2014年4月25日金曜日

WHERE EAGLES FLY

こんばんは

30週目も終盤となりました。

今週は、火曜日スタートとなったため、どちらかというと、「あっ!」という間に感じたかと思います。

再び”泳ぎ込み開始”となったわけですが、「意外にも」調子が良い、と感じた選手が多かったと思います。しっかりとした泳ぎ込み後のフルテーパー、レース、オーバーホール期を経て迎えた今週は、疲れがなく、「刺激に対する反応が良好」な状況にあったものと考えます。中には、かなり高レベルのタイムで泳げていた者も居たように感じました。

精神的な面については、選手権の(+選手権までのトレーニングの...)反省・課題抽出作業を選手側で先ずは検討してもらい、それを題材に僕と共に考える「場の設定」も今週から行い、【次に向かった】姿勢作りを積極的に行った週といえます。

今週、皆から受けた印象としては、【やる気のスイッチが入り始めるのが早かった】ことがあげられます。
迷っている場合ではないし、のんびりしている場合でもない、という状況にあることは、個々が認識しているし、「次」に向けた目標もかなり明確になっているように感じました。

選手権で納得出来る結果を獲得することが出来なかったメンバーたちも、「これなら良い方向に向かっていけるだろう!」と素直に思うことが出来ました。

今朝はDIST、MD1、BRたちが同じWORKOUTで、”メインにチャレンジ”する日となりました。新入生が加わり、20名となった【泳ぎ込み軍団】には、新たな活気があふれているように感じました。

そりゃ、小さな問題はいくらでもあるだろうし、これからも出てくることでしょう。

そんなことを忘れさせてくれる、【大きな目標】に向かう”チャレンジ”を、そのこと自体を楽しみ、”チーム”で頑張り抜いていってほしいと思います。

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選手権のMVで使用したメインテーマソン
グには、前回お伝えしたとおり、"FLY HIGH!"にちなんだものとしました。

オープニングは、僕のMV・PV登場回数がかなり多い、サミー・ヘイガーの名曲、"Eagles Fly”でした。この曲が大好きだから、とか、この曲が今回のMVのコンセプトにあっているからなどの理由ではなく、「これしかないかな...」という感じで選びました。メインテーマソングの選出にとことんこだわる時間がなかった、という感じですね。

ただ、MVにおいて、鷲の鳴き声からこの曲につなげたという構成や、リズムにあわせて写真を切り替える構成については、ちょっとこだわりました。

2曲目はSURVIOVRのメガヒット曲、"High on You"。歌詞内容よりも、highがついたタイトルから選んだ感じですね。
名曲が目白押しの"VITAL SIGNS"に収録されている、かなり有名な曲ですね。個人的には"I Can't Hold Back"や”The Search Is Over"のような哀愁漂う曲の方が好きです。

ただ、ポジティブなコメントを発するMarauderたちのBGMとしては、最適だったかもしれません。なんだか前向きになるようなメロディを持っている曲ですから。

3曲目は僕の大好きなENUFF Z'NUFFの"
New Thing"。
彼らのデビューアルバムに収録されている、"Get High on a New Thing"と歌うサビの部分が印象的な曲です。
特に初期の頃の曲を聴くと、「もっと売れて良いバンドだったな~...」と今でも思います。

"Fly High Michelle"ではなく、この曲を使ったことに意義があると思える、ポジティブなパワーに溢れた佳曲だと思います。

それでは!



2014年4月17日木曜日

FLY HIGH!

こんばんは


様々なドラマが展開された、今年の日本選手権が終了し、新しいPhaseに突入しました。今日が、インカレに向けた「下半期」の”再集合日”でした。


今年の選手権は、何といっても慎理の素晴らしい活躍につきますね。

日本人初の21秒台は、本当に価値のある記録だと思います。
しかも、いわゆる”絶好調”の状態ではなく、予選の泳ぎも本人が納得いかないという、ちょっと苦しい展開であったにもかかわらず、それを修正してきたところが素晴らしい。



狙いは100にあると本人も語るように、”日本人初”(アジア人初)の100m”47秒台突入”に向けて、最高のスタートを切ることができたと思います。

現役選手では、代表選手としての切符を入手することはできなかったものの、久しぶりの快泳により三度表彰台に立った陽平、最後に出場した800mで本来の輝きを取り戻し、3位入賞を果たした祐斗、さらには選手権で”初決勝+初お立ち台”となった政樹らも、存在感を示すことに成功したかな、と思います。


