2013年9月19日木曜日

NO MATTER WHAT

こんばんは

今日から、一足お先に「2014シーズンイン」となりました。
東アジア大会の合宿で千彰とJISS入りを果たした次第です。

この国際大会があるから、ということもありますが、国体後、1日だけ休みを取って、直ぐに合宿体制に突入!というチームもあるようですし、この大会の出場とは関係なく、『始めている』ところもありました。

Marauderの多くが目標としている、あるいは”ライバル視”している”トップ”の者たちは既に「始めて」いるわけですね。

こうした”トップ”の者たちを”越える”ために何をすべきなのか?
焦って今すぐ「泳ぎ出せ!」ということを教示しているわけではありません。
今は貴重な『充電期間』なので、そのために必要なリフレッシュは是非ともしていただきたい!と思っています。
ですが、再び集う「その日」には、それぞれの個人史上最高の”決意”をして欲しいですし、上記のような”何か”について早めに思案しておくことも大切となるでしょう。

僕も、来るべき”START”に向けて、四六時中あれこれと考えており、かなりワクワクした状態でオフ(!?)を過ごしております。

◆     ◆     ◆     ◆

インカレMV挿入歌、その3。
総発表曲数に対する、泣かせる極上のバラード発表率がトップクラスであるバンド、STRYPER最大のヒット曲、"
Honestly"を使いました。
アメリカンHM全盛という時代の潮流に乗り、かのビルボード誌でも20位台くらいまでは上昇したと記憶しています。
STRYPERには、もっともっと良い曲があるのですが、今回のMVではこの曲をどうしても使いたくなりました。
実際、この曲が収録されている彼らの3rdアルバム"TO HELL WITH THE DEVIL"には、"ALL OF ME"という、ヒットには至らなかった(そもそもシングルカットされていない)ものの、”極上”といえるバラードも収録されています(捨て曲無しの名盤1)。

この曲のエンディングから「絶妙」に繋げたの
が、このMVのテーマでもある"LET US CLING TOGETHER"です。
平たく言えば、QUEENの大ヒット曲「手をとりあって」のカバーソングですね。
このMÊLÉEは、比較的原曲のイメージを壊さないような好印象のカバーに成功していると思います。作曲者である、ブライアン/メイも、MÊLÉEのバージョンを褒め称えたとか?

MVでは、途中からはQUEENのバージョンにスイッチさせ、壮大なエンディングに繋げました(MÊLÉEのカバーでは、このようなエンディングを迎えない)


日本語を大胆に導入して成功した希有な名曲であり、ウエディングソングとしても有名なこの曲は、荘厳な雰囲気を持っているし、泣かせてくれます。
この名曲を、2013のチームMarauderに捧げ、僕の気持ちとした次第です。

今回使用したバラード4曲は、何れも美旋律、哀愁のメロディ、ドラマティックな構成となっていますので、このMVとは別に、これらの曲そのものを、『静かな宵に』聴いて頂きたいと思います。

それでは!

2013年9月15日日曜日

INNOCENCE

こんばんは

国体が終了し、2013シーズンすべての大会が終了となりました。
この大会においても、ベスト更新を達成したMarauderが少々みられました。

ここでも慎理の快進撃は止まらず、ふるさとである神奈川県に大いに貢献していましたし、つっつーも兵庫県にいろいろなかたちで貢献していたようでした。

大学生としては、インカレで『完成』させた後、その調子を維持して国体でさらに!ということは極めて難しいと思いますし、この大会にかけていた社会人スイマーとの対決も果たさなければならないため、決勝に残ることが難しくなってきているな~、という印象を受けました。

そのなかで、自己ベスト記録を更新して活躍したMarauderがみられました。
無論喜ばしいことではあるのですが、フルテーパー後に個人レースを行う機会が無かった鷹志の100FR(+リレー1泳で達成した仁の50FR)は良いとして、インカレ出場種目と同一で、国体の方が良いタイムだった200IMの2人については、少々複雑な気持ちではありました(もちろん、喜ばしいことなのだけど...)。僕の方の反省材料として、今後に活かしていきたいと思います。

何れにしても、2013シーズンに予定されている競技会が全て終了となりました。
今シーズン、Marauder達を支えてくれた全ての方々に,心から感謝の意を表したいと思います。

”ありがとうございました!!!”


