2012年5月31日木曜日

MAGNUM OPUS

こんばんは


新しい週に、そして新しいphaseに入りました。
今週は、血液検査・体組成測定から始まりました。


今回の測定は、テーパリングにより、体調を整えて挑んだ直後のからだはどのようになっているのか、あるいは、泳ぎ込みの”〆”として挑んだ競技会直後にはからだがどのような状態になっているのか、しっかりと見極めるために行われたものです。


体組成や体重管理の重要性については、Marauderたちには日々のコーチングやレクチャー(今朝は、1年生を対象に、これらのトピックに関する話をしました)を通して伝えているつもりです。


それでも! 体重が、そして筋量が思いの外落ちてしまったり(泳ぎ込み軍団)、あるいは脂肪がやや増加傾向になったり(テーパー軍団)と、自分をコントロールしきれていない状況があらわになりました。
また、血液検査の結果も精査したところ、特に【泳ぎ込み軍団】の方に、思わしく無い変化が訪れていたようでした。ギリギリの状態で、何とか闘い抜いた者がほとんどでしたが、中には、「そりゃ、ドツボるだろ...」というような状況にあり、トレーニングに見合った栄養摂取が不充分である者もみられました。


先日のレースの結果同様、「今後」を考える上で、貴重な資料になるな...と感じた次第です。


かわって昨日は、アサイチではありあましたが、ストレングストレーニングの「最大挙上重量の測定」、通称max測定を行いました。
テーパー軍団は、しばらくストレングストレーニングをしていないものの、その体調の良さでベストを更新していたようですし、泳ぎ込み軍団からもベスト樹立者がみられ、「地力」の底上げが出来ているようにも感じました。
今年の1年の中には、既に上級生の筋力を凌駕する強者もおり、良い意味でびっくりさせてくれましたね。




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少し前のことですが、八王子の「大安」に行ってきました。
JR八王子駅のホームから見える、こぢんまりとしたこのラーメン屋は、ネット上での評判がすごぶる良くて、前々からチャレンジしてみたいと思っていたところでした。


何となくこの日は、「ざるラーメン」を注文。


清潔かつ綺麗な店内から受けるイメージ通りの味というか、本当に【丁寧に作られた】無化調拉麺という感じでした。とっても美味しくいただけました。
ただ、Marauderたちをはじめとした、激トレーニングを積んでいるアスリートを満足させる味ではないかもしれませんね。


個人的には、是非とも再訪したいと思っている1軒であり、今度は、ここのウリでもある、フツーのラーメンを...と思っています。


それでは!







2012年5月28日月曜日

JAPAN OPEN 2012 DAY3

こんにちは


Japan Openが終了しました。
3日目は、なんと言っても好調Yamatoが得意の50mで念願の初優勝を果たし、OB Masafumiと共に1,2フィニッシュを決めてくれたこと、さらにはShinriの復活を強く印象づける好タイムでの50m優勝と、スプリント種目での活躍が目立ちました。


200BRでは、中大BRのエース、K-sukeが、「すわベストか!」と思わせる泳ぎで4位(メダルに届かず、相当悔しがっていましたが...)、100FLYではYujiがベストタイムで12位、200IMではTakumiが14位となりました。
3日間を通し、Marauderにはとにかく全力で挑んでもらいました。テーパーを施した者と、泳ぎ混んで挑んだ者という、両極端な状態で挑んだ大会は、Marauderにとっても「珍しい」ことでしたが、”必死になって”挑んだという価値は同じです。
やはり、どんな状況であれ、全日本級の大会に”最大努力で”挑んだ結果得られるものはとてつもなく大きいと思います。おそらく、ほとんどのMarauderは、今後の宝になるであろう”課題”が見つけられたであろうし、インカレに向けた”進化”に大いに役立つ”きっかけ”を得られたのではないかと考えています。


ライバル校たちの頑張りも目立っていましたし、今年の夏は、去年以上に”熾烈”になることは必至でしょう。心して取り組んでいかなければ、”その闘いの土俵に上がることすらできないかもしれません。


そう、”まだまだ”の状態なわけです!
残り101日の”チャレンジ”の中で、しっかりと進化を果たすMarauderがひとりでも多く出現するよう、僕も”挑戦”していきます!!!


それでは!



