2016年12月25日日曜日

WE ARE THE OTHERS

こんにちは


2週続いた、”THE 量的負荷期間”が完了しました。

期間中、体調を崩し、一時戦線離脱を余儀なくされた者もおりましたが、何とかみんなで乗り越えることが出来ました。

こうした極端な"追い込み”をかけると、いろいろなことがわかります。

ただただ”乗り越えよう”とするだけでも、トレーニング効果はあるのかもしれません。

それでも、”意識”を高く保たないと、思わぬ落とし穴にはまることがあるかもしれません。

量的な時期には泳タイムが落ちがちです。
そのため、「遅くても仕方無い」という思考が生じがちです。

でも、本当にそうなんでしょうか?
本当に、トレーニング量が増えた分だけの低下、なんでしょうか?
理論計算上のタイムの落ち以上に、「遅く」泳いではいないでしょうか???

成功する者たちは、”超きつい”時期にただ乗り越えるだけでは無いと思います。

キツくなった時でも、タイムに拘り、それが達成されないからこそ、異変に気づき、修正を施せる。
その日できなくても、次の日には何とか修正し、タイムをあげてくる。

大きな力が必要とされない中では、より効率の高い技術で、最小限の力で速く泳ぐ必要が出てくる。

出来ていないこと、やれていないことに対し、どれだけ意識を”改善”に向けられるか?

”超”きつい時期だからこそ、これら
の意識の有無、あるいは高低がその後に大きな影響を及ぼすかもしれません。

来週以降、トレーニングは”量的負荷”から”質的負荷”に移行していきます。

そこで、さらなる”気づき”が出てくれば、”進化”するためのチャンスは拡がっていくことでしょう。

まだまだ”攻め”の気持ちで!!!


◎     ◎     ◎     ◎

インター合宿中に、地元の名店口樂さんでは、魅力的な限定らーめんが提供されていました。

その何れも試すことができず、落胆していましたが、デフォルトのラーメンももちろん美味なので、合宿明けに早速行ってみることに。


この時は、まぜそば系のメニューをやっていなかったのですが、店主色川さんにお願いしましたところ、特別に”肉姜麺(ルージャンメン)”を作ってくれました。

しかも、"捻り”を加えていただき、以前限定で出して話題となった「CBN肉姜麺」を頂くことができたわけです。

バジルと粉チーズを合わせた、にんにく風味豊かな肉まぜそばは、所謂”ガッツリ系”に入るものかもしれませんが、口樂さんが作るとどこか上品。当然,美味。


これがご飯に合わないわけもなく、一口ライスに具を乗せるて頂き、さらに幸せになることができました!

次回の限定も、楽しみにして下さい!
とのことでした。

それでは!!!



2016年12月19日月曜日

GRIEVE OF HEART

こんばんは


WK13が完了しました。


今週は、年間を通して"最も泳ぐ週”でした。

理論的には、「もう無理!!!」、となるようなハードワークを連日、しかも5日間連続で強いる週で、”乗り越えるため”にやること自体が目的になるような週でした。

この週は、トータルの泳距離もさることながら、メインの量がなかなかに多くて、朝のセッションで4500オーバー、午後のセッションで7000オーバーの”メイン”を敢行してきました。

当然の如く、体調不良者が続出し、全員が揃うことが難しい週となりました。

予め、「理不尽な週になる」ということは伝えているので、その”課題”に対してどのように対処するのか、というのがメインテーマになっていたともいえます。

全てを乗り越えたメンバーは、8割強ととなり、やや残念な週になりましたが、今週全てを頑張りきれなかった者たちにも、今後チャンスは続きます。

今挑んでもらっていることは、生理学的にも、精神的にも、必ず”力”になると考えていますので、挫けることなく、挑戦し続けて欲しいと願います。

★     ★     ★

さてさて

今週から始まったインターナショナル合宿ですが、僕はIM(?)チームの”臨時”主任コーチを担うことになりまして、強者揃いのメンバーのトレーニングを全て受け持つことになりました。

