2016年5月16日月曜日

WE'LL BURN THE SKY

こんばんは!


WK34が完了しました。


先週に引き続き、今週も”THE泳ぎ込み!”となりました。

ま、ほんと、しんどいプログラムになっていた...と思います。

スイムのみならず、Strength TrainingやDRY LANDトレーニングの内容が全てHARDなので、相当な負荷がかかり続けているといえます(無論、それぞれに全力で取り組めば!ですが)。

短期間とはいえ、この激烈なプログラムが続いているため、多くのMarauderはかなり参っていると思いますが、それでも、先週よりもタイムを上げようと頑張る・踏ん張る選手が増えてきたな、と感じたのは喜ばしいことでした。


☆     ☆     ☆


水泳競技者であれば、練習時の泳ぎやタイムが良い方が、「気分が良い」に決まっています。

そして、上手く行かない時や、タイムが悪い時には、暗くなったり落ち込んだり、あるいは機嫌が悪くなる傾向がみられます。
水泳に”賭けている”が故のこと、ある意味正しい反応と考えられます。

しかし、忘れてはならないのは、適正な状態にあるチームでは、個人の行動・言動が他のチームメンバーに大きな影響を与えるということ。前回のBLOG記事でも触れたとおりです。

これがチームでなければ、仲間でなければ、関心の無い人であれば、大きな問題となることはないでしょう。

しかし、かけがえのないチームメンバーであり、大切な仲間・友人なわけですから、影響を受けない筈がない...ですよね。


☆     ☆     ☆

「応援をする」ことについては、そこにどれだけの気持ちを注いでいくのか、ということが、ベタではありますが重要になってきます。

「応援することが下級生の義務だから」

「応援しないと先輩に叱られるから」

はたまた、

「応援をすることが、チームで強いられているから」

こういった気持ちで応援をすることはありませんか?


この点、先週くらいから、「応援のためだけに動く」というメンバーが僅かではありますが、増えてきたように感じました。

すなわち...


5月に入ってからのMarauderでは、大人数を複数のプログラムで展開していく必要があり、トレーニング実施のタイミングを変えて”営業”している状況にありました。

つまり、あるグループが”オフ”の状態にあるときに、他のグループは、メイントレーニングに勤しんでいるということが普通にあるわけです。

そんな中、自分たちがオフの時に、メインを行っている他のメンバーに対し、本気で”エールを贈る”と言うことを行うメンバーが増えてきたということです。

ゆっくり休んでも良い時間に、「わざわざ」プールに来るわけですから、それだけでも”特別”だと言えますね。

あとは、トレーニングに励んでいるチームメンバーが本気で頑張れるような、心に響く”エール”を贈れるよう、より一層考えてもらえればなー、と願います。

折角そこに居るわけですから。


☆     ☆     ☆

最後ですが....

”応援する”ことはもちろん大切ですが、まずは、チームメートがやっていることがどのようなことなのか、チームメートが考えていることはどのようなことなのか、チームメートが悩んでいることは何であるかなど、もっともっと積極的に知っていく必要があると思います。

もちろん、チームメンバーの中でも「仲の良い」友人については、既に良く知っていることと察します。

重要となるのは、そうでは無いメンバーに対しても「深く知る」努力をするということです。

チームメンバーひとりひとりに、関心を持つ。

チームメンバーそれぞれの目標を把握する。

チームメンバーが努力していることに関心を持ち、理解する。

チームメンバーが”大切にしていること”を理解する。

チームメンバーが”悩んでいること”に関心をもち、力になる努力をする。


Marauderのなかで、実際にどれだけの人が、このような考え方を持っているのでしょうか?



チームメンバーの個々の目標は、知らないより知っている方がずっと良い。

チームメンバーの努力は、知らないより知っている方がずっと良い。

チームメンバーの、水泳を頑張っていく上での哲学(みたいなもの)も、知っている方が、もっともっと、わかりあえる。

チームメンバーが悩んでいる時、少しでも力になれる方が心底良い。

僕はそう思います。


チームメンバーの誰かが何らかの”問題”を抱えている時や悩んでいる時に、そのメンバーに対し、何らかの力になりたいと”本気”で思うのか、気にはしているけ
れど関わりを持たずにいるのか、あるいは何となく声をかけるのか...