2012年5月27日日曜日

JAPAN OPEN DAY 2

こんばんは


JAPAN OPENの二日目が終了しました。
今回は、宿泊ではなく、皆寮からの『通い』で本大会に出場しているため、辰巳までの移動の時間も含めれば、結構タイトなスケジュールになっています。


そんな中、今日はShinriの100FR優勝、200BK・Yamatoのベスト樹立(により決勝進出)、100FR・Chiakiのベスト&B決勝1位、400FR・Shintaroのベスト樹立、YamaちゃんのB決勝1位などの”快泳”をみることができました


Shinriについては、人一倍熱い想いを抱いて臨んだ”選考会”に敗れ、相当なショックを受けていたにもかかわらず、これだけ早期の段階で、”復活”のきっかけを自らの力でつかんだことは、高く評価できます。まだまだ、「最高の泳ぎ」ではなかったかもしれないけど、『最高のチャレンジ』になったことが大きい。きっと、よい「きっかけ」になったことだろうし、この夏には、必ず『最強』の男として戻ってくることでしょう。そう確信できる、良いレースだったと思います。


Yamatoの200BKの予選も、胸がスッとするような素晴らしいレースでしたし、ChiakiやShintaroが示してくれたこの時期のベストも「たいしたもの」です。Yamaちゃんについては、予選と決勝で、明らかに"チャレンジ方法”を変えた、その「勇気」を称えたいと思います。ベストには届かなかったものの、僕の中では高く評価しています。
その他、結果としてはイマイチだったけど、レース時に「光るモノ」を見せてくれたTakumiもよかったかな。


初日の結果が悪かったものの、諦めずに”立て直し”することに成功した者もいたように思いますが、一方で調子以上に気持ちの弱さが出てしまった者もおり、ライバル校たちの躍進が目立つなか、「まだまだ!!!」の課題を残す結果といえる、中日だったと思います。


冷静に考えれば、原因は明らかになることがほとんどです。
それを活かすも殺すも、”気持ち次第”。腐っている場合じゃないし、そんな時間ももったいない。


いやいや、それ以前に、まだ明日にチャンスが残っているメンバーは、”死力を尽くす”感覚で、しっかりとチャレンジして欲しいと思います。


それでは!!!



2012年5月25日金曜日

JAPAN OPEN 2012 DAY 1

こんばんは


JAPAN OPEN初日が終了しました。
”泳ぎ込み”からの大会参加、「あぁ、やっぱり」と残念に思ってしまうレースもあれば、「あら、びっくり!!!」のベストタイム樹立(Kohei, Shintaro & Yuma、おめでとう。)もみられ、思わず唸ってしまう場面もありました...。


これまでの経過と、この大会のとりくみ、そして導き出された結果をみると、本当に『興味深い』。


ベスト記録には届かなかったものの、午前中の200mの大失敗を受け、より慎重な取り組みで、重いカラダを何とか「闘える」状態に導き、見事優勝を果たしたYohei、「スカスカなんですけど...」と戸惑いながらも、選考会からの好調をキープし、これまた3位入賞を果たしたYamato、順位的には奮わなかったものの、選考会と遜色の無い泳ぎを見せたChiaki、おそらく選考会の2倍くらいのウォームアップで慎重に泳ぎを創り上げ、落ち着いたレースを展開することで見事選考会を上回るタイムを決勝の舞台でたたき出したK-sukeなどなど、「一筋縄ではいかない」取り組みでしっかりと"挑めた”Marauderが活躍してくれたことは収穫でした。


まさしく、プロ意識を伴う"Self Produce"精神の神髄をみた気がしました。


まだまだ課題を残したMarauderが半数近く居たのも事実。残り2日間、折角のチャンスを、きっちりとモノに出来るような取り組みを、皆で追求していって欲しいと思います!
諦めないとりくみ、無限へのチャレンジ
実現してやろうじゃないですか。


それでは!!!