世界レベルの名スイマーだけで
はなく、トップの高校生を数名受け持つことになったため、どのようにプランを構築するか熟考した結果、初日を”教育日”に設定することにしました。

すなわち、敬太をオフにし、他のメンバーに”森谷流”のトレーニングを理解してもらうための日として、主にドリルワーク中心のワークアウトを敢行しました。

その甲斐もあり、ほぼ僕の意図するトレーニングプランを具現化することが出来、敬太にとっては素晴らしいメンバーと共に行う”超泳ぎ込みの週”になりましたし(たぶん、インター合宿の全てのグループの中で、最も泳ぎ込んだと思います)、他のメンバーにとっては、泳ぎを改めて考える”きっかけ”の場になったと思っています。

驚いたのは、僕のドリルワークを1年以上やっていても、なかなか成果が出ない選手が居る一方で、僅か3日程度で、明らかに泳ぎが巧みになり、実際にトレーニングスピードが改善される例を目の当たりにしたこと。

技術改善に対する貪欲さと素直さに、僕自身圧倒された次第です。

世界レベルにある3名のトップス
イマーから学ぶことも多くありましたが、こうした"貪欲”な高校生から学ぶこともあり、時間的にはキツかったですが、とても刺激的な1週間となりました。

大雑把に考えれば、僕自身が”これ!”と思っている方向性が、間違っていないな、と再認識できた1週間でもありました。

その合宿もあと2日。
中大のメンバーがオフの日も,僕は挑戦し続けます!

◎     ◎     ◎     ◎

JR赤羽駅近辺は、美味しいラーメン店の宝庫...らしいので、中大からNTCに移動する際に、名店とされる店のひとつに立ち寄りました。

”焙煎汐蕎麦処 金字塔”という店の看板メ
ニューは「つけそば」らしいのですが、寒空の下、バイクで1時間以上かけて移動してきた体には、暖かいらーめんが恋しくなります。

結果、注文したのは、あたたかい「特選しおそば」でした。

おこげと黄色に染まった煮卵にびっくりしましたが、これらのトッピング類は全て一流。美味しかったです。

肝心のスープは、所謂淡麗に分類されるスープではありますが、塩気は強く、かつ、トリュフ油を使ったコクを感じるものであり、また、今までに食したことが無いような不思議な味がする奥深い塩スープでした。

珈琲オイルがついてくるのですが、これを入れることで顕著に味が変わるという印象は、あまりありませんでした。

トッピングのスモークベーコンが、林檎の香りのする逸品で,めちゃくちゃ美味い。

鶏団子も、そして甘みの感じるほうれん草も含め、トッピング類は全て美味しかったです。

完成度が高く、オリジナリティも高い一杯に仕上がっていました。

そしてそして、個人的に感激したのはこちらの一杯。

「特選辛味噌そば」

ベースとなるスープや味噌も美味しいのですが、麻辣油を効果的に使った辛味が最高で、僕の大好きな花山椒が大量に使われていました。

これはめちゃんこ美味い!!!

具材については、特選しおそばと同様でしたので、文句など出る訳ありません。

ぱりぱりのおこげも最高で、最後の一滴まで美味しく頂けました。

それでは!
















2016年12月12日月曜日

WELCOME TO WHEREVER YOU ARE

こんばんは

WK12が完了しました!

今週は週末にレースのある週でしたが、”攻めの姿勢”を崩さずに突っ走り続けてきました。

週明けは今シーズン2回目のLactate Curve Test。

11月から始まった泳ぎ込みの成果を試す場とも言えましたが、ベストを出すことに成功したのは僅か。


すなわち、合宿やら遠征やらでカーブテストを欠席することの多いすなまくんと、赤丸急上昇の男、智貴。さらにはトレーニングにはキレの出てきた和哉くんの3名でした。

残りのメンバーも、前回よりは顕著に上がってきていましたが、早い段階から泳ぎ込んでいた昨シーズンに比べるとまだまだ!という感じでした。

まだまだこれから!...ですね。

週末には、ウィンターカップ。
レースですね。

ここでは、しっかりとベストに近いパフォーマンスで泳ぐ者もおりましたが、大方の選手は”沈んで”いました。

皆、しっかりとした結果を残そうとして挑んだ結果です。

良くても、悪くても、その成果をきちんと拾い、"進化"のための糧としなければ、【自分自身】が可哀想ですよね。

「あなたは、疲労で思うようにコントロールができなくなってしまう、普通の選手ですか?
 
