2010年12月12日日曜日

SOMEDAY YOU'LL BE A STORY

こんばんは


 


"泳ぎ込み"の1stWeekが完了しました。


今週は、競技会明けの週であったため、練習回数そのものは少なかった(月がオフとなるため)ですが、からだを「びっくりさせる」ようなヴォリュームワークを処方するよう心がけました。そう、敢えて「急に上げる」(先週に比して、顕著にトレーニング量を上げる)ように処方したわけです。


 


週の後半、まず木曜日は午前中にGREEN系トレーニングを、そして午後には長い距離単位でのBLUE系トレーニング(DISTで5x1000m)を行いました。


先述のように、「急に」トレーニングを”きつく”したため、Main Workoutの最後まで良い泳ぎを維持することは難しかったかもしれません。それでも、あきらめずに最後まで取り組むMarauderの姿勢は、素晴らしいと思いましたし、今後に繋がる取り組みだと感じました。


そもそも、オフ明けの十分な準備期を経てから移行する、この”泳ぎ込み”の時期には、体力を構成する様々な身体機能が著しく高まる時期なので、「え”~sign02」と思うようなトレーニングが効果的に効くものなのです。


ただ、この「え”~」がマイナスの方に働き、「泳ぎづくり」においていわゆる"妥協”が入ると、「未来に繋がらない」頑張りになってしまう可能性が高まるため、注意が必要になるわけです。




金曜日の午前中は、DIST/MD1ではテクニック系GREENが繰り広げられたのですが、MD2/SPにおいてはBLUE系(sign01)のトレーニングを行うという、「これまでにないチャレンジ」がなされました(まぁ、他の強豪チームの中には、朝も午後も常に全力で頑張るWorkoutがある...というところもありますので、別に凄いことでもないわけなのですが...)。これまた、素晴らしいことです。




そしてその午後には、全体的なヴォリュームが多めで、インターバルを短めに設定した"BEST AVERAGE"系ハードワークをに挑んでもらいました。


 DIST; 50X100 "BEST AVE." ON 1:20,1:30,1:40(20,20,10)


 MD1; 40X100 "BEST AVE." ON 1:20,1:30,1:40,1:50(10 Each)


 MD2; 28X100 "DIE HARD BEST AVE." ON 1:30,1:40,1:50,2:00,2:30(6 EA.)


 SP; 5RX4X100 "DIE HARD" BEST AVE. ON 1:30~2:30


 


僕が創るWorkoutとしては、昨日のそれは比較的シンプルなものでした。


この「Workoutづくり」においては、距離や繰り返し回数(本数)、セット数はもちろんのこと、”運動と休息時間の比率”を熟慮します。上記のWorkoutにおいても、グループ間のWorkoutの違いをみるとき、本数だけに目がいきがちですが、処方されているインターバルの「微妙な違い」が、そのトレーニング効果に大きな影響を及ぼすものと考えています。


これらの組み合わせ方により、獲得出来るトレーニング効果が微妙に異なってくるため、これまでの経験と知識と想像力と”勘”をフル駆動しつつ、"チャレンジ精神”をもってWorkoutを創り出すことは本当に楽しいことです。




 処方されたWorkoutに対し、選手がどのように対応し、努力していくかをみることはさらに興味深いことですし、そこから得られる情報をもとに、コーチングを重ねていくという”一連の仕事”はいつになってもおもしろいものです。


昨日も、皆の興味深い進化過程をみることができましたし、”意外な発見”もありました。


上記のようなWorkoutでは、最初から最大努力(全力)で振り絞ることを要求しませんが、ビビりすぎて”遅めのスタート”となっても得られるトレーニング効果は低くなってしまうため、実施する側であるMarauderたちの”バランスのとれた頑張り方”が要求されてきます。


やはり、競技会できちんと結果を出せる選手は、”頑張り”のコントロールやその組み立て方が巧みだと思いましたし、"ポイント”を外さず、”最高に近い”頑張りを展開する感じです。他方、そうではない多くの選手は、頑張っていることは認めるけれど、バランスが悪かったり、もたなかったり、ずるずると上げきれない状態が続いたり、そこまでやらんでいいんじゃないの?というくらいメリハリをつけた泳ぎをしたり(悪くいえば、「流す」頻度が高い)....


トレーニングを実践し、チャレンジしていく側であるスイマーの方も、これまでの経験、知識、勘を活かしつつ、あとは”チャレンジ精神”を忘れずに、どのようなセットも"楽しんで”頑張って欲しいと思います。
 


そういえば、何人かのMarauderは、トレーニング終了後にコーチ室に来室し、泳ぎの質問をしてきました。今日は比較的インターバルの短いWorkoutだったたことや、本当にしんどかったため、トレーニング中には質問できなかったという真面目な選手たちでした。


”真面目”なチームカラーは、今シーズンも確実に引き継がれ、良い伝統を強固にしていっています。


 


cd       diamond        cd        diamond        cd


 


最近、非メタルではあるものの、”美しいメロディに心洗われる”的メロディを堪能させてくれるMELEEの"THE MASQUERADE"がヘヴィ・ローテとなっています。 MASQURADE


きっかけは、日本盤ボーナスとなっている”手をとりあって”のカバーです。これが、おそらく多くのQUEENファンも納得の仕上がりになっており、原曲の持つ荘厳な様式美とでも言ったらよいのか(なんのこっちゃ)、とにかく美しい部分を失うことなく、現代的なプロダクションで蘇らせているところに好感をもてました。


HR的なエッジの効いたサウンドではないし、ヴォーカルオリエンテッドないわゆるポップスだし、1stに比べるとピアノというよりはシンセサイザー色の強いピコピコサウンドが目立つようになってきているのですが、これらの(僕にとっての)マイナス要素を払拭する”歌メロ”の美しさがウリといえるバンドです。確かに、PVにもなった"On The Movie Screen"を始め、単純に"良いメロディ”を堪能させてくれるバンドだといえます。


それにしても、"Teo Toriatte"は素晴らしい。


 


それではpaper





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