2012年5月24日木曜日

IT'S A HARD LIFE

こんばんは

34週目の前半戦が終了しました。
昨日の午後には、”メイン”として、"CONTROLLED DESCENDING"を行ってもらいました。
”T-30”から算出した”トレーニングスピード”(これに相当するタイムで泳ぐことが、”BLUE”系トレーニングになります)をベースに、そこから+4秒、+2秒、+1秒、±0秒、-1秒、全力...という具合に、ディセンディングしていくタイムをきっちりと規定し、その上で最後は”挑戦”するというタイプのこのトレーニングは、Marauder中長距離陣にとっては欠かせないトレーニングになっています。

通常このセットでは、数ラウンドの繰り返しを要求するため、トレーニング距離が比較的長い中で、時々全力で泳ぐという、Total Enduranceタイプのトレーニングというわけです。

良かった者も居れば、課題が残った者、課題だらけだった者もみられ、やはり、これまでの成果を背負いながら、それを完全に昇華されていなかったり、これまでの成果に因って受けた”代償”に邪魔されている状況にある者が少なくない...そんなことが如実に示されたように思いました。

さて、そんな状況のなか、明後日からは、JAPAN OPENに挑んでもらうことになります。

びっくりするような高い目標を達成するため、きっちりプログラム化されたトレーニングに沿って、言い訳すること無いくらい泳ぎ込み、速く泳ぐための他方面からの努力を重ね、最高のテーパリングによって挑んで行く試合では、目標がもの凄く高いチャレンジになることに加え、”最高の努力をしたのだから、結果を出したい”と考える結果、それ相当の緊張感を伴うことになります(人によっては重圧を...)。

これに対し、”泳ぎ込みの最中に挑む”試合では、「ボロボロの状態にもかかわらず、結果を求めなければならない」という、過酷な状況でのチャレンジになるため、上記とは感覚的に異なるものの、やはりそれ相当の緊張感(恐怖感!?)が伴うかも知れません。

フツーの感覚であれば、『仕上げていないから、タイムが悪くても気にしない』というように、開き直りにも近い考えで臨むだろうし、その場合、意外にまぁまぁの結果が出ることもあるかと思います。心が入っていなければ、レースの展開次第では、本当に諦めてしまうこともあるでしょう。
しかし!
”JAPAN”と名のつく試合で、どのような理由であれ、”挑戦”することから逃げてしまうようでは、男の”最高のプライド”をかけた闘いにおいて、重圧がかかった時に、最高の力を引き出すことは難しいと考えます。
やっぱり、トップを狙うチームの一員として試合に臨む以上、どんな状況であれ、”チャレンジ”していかなければならないわけです。

『悪い状況』の中で、どれだけ自分の力を引き出せるか...
このことに成功する選手が多く出れば、この夏も”闘える”ことでしょう。そこまでやり尽くして、WK34、そしてPHASE5は”〆”となります。何れにしても、どのようなチャレンジを見せてくれるのか、楽しみにしています。


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久々に立川に行きました。
魅惑のラーメン屋が多く存在するここに、そう頻繁に訪れるわけでもないので、行く度に新しい店に立ち寄るようにしています。

今日は、前々から気になっていたこの店。
見た目はモロに豚骨っぽいが、店名からもわかるように「鶏」に拘りを持つこの店のスープは、ズバリ”鶏白湯”。
基本の「らーめん」をいただきましたが、鶏バージョンの豚骨ラーメンといえる、鶏白湯らしい”濃厚”な味は最高でした。
鶏のみではなく、魚介系を活かすような味に仕上げているため、なかなかに深い味になっており、最後まで楽しめた次第です。
トッピングのメンマやチャーシュー(といっても鶏肉ですが)も良く出来ており、中でも鶏団子(つくね?)は最高でした。

今度は、つけ麺や油そばにチャレンジしてみたいですが、他にも行きたい店があるから迷うところですね。

それでは!!!


2012年5月22日火曜日

WHAT KIND OF MAN WOULD I BE?