”本気で狙っていた”選手たちが、惜しくも届かず、という場面を今回は何度も見た気がしますが、150mまでベストラップを刻み、”攻めの姿勢”を崩さずに最後まで戦った千彰を讃えたいと思います。

一方で、強化チームに入ることが叶わなかった中、まさに”努力と工夫”で自己ベスト記録更新を果たした仁、佑馬(全種目ベスト!)も高く評価出来ますし、”初選手権”という状況のなか、きちんとベスト記録更新を果たした良や功也も忘れてはいけない存在であったと思います。

「結果を出して当たり前」という立場にあった”強化メンバー”たちは、「だからこそ」の相当なプレッシャーの中で戦った4日間だったと思いますし、「強化チームに入れない状況の中、必死になって自分を信じて戦った」メンバーたちもよく頑張ったと思います。
現役学生たちの、”夏にかける思い”が何となく伝わってきたように感じました。

総合的な結果については、ベスト更新率67%というもの。
去年が48%であったことを考えれば、良い部類に入れられるのではないかと思いますが、この中には、「久しぶりに泳いだのでベストが出て当たり前」という種目に挑んだメンバーも居るため、厳しい見方をすれば、この割合は下がってきます。

ちょっとした”危機感”を抱きながら、夏に向かっていくことが妥当といえるでしょう。

いわゆる「調子が良い」という状態は、体調の良さに起因するもの、泳ぎの良さに起因するものに大別できると思います。
両者があわされば、限りなく”絶好調”の状態に近くなると思いますが、なかなかそういう状態で大会を迎えられないのが現状です。

「体調」については、重く感じたり、だるく感じていても、泳ぎだすと「高い身体能力」が発揮されるような状態にあることがあります。
また、体調が悪いと感じ、機能的にもいまいち、と思っていても、泳ぎの技術が優れている状態で、かつ、力の発揮やペース配分がその状態に適したものであると、意外にも良い記録が出るものです。

今回、結果が思わしくなかった者でも、おそらく、「最悪」という状態にはなかったと考えます(体調が悪く、機能も低く、技術もよくない状態が、「最悪」...)。

ほんのちょっとしたことで、パフォーマンスは変わってきます。
今回の選手権においても、予選を全力で挑み、そこから得たもの、感じたものを頼りに、クールダウンや決勝前の取り組みを「工夫」し、タイムを上げることに成功した者もいました。

理想が高ければ高いほど、現状との乖離に悩む可能性が高くなります。
そんな中でも、どれだけのチャレンジが出来るか、ということが重要なわけです。

普段のトレーニングにおいて、そういった「試行錯誤」や「努力」が追及出来ていれば、また、どのような状況になっても「諦めない」という姿勢があれば、どんなに重圧がかかった状態でも、どんなに「調子悪い!」と感じても、見る人に感動を与えるレースが出来るのだと、僕は信じています。

だからこそ! この大会で引退となる選手はいないわけですから、次に向けて”本気”で取り組んでいくことが大切になってくるわけです。
やはり、トレーニングあっての結果だし、努力あっての結果なわけで、「やるしかない!」ことは揺るがないと思います。

選手権に”本気で”賭けていたメンバーのうち何人かは、チャレンジの場がジャパンオープンに持ち越されました。
何となく、2011年の展開に近いものがありますが、あの時よりも多くのチャンスが残っているのではないかと、僕は感じています。

今年のジャパンオープンについては、代表を獲る、ということのみならず、Marauderたちが最も大切にしているであろう、”インカレV奪還”に向けた競技会の場としては、言うまでもなく重要な意味を有しています。


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選手権前日に見せた、Motivational Videoをアップロードしました! 一番右上に、いつの間にか設定しておきました。
VIMEOのサイトにいけば、ダウンロードもできます!

今回は、今年のスローガンである"FLY HIGH!"をテーマにしたもので、選手権出場選手のインタビューで構成しています。
エンドロールの選手紹介も、いつもとは構成を少し変えました。

ご父母の皆様、OBのみんなを中心に、お楽しみください。

さて、このVIDEOの挿入歌にも使いつつ、選手権期間中にも愛聴した曲を紹介します。

ちなみに今回のMVの挿入歌は、すべて"FLY"あるいは"HIGH"がタイトルになっていたり、歌詞に登場するものばかりを集めました。
これまでのMV、PVでオジーの"FLYING HIGH AGAIN"やDAMN YANKEESの"HIGH ENOUGH"、はたまたHELOWEENの"EAGLE FLY FREE"などを使用していたため、アンセム的なこれらの曲が使えないなか、ど~しようかな~とメキシコ合宿の頃から考えていました。