水泳と一緒で、こうしたコミュニケーションについては、取り組みが中途半端であると、良い成果を生み出さないことが多いように思います。

チーム内のコミュニケーションについて、どれだけ”本気”になれるか。

これからは、そういった点もきにしながら、真の意味で”強い”選手、”強い”チームを目指して言って欲しいと思います。


◎     ◎     ◎     ◎     ◎


久々に「口樂」に言ってきました。

あの味が食べたくなったからです。

魚介系ラーメンの最高峰に位置する完成度を誇る”極鯖そば”を頂いてきました。

この日は、ワンタンを入れていただきました。

相変わらずの、鯖節の良い香りが漂う、
濃厚な魚介スープに感動を覚え、最後の一滴まで美味しく頂きました。

最近では、”煮干し”を前面にだしたラーメンを提供する店が本当に増えてきました。

それでも、最後の最後まで煮干し出汁を楽しめるラーメンはあまり増えてきていません。

最初の香りは良いものの、醤油との相性があわず、最終的にはただの濃い味の醤油ラーメンになってしまったり、トッピングの味に風味が消されてしまったりと...

この点、口樂さんの中華そばも極鯖そばも、本当に完成度が高く、充分なコクを堪能させてくれるとともに、最後まで風味が消えない所が素晴らしいです。

また、自家製の麺も、独特のツルツルもちもち感に溢れ、こちらも素晴らしい逸品になっています。

食べ終わったあとに、ご主人と少し話をさせていただきましたが、安定した煮干し出汁をとる難しさや、美味しいスープを作ることの素晴らしさをうかがうことが出来ました。

煮干しを使ったラーメンでは、1年を通して同じ煮干しがとれるわけではなく、季節によって少しずつ味が変化するものらしいのです。

なるほど、だから、魚介のみで作っている極鯖そばは、訪れる度に異なる味わいを楽しませてくれたのか。


口樂の店主さんは、新しいラーメンを創り出すことが趣味のような方で、一時期は週に1回、新しいラーメンを「限定ラーメン」として提供するという試みを1年以上行ってきたような、クリエイティヴィティに溢れたヒトです。

この1年程度は、時間的な余裕がなく、新商品開発を休止していたようですが、最近では営業時間を短くし、売り上げが落ちてしまうのを覚悟の上で、新しいラーメンを追求する時間を再び得たと仰っていました。

研究熱心で、妥協を許さないなところ、感心するばかりです。

これからも、この地で、最高のラーメンを提供し続けて欲しいと願っています!

それでは!!!



2016年5月8日日曜日

A MAN I'LL NEVER BE

こんばんは!

”THE泳ぎ込み”WK33が完了しました

GWの泳ぎ込みとなりましたが、Marauderたちには”初心に戻って”中大のプールでしこたま泳いでもらいました。

身体も精神も”びっくり”するくらいの負荷を一気にかけていますので、実際に「壊れかけ」の状態になっている者や、機能不全の手前に追い込まれている者など、厳しい状況に追い込まれた者が少なくありませんでした

一方で、はっきり言って身体的には「まだまだ」攻め切れていないのに、"何らか”の問題で、頑張れない者も散見されました。

新たな週を迎えるその前に、”頑張る”ことの意味やその重みを少し考えて欲しいな、と思います。



"チームみんなで頑張っていこう!”という方向性が在るときに、自分が折れそうになっているにもかかわらず、周りのメンバーが声をかけてくれたり、頑張る姿を感じさせてくれていれば、何となく踏ん張ることが出来るのでは無いでしょうか。

逆も真なり。

”頑張れない”あるいは”頑張らない”者が周りに及ぼす影響は、その者が考えるよりも遙かに甚大なのです。



ただ頑張る!、つまり、目的やテーマもはっきりしていないのに頑張ることに意味があるとは思えませんし、「頑張っている(と思っている)時間」だけが長いことが評価されるわけではありません。

ある目的・目標に対して必要とされる努力を続けることが大切なわけで、それを”頑張る”と称したいと僕は思っています。

この点、少なくとも水泳競技者であるならば、具体的な目標を立てることは簡単だし、それをどのように達成するべきか、わかるはずでしょう。

そう、難しい技術の話は抜きにして、まずはトレーニングにおけるパフォーマンスを(タイムを)上げることは避けて通れないわけです。


そしてみんなは”Marauder”なわけですから、チームで達成したいことも明らかな筈だし、そのために必要なことは、新入生を除けば理解しているのではないでしょうか?