こんばんは


まずは金環日食から始まったWK34、依然として中長距離陣には泳ぎこんでもらっています。
その金環日食を、「どうしても見たい!」と、1ヶ月前に行った個別ミーティング時から僕に懇願していたShintaroくん、朝練の途中、このような格好で一時退水し、世紀の天体ショーを堪能していました。


続々・泳ぎ込みに勤しんでいる中長距離陣ですが、スイムの方は大きな変化を与えていませんが、DRY系のプログラムのみ、「お休み」としました。この”ちょっとした”変化が、今週末にどのような影響を及ぼすのか...興味深く拝見させて頂こうかと思っています。


午後は、「いつもどおり」、BLUE中心のEND系トレーニングに挑んでもらいました。DRYが無かったからか、いつもよりも良い動き、良い泳ぎを創り上げようとす
る姿勢が強かったように思いました。


◇     ◇     ◇     ◇     ◇


さて、この1.5ヶ月間、おそらく最も大変な思いをしたのは、1年生たちでしょう。
トレーニングは2倍以上に増えたし、慣れない不思議な陸トレをやらされるし、スイム時にも様々な制限・ルールがあり、覚えきれないし、片手ターンしただけで上がらされるし、ターン前やタッチ時も気を遣わなければならないから、泳ぎの改善に集中できないし...
生活面でも、慣れない寮生活(Yukariはひとり暮らし)を強いられ、大学の授業にもついていかなきゃいけないなど、やはり様々なハードルを越えなければなりませんでした。


何れも、「慣れ」れば何てことはないのですが、とりわけ複雑きわまる僕のWorkoutに慣れるのは時間がかかるかもしれません。
とにかく大変なことが重なっていたと思います。


特にMD1唯一の女子、Yukariさんは、様々な苦難に直面し(トレーニング面だけをみても、4割程度はサイクルオーバー!)、涙を流すこともしばしば(とにかく、女子にとっては”苦労することが目に見えている環境”なのが、Marauderだと思います...)。
そんなYukariも、長い長いトレーニングが終わった後、いくつか言い渡している課題クリアのために自主トレを行ったり、「私の泳ぎを見て下さい!」と、高校時代のベストパフォーマンスがおさめられたDVDを持ってきて、アドバイスを仰いでくるなど、「自分から!!!」の取り組みが少しずつ増えてきました。


男子しか見てこなかった”目”でみているので、要求量も要求されるレベルも、おそらく彼女の想像を遙かに超えているものだと思います。それでも、何とかしようという努力の跡が見られることが素晴らしい。
もしも、男子にとっても相当厳しい僕の要求に本当についてこれるようになったら...
その日を、楽しみに待ちながら、これまで同様”男子扱い”で向き合って行きたいと思います。


それでは!!!





















2012年5月18日金曜日

MIND OVER MUSCLE

こんばんは


3週に及ぶ"追い込み”の後半戦に入っています。
まず、昨日の2回目のトレーニングでは、MBとBBを使ったDRYの後、月曜同様のVolume Workに勤しんでもらいました。
どんどん「不具合」が出てくる状況ではありましたが、この日は”稀代の名将”Kotaroが陣中見舞いで登場してくれた上、現役MarauderたちのDRYの相手をしてくれ(自分も何種目か、チャレンジしていました...)、一気にKotaro Worldを創り上げ、大きなエネルギーを送ってくれました。


この人柄、一生の宝ですね。


きちんと自社製品の説明をした上で、たくさんの差し入れをしてくれました。ありがとう!!!






さて、明けた本日は、
 DIST; 20X150m "DIE HARD"
 MD1; 10 Rounds X 5 X 50m "DIE HARD"
という、”メイン”に挑んでもらいました。
満身創痍のなか、この長い長いセット(特にMD1の方は、80分程度の所要時間!)に対し、しっかり集中して挑めたと思います。


”泳ぎ込み期特有”の、比較的短いインターバル(これも訳あってのこと...)の中で頑張ってもらいましたが、意外にも長いインターバル時と変わらないタイムで泳げている者が多かった。このタフさは、今後の宝になっていくと思います。


☆   ☆   ☆   ☆   ☆


この4週間は、皆の「予想を裏切る」ようなWorkoutを処方し続けてきました。「今日はこれくらいだろう」とか、「今日はこれなら頑張れる」的な発想を封印し、出されたWorkoutの真意を即座に理解し、どのような”試練”に対しても、きちっと「向かって行く」姿勢を養うことも目的にしていたからです。


中には、自分が不調であったが故に、長期的な視野に立てず、逃げ道を考えたり、(一時的だとは思いますが)原因を環境やトレーニングに求める向きもあったように感じましたが、基本的には、皆きちんと「挑んでいけた」と評価しています。


