2015年1月26日月曜日

NO MORE HEROES

こんばんは

WK17が完了しました。

WK16では東京都新春大会、そしてWK17は東京都選手権に挑む、レースを活用したトレーニング週となりました。

東京都新春については比較的ベスト更新率が高く、良いステップに出来た選手が多い試合となりましたが、長水路で行われた東京都選手権では、いつも通り、「そこそこ」の結果となった者が多かったように思います。


おしなべてみれば”そこそこ”の中で、”想定以上”のタイムで泳げたメンバーは、きちんと表彰台に乗ってくれる活躍を示してくれました。


400IMでLife Time Bestを更新し、2種目で表彰台に乗った佑馬や1500mFRで2014年のベストを上回る好記録で優勝した祐斗、さらには”いつでも50秒台”の力を示した鷹志らは、安定感を感じさせる頑張りを示してくれました。

また、特にBKのストロークで"捉えの部分”の改善が認められ、好タイムで優勝した敬太、FRの技術の改善で予選・決勝ともに2:01秒台で頑張れたつっつ、調子の悪さをトータルのストローク技術の改善でカバーした陽平、やはりストロークにおける”捉え”の部分の改善が少しずつみえてきた結果、800mでは自己ベスト、他の2種目でも比較的良い記録で表彰台に乗った真帆、さらには後半落ちない技術を身につけ、戦える泳ぎを獲得しつつある満佐子らは、手応えを感じる結果で泳げたものと考えています。


他方、本人の”想定以下”の記録となり、大きな課題をつきつけられたメンバーたちも一定数みられました。

そうした"試練"を突きつけられた者たちでは、テーパーをかけているわけではなかったので、「追い込み」⇒「アダプテーション」を経て、動きやすい状態ではあったけれど、"動きやすい"≒"泳ぎやすい"にはならなかったように感じています。

DIST、MD1、BRたちは、この大会の直前に泳技術に関する個別ミーティングを行い、現状の課題を確認したばかりでした。
そのため、こうした「思わしく無い」結果であった者たちにおいても、「何が足りないのか」と言うことに関し、大きなヒントを得られた大会になったのではないでしょうか

すなわち、この大会は当然のことながら通過点であるし、何よりも、良い"気づき"の場になったのではないかと考えているわけです。

70日を切ろうとしているこの段階で、こうした"気づき"があることは貴重だといえます。

焦る必要はないでしょう。
やるべきことを明確にし、残り2ヶ月強の期間を大切にしていって欲しいと思います。


◎     ◎     ◎     ◎

少し濃厚なラーメンが食べたくなり、立川「たま館」に昨秋から登場した「いとし家」に行ってきました。

いわゆる「家系」の豚骨ラーメンではあるのですが、これに魚介出汁「アゴ」を巧くブレンドしたラーメンとして評価が高い、「アゴ塩ラーメン」を頂きました。

期待通りの濃厚な家系豚骨ラーメンだったのですが、一般的な横浜家系とは異なり、「深み」を感じました(その分、パンチ力はない、感じ)。

これは、ラードの量が抑えられていることと、やはりアゴ出汁の影響なのかな...
何れにしても、”ほどよい”濃厚感が美味しい。

店主に聞いたら、僕が訪れた昼よりも、夜の方が少しこってり感を出しているとのこと。
もう少しパンチが欲しいなーと言う時には、アゴ出汁ではない醤油を試すことの他に、夜訪れるのも手かな、と思いました。

それでは!

2015年1月12日月曜日

FAR AND AWAY

こんばんは


WK16に入りました。

年末年始の泳ぎ込み・追い込み期を経て、選手権まであと3ヶ月を切った!というところまで来ました。

そして合宿終了後では、少し身体にも心にも余裕が持てるようなプログラムに入っています。いわゆるadaptationですね。


WK16の初日には、今シーズン4回目となるLactate Curve Testを実施しました。


本日、V4(V-OBLA)のベスト記録を更新した者については、このような顔ぶれ。

先ずはV4・Maxの何れも大ベストとなった2人。
ちなみに陽平のV4 1:01.0は中大記録。康平も劇的にタイムを上げて来てきました。

この2人も好調を維持しており、特に晨は、V4・Max共にベストを更新し、進化の兆候を示してくれました。
壱基も合宿の好調を維持しています。



ラストのMaxはイマイチだったけど、最大下の泳ぎに光るものがあり、結果V4がベストとなったのがこの2人。

その逆で、ラストの泳ぎは良かったものの、最大下の泳ぎの効率がイマイチといえる結果となったのが成人式を終えたばかりの誠。


それでも、ラストをうまく泳げたてこの笑顔。


その他にも、泳速度-血中乳酸プロフィールがベスト時と同等と評することの出来る者を含め、9割程度の選手については肯定的な評価を与えられるかなー...と思わせてくれた結果となりました。