そう、チームにおいては、あるひとりのメンバーが、他のメンバーたちに及ぼす影響はとてつもなく大きい!...わけですよね?



”泳ぎ込み”を行っている現状で難しいのは、やり方は分かっているのに、疲労などの影響で、”頑張ることが困難”という状況に陥りやすいことでしょう。

となると、闇雲に頑張ってもイミがないから...となってしまう人もいるのかもしれません。

せめて、タイムは出せないけれど、技術だけは崩れないようにしようなど、頑張るベクトルを変えることも、時には有効でしょう。

ただし、それでも「タイムを出す」ことについては諦めないで欲しいと思います。

結局は、それが達成されなければ、レースでのパフォーマンスが改善されることもないだろうし、結果、みんなが大切にしている目標に届くこともないでしょうから。


僕自身は、「何とか立て直そう」とか、「トレーニングのどこかで頑張れる自分を作ろう」と模索しながら前進しようとすることは、凄く意味のあることだと思っています。

そして、”ここ”がチームなのであれば、その"頑張り”は、周りの者の心を動かすことが出来る筈です!


ところが、本来はいくつかの”頑張る道”があるにもかかわらず、それを探そうとしなければ、自分にとっても周りにとっても良い影響を及ぼすことなく、ただただ時が流れていくだけとなります。

そのような考え方は、何れ、「自分」を苦しめることになり、周囲に対して負の影響をもたらすことになります。


目標が明確な競技者にとっての"頑張り方”は幾通りもあるのだと思います。

様々な苦悩や迷いや葛藤を乗り越える頑張りを示し、日々のトレーニングにおいて”結果を残す”ことに拘り、頑張り続けていけば、必ず良い成果を勝ち取ることが出来るでしょう。

これが出来ていないのに、結果だけを求めるのは、無い物ねだりに近い状態ではないかと思うわけです。

今のMarauderは、圧倒的なパフォーマンスを誇る、エリート集団ではありません。

先ずはシンプルに、日々のトレーニングにおけるパフォーマンスの向上!を目指して行って欲しいと思います。

そのための"頑張り”が、チームメイト全員に伝わるようなMarauderになって欲しいと思います。

そして、練習後に単なる”ルーティン”として称えあうのではなく、そういった”拘りのある頑張り”を、心のそこから称え合うことが出来るチームに成熟して欲しいと、心から願っています。







そうそう、今日はOBの斎藤陽介が現れ、なんとMD1のメインを全部こなしていきました。

泳げば?と冗談で訊いてみて、実際に"メイン”を泳いだOBは初めてですな!

いろいろと、すげぇ。

でもありがとう。また待っています!



◎     ◎     ◎     ◎


府中の有名店、「麺創研」の「紅」のほうにようやく行くことができました。

行列が出来ていると、避ける傾向にある僕としては、どちらかというと入りやすい「かなで」に流れがちでした。


ということで、いただきました、「紅」を野菜マシで。

程良く辛い味噌に、乱切り麺は相性が良いと思いました。

豚バラ肉も美味しいし、野菜もいけてました。

完成度の高い辛味噌ラーメンでしたので、スープも飲み干しました。

でも、ここに何度も足を運ぶような魅力があるとも思えず、行列が出来る意味を理解しきれずに、店を後にしました。

辛いラーメン、好きなんだけどな....

また訪れたいとは思います。
でも、ちょっとでも行列になっていたら、「かなで」に行くだろうな...

それでは!





2016年4月27日水曜日

SERENITY

こんばんは!

WK32に突入しています!

下半期のトレーニングプログラムが開始されるや否や、SP、MD2たちは、”泳ぎ込み”に突入し、強化の様相を呈しています。


一方、DIST、MD1、BRたちは、しっかりと泳ぎ込むための”土台づくり”を丁寧に実施している、というところでしょうか。

月曜日には早くもLactate Curve Testを敢行。

2年生以上のメンバーたちに対しては、昨シーズンと同じタイミングで実施したこのテストについて、他方面から比較してもらうための資料としました。


右側には、V4のベスト、あるいはラストの最大努力泳でベストを樹立したものを示しております。

ざっくりといえば、「泳ぎ込みの程度に応じた結果となった」といえ、ベースとなる体力や、丁寧に泳いだときの技術の改善が起きているのかな、と察することの出来るメンバーがMD2、SPに多く認められました!

是非ともこの”良い感じ”をキープし続けて欲しいと思います!