基本に立ち返れば、選手はコーチが繰り出すトレーニングの全貌を予測できるわけがありません。そして、自分のカラダの中で起こっていることを、論理的に把握することは困難だと思います。
ましてや、過酷なトレーニングで追い込まれている時には、正確な判断は極めて難しくなると考えていますし、主観と客観のズレは正常時より大きくなるのも自然なことだといえます。
"Self-Produce"を標榜するMarauderといえど、このように「追い込まれている」時の選手の考えを100%支持するわけにはいかない場合が多くなるのは、当然のことだと考えます。疲労の状態が強まるほど、鋭い洞察と正確な判断は困難になるわけですから。


そうであるにもかかわらず、このような状況にあるときに、自分を納得させるようなトレーニングが出来ないと(仮にそれまでのトレーニングが良かったとしても!)、近視眼的な見方しかできない場合があります。それが”逃げ”だと気づかずに...。




「泳ぎ込み」の時には、信頼関係の大切さを痛感することが多くありますし、同時に、信頼関係の脆さも感じることがあります。それでも、最後の最後まで、「信じる心」と「素直な気持ち」を持てる者が、「真に」感謝の気持ちを持っている者だと思いますし、その初心を貫き通せる者が、最終的に良い結果を獲得するのだと信じています。
このような時期だからこそ、くどいようですが”初心”を忘れずに、そして焦ること無く、歩を進めて行って欲しいと願います。




それでは!!!









2012年5月15日火曜日

HEAVY DUTY

こんばんは


WK33に突入しています。
SP・MD2はJapan Openに向け、本格的なテーパリングに入りました。
他方、DIST・MD1は引き続き”怒濤の泳ぎ込み”となっているため、過去最大の「トレーニング量の差」が出ています。実際、テーパーに入り、エネルギーに満ち溢れつつあるスプリンターたちと、(人によっては)ゲッソリ度合いが増大し続ける”泳ぎ込み軍団”たちとのギャップが凄すぎで、ちょっぴり可笑しい感じです。


”泳ぎ込み軍団”の方は、そろそろ【満身創痍】に近づいてきています...かね。
結果、キレが無いどころか、動きが悪いどころか、やる気が薄れるどころか、最早抑鬱傾向が出るレベルに近づいてきているのかもしれません...。


そんな中、昨日・今日は、何れも午前中にGREEN系、午後にはVolume Workを設定しました。
昨日については、スイム前に1時間強のDRY(コア系・自重負荷系が多いですね)をみっちりやり、張りまくりのカラダで10,000m弱のworkoutに勤しんでもらいましたし、今日に至っては実に4時間半を超える試練を提供しました。


WK33前半戦の山場となった本日の”メイン”では、(理論上の)「限界越え」となるようなWorkoutを用意しました。
BLUE系、一般的には”EN2”というカテゴリーのトレーニングを軸に、その実施中に全力で泳ぐ機会を”ちょいちょい”設ける、というMD1・DISTで最も大切にしているトレーニングを、DISTで7500m(当然”メイン”の部分だけです)、MD1で5400m(一昔前のDISTよりも泳いでいますね...)も課せば、何も工夫をしなければ「もつわけない」し、頑張ろうという意欲も出ないかもしれません。


僕も、いろいろなアプローチから、Marauderたちから炎が消えないように努めたし、「点火していなかった」者たちの背中を押してあげられるよう、全力で挑みました。

「理論を武器に」しつつも、【理屈を超えろ!】という無理難題を強いているわけですが、何だかんだいいつつも、全員【前向き】に取り組んでくれたし、しっかりとやりきったし、中には驚くほど”強い”選手もいて、「超えてくれているな~」と感心する場面が多かったです。

そして、【やりきった後】の光景は、いつ見ても素晴らしい。




とはいうものの、今週は冒頭にも触れたように、かなり追い込んでいますので、皆の【悪い部分】もちらほら出てきています。
そんな時期だからこそ、今週に入ってからは、いわゆる【苦言】を含む、コーチングを推し進めてきました。


ただ単に努力し、工夫するだけではなく、苦しい中で、正義を貫いて欲しいから。
その繰り返しの中で、苦しい中でこそ実現が可能となる、”進化”を果たして欲しいから。

だから、アスリートとして「やってはいけないこと」についてはうるさく言うし、注意もする。


そんな僕が繰り広げる過酷な試練(トレーニング)の数々。
僕のトレーニングを、ただ単に皆にやって欲しいわけではない。
僕の言うことを聞いて欲しいわけではない。
僕に叱られないようにして欲しいなんて、あるハズがない。