泳ぎ込み・追い込み期からadaptationに入ると、体内環境が大きく変動し、いわゆる「調子」が不安定になります。

この点、刺激(=負担)が減ることで、身体の動きが軽く感じるようになる者もいれば、逆に重く感じるようになる者も居ることでしょう。
また、軽いのだけれど、巧く動かせない、水を捉えられない、という状況に陥ることも少なくありません。

こうした状態・状況において、どのようにすれば良い方向に持って行けるか...
この点に拘りをもって取り組むことが出来れば、自ずとそれはテーパー期に役立つことになるでしょう。

”嵐が過ぎるのを待つ”ことが有効になることもあるでけれど、やはりここは現状の問題・課題を冷静に分析・精査し、かつ整理していくことが重要だと思います。

トレーニングに対する身体応答は本当に興味深いことばかりだし、水泳は実に奥深い。

向き合い方を間違えると混乱してしまう可能性もありますが、それでも真摯に向き合えば、やはり楽しめるはず。

自分の身体と、そして泳ぎと向き合いながら、この時期を大切に過ごして欲しいと思います。


<1/13追記>
成人式で1日遅れのCurve Testを実施した3人のうち、祐樹くんがベストを更新しました。

他の二人は...もーちょい、でした。
今後は、より責任感を持って頑張って下さい!



◎     ◎     ◎     ◎

帰国してから真っ先に向かったラーメン屋は「口樂」。
お気に入りの「極鯖そば」をいただきましたが、またしても味わいに変化が!


ご主人に訊いてみたところ、やはりスープをさらに改良したようで...

進化することを止めようとしないこの姿勢、いつもびっくりさせられます。

極鯖デビュー時の頃の油っぽさやしょっぱさ、さらにはえぐみは影を潜め、よりコク深く、より甘みが出るようなスープになりました。

ただ...とっても完成度が高いと思う反面、初期の頃のような荒々しさを懐かしく思うところも。(この点はきちんとご主人にはお伝えしました)。


本日は、立川の名店「鏡花」に訪れ、「どろ煮干し」をいただきました。

口樂にしても鏡花にしても、スープだけではなく麺が美味しい。
そして、その麺は濃厚な魚介スープに凄く合っています。
やはり美味しい。

ただ...個人的には、鏡花の煮干しが、もう少しだけしょっぱいと良いのになー...と感じました。
なんとなく、帰国してから、角の立っているような味を欲しがっているのかな...
マレーシアの食事が薄味だったたけに...

何れにしても、こうしたレベルの高い美味しいラーメンを食べられるは国内に居るときだけなので、一杯一杯を大切に味わっていきたいなー...と感じることが出来た日となりました。

それでは!


2015年1月5日月曜日

WINTER CAMP IN MALAYSIA [3]

こんばんは


TPGRでの合宿は、2015を迎えてからは、年末までの悪天候が嘘のように、素晴らしい天気に支えられ、トレーニングプログラムは極めて良好な雰囲気で進められてきました。

DIST / MD1 / BRたちは、2015になってから既に2回の”メイン”に挑んでいます。

初泳ぎの日には、攻めの"CD MAX"(DISTは”ブルピン”)で調子を上げてもらい、その翌朝には"RP MAX"で追い込んでもらいました(DISTは”DIE HARD)。

そして、1日挟んで迎えた最終日には、全員で"THE RACE"に挑んで貰いました。

  俊也  100FR 52.1   50FR 24.2   200FR  1:58.6

 鷹志  200FR 1:55.0    100FR 51.9
 駿也  200FR 1:54.3    100FR 53.3
  哲也  200BK 2:05.1    100BK 57.2
  旺臣  200BK 2:10.9    100BK 58.8

  陽平 1500FR 15:26.8    400FR 4:01.8
 祐斗  1500FR 15:50.7    400FR 3:55.3     200FR 1:52.9
  千彰 200FR  1:50.7      400FR 4:08.1
  真帆 400FR  4:18.3   200FR  2:04.3    100FR  57.9
           200IM  2:25.1
  祐樹  200IM  2:06.2    200FLY  2:05.3     400IM 4:26.1
  敬太  400IM  4:29.5    200BK  1:59.7    200IM  2:03.2
  壱基  400IM  4:25.5    200BR  2:14.8    100BR  1:03.2
  一総  200BR  2:16.8   200BR  2:17.6        100BR  1:03.5
  康平  100FLY  56.3    200FLY  2:00.0     200FLY  2:01.9
  政樹  100BR  1:04.0    200BR  2:18.6




比較的レベルの高いTanjong Puteriレコードを更新したメンバー(☆)は、400FRの祐斗、200FR・400FR(女子)のまっぴ、200BK敬太、200FLY康平、200BR壱基と、数多かったですし、壱基は100BRでLIFE TIME BESTを、樹は200IMで大学ベストを更新しました。


合宿を通して好調だった旺臣や一総は、今回も好タイムで泳げましたし、OBとして"攻め”のトレーニングに挑んできた千彰と陽平も、度重なるハードトレーニングによって満身創痍ながらも昨年同様の素晴らしいタイムで泳いでくれました。

凄いタイムを出すことは出来なかったものの、今回のチームを気魄の頑張りで引っ張った4年生政樹、前半不調に苦しみながらも去年を上回るタイムで泳いだ哲也、「練習ベストです」と素直に喜んでいた俊也、少しずつだけど着実に前進している駿也、好調だった昨夏と同タイムで泳ぎ切った鷹志...