◎     ◎     ◎     ◎

立川の名店、「楽観」に、テーマの異なる姉妹店が登場したことは知っていましたが、なかなか訪れることが出来ずにおりました。

今週になってようやく、その「楽観(赤)」に行く機会を得ました。

ここでは、所謂”ベジポタ”系の濃厚なラーメンを売りにしているようで、主軸となるメニューが”赤珊瑚”と”ルビー”。

ラーメンのネーミングが楽観本店(楽観(青)という店名になったようですね)同様、秀逸ですね。

今回は、ピリ辛ベジポタの”赤珊瑚”を頂いてきました。

見るからに美味そうですよね。


味噌ラーメンのような色をしたこのスープ、ミキサーにかけてから煮込んだのかな?と思われる大量の野菜と大量の魚粉が投入されているようで、複雑な味わいとなっています。

辛さのもとは、オリーブオイルを主体としたもののようで、風味良く辛味を楽しめるようになっています。

何と言うか、例を出して「アレに似ている」という味ではなく、オリジナリティ高い濃厚ベジポタになっている気がしました。

甘い辛いでいえば、野菜の甘みを感じさせるスープでありながら、食べ進めて行くと辛さを感じるようになっています。

麺は、楽観(青)と異なり、太めの麺を使っていますが、適度な歯ごたえを感じさせる、とっても美味な麺でした。

肉のジューシーさを堪能させてくれるチャーシューや味玉も本当に美味しく、是非ともまた訪れたい!と思わせてくれる逸品に仕上がっていると感じました。

近いうちに”ルビー”にもチャレンジしたいと思います!

それでは!!!

2016年4月19日火曜日

WITH ARMS WIDE OPEN

こんばんは!


1ヶ月間に及ぶ「休載」をしてしまい
ました。

申し訳ありませんでした....


メキシコ合宿から1ヶ月が過ぎ、まさに”あっ!!!!”という間に日本選手権が終了し、2016シーズンの下半期の活動が始まっています。

慎理、そしてOBの研二、本当におめでとう。
次なる目標は、五輪の舞台での”決勝進出”になりますね!

歴史に名前を刻むべく集まった4名で、”偉業”を成し遂げて欲しいと願います!







前述のとおり、Marauderたちは、夏の目標に向かって再始動しています。

いろいろな”思い”(どちらかというと、論理的に考えていること)・”想い”(感情的に強く感じていること)があるでしょうが、”生きている限り”、チャンスは次々に巡ってきます!

“When one door of happiness closes, another opens; 
but often we look so long at the closed door that 
we do not see the one which has been opened for us.”
Helen Keller

ヘレン・ケラーが残した名言の1つです。

”過去”については、良いことも悪いことも、すべて「閉まってしまった扉」なんですよね。二度と開くことのない...

大切なのは、彼女が言うように、「もう既に新しい”希望の扉”は開いている」ということだと思います!

それに気づかないか、あるいは気づいているに入ろうとしないのは実に勿体ない。

そこに入っていけば、もっともっと、色々な景色が見えるし、色々な出逢いがあることでしょう。

魂込めて、その時出来る”最大努力”で行ってきたことなのであれば、自分のやってきたことに誇りを持つべきだと思うし、次へのステップ、輝ける未来のために前進して良いと思います。

まずは、ゆっくりでも良いから前進し、新しい景色を”眺めるだけ”でも悪くないかも知れません。

いずれは、”思い”や”想い”を”念い”(強い信念のようなもの!!!)に変えて、その世界を”変えてやる!!!”くらいの勢いで力強く前進していって欲しいと思います。


After all....but, it goes on!!!




P.S. 選手権時の"MV"アップしてあります⇗




◎     ◎     ◎     ◎     ◎

ひっさびさに、立川の貝出汁ラーメンの名店、「貝出汁しっぽりラーメン 純子」さんに行ってきました。

濃厚ホタテ出汁ラーメンが目当てだったのですが、1日10食限定ということで叶わず、基本の”あさりのしゅうゆラーメン2を頂くことに。

いや、やっぱり僕は貝出汁ラーメンが好きですね。
以前紹介した、アンタイヌードルズの貝出汁の完成度の高さも素晴らしいですが、貝出汁だけで勝負しているこの店は、より濃厚なアサリ風味を味わえる逸品になっています。


醤油とアサリ、合わないわけがないし。

ネギに隠れてみえませんが、アサリと特製ペースト(アサリとバターか?)も良い味を出しています。

前回は、チーズご飯をたのんで、スープをご飯にかけて、リゾット風に頂いたのですが、今回は「替玉」をチョイス。

通常は、歯ごたえも楽しめる中細麺なのですが、替玉のそれは、細麺。なんで麺を変えているのかまでは聞きませんでしたが、個人的には中細麺の方があっているかな、と思いました。

ちなみに、替玉にも、アサリが3つほど乗っています。
しっかりスープまで残さず頂きました!

