2012年12月31日月曜日

YEAR-END CAMP IN MALAYSIA -2-

こんばんは

マレーシア合宿の”前半戦”が終了しました。

3日目(金曜日)は、ほとんどのメンバーがストレングストレーニングに勤しみました。

SPたちは、フルヴォリュームのワークアウトを、MD1たちは半分位の内容+dry landトレーニングを行ったという感じです。


ストレングスについては、器具・設備が十分ではない中でのトレーニングとなりましたが、その点については、創意工夫次第でいかようにも出来ます。そのための、僕という存在ですから。


dryについても、ご覧のとおり。遊具の中で実施する種目もあしました。

この日、”陸トレ系”を行うことなく、”2回練”に挑んだのが千彰と陽平。午後には、9000m程度の「持久系トレーニング」である”ブルピン”に挑んでもらいました。水上・水中からの泳ぎのチェックも交えて行えるため、技術的に質の高い泳ぎを繰り返すことができたかと思います。

4日目には、まず午前中に、この二人が合宿中2回目となる”メイン”に挑みました。
 DIST; 6R x 5 x 100m on 1:30~1:10
 MD1; 3R x 4 x 200m CONT.DEC.MAX /
          4R x 3 x 100m CONT.DEC.MAX
午後には、残りのMD1のメンバーが千彰と同様のメニューにチャレンジしました。
先週の”ザ・泳ぎ込み”期のメインに比べれば、だいぶ集中しやすくなっているものの、それでもかなりのタフさが要求されるセットに対し、苦労しながらも全力で挑んでくれました。

他方、SPたちは、午前中にdry+パワー系スイムに、午後には”ブルピン”+”Hurricane”に挑むという、かなり過酷な1日になっていましたが、4人とも、前向きに頑張っていました!

5日目となる昨日は、千彰と陽平には午前にGREEN系基礎トレを、午後には”ブルピン”を実施してもらいました。
徐々に、「長水向き」の良い泳ぎになってくることを確認することができましたし、実際、良い練習を行えてました。
他のメンバーは、午前中1回のみで、本日の”山場”に備えたという感じです。

そして迎えた6日目の午前中、久々に”全員”で挑むCRASH & BURNと相成りました。
昨年のマレーシア合宿同様、SPたちは4回、MD1たちは5回の最大チャレンジを行いました。

昨年のプール(Pusat Akuatik darul Ehsan)は、大会も行われる”FAST POOL"だったのに対し、今回はスタート台も含め、競技プールとしては適していない環境だったため、苦労している選手が多かったように思います。
それでも、慎理、淳平、仁、雄司は、この本数でのBEST AVE.でまとめてきましたし、少人数ながら、皆で互いを応援しあう、Marauderらしい取り組みが出来たと思います。

さて、”激動”の2012年も、まもなく幕を閉じようとしています。
今年も、たくさんの方々に支えられながら、最高のチャレンジが出来たと思います。
”本気”で、チャレンジしているMarauderであれば、進む先には輝ける未来しか見えないはずです。
その”輝き”に誘われるかのように、どんな困難があっても、突き進んでいってくれるものと期待しています。


新たな年が、またしても「最高」の年になるよう、皆で頑張っていきましょう。

本blogをご覧いただいているすべての皆様へ
本年も、お世話になりました。
2013年が、皆様にとって素晴らしい年になることを願っております。
良い年をお迎えください!


それでは!!!

2012年12月28日金曜日

YEAR-END CAMP IN MALAYSIA -1-

こんばんは

マレーシア合宿、始まっています。
こちらに到着し、少し落ち着いてきましたので、報告していきたいと思います。

出発は25日。成田を9:30過ぎに発ち、ホーチミン、シンガポール経由でマレーシア・ジョホールバル入りを果たしました。
合宿先に到着する前に、日用品や食料を調達するため、スーパー(ジャスコですね)に寄ったこともあり、到着は23時を過ぎていました。

合宿先は、ジョホールバルにある、Tanjong Puteri Golf Resortというゴルフリゾートです。
この中に、50m×10コースの屋外プールがあるということを法政大の八塚先生からうかがい、今回”チャレンジ”してみることとしました。

