2013年11月26日火曜日

SO BLIND

こんばんは

今週も、引き続き「強化week」の色合い濃く、Marauderのみんなにはチャレンジしてもらっています。

DIST/MD1/BRでは、量もそこそこありつつも、質を上げること(レーススピードの再現)を優先とした、クオリティの高いトレーニングをこのような早い段階で導入できるようになったのも、皆の意識が高いからこそ成し遂げられること。
良いトレーニングが出来ていると思います。

さて。
先週から、少し新しい試みを導入しました。
先々週に僕のカメラに収めた自分の泳ぎの”水中映像”をネタとして、『自分の泳ぎを解析し、解説する』というものです。

7年前にも同様の試みをしたことが
ありますが、今回の方が時間をかけていますし、丁寧に『泳ぎを考え、学ぶ』ように導いているつもりです。

言われたことについては、文句を言わず、素直にこなす。
教えられたい願望も高く、丁寧に教えれば、少なくとも「カタチ」は良くなる、というのが「この頃」の選手の特徴だと、ちょっぴり感じています。
しかし、頑固に「自分の目指す泳ぎ」を追求し、そのために”自分流のやり方”を考え、技術改善につなげていく、という【追求型】の選手が減ってきているようにも思います。
結果、「カタチはそこそこ綺麗なのに、思い通りに進まない」という選手や、「自分では自分の泳ぎがどうなっているかわからない」選手が出現することになります。

そこで、まずは、自分の泳ぎを冷静に「みて」、そこから問題を抽出し、整理し、今後の課題を【自分で】見つけ出すという機会の設定を、初心に戻って実践したというわけですね。

この”選手レクチャー”では、もちろん、僕もたくさん意見は出
していきますが、まずは選手たち自身が考えることの邪魔をしないようにしたいと思っています。この点、「発表者」の泳ぎ(やトレーニング時の意識のポイント)に対するコメントを、他のメンバーが思い切りしてくれる(今日の有加里については、1時間を超えました)のですが、その指摘がかなり的を得ているものが多く、感心する部分が多くみられます。

僕自身も考えさせられる点が多々ありました。たとえば、日ごろ、僕が指摘・指導しているポイントで、改善されていない点が「課題」としてあげている場合がほとんどでした。
これは、一般的な指導では、改善を本気で思わせられなかったことを意味するのだな、と反省しきり。
選手自身に”本気”で改善しようと思わせることが、いかに大切かということですね。

人に指摘されての改善より、自分で問題意識を持つことの方が重要だし、長期記憶として刻み込まれるはずでしょう。
「無意識レベル」でのパフォーマンス改善につなげるためには、日々の意識と「繰り返し練習」が欠かせなくなります。

これからますますきつくなっていく中で、どれだけ「初心」を忘れずに、そして技術的な課題点に対する改善の努力を「し続けられるか」...
Marauderたちの”進化”の鍵は、まさにここにあると思います。


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僕の実家の近くのラーメン屋に
行ってきました。
小田急線・祖師谷大蔵駅から南にのびる「ウルトラマン商店街」、昔西友だったあたりの近くに餃子の王将があったのですが、ここがいつの間にか行列のできるラーメン屋になっていました。

稲荷と呼ばれるこの店は、ここに移転してまだ間もないとのこと。

店主お勧めのつけ麺しょうゆ味をいただくことに。

小盛で400gというなかなかの量の麺は自家製とのことで、うどんを彷彿とさせるコシの強い麺は、口樂ほどではないですが、なかなかに美味しい。
スープは、つけ麺スープの王道的な美味しさを追求しているように思いました。すなわち、動物系のこってりとした存在感の
あるスープに、魚介系(伊勢海老からダシをとっているとのこと)をまぜあわせ、さらには甘みをつけた(多くの店では砂糖を入れると聞いたことがありますが)ファーストインプレッションは良好。
炙ったチャーシューの香りがある最初のウチは本当に美味しく感じるのですが、このつけ汁の特徴である甘さが徐々に強くなっていくように思いました。

この甘さの虜になっている人はリピートするだろうし、これに「飽きた」と感じた人は、1回だけの来店になるかもしれません。

僕は、また来たいな、と思いました。また、実家に足を運ぶ機会があれば、行ってみたいと思います。

それでは!