皆、気持ちを入れて頑張っていました!

比較的低調だったC&Bから一転、さすがはMarauder!という感じです。



全てのプログラムを終え、笑みのこぼれるMarauderたち。

ここTanjong Puteriで、いくつの宝を拾えたのでしょうか....

その答えを、是非、”実戦”の場で示して欲しいと思います!




★     ★     ★     ★     ★



こちらでは、例年どおり、Tanjong Puteri Golf Resortの方々に大変お世話になりました。
プールの責任者であるLizzaには差し入れも頂きましたし、本日はマレーシアの食文化を案内していただく機会にも恵まれました。


選手たちが日頃お世話になったレストラン(Golfer's Caffe)
では、3割マレー料理、3割中華料理、3割インド料理、1割その他(多国籍料理??)を堪能出来ました。



中には、かなりスパイシーなものもあり(シェフが変わった影響で、スパイシーなものが多かった...)、苦労した選手も居たようですが、水餃子や唐揚げといった、日本人好みのおかずも数多く提供されました。

個人的には、海南チキンライス、タンドリーチキン、ラクサ(マレー流ラーメン)、チャー・クイティオ(マレー流やきそば)、ロティ・チャナイ(マレー流ナン)、テタレ(マレー流チャイ)、トムヤム系スープ、マレー流ケバブ(チキン)などなど、ここならではの美味しい料理を頂くことが出来、例年通り楽しめました。

また、例年差し入れを頂いている内山さん(塩浦さんのご友人)から、今年も鰻の蒲焼きを頂きました。ありがとうございました。

Thank you very much for your cooperation,
Thank you very much for your kindness!!!

See you someday, we will back!!!

それでは!!!




2015年1月1日木曜日

WINTER CAMP IN MALAYSIA [2]

明けましておめでとうございます。

2014年は、何と言ってもインカレ総合優勝を果たした素晴らしい年になりました。
一方で、各自がシーズン当初にたてた目標タイムに届かなかった選手が多かった年...であったとも言えます。

2015年には、それぞれが目標としている”舞台”で戦えるよう、精進していって欲しいと思います。

僕ももちろん、そのためのコーチングを追求していきたいと思っています!!!



さて、TPGRでの合宿も、順調に進んでいます。

”毎日ハード”なトレーニングを敢行する合宿前半では、"MY HARD"⇒”CONT.DEC.MAX”⇒”DIE HARD”と来て、締めは今シーズン初の"CRASH & BURN"。

今回は、5本(SPたちは4本)の最大努力泳に挑んで貰う、年間を通してもっともハードなC&Bを敢行しました。

例年よりも肌寒い環境の中での実施となったため、良いタイムを出すことが少し難しい...状況になり、果敢に攻めた1本目で「あれ!?」と思うような結果になった選手が多く見られました。

その結果、Marauderたちの”心”にかなりの試練を与えたことと思います。
理想と現実の乖離に気持ちが萎えかけた者も居たと思いますし、どうすれば良いのかわからないような状態に陥った者も居たことでしょう。

冷静に考えれば、タイムを狙い難い状況であることは間違いないので(C&Bとしては、僕が知っている限りでは、もっとも悪い環境であったと思いますし、体調的にも....)、悲観することなく、その時できる最高のチャレンジを続ければ良いだけなんですよね。

この冷静さがないと、「ダメだ...」となったり、当初たてた壮大なる目標も軌道修正してしまいがちですが、発想を逆にする必要があるかと思います。

もちろん、そこに至るまでのトレーニングが何らかの理由によって不充分であったり、あきらかなサボりがあるのなら話は”別”になると思いますが、ほとんどのMarauderたちはかなり強力な”強化”が出来ているわけですから、こういった状況においてチャレンジ出来たことに自信を持つと良いと思います。

環境・状況にかかわらず、自分の目標、もっといえば夢の方に強く引っ張られるような”気持ち”が整っていれば、今回のような精神的な”タフさ”が要求される状況においても、チャレンジし続けることが出来るハズです。

ちなみに、こういったタフな状況においても、BEST AVE.を叩き出したり(しかも、3本のAVEよりも速かった)、ほぼBEST AVE.だった者が居たことは付記しておきたいと思います。

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大晦日は、”陸トレDay”になりました。

SPたちはマシンを使ったストレングストレーニング+阿部コーチから渡されたDRYメニューを、MD1たちは自重負荷とSLING系のトレーニングのみで構成されたハードなワークアウトに勤しんでもらいました。

こうしたハードなトレーニングを楽しい雰囲気で出来るのがMarauderたちのウリ。

既に気持ちは「次に向かっている」わけですね。

本年もよろしくお願いいたします!!!