このリゾートの中に、20棟以上のコテージがあるのですが、今回はそのコテージを2棟お借りしました。外観は、日本の家に近いものがあります。
中はかなり広く、2ベッドルームが4つ(それぞれにバス・トイレがついています)、リビングが2つ、キッチンが1つという贅沢な住環境のなかで、2週間頑張っていくことになります。


肝心のプールですが、初日に行ってみると、コースロープは2本しかない、フラッグもない、そしてペースクロックもない(!)という環境になっていました。

プール管理の方たちと話をし、コースロープは6コース分設置してもらい、フラッグもつけていただきました。
ペースクロックが無いことについては、事前に情報を得られたので、持ち運び可能なクロックを国内で入手し、それらを持参しましたので、何とか”競泳トレーニング”ができる環境を得ることが出来ました。

「泳ぐ環境」については、この3年間の「東南アジア合宿」のなかでは一番問題が「あった」といえるかもしれません。
ただ、グアムのレオパレスのプールになんとなく雰囲気も似ており、「悪くはない」というのが、環境を整えた後に出てきた選手たちの意見です。

プールは、両端の水深が1.3m程度、中央部分で1.8m程度の構造になっています。プールのタイルは、日本の著名なプールのそれを同様かと思います。
しかし、少しばかり「スロープール」のようで、特に移動疲れが抜けきれていない昨日は、皆相当苦労していました。もちろん、久々の長水路プールということの影響も大きかったと思いますが、一筋縄ではいかないようにも思いました。

しかし、怯むことなく、2日目となる本日には、この合宿1回目となる”メイン”を敢行しました。やはり、昨日苦しんだ甲斐があったのか、選手たちは、メインの時には「そこそこ」挑める状態になっていました。

 DIST;  6R x 10 x 50m "BEST AVE" on 45~50
 MD1; 6R x 8 x 50m "BEST AVE" on 45~1:10
 BR; 4R; x 8 x 50m "BEST AVE" on 1:00~1:15
 MD2; 2R x 10 x 50m "DH" 1:00,1:15 / 
    2R x 8 x 50m DH on 1:15,1:30
 SP2; 2R x 8 x 50m "DH" 1:00,1:15 / 
    2R x 6 x 50m "DH" on 1:15,1:30


この合宿では、普段僕がみている中長距離選手たちのみならず、スプリントチームの選手も一緒に頑張ってもらっています。
久しぶりに、チームが一丸となって頑張り、お互いを応援しあう、言ってみれば実に中大らしい姿を目の当たりにすることができました。


というわけでして、順調に合宿の2日目を終えることが出来ました。

充実の合宿になりそうであることは、彼らのメイン後の達成感あふれる笑顔からも伺えると思います。

この合宿に入る前まで、marauderたちは、かなりのことを積み重ねてきました。
ここでは、それらを、”実践力”に昇華させていくことを目的としています。
プール環境・住環境にも慣れた明日からが、”勝負”の10日間になるといえるでしょう。

国内組のMarauderたちも、それぞれの環境で「挑み」続け、頑張れ!!!

それでは!!!



2012年12月24日月曜日

BOUND TO WIN

こんばんは

遂に、2013シーズン最大の”泳ぎ込み”が完了しました。

11月までは、過去4年間で”最も泳いでいない日々”が続いていましたが、12月のウィンターカップを境に、泳トレーニングのヴォリュームが劇的に上がり、瞬間的なトレーニング量は過去最大となりました。
特に今週は、DISTで120000、MD1で115000、BRで100000を越える量をこなしてもらいました(スプリンターが多いBRで10万!)。

ま、距離だけを増やすのは簡単なのですが、トレーニングとして”機能”させなければ意味がないし、量的に”激化”したとき、泳ぎへの意識が低ければ「下手になるためにたくさんの練習をする」ことにつながりかねないため、この量の中でもドリルワークは多めに行い、かつ、質も落とさないよう気をつけました。

