2014年6月14日土曜日

FEELIN' SATISFIED

こんにちは

1週間を切ってきました。
テーパリングのプログラムそのものは、順調に進んでいると思います。

ただし、「上手く行っている!」と確信を持っている者は少ないのかもしれません。

選手の「調子の感じ方」については、当然のように千差万別。
調子が良いな!と感じる者、イマイチと感じる者、「どーしよう...」と悩んでしまう者、それぞれ居ることは、当然、予測出来ることです。

泳ぎや調子に対する感受性というか、いわゆる感じ方は、意識の持ち方・あて方によってかなり左右されます。

まずは、各自が持っている「理想」がどこにあるのか、と言うことが重要で、「そこ」との比較から、「調子の良し悪し」を判断することになってきます。理想が高ければ高いほど、現実との乖離に苦しむ結果を生み出すのは、至極当然の構図といえるでしょう。

ただし、その「理想」が泳タイムなのか、泳ぎの感覚なのかで、テーパー時に求めることが大きく変わって来ます。両者が常に一致している選手は少ないと思いますので、大概はどちらか一方を重視する考え方を生んでしまいます。

僕は、特にテーパー時においては、どちらかというと後者を大切にして欲しいな、と思っているので、「常に速く泳ぐ」ことはそんなに重要では無いと思っています。
とは言うものの、選手サイドにたてば、テーパー時といえど、やはり「結果」(つまりタイム)は気になってしまうものです。

たとえば、「今日は、×日前だから、レースペースを本番のような環境でやったら、これくらいのタイムで泳げるだろう」、という見通しを立てて挑んだスイムトレーニングの日に、その目標に達さない泳ぎになると、「調子が悪い」と感じてしまうものです。

特に、プール環境も良いし、水着もレーススーツを着てやった時は、気持ち的にも「本気」だし、原因を環境のせいに出来ない状況にあるので、結果が良くないと、テーパー時の悩みの原因になっていくことはある意味自然なことです(...なので、必ずしもレーススーツ履いてやるトレーニングや、競技会と同じような環境で泳ぐことがメリットになるとは限らないわけですね!)。

そもそも、テーパー時に結果を出すことなんて考えなければ良いのに、と思っているくらい、試合の直前までタイムを求めていくようなやり方は、僕はあまり好きではありません。
だからといって、ずーっと「抜いている」ようなことをしても仕上がるとは思っていません。

いわゆる「感覚」を重視しながら、その「感覚」で泳いだときに、自分が意図した動きが出来たのか、ということが最も大切だと思っています。

「これくらいで泳げるだろう」という感覚と、実際のタイムやそのタイムを導き出した泳ぎのリズム(つまりはテンポ)が(ほぼ)一致していれば良いと思うわけです。
この点、それが、低強度(低速度)領域であろうが、高強度(高速度)領域であろうが同じくらい大切で、「自分が意図したとおり」の運動(泳ぎ)になっていれば良いのではないかとも思っています。

どちらかといえば、タイムばかりを追って行くがあまり、実際に必要とされる泳ぎではない、効率の悪い泳ぎで頑張ることの方に問題があると思います。
その上、余計な”筋の張り”を誘発し、結果、自分が目指す泳ぎがさらに「やりづらい」状態になったりします。


あまり強度を高めないようなテーパーを好む選手では、そもそもタイムを気にしていないし、泳ぎの「感覚」が良いか悪いかのみを気にしています。
そもそもテーパー時に「レースの時ほど頑張らない」という感覚で臨み、「”最高の状態”にならないでも良い、あくまでも×日後に仕上がるように持って行っている」ため、低~中等度の頑張りのときの泳ぎの感覚を頼りに「仕上げる」ことが有効に作用している、という感じでしょうか。

いわゆる「刺激入れ」については、タイムを気にしやすい100,50,25mといった単位で行わないし、タイムもとらないので、「きちんと刺激は入っているし、そのときの感覚は悪いものではなかった」と、自信を持ってトレーニングを終わることが出来ます。


タイム中心にテーパーを行っていくことが、悪いわけではありません。ただ、「タイムだけ」にならないようにして欲しいわけです。

いわゆる"メイン”のワークアウト時のタイムばかりを気にすると、「タイムと泳ぎの感覚が一致しない」ことが気になる場合もあるでしょう。日もでてくることでしょう。


 感覚は悪いのに速かった
 
 感覚は良いのに遅かった

何れも、最良とはいえません。前者は、結果だけを見れば良いのかもしれませんが、「このままでは落とし穴にはまるよ!」ということを知らせてくれているのかもしれません。

何れの問題点においても、必ず「その理由」があるので、そこを詰めていき、”ほんのわずか”の修正をかけてあげれば、おそらく「意図通りの泳ぎ」に近づいていくものと考えます。
今、自分の感覚を頼りに、テーパリングに臨んでいる選手が多いと思いますが、「わからなくなった」ときには是非とも頼って欲しいと思います。

何れにしても、このテーパーだけで結果が決まってしまうわけではありません。
「強化期」にやったこと、成し遂げたことを思い出してみてください。
そこでのトレーニングが充分に行われているのであれば、今この時期にタイムを中止とした「好調さ」を求める必要は無いと思います。
そこでの頑張りを誇りに思えるのであれば、自信を持って良いと思います。

◎   ◎   ◎   ◎   ◎

悲しいニュース。
最近の僕のお気に入りであった砂川(立川)の「独歩」が新宿に移転してしまいました。

そんなこととはつゆ知らず砂川まで出かけたので、多少「仕方ない」という気持ちをもって近くのUMAに行きました。

平日の昼時、凄い混むんですね、ここは。


この日いただいたのは、限定メニューではなく、王道の「極UMAつけ麺」。
限定モノにくらべると、「包み焼き」のスープ
と言うこと以外には意外性はなく、「ふつー」に美味しくいただけました。

ただ、この付け汁は、もっと味にパンチが欲しいかな、とおも思ってしまいました。
スープ割りせずに飲み干せたくらいなので...

それでは!


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