こんばんは
今日は、僕を育ててくださった世田谷SS(元々は成女烏山SC)の大コーチに、光栄にもお誘いを受けまして、調布(正確には布田)の”大漁旗”という素晴らしいお寿司やさん(なのに、洒落た飲み屋的な雰囲気がある、若向けのお店です。美味いけど、リーズナブルだと思います。最高!)に行ってきました。
こんな僕をまっとうに育ててくれた恩師はですね、とにかく曲がったことが嫌い、出来ていないことに対しては鉄拳を振るって教えぬき、曲がった根性を持つ人間に対しては、とことん闘い抜くという、今のご時世にはもしかしたら合わない、そんな昔気質のHard Coachです。
僕は比較的少ないほうでしたが、僕の幼なじみのほとんどは、その鉄拳を交えたハードなコーチングを受け、苦しんでいたよーでした。そして、もしかしたら、水泳界でも近寄りがたい存在なのかもしれません。
でも僕にとっては、こんな僕をいつも見ていてくださり、応援してくださり、気にかけて下さる、人生の師匠です。先日のインカレ優勝についても、心底”評価”していただきました。
「今は、叱ることが出来ないコーチが多い。そして、叱ったとしてもその後のフォローがない」
「信念をもって頑張ったとしても、裏切りにあうことはある」
「男は、ただ稼いで家庭を安泰に導くだけでは生きられない。夢とロマンを追わなければいきいきと生きていくことはできない」...
「たとえ勝ったとしても、進化することを止めたらそこで終わり。すぐに追いつかれる。コーチも、年齢に関係なく、”進化”していかなければならない」
など、心に残る話を今でもして下さいます。
現役時代は、そのコーチから「いかにして逃げるか」、なんてことばかり考えたときもありますが、今になって冷静に考えれば考えるほど、基本的に甘~い考えで、楽な方向性を模索してしまう若かりし頃の僕にとっては最高の師匠であったと思います。
今でも、お酒をかわしながら、貴重な話をして下さいます。ウチのリクルート関係の話になった際に、「ウチは他に比べて、施設が古いし、最近ではハード面の不充分さがたたって、そんなに人気もないんです」というよーなお話を”軽い感じ”でさせていただいたら、ずいぶんと叱られてしまいました。
「無いものねだりをしてもしょうがない。今ある環境で、マイナスを補う工夫と努力をすれば、絶対に成功する。環境のせいだとお前が思ったら、選手は何を信じれば良いのか?」と。
僕は、大学の教員として生計をたてることができています。水泳部のコーチをやめても、年収は一銭も変化しません。
僕を育てて下さった恩師が、上記のような考えでコーチングにあたり、家庭崩壊の危機に直面しながらも、手を抜くことなく育ててくれたからこそ、僕も収益に関係なく、とにかく自分が考え得る、最高のコーチを目指すという道を見つけられたのかもしれません。
結果、まだまだ経験の浅いコーチではありますが、pricelessといえる、貴重な体験を無数に提供してくれる競泳のコーチングに携われることに、幸せを感じています。
僕は、これからも、水泳部のコーチングで稼ごうなんて絶対思わないと思います。かといって、一途に「夢やロマン」を追い続けるタイプのコーチでもありません。僕が”そこ”にいることを必要としてくれているのであれば、手を抜くことなく頑張ると思います。そして、”そこ”に居て欲しいと思われる存在であり続けるため、努力していくと思います。
今日の師匠のお話は、そーいった僕の原点を再確認させてくれる、貴重なものでした。そして、自分が憎まれたとしても、選手には真実を伝え、正義を貫き、コーチングにあたらなければならないのだと、再確認できた夜でした。
ちなみに、師匠の夢は、未だ実現していない、「自分のクラブからオリンピック選手を輩出する」ことだそうです。競泳選手としては、未だなのですが、何と、トライアスロンで、世田谷出身の競泳選手が、北京オリンピックに出場し、入賞したとの話を聞きました。びっくり。僕の「ダブル」後輩にあたるようで...つまり、SSだけでなく、出身高校も同じだとのことでした。.
その彼女は、ロンドン目指して頑張るとのことです。一度、会ってみたいですね。
さて、Rockのお時間です。
昨晩に続き、2006のインカレVideoのタイトルにも使用した曲を紹介します。今更紹介するでもない、超有名バンドQUEENです。
数年前、ナイナイのかたわれが、この曲をバックに踊っているBeerのCMがあったように思います。完成度の高い名曲を、何曲もこの世に送り出してきたQUEENですが、この曲も素晴らしいですね。
僕は、Bohemian Raphsody、Spread Your Wings、Father to Son, Somebody to Love, It's Late, Brighton Rock, Now I'm Here, Save Me, Love of My Lifeなどが好きです(他にもたくさん)。
全く僕の琴線に触れない曲があるのも事実ですが、触れる曲の凄さったら、そりゃもうたまりません。
最初、この曲に対するイメージは特別良いわけでもなく、「CMで流れているし、みんなも聴いたことがあるだろうから、Videoに使おう」と安易に選びました。
しかし、その編集作業で繰り返し聴いていくウチに、この曲の凄さがわかってきたように思いました。なぜ、あんまりヒットしなかったのかな?
タイプ的には、I was Born to Love Youみたいな曲といえますかね。おかげさまで、(元々好きなバンドのアルバムのなかでは)あんまり思い入れがなかったアルバムJAZZも、晴れてお気に入りの仲間入りをしました。
ところで、QUEEN未聴のヒトに、この曲とボヘミアン聴かせて、気に入った曲が何れかだった場合には、奨めるアルバムが変わって来るような気がしますね。
え?僕???そりゃ、何たって"Bohemian Rhaphsody"ですね。同じ意見でアルバム未聴のヒトには、4th→6th→2nd→3rd→5thの順に(差は僅差)聴いてみて下さい(間違っても9th&10thから入らないように!)。
後者の方、つまり今日お勧めしているこの曲が最高に気に入った!と言う方には、このJAZZ以降のアルバムを、9th と10thだけ避けて順に聴いていくことをお勧めします。
両方良いと思った方は、う~ん、やっぱ「オペラ座の夜」か「世界に捧ぐ」、からかな。
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あ、このアルバムは、完全に「後追い」ですよ。ONTIMEでは聴いていません(さすがに)
ところで、ボーリングと飲みは盛り上がったかな? 何も問題はなかったかな
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