結果、Marauderたちには、相当な負荷がかかったわけです。

さて、泳ぎ込みの最後のクールは、これまで同様、午前中はGREEN系ドリルワーク、午後には”メイン”にチャレンジ、というスケジュールで行ってもらいました。

金曜日は、今シーズン2回目となる”1行メイン”を実施しました。徐々にインターバルが短くなるこのセット、今週のそれは、先週の内容を上回る”質”の高さが要求されるもので、
 DIST; 7 Rounds x 12 x 100m on 1:50~1:00(2 Each)
 MD1 F;6 Rounds x 12 x 100m on 1:50~1:00(2 Each)
 MD1 I;8 Rounds x 9 x 100m on 1:50~1:10,1:10,1:20,1:00(2R. EA)
 BR; 6 Rounds x 10 x 100m on 2:00~1:20(2 Each)
という内容です。

 満身創痍に近づいてきていた中でのHARD WORKだったため、前回よりも余裕がなく、しんどかったと思います。
この日は、BRたちやIMたちがなかなかに良い結果で泳げていた他、晋太郎、陽介といったFRの中堅どころも頑張れていました。反面、陽平や千彰といった、トップレベルの選手が苦しんでいました(前者は、遠征の影響、後者は病み上がりの影響など、理由ははっきりとしていましたが)。


 ちなみに、このセットは、トレーニングを管理するマネージャーにとっても”大仕事”になるため、この時にはご覧のように1人1コース受け持ってもらい、サークルに間違いが無いよう管理してもらいつつ、正確にタイムやテンポをとってもらいました(ありがとう!)。


翌日も「量攻撃」は緩むことなく、BLUE to PINK系のトレーニングとして、(”Shift Change")と"Super EK"を含むヴォリュームワークに挑んでもらいました。

最終日となった本日の午後は、これまでよりは質の高いトレーニングを目指し、久方ぶりの”DIE HARD”に挑んでもらいました。
 DIST; 10X150 BEST AVE. 2:00 / 8X150 BEST AVE. 1:45 / 
          4X150 DIE HARD 2:15
 MD1; 16X100 DIE HARD 1:40,1:50 / 
         12X100 DIE HARD 2:00,2:10
 BR; 12X100 DIE HARD 1:50,2:00 /
       10X100 DIE HARD 2:10,2:20
エネルギーがほぼ残っていない中でのチャレンジ。
びっくりするほど速い!という者はおりませんでしたが、「この状況でここまで良く頑張れるな~」と感心出来る頑張りを散見することができました。
 今日は、全員で頑張り、全員で結果を残した...そんな印象を受けました。全てが終わり、お互いを称え合うMarauderたちの表情は様々でした。満身創痍の状態ながら、少しばかりの笑みを浮かべる者もいれば、大きな達成感に包まれ、相当な喜びを表す者...。ただ、共通していたのは、程度の差はあれど、「スマイル」があったことといえるでしょう。これと、「称え合う気持ち」があれば、どんな試練にも打ち克つことができると信じています。

 冷静にこの2週間の予定やWorkoutを見直すと、「こんなの無理無理」と思うだろうし、やるかやらないかの選択肢があれば、おそらくほとんどの者は後者を選ぶと思います。
 そして、実際にやってみると、この2週間が、1ヶ月くらいに感じるくらい、内容の濃い日々を送ってきたと感じるかもしれません。
実際、それくらいのことをやり通したわけなので、当たり前と言えば当たり前でしょう。

みんなをみていても、ずっと調子が良いという者もいなければ,逆にずっと悪いという者も居ませんでした。
かなり好調を示した次の日、突然沈没する選手が出る一方で、ダメだと思った次の日には復活していたり、1回の練習のなかで、「ダメだ」という泳ぎをしていたのに突如として速い泳ぎに変化させることが出来る場合もあったり...

限界をつくらず、”無茶”を承知で挑み続けているなかで、何らかのヒントを掴み、「戦える泳ぎ」に持って行けた者が多かったことは、素直に嬉しいことでした。

”無茶だ”とわかっていても、挑み、「何かを得る」。そんなことを可能にできたこと、誇りに思って下さい。

「全然ダメでした..」という思いの者も居るでしょう。
この点、トレーニングで完璧な泳ぎを要求する必要はないと思います。そもそもが、「無茶」なトレーニング計画なわけですから、すべてを最高の泳ぎにすることは極めて困難なわけです。

それでも、諦めずに挑み続けていたのであれば、どこかに必ず光る泳ぎがあって、どこかで必ず納得出来る頑張りがあったはずです。
「気持ちで乗り切る」とは良く言ったもので、この感覚がないと、泳ぎ込みは失敗します。後手に回ったところで、体力的にももたないし、技術的な崩れの危険性も高まってしまいます。
このような時期だからこそ、いかに「挑む」感覚を希薄にしないかが重要となってくるわけです。