これから、限定メニューも増えていくようですので、少し通ってみたいな、と思いました。

それでは!








2016年3月13日日曜日

ALTITUDE CAMP in MEXICO CITY 9

こんばんは


メキシコシティ合宿の最終ステージが完了しました。

このステージでは、これまでにあまりみられなかったような低気圧に見舞われ(それまでは、雨が降っても気圧があまり変化しなかった)、DIST・MD1・BRたちがメインを行った水曜日には、この合宿期間で最も気圧の低い日となりました(標高計算すると、通常よりも120mほど高くなっていました...)。


他方、週の中盤以降は好天に恵まれ、この合宿期間ではじめて、メキシコシティの富士山とも言うべき、ポポカテペトル山(5426m )とイスタシワトル山(5230m)を目の当たりにすることが出来ました。

望遠機能の低い僕のカメラではその素晴らしさを正確に伝えられませんが、プールから見える壮大な山々は、とっても美しかったです

(この2つの山は、恋人同士だそうで...)。

さて、今週は、比較的”実践的”なトレーニングが多かったため、Marauderたちの表情は、いつも以上に鋭く見えました。

既に”完全適応”しているため、海抜2450mを「特別な場所」と思ってしまっては「負け」。


そういったチャレンジ精神と、「恐怖感」との鬩ぎ合いが在ったのだろうと察します。

これまた、高所トレーニングならではの”プレッシャー”であり、メンタルタフネスが要求される、最高の機会だと考えましす。


最終日には,スプリンターたちが平地環境と遜色の無い好記録でタイムトライアルを終えることが出来ました。

慎理の49秒4は、標高2450mとしては世界最高記録かもしれません。


今回の合宿は、色々な方々の好意や思いやりに支えられ、そして”何か”に導かれるかのように”良い方向”へ舵をとれたように思います。

もちろん、Marauderたちの強い思いが周囲を巻き込む力を発したと言うこともあろうかと思います。

それにしても素晴らしいのがLaLoma合宿時代からお世話になっているMariamonicaさん(右端の女性)。

合宿全般をコーディネートしていただき、合宿が円滑に、かつ効果的に行えるよう様々な場面で交渉していただきました。

本合宿を成功に導いてくれた立役者ですね。

我々に何かトラブルがあれば、一目散に駆けつけてくれて、アクシデント対処に従事してくれる。

何か欲しいモノがあれば、それが売っている場所に連れて行ってくれたり、忙しい人には買ってきてくれる。

日本人においても、こんなにホスピタリティに溢れた人は、なかなかお目にかかれません!

また、合宿中は、僕とマネージャーの2人は、2週連続で「12回練習」をサポートすることに成り(グループによって練習日を変えたため)、僕はともかく、彼女たちは本当に大変だったと思います。

選手のために、よく走ってくれました!

お疲れさま! (写真中央は、BLUB BERIMBAUの代表)。

大きな達成感を得て、メキシコシティを後にすることになったMarauderたち。
ここで得た力を増幅させ、選手権で爆発させましょう!


それでは!!!




追記;

エアロメヒコ航空にトラブルがあり(冬合宿に続き,2回目!!!)、選手の大半が、定刻便で帰れなくなり、現在、メキシコシティに宿泊しております。

スムーズにホテルにたどり着けたのも、緊急事態を聞いて飛んできてくれたマリアモニカ(とそのご子息)さんのおかげです。

本当に感謝しています。


明日の夜、上海経由で現地を発ち、3/15の17:00頃に羽田に到着する予定です。

ご安心を。

それでは!






2016年3月8日火曜日

ALTITUDE CAMP in MEXICO CITY 8

こんにちは!