2013年11月20日水曜日

THAT'S THE WAY THAT IT IS

こんばんは

WK8に突入しております。
今週は、その冒頭に必殺(...)の”T-30”を配しており、「泳ぎ込みの始まり」を選手に自覚させるのに充分な出だしとしました。

昨シーズンよりも記録を上げてきた選手が多くみられ、「まずまずの」結果だったといえます。

火曜日のMAIN WORKOUTでは、何れのグループも”実戦”を想定したセットが含まれていました。

SPたちにとっては、こうした実践的スピード練習は「いつものこと」なのですが、DIST、MD1たちにとっては、例年、べったりと泳ぎ込んでいくこの時期としては異例で、「新しい試み」に感じたことと思います。

とはいうものの、距離的にはかなり泳いでいます。要は、トレーニングの終盤にスピードを要求するトレーニングを配するのではなく、比較的体力的にフレッシュな序盤に配し、後半で「べったりと」泳いでもらうという構成にした次第です。

Marauderたちが、せっかく意識を高く、「より良い泳ぎを!」としている時期に、量だけ増やし、それを崩すわけにはいかないな~...だけど、量的な負荷もかけないわけにはいかないな~...という考えに基づいて処方したプログラムですし、何れ「いつものやり方」に戻る時期もあるでしょうから、”今だから!”の思いを強くして、特に技術的な妥協をすることなく取り組んで言って欲しいと思います。

スイムのみならず、ストレングスやパワーといった「陸上系」もこれから本格化していくことになりますが、本日は、ストレングストレーニング・MAX測定の”続編”でした。こちらの面でも、既に進化を果たしている者が続々出てきたようでした。

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立川の「たま館」の「のぶ」さんに行ってきました。
「海老醤油濃厚つけ麺」というメニューの響きに誘われてしまったわけですが、これがなかなかの逸品でした。

甘みを感じさせる濃厚な魚介系つけ麺ですが、くどく・重く無い程度に海老の風味が加わっているところが気に入りました。

これは是非通常の海老塩ラーメンも食べてみたいな...と思わせてくれるものでした。

最後にスープ割りをお願いしたのですが、一気にこの海老風味が薄くなってしまい(当たり前か)、少し残念な気持ちになってしまいました。今度は割らずにそのまま頂こう。

それでは!



2013年11月17日日曜日

READY 4 ACTION

こんばんは

WK7が終わりました。

今週は、僕が担当している選手たちについては”Adaptation”だったため、量的にトレーニングをこなすということではなく、水中映像撮影を行ったり(その解説は、これから...)、教育講座としてのレクチャーを行ったり、【今週だから出来る!】ことに勤しみました。

"陸トレ系”についても、ストレングストレーニング、ドライランドトレーニングの何れも、”MAX測定”を行い、その中で気分転換をしてもらうと共に(通常のトレーニングよりもラクであることは確かですから...)、”測るべきものはしっかりと”測り、今後に活かすようにしました。

レクチャーについては、「水泳選手特有の傷害・障害を防ぐ」ということをテーマにした本格的な講義を行いました。”いわゆる水泳肩と腰痛の発症メカニズムと、スイマーが考えるべき予防策と泳ぎのコツ”に関するお話ですね。

僕自身は、かつて、「最高効率の泳ぎ」を追求していった過程で、極めて甚大な[肩の傷害]を負わせてしまったことがありました(しかも、2名も)。
「1人目」(は軽症だった)が出た後に、その原因について検討し、対策を講じていったのですが、それが「中途半端」であったため、「2人目」(が重症となった)を出してしまったことは、一生忘れることが出来ません。

また、DRYやストレングストレーニングのプログラムを処方しているなかで、どちらかというと「パワー重視」でプログラムを考えていた頃に、泳ぐことが出来なくなるくらい重度の腰痛に至らしめたこともあり、その防止のための方策を自分なりに「深く」考えるようになりました。

こうした”苦い経験”は、僕自身が創り上げてきたトレーニングのスタイルそのものにも変化が起こるほど、対策・予防に関する取り組みを本格化させる結果を招来したので、今現在としては良いのですが、やはり忘れることが出来ない汚点といえます。