そういう意味では、みんなが「挑み続けてくれた2週間」だったと思います。怪我や事故でトレーニング戦線から一時的に離脱してしまっている者もおりますが、やはり「挑み続ける」という感覚を捨てなければ、必ず輝ける未来がやってくると、僕は信じています。

さて、明日からは、チーム合宿に参加する者、中大での強化練に励む者、さらには帰省がてら、元所属でチャレンジしていく者、より過酷な環境で頑張る者に分かれて、「挑む」ことになります。
単に、「量的な泳ぎ込み」が完了したに過ぎないことと、”これから”が大切になってくるという、いわば「当たり前のこと」を再確認して、一時的な「解散」と相成りました

25日の早朝、チーム合宿参加者たちは、マレーシアに向かいます。現地での通信環境が整えば...報告してきたいと思います!


 cd      diamond       cd       diamond       cd



僕自身も、時間に追われまくった12月でした(11月からですが...)。
ANGRA  "Wishing Well"
"TEMPLE OF SHADOWS" (2005)
この泳ぎ込みの期間も相当「追い込み」ました。
そのため、なかなかこのBLOG記事も更新できずにおりました。

結果、インカレビデオのトラック紹介も遅れてしまいました。
最後を飾る曲は、ANGRAの必殺の名曲、”Wishing Well”です。
ANGRAといえば、"Carry On"という印象を払拭してくれた、エドゥ時代の名曲です。劇的な展開、希望を抱かせてくれるメロディ...彼らだからこそ成し得た奇跡的な曲だと思っています。


この曲にアウトロとして繋げたのが、ACCEPTの名盤”METAL HEART”のエンディングを飾る”Bound to Fail”のギターソロ以降です。この曲、曲としても大好きなのですが、さすがにあの金切り声を出すわけにはいかんと思い、エンディングで感動的に盛り上がっていく、いわば一番美味しい部分(ちょうど盛り上がるところです)だけを使用させてもらいました。
ACCEPT  "Bound to Fail"
"METAL HEART" (1985)
 「勇敢なメロディ」とでも言いましょうか、ただただ壮観な絵が浮かんでくる名曲ですね。アルバム、METAL HEARTは、そのタイトル曲の完成度の高さで有名になりましたが、この"Bound to Fail"を始め、”Midnight Mover”や”Screaming for a Love-Bite"など、名曲が多く含まれていて、アルバムとしてもおすすめの1枚といえます


これらの曲に盛り上げてもらいながら迎えたエンディングの後、つまり”エンドロール”部分には、NIGHT RANGERの名バラード、”Goodbye”を使いました。この”Goodbye”は、彼らが創ってきたパワーバラードのなかでもっともアメリカンな感じがします。感動的なメロディは、このビデオのエンドロールには相応しかったと思っています。それにしても、懐かしい。
NIGHT RANGER "Goodbye"
"7 WISHES" (1985)

ちなみに、彼らのアルバムで、聴いていて楽しめるのは、この3rdアルバムまでかな~...と感じます。この曲と双璧をなす、”Sentimental Street”もおすすめですね。
ただ、なんだかんだで、最もHR/HM色の濃かった1stが、個人的には一番好きですが。それにしても、NIGHT RANGERは良いバンドでした!

あのビデオで興味を持った曲があれば、是非アルバムで聴いてみて下さい。

それでは!!!

2012年12月20日木曜日

RECKLESS


こんばんは

12週目に突入し、中長距離チームの”ザ・泳ぎ込み”も第2クールに入り、そして無事終了いたしました。
月・火・水の3日間は、第1クール同様、毎日が2回練となっています(第2クールの締めは、木曜のストレングストレーニング)。