その検索のなかでみつけたのが、これまでどちらかというと馬鹿にして聴いていなかったKID ROCKの"FLYIN' HIGH"という曲。
KID ROCKといえば、HR的な要素を持ったラッパー、という感じでしかとらえていなかったのですが、この曲が収録されている"BORN FREE"というアルバムは、大会期間中の愛聴盤になってしまいました。

彼は、このアルバムでは、一切ラップの要素を取り入れず、ひたすらにカントリーミュージックを演っています。
結果的に、実はKID ROCKはかなり魅力的な声を持っている、ということを表現するのに成功しているように感じました。

若いころは、アメリカの演歌ともいえる、カントリーには全く興味はなかったのですが、意外にも今回は気に入ってしまいました。

タイトル曲の"BORN FREE"は名曲だと思いますし、レイドバックした雰囲気が最高の"FLYIN' HIGH"やスマッシュヒットとなったバラード"COLLIDE"(シェリル・クロウとのデュエット)などが秀逸であるこのアルバム、聴けば聴くほどに味が出るアルバムだと感じました。

たまにはカントリーも良いですね。
で、KID ROCKがカントリーを追及したアルバムはこれだけで、その後のアルバムはいつものように何でもアリの「ごった煮」的な感じになっているようですね。

それでは!

2014年4月7日月曜日

HIGHER GROUND

こんにちは

大分長い期間、更新を怠っておりました。
申し訳ございません....

この期間、様々なドラマが繰り広げられるなか、いよいよ「あと2日」というところまで漕ぎ着けることが出来ました。

まずは、2013シーズンのMarauder首脳陣たちが、無事中央大学を卒業と相成りました。
卒業式の日には、皆で揃ってプールに足を運んでくれました。
様々な困難を乗り越え、見事なチームを創り上げた彼らだけに、社会の荒波をものともせず、邁進していってくれることでしょう!

嬉しいことに、彼らからはこのような「記念の品」を頂戴しました。

数年前のMarauderたちに頂いた椅子が壊れているところを見逃さず、それを贈り物にしてもらえるとはありがたいことです。
品物が間に合わず、目録を頂くという丁寧さも、彼らならではの気配りですね。

本当にありがとう!
そして、今後の彼らの躍進を、心から祈っています。

頑張れ!!!


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さて、メキシコから帰還後、その翌週からは富山にて「調整合宿」を展開しました。この流れは、昨年同様です(ただ、その実施のタイミングが、昨年とは少し異なっていますが)。
今年も、加藤裕雄先生には大変お世話になりました。
ありがとうございました!

他のチームからみると、(おそらく)独特と思われるMarauderのテーパーは(新入生も戸惑っている?)、今年もきちんと”機能”しており、それぞれの選手の泳ぎを洗練化していきました。


もちろん、その過程において、様々な”風”に吹かれ、そこに少し翻弄される日も合ったかと思います。
しかし、目標を見失ったり見間違えたりすることなく、進むべき方向へ前進してこれました。


これは、中大でのトレーニングを中心に頑張り続けてきたメンバーも同じだと察します。

困難な状況に直面している選手も居りますが、自分では「どうしようも出来ないこと」に対して憤っても仕方ありません。
「選手である自分として出来る最善のこと」に意識を向け、邁進していくことが最も重要といえるでしょう。

まさに、ドラマティックな展開のなかで迎える日本選手権。
「その時・その瞬間」を大切にしながら、頑張っていきましょう!


◎     ◎     ◎     ◎     

メキシコから帰還後、久々に向かったラーメン屋が、堀之内の「虎空」。
この店は、中大周辺のラーメン店において、”二郎”と双璧をなす、「行列店」となっています。

久々に行ったら、”限定メニュー”があったことに、喜びを隠せませんでした。
いつもの煮干しを頼もうと思ってきたものの、味わい的には全くことなる、「鶏白湯」をいただくことにしました。

さすがは「虎空」。

くどくなりすぎることなく、まさに絶妙なバランスの濃厚鶏白湯をいただくことが出来ました。
丁寧なラーメンづくりに定評のある店が出す、”濃厚な味”はやみつきになる素晴らしさがありますね。

次回は(にまだこれがあれば)、是非とも「辛味」での鶏白湯を堪能したいと思います。


それでは!!!