それとも、上のレベルに駆け上がっていく、特別な、そして非凡なスイマーですか?」


僕だったら、「普通」では居たくありません。

絶対に【特別】で居たいと思います!

そのためだったら、考え抜くし、工夫もし、努力します。

そう言えるMarauderが増えた時、このチームは進化を果たすのでしょう。

★     ★     ★

本年度の”クレセントアカデミー”水泳教室も完了しました。

地域社会への水泳指導を通して学んだことも多いハズ。

指導にあたってくれたみんなの暖かい気持ちと純粋な頑張りが、利用者の皆さんにも通じたと思います。

これぞ、Marauderイズム。

結果、今日のウィンターカップに応援に駆けつけてくれた方々が複数名いらっしゃいました。

指導にあたってくれた4名には感謝しています!

ありがとう!!!

◎     ◎     ◎

今日は、”貝対決”。

まずは、店じまいしてしまった”純子”なき今は、貝といえばこの店しかありません、というくらい、超高レベルな貝出汁ラーメンをだしてくれる店、”貝ガラ屋”。

淵野辺にあるので、ウィンターカップの昼休み(...は僕が勝手に作りました)に久々に行ってきました。

いやいや、ここはやっぱ天才的に美味い。
最高。

今日は「濃厚牡蠣ソバ」+「貝メシ」のセットを頂きました。

どうすると、こんなに濃厚な動物系のスープに、旨味たっぷり風味たっぷりの牡蠣を合わせられるのだろう。

凄いです。

ここは、僕の中では数少ない、【並んでも食べたい店】の一つです。

濃厚で味も濃くて、なのに奥深くて飽きのこないスープはもちろんのこと、低温加熱処理のレアチャーシュー、穂先メンマ、味付け卵の何れも高品質。

そして、貝メシ。

通常、どんなに美味しいスープでも、ご飯をいれるとその味と風味と深さは失われ、少なからず落胆するのですが、ここは全くそれが無い。

というかむしろ、貝メシをスープに投入することで、美味しい驚きに包まれることになるところが凄い。

美味しいを通り越して凄い。

ご飯にも牡蠣のエキスと味が充分にまぶされており、これをスープに入れることで旨味が倍増します。

最高でした。


さて、先日は久々に立川の果ての”UMA”に行ってきました。

お目当てはこれ、「アサリらーめん」。

これは貝ガラ屋とは異なり、とにかくあっさり。

ほんのりと香るアサリの旨さがヨイのです
が、個人的には物足りなく感じました。

それこそここの看板メニューである、海老つけ麺に比べると、「普通過ぎ」ですね。

昔だったら美味しいと感じたと思いますが、貝ガラ屋、純子、アンタイで頂いてきた「濃厚なのに深くて飽きない」貝出汁を頂くと、何か物足りなく感じてしまいます。

もちろん、美味しいのですが

というわけでして、寮からの距離も同じくらい(貝ガラ屋の方が遠いか...)とすれば、間違い無く貝ガラ屋を皆にはお勧めします。

牡蠣が好きな人は、是非!

それでは!!!