わずかなオフを挟んで迎えた初日・月曜日は、、土曜日には「瀕死の状態」にあった者も見事な復活を果たしていた一方で、土曜日までに気を吐きまくって頑張っていた者の動きに翳りがみられ、「思い通りに動かない...」という状況に陥っていた者もおりました。
そんな中、Marauderたちに課したのは、MD1の十八番Workoutである、CD HARD(Controlled Descending to HARD)。しかも、トップシーズン時に行う200~50の距離ではなく、400、300といった比較的長めの距離の中で挑んでもらいました。
 DIST; 3R;4X400 C.D. HARD / 3R;3X300 C.D.HARD
  MD1;3R;3X400 C.D. HARD / 8X300 ODD BU,EVEN HARD
  BR; 3R;3X400  C.D. HARD / 6X300 ODD BU,EVEN HARD


中日・火曜日には、月曜に実施したDRYの影響で、より背中が張っているという状態に、ほぼ全員がなっていたようですが、それでも挑み続けてくれました。
 DIST; 6R×6×200
 MD1; 5R×6×200
 BR; 5R×5×200
と言うセットですが、round毎に、種目・テーマを変化させながらBLUE系のトレーニングに挑んでもらいました。いわゆる、VOLUME WORKですね。

最終日・水曜日については、「ここまで来たら、あとは”無茶”するだけだ! という気持ちで臨んでくれたのだと思います。

 DIST; 8X500 BEST AVERAGE
 MD1<F>;12X150 BEST AVERAGE/ 8X150 DIE HARD 
  MD1<I>; 3R×5×200  BEST AVERAGE
 BR; 2 R×8×150  "DIE HARD" BEST AVE,
3日間の中では、最も距離が少ない日でしたが、明らかにトレーニング強度は高かったと思います。
終わった後の達成感は、かなり高かったのではないでしょうか!?


兎にも角にも、この期間は、選手に、「無理」を通り越して、「無茶」を要求しています。
自分の能力を超えた、あるいは自分で計算することすら難しい,途方もない課題に挑んでもらうという感覚です。

常に無茶をするのは、”破滅へのカウントダウン”になりかねませんが、「期間限定」と言う考え方で巧く導入することにより、”進化”の手助けになるのだと、僕は思っています。

その無茶を強いる期間も、あとわずかです。
もう少し、"無茶苦茶"なトレーニングを楽しんでもらえればと思います。また、どんなしんどいトレーニングの時でも、「技術的な妥協」はしないようにしてもらえれば、”無茶”を克服し、”進化”への道を開拓することができるものと信じています!

あ、そうそう
短水路世界水泳で、見事800FRのベスト記録を更新してきた陽平くんが、時差ボケが解消されていないなか、DISTトレーニングのメインに挑んでくれました。まだまだ、カラダが「機能化」されていない感じですが、「良い眼」をして帰ってきてくれたと感じました。


それでは!!!

2012年12月16日日曜日

AS ABOVE,SO BELOW

こんばんは

WK11が完了するとともに、”ザ・泳ぎ込み”の第1クールが終了しました。いわゆる、ショートインターバルでの距離練が中心となるこのクールは、木曜からの3日間で60,000m程度の距離をこなしてもらいました(BRは別!)。

3日間を通し、午前中にはドリルワークを挟んで行うGREENセットでトータル9000mずつ(BRで8000)。
午後は、それぞれ”メイン”にチャレンジしてもらいました。

木曜日には、EN2~EN4のTotal Endurance系ワークアウトで11000m(MD1は10000m)こなしてもらいました。この日は、仁、毬沙、リュウ、佑馬が強かった...ですね。

金曜日には、Marauder中長距離グループ特有の距離練、"SHIFT CHANGE"と"Super EK"がメインとなるワークアウトに挑んでもらいました。DISTで12000m(メインは4X1500のSHIFT CHANGEと、10×100mのS-EK)、MD1で11000mの比較的長いワークアウトになりました。
BRチーム(+有加里)のみ、他のチームが土曜日にやることになった”メイン"、BEST AVERAGEを敢行
 8~6R×[6×50/1X200] BEST AVE.
なかなかにタフなセットですが、ウチのBR選手も、体力特性が極端に異なるので、最もタフな2人は8ラウンド、最もスプリント的性能が高い”彼”には6ラウンド(それでもトータル3000のハード)やってもらいました。
 この日は、毬沙が驚異的な粘りを見せた他、有加里も「これまでにはみられなかった頑張り」を示してくれました。BRとしては、かなり長めのメインでしたが、全員、「この時期だからこそ!」の精神で頑張り通してくれました。


