地点・ゴールを決められるずに、なんとなく惰性で、そしていつも他責にしてしまっている人には、なかなか伝わらないのでしょうけど。
こんなコーチがいるチームは強くなりますね。
現役選手が、とーるもーりあコーチの能力をさらに高める・引き出せるような、選手になれるように、応援してます。
僕のHardRock系[E:punch]教え子のおっくーではないか。コメント、ありがとう。[E:happy01]
返信削除僕のBLOG通りの考え方ができる選手ばかりだったら、たぶん僕は必要なくなるでしょう[E:paper]。
選手を『心地良くするため』に、褒めてばかりでいたいけれど、苦言を呈することができなくなったら、コーチとして引退のときかもしれないよね[E:catface]。
年齢を重ねれば重ねるほど、叱ってくれるヒトや、教えてくれるヒトは少なくなります。大学生のうちから、いや、20代のうちから、叱るヒトがいない状況になり、心地良く生きることばかり追求したら、選手として、いや、人間としての成長も急減速、いつかは止まってしまうかもしれない...っていうよーなことは、おっくーぐらいの年齢になってようやくわかることかも...ですね。
おっと、コメントまでかた~くなってしまった[E:coldsweats01]。
ま、おっくーのように、鉄の意志を持ち、自分で考えられ、間違っていることに対してはきちんと意見ができ、Rockを愛する選手であれば(それは不要か)、その後を案じなくても立派にやっていけることでしょう[E:happy02]。