2011年3月26日土曜日

NO HEART, NO GLORY

こんばんは




選考会に向けたトレーニングは、順調に進んでおります。




何れのグループも、昨日はoff、そして今日の午前中にGREENレベル中心のトレーニングを行いました。
全員で行うトレーニングは、活気溢れるものでした。






さて、トレーニング終了間際に、二人のMarauderOBがプールに登場しました。


また、午後には、2010シーズンのヘッドマネージャーも、ご家族とともに挨拶に来てくれました。


本日は、中央大学の卒業式が予定されていた日...だったのですが、実際には式典は行われず、卒業証書の授与を学部単位で行う、という措置が取られました。


式典が中止となった上、証書は郵送してくれるので、「大学に来る理由」が無い状況であるにもかかわらず、わざわざ足を運んでくれたことに、心から感激しました。






そんな彼らには、随分とエネルギーをもらったものです。


日常のトレーニングでは、トレーニング終了後に、コーチ室で仕事を続けるコトが多く、結果、だいたい僕が最後に帰る、というパターンが多いのですが、そんななか、トレーニングが終了した選手たちは、ばらばらと帰路につきます。


しかし、ごく希に、”わざわざ”コーチ室前まで訪れ、「お疲れ様でした」と言ってから帰る、それは気持ちの良い学生がいます。


今日訪れてくれた彼らも、そういった一部の者たち...といえます。


だからといって、媚びを売っているわけではなく、「言いたいこと」があるときにはきちんと伝えることのできる者たちでした。




こういったことが出来ることが最高、できなきゃ最低などとは全くもって思いませんが、目が合わない限り挨拶をしない者、あるいは、挨拶としての機能を果たしていないのでは?という「形だけ」の挨拶に終始する選手がいることを否定できないなか、なんと言うか、"貴重な”存在だったと強く心に残っているわけです。


彼らのような選手とつきあっていると、挨拶や会話とは、それが相手に届かなければ意味がないものだという当たり前のことを理解しており、面倒くさがらずに、「伝える努力」を”自然に”出来る者が意外にも少ないことに気づかされます。




競技に関しては、己のパフォーマンスを高めるための「我が儘を貫き通せるようになれ!」と思います。
頑固に、自分の信じた道を最後まで強い気持ちで進んで欲しいとは思います。
まわりで起きていること、様々な測定値の解釈、時には”常識”までもを、自分の信念が揺るがぬように、自分にとって都合の良いように、「非論理的」に解釈出来るのが、トップアスリートのようですから...(だから、成功するのでしょう)。


だけど、その言動が、ひいてはその存在が、他のヒトに良い影響を及ぼすような、まわりに幸をもたらすような、そんな”アスリート”であって欲しいと願います。
「我が儘」の閾値が、「競技に向かう心」から逸脱し、日常にも反映されるようにシフトしていまったら......ヒトとしておかしなことに......




”最終的に生き残るのは、やはり、多くの人に「素晴らしい」と評されるアスリートだと思います。遙か彼方に存在する、”そこ”まで生き残れる真のトップアスリートを、大学水泳界から出せるよう、頑張りたいと思います。






それでは

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