ほぼ同様のセットを,他のグループは土曜日の午後に行いました。
 DIST; 8R×[8×50m/1X200] "BEST AVE."
 MD1;8R×[6×50m/1X200] "BEST AVE."
というセット。サイクルは[短め](50m⇒40~50秒、200m⇒3:10~3:50)としました。

今日はなんと言っても一大が素晴らしかった。朝の"タイミングドリル”でコツをつかみ、それを午後に活かせたとのこと。長いセットにもかかわらず、最初から挑んで行く姿は、ほんと、立派でした!
3年のIMコンビも、特に200mの方にポイントをおいた頑張りをみせてくれました。タイムも良かったです。

後のメンバーは、3日目の午後のメインということで、「もたなかった」感じでした。
ただ、「そういうことが起こる可能性が高い」ことも承知の上での処方です。僕の予想を上回る撃沈ぶりを示した者もおりましたが、諦めずになんとか最後まで泳いだ...ということで第1クールを立派に締めてくれました。

今シーズンは、始動期のバイクやラン、週3のストレングストレーニングによる追い込みをするなど、部分部分に、”極端にきつい”刺激を与え続け、それを変化させ続けています。
ここにきて、真っ当なスイムによる「追い込み」をかけていますので、これまでの様々なトレーニングにより疲弊した体に、さらなる変化を与えています。兎に角、時期に応じて、[極端なこと]をしてもらっていますので、[撃沈者]が出てもおかしくないわけです。そうだとしても、期間限定で、兎に角"距離練に挑む”ことをやり遂げて欲しいと考えています。この中で、何かをつかむことができれば、大飛躍の可能性は,さらに拡がることでしょう!



さて、こんな過酷なことをやっている中でも、自主トレを忘れないメンバー達がおります。
ザ・チンニングクラブ(仮称)のメンバーたちです。3年のIMコンビを中心に、BRチームの面々と、有加里さんが毎日頑張っています。なかなかのスターナムチンニング。


新しい4年間に入り、僕のチームも、[新しい習慣]が始まっていますし、[新しいプログラム]で通してきています。
そんな、[先が見えない]ようなプログラムのなかで、選手達も、[新しいこと]を追求していく姿勢が生まれつつあります。

僕のトレーニングは、決して楽ではないですし、そーゆー評判なので、[敷居が高い]ようにも感じますが、一度決心をした選手達は,そんなトレーニングのなか、笑顔を見せながら練習をすすめていきます。そして、終わった後、どんなに練習で撃沈しても、どんなに辛い思いをしても、この習慣を欠かさないという選手達が出てきたこと、頼もしく思います!

そんな彼らが”炸裂”する日が来るのが待ち遠しいですが、まだまだやることはいっぱいあります。

先ずは、第2クールに向けて、ゆっくり休んで下さい。

それでは!!!

2012年12月12日水曜日

FLYING HIGH AGAIN

こんばんは

11週目のプログラムの半分を消化してもらいました。

”泳ぎ込み期”に入り、トレーニングが激変しています。
本格化は、木曜日からとしていますが、現段階でも十分「泳いで」います。

 AM; DRY(Circuit)+GREEN / PM; EN2主体のVolume Work
火⇒ AM; DRY(Core)+GREEN / PM; Total Endurance "ザ・1行メイン”
水⇒ AM; ストレングストレーニング+AE(RS)

という感じのプログラムでした。
この前半戦のメインは、全員FRで実施する、”1行メイン”です。
 DIST; 10Rx9x100m on 2:00~1:00
 MD1;  9Rx9x100m on 2:00~1:00
 BR; 10Rx8x100m on 2:00~1:05
メインだけでなかなかのヴォリュームですが、サイクルが徐々に減り、1:05~1:00サイクルの部分ではHARDしてもらうという、なかなかに過酷な内容です。

毎年、この時期にやってもらっていますが、今回の完遂者(サイクルオーバー無し)は、7名(/14名)でした。凄まじい脱落者は居ないのですが、ちょっとした「気持ちの問題」で、上手いこと泳げなかったりします。もちろん、全体量が多いので、「バテ」も当然あるでしょうけど、「気持ち」の問題を見逃すことはできません。