トレーニングプログラムと技術指導が、数年前に比べて『改善された』と僕は思っていたので、今シーズンについては、本格的にレクチャーをするつもりはありませんでした。

しかし、現時点でそういった傷害を抱えそうな気配がする、「予備軍」がスプリンターたちに出現しつつあったこと、さらには、最近読んだ”腰痛関係の書籍”に、『五輪代表としてオリンピックに行ったのに、腰痛が原因で棄権をした』という悪い例が示されていたこと(当該選手は、中大OG)が、こうしたレクチャーを「きちんと」行うモチベーションになりました。

強くなりたい気持ちは凄く強いのに、頑張る心づもりで今シーズンに臨んできたのに、「痛くて泳げない!」ことほど、哀しいことはありません。
トレーニングによって故障するという悲劇を、二度と出さない!という気持ちをもって、木曜の午後は話をしたつもりです。
ひとりでも多くのMarauderに、理解を深めて欲しいと願っています。

ちなみに、肩については、こんなドリルワークを数多く、出来る限り丁寧に行ってもらいっています。あまり綺麗にアップロードできませんでしたが(Y.TUBEの限界...)、リカバリーから入水、そしてそこからキャッチに至るまでの技術の適正化については、相当気を配っているつもりです。


怪我予防ということもありますが、それ以上のことを当然狙って、日々こうした「基礎」をより正確に!という観点でコーチングを行っている次第です。

来週から始まる、”泳ぎ込み”に向けて、”準備”をしっかりしておきましょう!

それでは


2013年11月11日月曜日

SWIMMING WORLD CUP TOKYO 2013

こんばんは

WK6の終盤の"メイン”は、ワールドカップ東京大会における”挑戦”としました。
ワールドカップに出場出来ない者たちは、中大プールにおいて、タイムトライアル"THE RACE"に挑んでもらいましたが、何れにしても、現時点における”挑戦”であることは変わりません。

僕は2日間共に、辰巳に居りましたので、前者の方しかみておりませんが、今回は、「基礎的」な技術確認をしたり、効率的な泳ぎの獲得に向けた取り組みの最中で迎えた"挑戦の場”でしたので、こういった”新たな取り組み”を、実際のレースにどの程度反映させることが出来たのかを見てみようと思っておりました。

ベスト記録の更新に成功した者は14名中5名でしたが、このような目的に向かって挑戦出来た者はもう若干名みられたので、僕としてはそれなりの収穫を持って帰ることが出来ました。

ただ、単純に「結果」だけをみると、ちと寂しい感じは否めず、ベスト記録を更新しつつも決勝進出には届かない者が多かったという現状に、「まだまだだな~」との思いを強くしたのも事実。
唯一、混合のメドレーリレーだけは、「戦っている感」を感じさせてくれ、競技として楽しむことが出来ました。

今回は、過去のWC東京大会に比べると競技レベルが高かったのは事実ですが、現時点でのMarauderたちは、まだまだ世界レベルで戦うことが出来るメンバーは少ないことを痛感しました。

また、東京に居ながら、世界のトップレベルにあるスイマーの「いろいろ」を見れるという貴重な大会でしたので、僕自身、とっても勉強になりました。
Marauderたちも、何かしらの「宝」を拾えたことを祈りつつ、明日からのトレーニングに臨んで行きたいと思っています。

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大会初日の昼食は、東陽町ま
で足を伸ばし、気になっていたお店、○心厨房(まごころ厨房と読むようです)を訪れました。
「濃厚しおラーメン」という、かなり魅惑的な響きを持つラーメンを堪能させて頂きました。

僕の中で、勝手に「魚介系の塩」を期待していたため、動物系の香りもしつつ(鶏白湯ですかね)、それを消すために投入されたであろうニンニク風味に少しびっくりしつつも、かなりレベルの高い塩ラーメンを頂くことが出来ました。確かに濃厚です。
もう少しニボニボした感じを期待したのですが、これはこれで美味い。あまりにも魚介系が強すぎると、万人受けもしないだろうから、バランス的にはこれくらいがちょうど良いのかもしれません。

チャーシューが、肉の旨味を感じさせてくれる肩ロース系で、これもなかなかに美味かった。
他のメニューについても、何れ挑戦したい!と思わせてくれるお店でした。

それでは!