2016年12月4日日曜日

Glorifying Means

こんばんは

11週目が終了しました。

スイムのトレーニングについては、明らかに週を追う毎にハードになっていき、ストレングストレーニングは負荷が高くなっていき、かつ、ドライランドトレーニングも徐々に本格化(これだけはまだまだですけど...)しています。


今年は特に、「粘り強く」ベースのトレーニングを多めに行っており、その中で”コツ”を掴んだ選手は、ベースのタイムもどんどん上がってきています。

コツをつかみながらも、疲労により苦戦している者も居ますが、その状態からの改善の、これまた”コツ”を早く掴んで欲しいと願っています。

今週までは、"泳技術改善を考える機会”を多めにとっていました。技術に関するレクチャーを週に3回程度設けてきた4週間でしたが、Marauderそれぞれにとって、貴重な時間になったのでは無いかと思います。

これから、泳ぎ込みはどんどん進んでいくことになりますが、この時期に獲得した”宝”を活かせるようにして欲しいと思います。心がけ次第ですから...


さて、週末は、この時期の恒例となっている、MarauderのYear Book(メデイアガイド)の撮影を行いました。

新しいMarauderになるであろう、受験生たちも交えての大撮影会となりましたが、新3年生が撮影のプロデュースを担当し、てきぱきと進めていきました。

できあがりが楽しみですね!

◎    ◎    ◎    ◎

今週の口樂さん。

月曜の限定、「追い鶏塩中華そば」
は、鶏の旨味がじんわりと味わうことの出来る、淡麗系ラーメンの逸品に仕上がって居ました。

店主色川さんは、「最近じんわりした鶏のスープにはまっている」と仰っていましたが、僕も鶏の旨味を活かしたスープにかなりはまっていたので、とっても楽しむことが出来ました。

いつもどおり、チャーシューの出来も素晴らしかったですが、鶏のつみれ「銀杏くわい鶏団子」が最高でした。


鶏といえば、立川の名店、「とと」で”鶏トマトらーめん”をいただいたことがあります。

これまた、丁寧な鶏の出汁を活かした塩ラーメンに、ほどよく酸味を残したトマトと鶏の挽肉をあわせた特性のトマトソースがかけられています。

これはですね、美味しいのですが、僕的には塩加減がイマイチかな、と思いました。

トマトの酸味が強いので、それに負けない塩の旨味が欲しかったかな、というのが正直な印象です。

淡麗系のラーメンとしての完成度は高いとは思いますし、炙った鶏チャーシュー(この表現は好きではないです)は最高に美味しいのですけれど。

さっぱりとしたラーメンを食べたくなったら、そして、酸味のあるスープが欲しくなったらコレを思い出すと思います。

それでは!!!


2016年11月27日日曜日

LIVE AND LEARN

こんばんは


10週目が完了しました。


アジア選手権で活躍してきた敬太も復帰、久々に全員揃って挑戦した週になりました。

週を追う毎にハードさが増していくトレーニングですが、それでもまだまだ序の口。

午前中はテクニカルワーク中心で、技術の改善に努めてもらっています。

そして、ここには特に力を入れており、技術的な”気づき”が起こるように心がけているつもりです。


午後には、"力みようが無い”長いなが~いトレーニングに勤しんで貰い、そのなかから"使える技術”に気づいてもらおうとしています。

正直になところ、技術改善に”興味を持つ”姿勢がないと、今シーズンのこの方向性に乗っかれないし、むしろ午後の”長い”トレーニング時に、良くない技術を繰り返していくことになり、結果、パフォーマンスが全く変わらないか、あるいはその低下に繋がってしまうかもしれません。

トレーニングやドリルワークの意図を分かってもらう努力を、僕はしているつもりですが、それでものみ込めないことがあるのなら、遠慮無く訊いて欲しいと思います!


現段階では、皆高いモチベーションに支えられて、新しい”何か”を吸収しようという姿勢で頑張っている様子がうかがえて嬉しいです。

その姿勢がみられるからこそ、僕はもっともっと努力しようと思います。

因みに...

おなじみのHIITは、芯から頑張れる者と、本当のところは出し切れていない者に分かれてきている!....と感じています。

これをやるのも僅かな期間。

後もう少し、ぶっ倒れるまで頑張って欲しいと思います!