「ザ・泳ぎ込み」の期間には、理屈的には「困難」となるようなワークアウトや、メンタル的に攻めるようなワークアウトが毎日立て続けに襲いかかってくることでしょう。

取り組みとしては、とにかく”工夫”と”努力”を高いレベルでキープすることです。「普通」ではないことにチャレンジをしていくわけですから、そこに対する"特別”な意識と対策は欠かせないわけですね。

気持ち的に”後手”にまわれば、チャンスを見つけることも難しくなるかもしれません。
この期間でしか、獲得することのできないチャンスに挑んでいくなかで、うまくいかないこともあるでしょう。しかし、それに対する真摯な取り組みこそが、トップスイマーとしての「枠」を拡げることになりますし、大きな成長・飛躍を遂げる「きっかけ」になるはずです。

これまでの取り組み、全てがチャレンジですし、全てが今後の飛躍を果たすための”ステップ”なわけですが、その方法が,少しばかり「変わっている」ため、行く手を阻んだり、あるいは、足を引っ張ってくるようなことに遭遇するかもしれませんが、”この道を進む”みんなが、”創造者”としての誇りをもって欲しいと思います。まさに、Originalです。
どんな声にも、どんな逆風にも負けず、”この道”を邁進すれば、今までに見たことのない「素晴らしい景色」が見えてくるはずですから。

さて、明日から、始まります。
半端無い努力をし、這い上がろうとしている強者たちは、世界中にいます。意識は「世界」です。
これからの大切な時期に対し、”狭い枠のなか”で戦おうとせず、意識を「世界」に向けて、挑んで欲しいと思います。


 cd      diamond       cd       diamond       cd

インカレVideoの挿入歌紹介もあと僅かです。
KING KOBRA
"READY TO STRIKE"(1985)
3日目の初っ端には、いわゆる"LAメタル”の範疇で語られるバンドでありながら、様式美的な要素が強く、オーセンティックなHRの佳曲として知られている、KING KOBRAの”Ready to Strike"を使用しました。
イントロのギターインストは、何だか「演歌」の香りがする、泣きのメロディ満載ですし、その後の展開も素晴らしい。こうした、欧州フレーバーの強い、LAメタルの名曲としては、STONE FURYの"Break Down The Wall"と双璧をなすものとして、僕は凄く気に入っています。
KING KOBRAの1stアルバムには、この名曲の他に、"Hunger"というこれまた忘れがたき名曲が収録されています。この2曲が強力過ぎて、他の曲の印象があまりないのも事実ですね(もちろん、悪くは無い)。
BON JOVI
"NEW JERSEY" (1988)

続いては、おなじみBON JOVIの"Born to Be My Baby"ですね。思い切り”アメリカン”な彼らの曲の中には、強烈な哀愁を醸し出す、欧州的な雰囲気を持つ(が、BON JOVIの名曲として、しっかりと仕上がっている!)佳曲が隠れていますが、この曲もそのうちの1つです。
"Runaway"と並んで好きな、ドラマティックな曲で、「いつか使おう」と思っていた曲の1つです。"Ready to Strike"との「つながり」もまずまずかな。

個人種目最後の200BRのBGMに使ったのは、オジーの名曲、"Flying High Again"。ランディ・ローズ時代のOZZYの曲はそれも思い入れがあり、甲乙つけがたい名曲が揃っています。
OZZY OSBOURNE
"DIARY OF A MADMAN" (1981)
2ndアルバムである"DIARY OF A MADMAN"も、1stの"Mr.Crowly"や”Mother Earth"といった神懸かった曲はないものの、最高レベルのHRソングを楽しむことができる名盤といえます。個人的には、曲の平均的な出来としては、2ndの方が上かな~...と思っている次第です。"その後”のオジーも良いけど、やっぱり最初の2枚には敵わない。


それでは!





2012年12月10日月曜日

ALL OVER THE NATIONS

おはようございます。

新しい週に入りました。
今週から、いよいよ”泳ぎ込み”に入っていきます。
今までの”準備”を活かしていくための、”最高の試練”というチャンスが待ち受けています。まずは、11回練習というパターンから入っていく事になりますが(来週は13回練習!)、そんな「馬鹿みたいな」泳ぎ込みも、楽しんでいけるよう頑張って欲しいと思います。何しろ、「期間限定」ですから....