皆には”真実”と向き合ってほしいから。
そして、本当に、”進化”を果たして欲しいから。



追い込まれれば、悪い部分が出てきてしまう。
それを「流せば」、今までと一緒なだけ。
過酷なトレーニングを重ねる意味が、薄れてしまう。


どうせやるなら、意味のあることをしよう。
どうせやるなら、自分を”進化”させるような取り組みをしよう。
そして、その結果、「最高」と思える結果を手にして欲しい。





”楽しく”やろう!なんて言う向きが世の中多いようだけど、「楽しい」が転じて、ただ単に”楽”な道を選んでいるだけということに気づかないのも、弱い人間の性かもしれない。
よくよく考えれば、そんな”楽”を追求して、進化なんて果たせるわけがない。


苦しい中で、楽しさをみつける、そんな姿勢を、僕は大切にしたい。皆に、”最大努力”を強いる以上、僕も最大に努力をしていきますから。


トレーニング効果を高めるための知恵の獲得と、"進化を果たす”ための努力。逃げ場を作らず、自己と向き合ってもらう。
これらを推し進めてもらうべく、僕はここに居ます。
皆に”進化”のきっかけを与えるため、僕は居させてもらっているのだと思います。


僕が繰り広げる試練に立ち向かっているMarauderには、弱音を吐く前に、自分で出来る限りの努力を、「”正しい道”に沿って」してもらいたいと願っています。そんな彼らに対しては、努力してもらうためのきっかけや材料は、出来る限り呈示できるよう、僕も”最大の努力”をし続けたいと思います。


共に頑張りましょう!


それでは!!!





2012年5月12日土曜日

ON THE OTHER SIDE

こんにちは


WK32が完了しました。


冬場の”真の泳ぎ込み”には到底及ばないものの、授業がめいっぱいある中での”泳ぎ込み”は、特に今週の後半にはかなりMarauderたちを苦しめたようで、”満足できる泳ぎ”の実現を阻んでいました。


この点、この2週間は、火曜の午後には"距離練”Volume Workの色合いが濃い"Main"、たとえばこの部分のトータル距離だけで6000~7500mといった試練をつきつけてきましたし、金曜の午後には、比較的長く(4000~3000m)比較的インターバルが短く、比較的”単調”なセットを組み込んできました。
その上、月はENDURANCE TEST、木はVolume Workを設定していたので、ほとんどの選手は相当苦労しているようでした。【前向きな姿勢】と【工夫】がなければ、相当な勢いで心蝕まれているような状況になってもおかしくない、カラダにもココロにも「来る」トレーニングが続いているわけですから。


週末に設定されている”メイン”は、多くの場合、大きな試練になるほか、ちょっとした試金石になってきます。
木午後のVolume Workではまだまだ元気だけど、金午後のMain Workoutには【巧く泳ぎ切る見通し】が立ちづらい状態になる...。
それでも、週最後の”頑張り処”だし、「外してはいけない」ということがわかっているので、「失敗する可能性が高まった中、挑む」という、ちょっとした緊張感(恐怖感?)のなか、メインに取り組むことになります。
この繰り返しのなかで、最初は「ヘロヘロ」になっていた選手たちも、徐々に「成功パターン」を増やしていくことに成功すると、この感覚を数日間続く競技会の中に活かすことが出来るようになっていくと考えています。
これに失敗し続けている場合には、本番で大きな力をだすことが難しい...!?。


いろいろな「やり方」があるのだけれど、やはりこうした”ハード”なトレーニング計画の中で、成功パターンを刻み続けていくことは、【強く進化する】ためには欠かせないことなのだな...と思いました。


さてさて、泳ぎ込みが続く中、ここに示したいくつかの写真にも現れているように、トレーニング中には大きな声が出ているし、トレーニングが終われば皆でその頑張りを称え合う姿は消えません。
やはりこのチームのウリは、こうした過酷なトレーニングに臨む”姿勢”なのだな...と思いましたし、こうした唯一無二の雰囲気を持つチームから、もっともっと"飛躍”する選手を輩出しなければいけないな!...という熱い想いが沸々と湧いてきた週末でした。