◎     ◎     ◎     ◎


今週の口樂さん。

月曜の限定は、「さんま煮干しの中華そば」を頂きました。

鶏を巧く使い、その上で甘みが出るというさんまの煮干しをふんだんに使った逸品は、飽きのこない、ほんのりと感じる甘さが特徴の中華そばでした。

ある意味、口樂さんとしては温和しい感じのラーメンでしたが、無理矢理煮干し感を出したり、無理矢理甘さを出しているラーメンに食べ慣れてしまうと、この良さはわからないかもしれません。

すーっと入ってくる、美味しい中華そば、という感じでした。

ちなみに、マスター色川さん曰く「日本一ごはんにあうワンタン」もトッピングしました。
たしかに、美味しかったです!


煮干しと言えば、立川の名店、楽観(赤)が、「煮干しの楽観」として再デビューを果たしていました。

ビジュアルてきにも強烈ですよね。濃そう。

適度なエグさを感じる煮干しは、ザラついた感じの濃厚なスープ。
塩分もかなり濃く感じましたが、残暑厳しい時期に訪れたこともあり、美味しくいただけました。

僕の大好きな山椒をたっぷりとかけることが出来るのもポイント。

何れ再訪したいと思っています。

それでは!

2016年11月20日日曜日

I'D GIVE ANYTHING

こんばんは


WK9が終了しました。
と同時に、PHASE1が完了したことになります。

9週間かけて、主に陸トレで体力向上に励んできました。
そして、泳力のベースも丁寧に創り上げる9週間としてきましたが、いまのところ、ほぼ順調にプログラムが進んでいるといえます。

今週は、先週でランニングトレーニングが完了したため、スイムのボリュームを上げ、局所的には強烈な持久的トレーニングが展開されることになりましたが、それでもわかりやすいくらいにはっきりとメリハリをつけているため、乗り越えやすい状態が続いていると思っています。

走る・漕ぐのトレーニングは、今はコレに集約されている感じです。

実施時間は短いですが、効き目抜群のHIITは、週末の”定番”になりつつあります。

もちろん、ストレングストレーニングも意識高く取り組んでもらっていますし、先週から始まった(いつもより遅いですけど)マット運動にも真剣に取り組んでもらっています!

スイムについても、大分泳げるようになってきており、ベースは着々とついてきています。



さてさて

Marauderたちは、科学的トレーニングを標榜し、いろいろな測定を行い(行わされ)、ふと気づけば、数々のデータに囲まれている状況にあります。

これら一つ一つが教えてくれることは尊く、そして意味深だったりします。

測定をし、データをまとめる作業に担う立場からすれば、皆に興味をもってもらうために、これらをランキング形式で示したり、水泳部の平均と偏差を示したりもしています。

しかしですね、これらのデータは、あくまでも縦断的にみる(個人の中での変化をみる)べきものが多く、横断的にみる(チームの平均や、場合によっては日本人の標準値と比べる)ことはあまり意味をなさない場合がほとんどです。

たとえば、カーブテストの結果などは、トレーニングによる成長や進化を示してくれるものだから、他人との比較がナンセンスであることは理解できますよね。

「このレベルのタイムを出したいなら、V4のタイムを”そこ”(そのレベルに達している他の選手の水準)まで伸ばしたい」と考えることもあるでしょうけど、そこまで細かく考えるのはコーチの仕事

まずは、なんで伸びたのか?あるいは落ちたのか??について、個々にその原因を追及することが大切になります。

最も身近な、体重や筋量、体脂肪率の値も、個人内の変動をみていくことが大切になる代表例です。

太った、痩せたの理由を、様々な角度から考えますよね?