◆    ◆    ◆    ◆    ◆

さて、先週後半の報告をします。
テストウィークの後半は、木曜日には朝も午後も持久系の「べったり」としたトレーニングを、金曜日にはその延長線上にあるメインを処方しました。

 DIST/MD1  4R;8X100 BLUE to HARD
   10(MD1-6)X100 PULL BEST AVE./6X100 KICK BEST AVE.
 BR  3R;5X100 BR DRILL GREEN to HARD / 
       2R;6X100 BR BLUE to HARD  /  6X100 PULL BEST AVE.


こんな内容で頑張ってもらいました。

土曜日には、ストレングストレーニングのMax測定の「続き」を行いました。
やはり、ベスト更新率は高かったです。
Max測定の値を体重あたりの相対値で示し、順位づけをした結果を示しておきます。


”冬場ならでは”のトレーニング効果が、まずはこういった形で表出したのでしょう! 
個人的には、Max測定のパフォーマンスの推移や、その理由について考えるのと、興味深いし、いろいろなことが見えてきます。

陸上での体力特性や動きの特性を把握した上で、スイムのトレーニングプログラムを検討するからこそ、見えてくるものがあります。
そういったことを大切に、僕も頑張っていきたいと思います。選手達に負けないように...




 cd      diamond       cd       diamond       cd



インカレ2012Videoにおける、2日目のBGMとして利用したのが、以下の3曲です。


GARY MOORE
"RUN FOR COVER"
まず、ゲイリー・ムーアの名曲の中でも、最高峰の曲としてファンの間で記憶されているであろう超名曲、"Out In The Fields"です。
イントロ、Aメロ、サビ、ブリッジ、ギターソロ,エンディング...どれをとっても絶品です。
アルバム、"RUN FOR COVER"が発売される前に先行シングルとして発表されたのですが、これはほぼ発売と同時に買いました。ファン待望のニューシングルだった上に、かの、フィル・ライノットとの共演ということで話題になっていましたので。
ファンとしては、最初に聴いた瞬間からこの曲の虜、という感じでした。
GARY MOORE
"Out In The Fields" EP
PVもカッコ良かったし。北米での成功は得られませんでしたが、欧州各地で大ヒットしたこの曲は、ゲイリーの代表曲といって良いでしょう。
インカレビデオでは、「尺」の関係で、大変残念ではありましたが、ギターソロを丸々カットすることにしました(フェードアウトしないことを重視したわけです)。初めて聴く人からすれば何の違和感も無いと思いますが、この曲を良く知っているヒトからすれば、「あれ!??」という展開になっているかと思います。


HELLOWEEN
"THE DARK RIDE"
この曲に繋げたのが、再びHELLOWEEN、ただし、アンディ・デリスに交代してからの名曲、"All Over The Nations"です。
あまり評判の良くない"THE DARK RIDE"のオープニングを飾るこの曲は、アンディ時代のHELLOWEENの中でベスト5に入る出来だと思っています。暗い雰囲気を醸し出しつつも、勇気を与えてくれるようなメロディ展開が僕は大好きです。

そして、8年ぶりのV奪還となったメドレーリレー全編で使用したのが、ガンズの代表曲、"You Could Be Mine”です。
こんなに心を高揚させるカッコ良いイントロって、なかなか耳にすることができません。
映画、ターミネーター2のテーマソングとしても有名なこの曲、全てがカッコイイ。
GUNS N' ROSES
"USE YOUR ILLUSION Ⅱ"
衝撃度で考えれば、ガンズは1stが一番!と思っている僕ですが、作品そのものの完成度は、"USE YOUR ILLUSION"の2枚の方が高いかな、と思います。

スリージーなR&Rを得意とするであろう、ガンズですが、数ある彼らの名曲のなかで、”最もメタリックなR&R”だと思います。ヘッドフォンで聴くと色々な発見もあり、掴みは弱いかもしれないけど、聴けば聴くほどにそのカッコ良さが伝わる、「凄い曲」だと思っています。
Videoでも、このカッコイイイントロにあわせて入場部分を編集しました。優勝を狙うリレーの緊張感や独特の高揚感が、少しでも伝わっていれば幸いです。

それでは!