☆     ☆     ☆     ☆     ☆


インカレMVの本編では、(例年の如く)いわゆるパワーバラード系の名曲をBGMに活用しました。

先ずは、マルチプレーヤー、トミー・ヨハンソン率いるREIN XEEDが”SWEDISH HITZ GOES METAL"の中でカバーしたABBAの名曲、"The Winner Takes It All"。
先日紹介した"One Of Us"も名曲ですが、やはりこれには適いません。
以前触れたとおり、僕にとって一番好きなABBAの曲で、HRバンドがカバーすればかなりカッコ良い曲になるな、と思っていた曲です。
このREIN XEEDバージョンも、かなり良い出来だと思います。ぐっとくる哀愁のメロディに抑揚をつけ、さらにドラマティックにした感じですね。
オリジナルとは別次元で、かなり楽しむことが出来ました。
ちなみに、上記のCDは、完成度の高いこの1曲のためだけに購入しました。このアルバムの8割がABBAのカバーですが、繰り返して聴きたくなるものではありませんでした...が。

次に採用したので、”哀メロ”バラードの名曲、ENUFF Z'NUFFの”INNOCENCE"。
このバンドも、多くの名曲を発表しています(が、つまらない曲も多い)が、そのうちの1曲として日本でも人気の高い曲だと思われます。

僕の中では、2nd収録曲である"Goodbye"と双璧をなす、ズナフのバラードの最高峰といえる曲です。

ドニー・ヴィー(Vo)の繊細さが成し得る技なのか、彼らが敬愛するTHE BEATLESやCHEAP TRICKでは聴くことが出来ない、独特のもの哀しいメロディが炸裂しています。
クセのあるドニーの歌声に慣れれば、このバンドの持つ『美味しさ』がわかってくるかもしれません。

それでは!







2013年9月9日月曜日

SOMEWHERE OVER THE RAINBOW

こんばんは

3日間の”戦い”が終わり、343日
に及ぶ、Marauderの2013シーズンの活動が完了となりました。

強く、”凄い”リーダーたちが率いるチームが、幾多もの試練を乗り越え、優勝に辿り着くというストーリーを想定していましたが、願い叶わなず、無念の総合2位という結果に終わりました。

もちろん、選手達は”特別の思い”を抱き、必死に戦ってくれました(尤も、その”特別”は、僕達スタッフの方が強かったかもしれませんが)。
そして何より”チーム力”が至るところで光る! そんな戦いを展開してくれたと思います。

大会記録に迫る記録で優勝を果たした4継、中大記録を更新しながらも惜しくも2位となった8継に象徴されるように、今年の中大は,FRのスプリントを軸とした”戦力”に支えられました。
そして、それは、リーダー達を中心とするものでした。


エースである慎理は、日本記録の更新こそ果たせませんでしたが好記録で2冠を達成しました。

得意の200のみならず、100においても3位入賞を果たし、3日目には8継の1泳において、その日4本目のMaxチャレンジであったにもかかわらず、個人種目を上回る記録で泳いだ千彰や、個人種目での表彰台は果たせなかったものの、やはりFRの中心的存在として3日間を戦い抜いた淳平は、やはり大黒柱としてこの戦いを支えてくれました。

また、「神のタッチ」で大接戦となった100FLYを制した雄司、出場種目すべてにおいてベスト記録を更新し、いぶし銀の活躍をみせつけた晋太郎、大方の予想を裏切る爆泳で激戦の100BR・2位に食い込んだ政樹、1年生ながら高得点を稼いで来てくれた祐斗など、輝く活躍を示してくれた者たちはもちろんのこと、皆で最後の最後まで、諦めることなく優勝争いに加わり、堂々とした戦いを展開してくれました。