日本人の平均水準に合わせよう!なんて馬鹿な発想を持つわけがありませんし、憧れの選手の体重に近づけよう等という無謀なことを考える輩もほぼ居ないことでしょう。

ここで、一般的な立場を想定すると、平均体重や理想とする体重があるので、そこに近づけようとする一般人も多い(というか、ほとんどがそう考える)かと思います。

評価表も存在しますし、何となく体型の良い人が素晴らしいと思いがちですし、そこが理想なのだと思いがちです。

しかし、僕はそんな単純には考えません。

僕の研究面での母校である東京学芸大には、偉大なる小野三嗣先生(僕は面識はありませんが...)がいらっしゃいましたが、小野先生が提唱された”至適体重”の考え方(理想とする体重には個人差があるため、健康増進を考えるのであれば、必ずしも標準体重に近づける必要はない)は、僕の考え方のベースになっていたりします。

体重ですら、個々に”至適”とする範囲が異なるわけですから、血中乳酸濃度や心拍応答、さらには血液検査項目(体内の伝達物質、栄養素、酵素活性、ビタミン、ミネラル量などなど)にも至適となる範囲があり、それには個人差が必ずあると考えるのが自然です。

そのため、いくつもある測定は、単発的に完結させるのではなく、”縦断的”に値を追い続け、検討できるようにしています。

ですから、カーブテストにしても、T-30にしても、体組成分析にしても、血液検査にしても、測定の機会があれば正しい姿勢で臨み、欠損値やエラーが無いように努める必要があるわけです。

明日、血液検査や体組成分析があります。

正しい値が得られるように、そして選手ひとりひとりの中に存在する、「評価するためのものさし」を適正化するために、その前日の過ごし方も”拘りをもって”欲しいと願います。

また、全てのMarauderに、データに対する正しい「見方」を身につけて欲しいと思っています。

わからなければ、聞いて下さい。そのために、僕は”ここ”に居ます。僕が居るうちに、聞けることは聞いて下さいね。



◎     ◎     ◎     ◎


今週の限定。

まずは口樂さん。
週始めに運良く頂けた「上海つけ麺」(台湾まぜそばに対抗したのだとか?)。

辛さもありますが、それよりもスターアニスの香りが強い、中華料理っぽさ満載のつけ汁に仕上がっており、思わず「にやり」。

このセンスが凄い。

つけ汁には、キクラゲと鶏肉を中心に、葱、ニンニク、ニラがたっぷりと入っていて、これをすくい上げてライスの上に乗せても美味い。

個人的には大変美味しく頂けましたが、中華スパイスが強烈なので、これ、食べれない人は食べれないようなー...とも思いました。


お次は「ゆなみ屋」さん。

話題の限定ラーメン、”泡ぽってり”シリーズのもう一つ、”イカ”バージョンを頂きました。

見た目は海老の泡ぽってりと同じですが、これがですね、個人的には海老以上にドストライクな旨味!

ここの甘く芳醇なスープに焼きイカ独特の香ばしさが異様なまでに合う! そんな味でした。

新しい発見でしたし、驚きでした。そしてそれは幸せへと昇華されました。お見事です。

これからもこの2軒が繰り出す限定ラーメン、楽しみにしております。

それでは!

2016年11月13日日曜日

LET IT ROAR

こんばんは


8週目が終了しました。

今週前半のハイライトは”泣く子も黙る”、T-30。

「え?、まだそんなことやってんの???」と言われそうですが、はい、やっています。

これだけは絶対に外せない、最高のトレーニングだと思っていますから。

技術、泳力、精神力のすべてが反映されるテストなので、モチベーションが高いMarauderだからこそ活きるテストであり、トレーニングであると思っています。

今回は、中長距離+BR軍団は、まだまだ泳ぎ込みが始まっていない(けれどトレーニングは思い切りしている)段階で、どの程度”踏ん張れる”のかを、そしてSPたちは10月に泳ぎ込んだ成果をみる機会として活用しました。


結果は様々。

この時期にライフタイムベストを樹立した強者達数名に加え、この時期でありながら、ベストと遜色のない記録で泳ぎ切った者が確かに居た一方で、完全にメンタル系の問題で上手く泳ぎ切れなかった者も散見されました。

納得出来る泳ぎが出来る時は、体力水準が低くても最後まで頑張り切ることが出来たりします。

逆に、体力水準は高まっていても、泳ぎづくりが上手く行かなかったり、メンタル面で最後まで頑張り通す”真の持続力”がなければ当然のことながら、それ(体力が上がっていること)を活かしきることは出来ないでしょう。

