2008年11月11日火曜日

T-30

こんばんはgawk





月曜から「いきなり」結構多忙な1日でした。



夕飯を食べながら、コレを書いています...bearing





トレーニングの方は、朝はインナーコア+コアの基礎DRYとGREEN系のトレーニングを行い、午後は選手が「試合並の緊張感」で臨む持久力テスト、T-30を行いました。





 T-30は、「30分間の最大努力泳」を行うもので、かれこれ20年近く、中大で継続的に行われてきている、重要なテストです。実際には、主に50~200mを専門とする選手では25分間、200~1500mを専門とする選手では30分間の最大努力泳を行ってるのですが、実施時間が異なるからと行って、T-25という呼び名は使っておらず、便宜上、すべてT-30と称しています。T-30テストでは、上記規定時間内にどれだけ泳いだか、どのようなペースで泳いだか、どのようなテンポで泳いだかなどを正確に測る必要があるため、選手1~2人につき、専属のスタッフ(測定員)をつけるようにしています。スタッフも大変なのです。







 このテストは、泳ぎの持久力を総合的に評価するものとして位置づけられているほか、EN2の目標タイムを距離毎(50~500mを25m刻みで)に算出するために使っています。50mや100mといったポピュラーな距離単位のインターバルトレーニングについては、選手も「これくらいで泳げばEN2だな」ということを感覚的に覚えていますが、例えば300mではどうか、変わったところでは125mのEN2タイムはどれくらいか、と言ったことを考える際の貴重な資料となる、「トレーニングスピード」表の作成に使っているのです。



 この「トレーニングスピード」表は、Head Marauderが独自に作成しているもので、その原型は、旧東独のMaderや、米国のSkinnerらの研究結果に端を発します。実は、Head MarauderがSkinner氏と共に血中乳酸濃度の測定を行いながら開発したのが、トレーニングスピード換算係数なのです(あまり知られていないことですが)。



 僕も追試的に、T30で導出されたトレーニングスピードが合っているか否か、血中乳酸濃度を用いて検討をしたことがありますが、一定の条件下(過度の疲労になく、モチベーションが維持されている)では妥当性・信頼性の高いテストであるといえます。





 T30を、有効なテストとして成立させるために最も重要なことは、テスト時の「モチベーション」だと思います。幸いにも、Marauderでは、90%程度の選手は、「なんだかんだ」言いながらも頑張ってくれるので、妥当性・信頼性の高いテストになり得ているのだと思っています。とはいうものの、身体に高い負担を与えるし、身体に負担がかかっている時間も長いため、「心折れて」しまうときもあります。



 これほど、心に「ぐっ」と来るテストはないかもしれません。本当にきついですし、追い込むとからだにはかなりの負担がかかりますので。今日は、追い込み過ぎて、気を失いかけた選手が居たくらいですからcoldsweats02





 このような意味でも、単なるテストに終わらせることなく、「チャレンジの場」として定期的に設定しています。このテストに対し、如何に自分の気持ち・体調・泳ぎを整えるか、そしてテスト実施中には、如何に「心折れず」の状態を維持するかという、トップスイマーとしての、飽くなきチャレンジを続けるアスリートとしての「基本」を選手に問うようにしているわけです。





 「どれくらい頑張れたか」という点については、100m毎にラップをとり、テンポもとり、ストローク数もチェックするというストローク関連の指標に目を通し、かつ、実施直後の血中乳酸濃度から想像力を働かせ、どのような状況であったかを考えるようにしています。



 乳酸については、大まかな傾向としては、「頑張れた時ほど、高値を示す」と言うことがわかっています(あくまでもイーブンペースが前提)ので、値が極端に低かった場合には、先に挙げたペース・ストローク情報を今一度確認し、その上で「問題となる」選手と話をするようにしています。





 基本、皆モチベーションが高いので、「やばい」結果になることは滅多にないのですが、極希におります。「いろいろあって」気持ちが切れた選手が。





 この「心折れる」病は、時折、その選手の心に棲みつき、酷い場合にはレースに影響を及ぼしてしまいます。その徴候がみられた選手には、今日きちんと声をかけましたが、是非とも反省してもらい、「自分で」次に何をすべきかを考えて欲しいと思います。それが、「心折れる」病を早期に撃退する唯一の「クスリ」になるわけですから。



あ、ヒトのせいとか、環境のせいにすると、病状は悪化するので、注意が必要ですsign01





ちなみに、今日はベストを出した選手が何と5名もいました。「何と」というのは、シーズン初期のこの時期に、生涯ベストなどあり得ない、と思っていた僕の気持ちcoldsweats01を反映しています。



そのうちの1人がこの双子の片方。どっちがベスト出したほうだかわかりますか?(写真がピンぼけでどちらだどちらなんだか、ちとわかりずらいですね...)







T30後は、ただでさえしんどい状態になっていのに、DRYを処方しました。でも、本当に皆モチベーションが高く、しっかりと、しかも楽しんで取り組んでいました。










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昨日の昼にいった店を紹介します



多摩地区で相当な人気を誇る、「西海」です。



本店は、多摩センター駅から車で5分くらいのところですが、高尾、西八王子、そしてみなみ野と、店舗を拡大しております。



本店は常に行列ですが、昨日訪れた八王子みなみ野店も、30分は待ちました。ただ、モールの中になるので、待っていることは苦では無かったです。





ここはですね、一般の方(女性にも)に優しい、比較的さっぱりとしたとんこつラーメンを食べさせてくれます。ただ、少し捻りが利いていて、ちょっとかわった魚介の香りがします。「アゴ」と呼ばれる飛魚のダシを使っているのです。そして、僕の大好きな「アオサ」が入っています(下の写真の紅ショウガの手前の方にみえるのがアオサ)。





変わったところでは、「季節毎の創作ラーメン」が楽しめます。1年に4回、衣替えをしますが、年によって微妙に内容が異なるところも気に入っています。



 今は、「秋ラーメン」が楽しめますが、今年の「秋ラー」は、豆乳風味、きのこ、柚子こしょう風味の鶏肉、さらにはきんぴらゴボウが奇跡のコラボレートをする、「ん???」というもの(でも美味しい!)です。







正直、「何でココまで並ぶのだろう」というくらい、人気があります。



そういえば、中大の初優勝時の4年生である、MAKIO(多摩セン出身!)もかなりのお気に入りって言っていたっけな。





人気の理由は、「味」と「工夫」と「こだわり」にあるのだろうけど、ココの場合もう1つあると思います。「コストパフォーマンスの高さ」ではないかと...flair



今時、480円で手抜きしていないラーメンが食べられる店の方が少ないと思います。替え玉もあるし。





アスリートを唸らせるパンチ力はないので、Marauder諸君には、強く奨めることはできないかも。一般の方はたぶん気に入ると思います。





それではdownsleepy



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