”マイナス”となった部分を埋める
様々な努力や試み、個々の悩みや葛藤を乗り越えて戦いに向かった者たちを目の当たりにした立場から言えば、もちろん「最高の結果」を得ることはできませんでしたが、2013のチーム・Marauderがし得る「最高の戦い」を展開出来たことは間違いありません。


この背景には、やはり、リーダーたちの働きが大きかったことは触れておく必要があるでしょう。ことある毎に、人の心を動かす『スピーチ』を披露し、自らも200IMで自己ベスト記録に1/100に迫る気迫の泳ぎでチームを引っ張ったキャプテン拓未を筆頭に、自らも自己ベスト記録を更新し、多くのMarauderたちに勇気を与え、さらには『気持ちを入れまくって』応援団長に徹してくれたリュウ、チームの頼りになる参謀として大いに貢献してくれた真生、劣勢だったBKチームを先頭に立って率い、誇り高い戦いを100BKで示してくれた涼太、気持ちの入った泳ぎと誰よりも優しいコミュニケートでチームを支えてくれた一樹、奇跡的な復活を示してくれた毬沙....みんな、輝いていました。



「優勝以外は、負けである。」

確かに、そうだと思います。
それでも、”本気”で優勝を目指し、目標を設定し、それに向かって精進し、悩んだり、恐怖と戦ったり....そして、それらを乗り越えてきたという”本気の努力”はしてきたと思います。
そして、精神的には”むちゃくちゃ苦しい”なかで、”本気”で勝利を信じ、最後まで戦ったということも知っています。

良いじゃないですか、それで。

そんなチャレンジが出来たこと自体、心底幸せなことですし、普通の感覚では想像することすら出来ない、「総合優勝へのチャレンジ」をやりきったわけですから、誇りに思って欲しいと思います。

”本気でチャレンジする”ことなんて、人生でどれだけあることか。

それを”チームとして”取り組むことの難しさ、僕は知っています。その、半端無く難しい課題に対し、”本気”で挑んでくれたMarauderたちを、僕は誇りに思いますし、その”大健闘”を心の底から称えたいと思います。

「お疲れさまでした!」

「強さ」と「凄み」で、その”最高のチャレンジ”の先頭に立ってチームを引っ張ったリーダーたちを、”本気”で称えたいと思いまし、感謝したいと思います。

「ありがとう!」

Marauder引退とともに、新たな人生の扉を開くことになると思いますが、心からその門出を祝いたいと思います。

"I Wish You Well!!!"

インカレの詳細は、何れ作成するであろう、インカレのダイジェストVideoにてご報告したいと思います。

今シーズンの競技会も、後は、東京国体を残すのみですね。


◆    ◆    ◆    ◆    ◆

最近は、ROCKの名盤を紹介することがすっかりなくなった当BLOGですが、インカレのMVで使った”名曲”紹介については、遂行しておきたいと思います。

まず、インカレのMVでは、4年生がその
製作に協力してくれます。
今年は、iMovieを使って、千彰と拓未がムービーを作成してくれました。それが、冒頭に使われている『映像部分が小さい』ショートムービーです。

このムービーのBGMとして使ったのが、ABBAのオリジナルアルバムとしては最後の作品となった"The Visitors"収録のバラード、”One Of Us”です。牧歌的なムードを持つこの曲は、聴く者を優しさで包んでくれる、そんなパワーを持っているように思います。
ABBAの名曲たちは、僕にとってふるさとのような感覚です。小学生の頃、兄が良く聴いていたABBAの曲は、自然に僕のからだに染みついている感じで、懐メロ的歌謡曲を聴くよりしっくりきてしまいます。

リーダーたちの下級生に対する思いを表現するメロディとしては最適かと思い、使用しました。


途中から、IMPELLITERIの”Somew
here Over The Rainbow”の終盤に切り替え、ショートムービーのエンディングに繋げています。

言わずと知れた、「オズの魔法使い」の挿入歌(邦題「虹の彼方に」)ですが、クリス・インペリテリの手により、超絶速弾きをフューチャーした荘厳なギターインストルメンタルに生まれ変わっています。
IMPELLITERIのヴァージョンは、「勇気をもらえるようなメロディ」だと感じていましたので、いつか使おうと考えていました。
本当は、そのイントロ部分から使いたかったのですが、このショートムービーにはテクニカルなギターインストの後の部分しか使っていません。機会があれば、フルバージョンを聴いてほしいな...と思っています。

それでは!