T-30は、水泳選手としての弱い部分をさらけ出してくれます。だからこそ、おもしろい(興味深い)わけですし、やり甲斐があるのだと、僕は思っています。

そのペース配分がどうであったか、そして、終了後の血中乳酸がどの程度であったか。

僕からすれば、これらの結果をみれば、皆が選手として「どれくらい成熟」しているのか、あるいは、どれだけのモチベーションで挑んだのか、さらにいえば、この選手は成功するのか?などが見えてくるわけです。

結果に対し、後付けのように、「いろいろな理由」をつけることは出来ます。

だけど、その結果を出さなければならないチャンスは1回だけ。

そう、実際のレースと同じ感覚で挑まないといけないわけなんですね。

それに対し、モチベーションが上がらないのであれば、おそらく実際のレースに対しても、大成功を収めるに至らないでしょう。

あれほど、「イヤだな」と思うテストは無いと思いますし、だからこそ、そこに爽やかな気持ちでチャレンジしていく気持ちを創り上げることこそが重要だと思うわけです。

チャレンジ出来る機会があるのであれば、それに対し、そして自分自身に対して真摯に向き合って、最終的には”無心”で頑張り通せるような選手になって欲しいものです。



さてさて。

週の中盤には、1500m走のトライアルを行いました。

優勝は前回同様、運動会のヒーロー新谷一総。

しかし、歴代ランキングからみると「まだまだ」の結果でしたし、何よりも5分を僅かに切れなかったことを本人自身が異様に悔しがっていました。

今回は、アジア選手権合宿で留守となっている敬太を除き、全員がベスト記録を更新してくれました。

また、火曜と土曜のストレングストレーニング後に実施した
イク(ペダリング)トレーニングも、9割方の選手が記録を伸ばしてきています!

そうなんです。

単純に体力水準は上がっています。

”これ”を以下に水泳に繋げていくか...
僕もアイデアを出していきますし、皆もその方向に意識を向けていって欲しいと思います!







◎     ◎     ◎     ◎

今回は「海老対決」です。

最近、海老出汁に凝っていらっしゃるのが野猿街道の名店になった「ゆなみ屋」のマスター。

「海老だし泡ぽってり」なる限定を作って頂きました。

その数週間前にも、海老出汁の限定ラーメンを頂きましたが(クルベットな出汁ぽってり)、このときには魚介ベースのラーメンだっだのですが、泡ぽってりはどちらかというと豚鶏の出汁ベースになっていて、より濃厚感が出ています。

マスターの人柄と、どのラーメンでも感じられる暖かい”甘さ”がたくさんの人を惹きつけ、昼時にいけば”待ち”が生じる人気店になっています。

体育会系の舌も満足させる味だと思うし、かといってくどすぎないので、女性にも好まれるだろう...そんなラーメンです。

今後の展開が楽しみですね。

さて、そのゆなみ屋さんで修行をつみ、ドンキホーテ堀之内店内に店を構えた社井田さん。

ここでも海老をうまく使ったラーメンが食べられます。

そもそも、豚/鶏をベースに、貝類(あまり感じませんが...)を混ぜた濃厚なラーメンを得意としていますが、そこにピリッと鷹の爪が効いた海老の油をかけているものです。


通常のラーメンも頂いたことがありますが、僕としては、この海老辛ラーメンこそがここの良さだと解釈しました。

美味しかったです。

ちなみに、座ってから程なくして出てくるのがキャベツのニンニク醤油かけ。
これも美味しくいただけます。



このほかに、立川ラーメンスクエアの「えび金」にも行きましたが、海老の香りを強く感じる、上品なラーメンだと思いました

残ったスープを海老雑炊にしてくれるところも粋だし、2種類の味を楽しめて良い感じです(ただ、雑炊の方は海老感がかなり薄まってしまいますが)

より海老を感じたいのであれば、この店もおすすめですね。


でも、個人的には、海老をもっと上手く使って欲しいなー...と言う気がしてしまいます。贅沢かな???

それでは!!!