メキシコシティ高所合宿の3週目が終了しました。

Marauderたちは、CLUB BERIMBAU(ベリンバウと読みます)でのトレーニングにもすっかり慣れてきて、より充実したトレーニングが出来るようになっています。

午前のトレーニングの前には、吉井トレーナーによるコンディショニングが行われたり、一斉にコアトレーニングを行う機会を設けています。

こうしたMP(Morning Program)は、基本、プールサイドにあるちょっとしたスペースで行っているのですが、スリング系も設定してあり、中大で通常行っているDRY系トレーニングのほとんどが実現可能です。


また、レジスタンストレーニングの施設も充実しています。

最新のマシンや豊富なフリーウエイトゾーンが設けてあるわけではないものの、過不足無い状態にあります。

欲を言えばキリが無いのですが、これだけあれば、こちら側の工夫でいかようにでも出来る、そんなトレーニング環境に支えられています。


さてさて。

先週に引き続き、”強化期”として設定されたこの重要な週においても、みんな凄い頑張りを示してくれました。

高所トレーニングでは、通常のプログラムと若干異なり、週に集中出来る日が限られます。

すなわち、通常の強化トレーニングでは、”毎日メイン”を実現させるようなワークアウトで構成することが可能ですが、高所トレーニングでは回復のための時間を多めに設定することが重要だな、と考えているわけです。

そのため、限られた”メイン”を外してしまうと、「あ"ー、もったいない!」と言う感覚に苛まれることになります。

その、ちょっとした負の感覚が、疲労回復にも影響を及ぼす可能性が高く、そうすると、マイナスのサイクルに陥る場合があります。

この点、先週のMarauderたちは、達成感を伴いながらのトレーニングをやり遂げることが出来たので、今週にも,そしてその後にも繋がってくることでしょう!





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こちら、メキシコ高所合宿組のみならず、中大で強化に励んでいるMarauderたちにとっても、選手権までの”強化の場”は数えるほどになってきました。

この時期では、レースに直結するようなタイプのトレーニングが多くなってきていますが、こうした”実践的トレーニング”時には、準備の在り方と、”心の持ち方”が重要になってきます。

前者については、こうしたトレーニング時には、ウォームアップがFTになることが多く、自分の身体と泳ぎをコントロールしきれるよう、セルフプロデュースしながら高めて行くチャンスを得ることになります。

これらのトレーニング時の1回1回が、実は大変重要な機会になってくるわけですね。

後者についても見逃すことは出来ず、レース同様、ちょっとした緊張感の中で最高のパフォーマンスを発揮することが強いられるため、当然のことながら、「気持ちのコントロール」、いわゆる”集中”することが要求されます。

現段階では、日々のトレーニングによって積み重なる”疲労”という負荷に対し、どのように「心が闘っていくのか」を鍛錬できる場になるわけです。

普通に考えれば、「仕上がっている状態」ではないのだから、全力で泳いでも上手くいかない可能性がある。でも、良いタイムで泳ぎたい。

そのちょっとした”怖さ”というか”葛藤”のなか、最大パフォーマンスを発揮する必要があるわけですが、これが”プレッシャー”になってくるわけです。

そう、ウォームアップを工夫するだけでは上手く行かないのが、こうした本番ライクなトレーニング。

本番時や直前に、「考えろ」と言っているわけではなく、寧ろ「無心になる」ことが大切です。工夫や検討は、その前の段階で終わらし、レースのイメージづくりも、その前に終わらせておく必要があるわけです。

「集中する」を言葉で表現するのは難しいのですが、少なくとも意識が「その時に在る」ことが重要になるのは間違いないと思います。

最高のパフォーマンスを発揮するための集中力とは、あれこれ考えず、まさに”その時”行っていることだけに意識が向かっている状態だと考えるからです。

”心”が過去にも未来にもなく、”その時”に集中出来ている状態...

そんな状態が、最も強い力を発揮出来る時だと思います。

脳科学的には、”頑張って泳いでいる”その時に、過去はもちろんのこと、意識が未来に行くと(たとえば、ゴールした自分をイメージしたり、ゴールすることそのものを意識する)、最大の力は発揮されないそうです。

そう、これからの27日間で限定的に行われるレースタイプのトレーニングにおいて、いかに「無で頑張る」自分を作れるかということについても、意識したうえで、取り組んでいくと良いでしょう。



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中大にほど近い場所にある「煉虎」では、堀之内の行列店「虎空」とほぼ同じ”濃厚つけ麺”を頂くことが出来ます。