2013年9月5日木曜日

LET US CLING TOGETHER

こんばんは


いよいよ”前日”となりました。

一昨日に、伝統の”スピーチ”も最終章となり、副将・慎理の出番となりました。

「小さい頃からの憧れであった中大に入って、これまで一度も後悔したことはありません。
小さい頃から一緒に頑張ってきた”仲間”たちと同じ水泳部で頑張れてきたことも最高でしたし、彼らには仕事上助けられたこともあり、本当に感謝しています。
そして何より、ほとんど毎日を『笑って過ごせ』、楽しみながら頑張ることが出来ました。
後輩たちには、『4年生に勝ってもらいたい』と何度も言われましたが、僕達からすれば、そんな愛おしい後輩たちに勝たしてあげたいという気持ちが強くあります。
だからこそ、最後の最後まで、『勝ち』を信じて,自分の力を出し切って欲しいと思います。本当に、このチームで水泳が出来て幸せでした!」
そう語るエースの目は、頼もしい輝きに溢れていました。

そしてその後は、中大伝統の「ザ・セレモニー」。
これ以上はないでしょ!という最高の天候のもとで行われた”インカレへの誓い”では、内に秘めた熱い思いを、これまで聞いたことがないほどの”迫力”で聞くことが出来ました。

夏を過ごす度に思います。
本当に良いチームだな、と。

僕がコーチに就いてから(それ以前から)、インカレ優勝を目指さなかった年は一度もなかったわけですし、”チームとしての力”の改善を常に考えてきた歴史を考えれば、あたりまえのことかもしれません。

中大で最後のトレーニングとなった昨日は、「ほとんど」快晴!のなかで気持ち良く泳いでから、いざ広島へ!という『移動日』でした。
秋雨前線の影響で活発化し雨雲の悪戯で、4時間ほど新幹線のなかで足止めをくらいつつ、昨日の22:00頃に,無事広島はリーガロイヤルホテルに辿り着くことが出来ました。

ビッグウェーブでの”前日アップ”も、無事完了しました。
前回訪れたのは、1997年、4連覇目の時です。市川高校の川上先生が主将だったときのインカレ以来ですね!
今日のうちに、懐かしい想い出がたくさん、蘇ってきました。ちなみに、16年前にも、同じホテルにお世話になっています。


そして前日ミーティングのなかでの数々の”セレモニー”。
これも欠かすことの出来ない、中大ならではの伝統です。
2時間半に及ぶミーティングが、たった今終了したところです。
興味深いのは、「早く終われよ!」という雰囲気が一切無いということですね。
それくらい、皆にとっては充実した時間になったと思います。

このときに皆に見せたMotivational Video(Marauderたちの”信念”に迫る、ということがテーマになっています。)は、...既にアップロード済みです!。


ご家族・関係者の方々も”ご確認”いただき、同じ気持ちをもってインカレに臨んでいただければ!と思います

いよいよ始まります!


◆    ◆    ◆    ◆

最後になりましたが...

生まれて初めて、...教え子に旅立って逝かれました。
最後の別れを告げに行くことは出来ませんが、このインカレを”チャレンジ”することが、中大のコーチとして、そして晋矢の元コーチとして出来る最善のことだと考え、彼自身が現役時代、最も大切にしていた”戦い”に挑みます。
天国の晋矢も、これに同意してくれると信じています。
「謹んでご冥福をお祈り申し上げます。」とともに、天に届くような、”中大らしい”チャレンジを約束したいと思います。

それでは。