2013年11月4日月曜日

HEADING FOR TOMORROW

こんばんは

新たな週に入りました。
今週は、週末に試合があります。ここでの"挑戦”を含めたプログラムがWK6の”キモ”となります。

ここまでにやってきたことを、レースという"挑戦”の場でどれだけ昇華させることが出来るか。
やり甲斐のある週になるかと思います。

昨日、一昨日は、日本水泳・水中
運動学会に行ってきました。
初日には【最速のクロールについて考える】内容のシンポジウム形式の講演があり、2日目が【最高に効率的なクロールを考える】というような内容の教育講演的なプログラムがあったため(実際のタイトル・テーマは違います...)、個人的には興味深かったです。

2日目の講演の内容は、僕がこれまでに取り組んできたことの正当性を証明してくれるかのようなものであったため、「すんなりと」自分の中に入ってきましたし、新たなアイデアも頂きました。
もちろん、初日の内容もおもしろかったのですが、どちらかというと、【最高効率】の話の方から貰える可能性の方が高いと感じました。

世界的にみても、現状では、極めて効率の高い技術で最高泳速を出そうとしてる選手は居ないように思いますし、多少の効率の低下を無視してでも高いパワー出力を水に対して発揮せんとしてきた”挑戦の数々”が、現在のFRのスプリント界の"トレンド”を創り上げてきたのだということは感じています。

それでも、かつての”王者”であるA.Popov選手のような高効率と思われる優れた技術でスプリントの世界を席巻することも出来るのではないかと考えています。

というわけで、個人的には、【最高泳速】を追求してきた泳ぎから【効率を高める】ことはかなり難しいが、【効率の良い泳ぎ】から【最高泳速】をより高めることは難しくない、という認識をさらに強くした次第です。

背が低く、パワー出力の低い日本人が、世界の舞台で戦える技術を持てるようになる...。
そのための”挑戦”を、引き続き取り組んで行きたいと思います。
理屈としての「方向性」は見えている(つもり)ので...。

それでは!












2013年11月1日金曜日

GOTTA GET ME SOME

こんばんは

”プチ強化期間”の”キモ”の部分に入っています。
白門祭(学園祭ですね)期間ということもあり、この3日間はMarauderたちは水泳に集中出来ている状況です。

DIST・MD1・BRは久方振りのスイム10回練習の週となったためか、こなすだけで精一杯という者も居たようです。


ただ、その中でも「技術重視」の姿勢は崩さずやっています。
僕自身も(ヘッドコーチも)そこを重視しているせいか、Marauderたちの”意識”が高く保たれているのをきちんと感じさせてくれます。


本日の午前にはSPたちがSP系、乳酸耐性系のメインを、そして午後にはDISTはちょっぴり長いBEST AVE.(30×100m)を、MD1・BRはBEST AVE.+DIE HARD(3R×16×50m)に挑んでもらいました。

「今気をつけていること」が、少し(人によっては「少なからず」)反映された、良い”メイン”だったように感じます。
「これら」をきちんと積み重ねていくようにしたい!...ですね。

間違っても「下手になるための練習」に陥らないよう、皆の方も"心して”取り組んでいって欲しいものです。

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久々に立川の「たま館」に行ってきました(白門祭中ということもあり...)。
すっかり店の入れ替えが果たされていましたが、その中で、もっとも『怪しい店名』のここに行きました。

この「濃厚鶏ソバ」には、味付けのトッピングが5種類選べます。
『濃厚鶏ソバ』と謳っているからには、やっぱ鶏油(チー油)でしょ! ということで、「白」をお願いしました(他に、マー油、魚粉、カレー粉、辛子がある)。

確かに、濃厚な鶏白湯でした。
博多ラーメン系の極細麺が合う、かなり濃厚な味わいです。やはりチー油の香りがポイントですね。美味い。
同じ鶏白湯としては、近くの「チキント」の方が僕の好みなのですが、「体育会系」にはこっちの方が良いかもしれません。

ちなみに今日は、定食にして、ここの名物らしい、鶏唐揚げも堪能させていただきました。これについては、至って普通だというように感じました。

定食にしたものの、満腹感が得られなかったため、替え玉ならぬ、「変玉」をお願いしました。
かなりリーズナブルなまぜそばという感じで、これ単体で食べてもイケる!という感じで薦められましたが、ちょっと味が濃すぎ!と感じたので、スープの中に投入しました。
焦がしネギの香りが加わり、ほんのわずかの変化を楽しむことが出来ました。

このたま館、店前に駐輪場も出来てアクセスしやすくなりましたので、折をみて他の店にもチャレンジしていきたいと思います。

それでは!!!