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最近、いわゆる”クラッシックロック”バンドの代表作を数枚まとめ、低価格で売り出されることが多くなりました。
ボックスセットも、以前のような高価なボックス(高価だけど、通常版を持っているファンが買い増ししたくなるような付加価値があった)だけではなく、凄まじい”コスパ”で勝負するものが出てきました。


たとえば、このKANSASのボックス,"The Classic Albums Collection 1974-1983"。CD11枚が入って¥3500(!!!)という驚異的な価格で売られていたため、通常版のLPやCDを持っていたにもかかわらず、またまたポチってしまいました(ただ、さっきAMAZONをみたら、¥5600に値上がっていました...)


前回紹介したRUSHとこのKANSASばかりを、この2週間は聴いています。僕が好きなアルバムは、”MONOLITH”、"AUDIO-VISION"、"VINYL CONFESSIONS"といった、HARD ROCK色の強いモノが多いですね。もちろん、プログレッシブロックの名作として名高い”有名作”たちも好きですが。
RUSHとKANSASを経た凄腕プレーヤーたちが、現在の”プログレ・メタル”バンドを創り上げていったのだろうな...。


それでは









2012年5月9日水曜日

FAITH AND FIRE

こんばんは


”ザ・泳ぎ込み”週の2日目が終わりました(⇒この写真は、JAPANオープン組が午前中に行ったタイムトライアルの様子ですが....)




T-30”に本気で挑んだことがある選手であれば、このテストの次の日のダメージの大きさは把握出来るかと思います。


そんなことお構いなしに、2回練習の午後には、3時間半を超えるハードトレーニングに勤しんでもらいました。


なんと言うか、こんな状態であるにもかかわらず、凄い頑張りを示す選手、心身ともに明らかに”弱っている”のに、何とか気持ちで”上げ”た選手など、壮絶な頑張りが午後の中大プールでは繰り広げられました。
「きつくないわけない」状態...選手によっては相当追い込まれている状況なのに、それでも何とか頑張りきる選手をみていると、僕も気持ちが入ってきます。


比較的、論理的にトレーニングを進めていくのが僕のやり方ですが、こうした”量的負荷”の期間だけは少々そのやり方を変えています。無茶を言いますし、それに対して【心折る】ことを嫌います。タイムに対する要求はさほど強くないが、泳ぎの質に対する要求は強くする。選手がヘロヘロになることは承知の上で、いわゆる「無茶」をさせますが、そのときにどれだけ、技術的に【諦めない泳ぎ】をさせるのか。このことを凄く重視します。


こうした【試練】が未来永劫、いや数週間続くわけでもないのに、まともに向き合えず、なんだかんだと逃げ口上を並べられても、【残念】としか感じなくなってしまいます。


みんなが、追い込まれた状態にあることくらい、承知していますから。逃げたくなるような気持ちが出やすいことも、理解していますから。そんな中、【ポジティブ】をはき違えて、実は気づかないうちに試練を回避してしまう可能性があることも、わかっているつもりですから。


常日頃から、【合理的にやっていこう】と”だけ”考えても、強い自分をは引き出せないし、ましてや「進化」は果たせないのだと考えます。


さて、”無茶苦茶”な泳ぎ込みについてですが、量的な負荷をかけている時って、確かにきついし、なかなか自分の思うような泳ぎができないのだけど、不思議と「気持ちの入れ方」で、泳ぎを「改善の方向」に向けさせることが容易いと、僕は考えています。


辛い中、1cm、1ミリでも前に腕を伸ばす。少しでも高い位置に肘を上げてキャッチをする、バテてくるとその実現が難しくなる、四肢と体幹との連動を意識し続ける...などなど、量的負荷時に「キツイ」と感じ、ダメな泳ぎになっている自分を高める方法は、気持ち次第ではいくらでもみつかってきますし、気持ちを入れれば、その実現は難しくありません(これが、「質的負荷時」には、より難しくなるのですが...)。
それを見つけ、二度三度となく、何度でも頑張る自分を再生する術を獲得したら、これは凄い宝になってきます。


こうした点からも、【泳ぎ込み】って凄く大切だし、そのときに「気持ちを入れ続ける」ことは、「進化」を果たしたいと思っているアスリートにとっては、欠かせない要件になってくると考えています。