この店も、最初は空いていて良かったのですが、じわじわと集客力を集め、僕が訪れたこの日では、遂に並ぶ目に遭いました。

それでも、「虎空」ほどではないし、時間限定もないので、「あの味」が食したくなったら、こちらの店にうかがうようにしています。

モチモチの麺を、甘みと粘性の強いつけ汁につけて頂く絶品のつけ麺は、やはり高い満足度を与えてくれます。

大盛りの麺を食べ終わるころには、スープ割りには至らないくらいしかつけ汁が残らないところも、本店のそれと同様でした。

...さすがに3週間以上日本のラーメンを食べていないと、堪らなくなりますね。

でもあと数日の話。

頑張ります!!!







2016年3月1日火曜日

ALTITUDE CAMP in MEXICO CITY 7

こんにちは

メキシコシティ高所合宿の2nd Stageが終わりました。

前回お知らせしましたとおり、合宿先(トレーニング施設)が急遽変更となったわけですが、Google Maps API Elevation Serviceを使って、新合宿先であるCLUB BERIMBAUの標高を
調べてみると、何と何と、2445mありました!!!

この合宿に限らず、高所トレーニング合宿では、毎日の気圧の変動を記録していますが、気圧から読み取れる標高は平均で2310m程度であったため、あまり気にしていなかったのですが、地理情報からみると、結構な高所であることがわかりました。

ただし、興味深いことに、2010年の冬に行ったスペインのSierra Nevadaの方が、海抜としては120m低いのですが、気圧としてはCLUB BERIMBAUよりも高いということも、過去のデータを見てわかりました。

気候がもたらす影響って、大きいんですね。

さてさて。

2nd Stageのプログラムは、最初は2445mという海抜にかなり恐る恐るな感じの構成としましたが、週初めに実施したLactate Check Testの結果が極めて良好だったことで、その後の方向性をきちんと定めることが出来ました。

すなわち、12月や昨年のLaLoma(標高は500m以上違う!)で得られた結果と比べて遜色がなかったこと、さらには、上述した気圧データとの比較検討の結果、元々考えていた理想的な方向性を見いだすことが出来た次第です。
やはり、年末の合宿のみならず、過去に4回ほどSierra Nevadaで鍛えられたこと(僕が)が活きているなー...と感じました。

そのテスト後は、DISTで4回のメインを、MD1で3回のメインを実施しましたが、だいたい「想定範囲内」かそれ以上の泳ぎで頑張ってくれました。

日本人が実施した高所トレーニングで、恐らく最高標高といえる環境でハードに繰り広げられるこの合宿では、こうした超タフな環境が教えてくれることも多いようで、選手それぞれが「何か」に気づかされているものと思います。


そう、過酷だからこそ見えてくるモノ....

それらが語りかけてくれることに、素直に耳を傾けられれば、”ここ”に来た甲斐があるのだと思います。

明日から、3rd Stageが始まります。

まさに、選手権に向けて”最も重要な週"になってくることは間違いありません。

"ここ"に来れている、こうして頑張れていることに感謝の気持ちを持って、チャレンジしていきましょう!


中大組も、先週からのハードトレーニングに果敢に挑んでいる用で頼もしく思います!

ハードなトレーニングの連続で、ボロボロな体になるからこそわかることもあるはず!

また、様々な葛藤、苦悩の中で勝ち取れる”力”もあるはず。

事実、中大組から夏に躍進する選手が、その年のインカレのキーマンになることは多いわけですから、この時期だから出来る、最高のトレーニングを追求していきましょう!

何れにしても、”今週も、共に頑張ろう!”。



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立川の濃厚豚骨ラーメンの名店、「はやぶさ」では、今年の冬から味噌ラーメンが始まりました。

さっそく食べに行ってきました。

ここは、店名に「横浜家系」と掲げているものの、実際にはそれよりも豚骨特有の臭みを残した、より本格的な濃厚豚骨ラーメンを食べさせてくれる店だと思います。

そのため、ここのウリの醤油豚骨は、体調によっては「もういいや」となることが多く、行く日を選ぶようにしています。

さて、今回の「味噌らーめん」ですが、相変わらずの濃厚さなのですが、味噌になると、この店特有の臭みが和らいでいるように思いました。


これを物足りないと思うか、食べやすいと思うか...。

僕は後者でした。

選択肢が増えたおかげで、この店に行く頻度が高まるかも!?

それでは!