話は少々変わってきますが、この4月からMD1に移ってきたRyotaは、練習が本当に倍以上になることなど、相当過酷な状態になることを承知の上で、それを「決意」し、やってきました。
「ついていけるのかな...と、ちょっと思っていたこの僕を、唸らせる位の頑張りを重ねています。いや、実際相当強い。
決意は人を変える。そんな例を、間近に見ることが出来、嬉しく思っています。


悪くなるかもしれない。
酷いことになるかもしれない。
ま、いいか。そうなったとしても、打開策を、その頑張りの中でみつけられるのなら。
だからこそ、最後まで諦めず、頑張り続けよう!!!


心底辛いときに、そう思ってくれる、【真に強い選手】が育ってくれること、僕は願っています。


それでは!!!

2012年5月8日火曜日

LIMELIGHT

こんばんは


WK32に突入しました。
先週同様、数名はJAPAN OPENに向けたプログラムに則り、その他半数以上のMarauderは、インカレに向けた”泳ぎ込み”を行う週です。


まず、午後には血湧き肉躍る怒濤の”テスト”、”T-30”に挑んでもらいました。


今回のLife Time Best樹立者は、ナショナルチームから帰ったばかりのChiakiとYoheiのみとなりました。
ただし! Chiakiは50m近くベスト更新となったし、Yoheiは、自己のMarauder Recordを更新し、遂に2900m越えを達成しました(2905.5m!)


その他、ベストに準ずる好記録を出した者が他に4名程度認められたことから、テストを実施した(1年生を除く)およそ半分のメンバーが好記録、その他の者は何らかの「課題」を残すことになりました。


たいていの場合、T-30は泳ぎ込みの最中に行うことになります。結果的に、それまでのトレーニングでぐっと高まった(戻った?)持久的諸能力や泳技術と、”それ”までに溜めてしまった「疲労」とのせめぎ合いにおいて、前者が勝利した場合には良い結果が出るだろうし、後者を軽減させる努力が足りなかった者では、納得の結果を出せないかもしれません。あるいは、これまでの4週では、【戻しきれなかった】メンバーもいることでしょう。


日曜日に、ケアに行った者も少なくないようですが、それでもイマイチだったという感覚を持った者は、努力はしているのだけど、「不充分」を言わざるを得ないかもしれません。というのも、これからもっと頑張ってもらわなきゃ困る、「まだまだ」の段階なのだから。


【ただ泳ぐ】だけの泳ぎ込みにせず、この夏、もっといえばその後にも繋がるような「大きな貯金」ができるよう、頑張っていきましょう!!!



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ちょっと前に、RUSHのボックスセットを購入しました。RUSHの歴史を3つに区切って販売しているこのBOXセット、なかなかに魅力的です。
僕は、歴史的名盤である”2112”から、これまた超名盤といえる"MOVING PICTURE"までのRUSHが大好きなので、この期間の9割をカバー("A FAREWELL TO KINGS"から"MOVING PICTURES"まで)する"SECTOR 2"はお誂え向きのボックスセットでした。


さすがはRUSH!と唸らせる高品質。ブックレットも豪華ですし、それぞれに対して施してあるリミックスも素晴らしい。紙ジャケットの質も高く、CDはちゃんとウチ袋に入れてあるという凝りよう。


このSECTOR2では、圧倒的に"PERMANET WAVES"が好きですが(既に紹介済みかと)、ライブの名盤"EXIT...STAGE LEFT"も必聴です。"MOVING PICTURES"は、最近全曲再現ライヴを行うなど、バンドにとっても思い入れのある作品になっているようですね。ギターオリエンテッドなサウンドではないのに、"Heavy"と感じるこの音の壁は、必聴といえるかもしれません。


複雑な曲構成なのに、キャッチーかつ心温まる”優しい”メロディ。インストパートのみならず、楽器陣はスリリング。軽そうでいて重い音。まさに、”プログレッシブ”といえる孤高のロックは唯一無二。
売り切れになる前に、SECTOR 1を入手しようかな。HARD ROCKからどんどん遠ざかる印象の"SIGNALS”以降の"モダンプログレ”路線が中心となるSECTOR 3は、...ちょっと考えます。


それでは!!!